韓国・済州島(南西部)の穴場観光スポット3選|現地を知り尽くした旅サラダガイドが厳選
2025.08.08
四国の東端、山と海に抱かれた徳島県。清流・吉野川の恵み、鳴門の荒波が育む海の幸、そして阿波の風土が生んだ伝統の味など、徳島には独自に発達した食文化が生み出したグルメが目白押しです。
今回は、そんな徳島の絶品ご当地グルメメニューを15品セレクト。また『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も9店舗紹介しています。徳島でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
「阿波尾鶏」は、徳島県が開発した地鶏ブランドです。広々とした鶏舎で75日以上の時間をかけてのびのびと育てられた地鶏は、旨味成分のイノシン酸を多く含んでおり、締まった身による適度な歯ごたえが特徴です。
徳島県内の飲食店では焼き鳥や串焼き、肝焼き、バター焼き、チキン南蛮など、さまざまな調理方法で提供されている「阿波尾鶏」。高タンパクで低脂肪、旨味が多いと評判の味をぜひご賞味ください。
豚骨ベースの甘辛い醤油ダレスープ、甘辛く煮た豚バラ肉と生卵のトッピングが特徴の「徳島ラーメン」。スープはあっさり系の「白系」、鶏ガラや野菜を使用したマイルド系の「黄系」、ベーシックな甘辛豚骨醤油の「茶系」の3つに分かれ、各店の味を楽しめます。
まずはそのまま麺と豚肉、スープの味を堪能したら、次なる美味しさを求めて生卵を溶いて味変。卵のまろやかなコクが加わることで、新たな感動が待っています。「すき焼き風ラーメン」とも呼ばれる一風変わったラーメンは徳島に来たら食べておきたいグルメです。
そばの名産地・三好市の祖谷地域の郷土料理である「祖谷そば」。そば粉100%で作られており、こねる際に使用する水や出汁にも祖谷の新鮮な水を用い、具材においても祖谷の食材を取り入れる、まさに祖谷づくしの郷土料理です。
つなぎを一切使用しておらず、茹でたときに切れやすい特徴があるため、祖谷そばは一般的なそばよりも太く、短い見た目をしています。その分、そば本来の味を楽しめる「祖谷そば」。素朴な味わいがおりなす至福の一杯を味わってみてください。
起源には諸説ありますが、200~300年の歴史を持つと言われる「半田そうめん」。直径1.3~1.6mmとそうめんより太く、うどんより細い太麺が特徴です。JAS規格ではひやむぎに分類されるそうですが、その伝統と継承される技術により「そうめん」表記を許されています。
太麺だからこそのコシの強さと風味の良さ、優しい口当たりとツルツルの食感が特徴の「半田そうめん」。冷はもちろん、温麺やつけ麺でも美味しくいただけます。
「たらいうどん」は、徳島県阿波市土成町のご当地グルメです。名前のとおり、茹でたうどんをたらいに入れて提供される、いわゆる釜揚げうどんです。その起源は林業などの仕事納めのごちそうとしてたらいを囲んで食べるようになったことにあるとされています。
「たらいうどん」を食べられる飲食店の多くは川沿いにあり、絶景のなかうどんを食べられます。卵が練り込まれているため、もちっと食感の「たらいうどん」。太麺で茹で上げりまでに20分ほどかかることから、お店によっては待ち時間の間に川遊びや釣りができたりすることもあるので、ランチがてらのんびりとした時間を過ごしに訪問してみてください。
山々に囲まれて米が育ちにくい徳島県の祖谷地方。この地方では米の代わりとなるそばの栽培が盛んに行われています。そんな祖谷地方で生まれた郷土料理が、「そば米雑炊/そば米汁」です。
そばの実を塩ゆでして殻をむき、乾燥させた「そば米」と野菜、お肉とともに出汁で煮込む「そば米雑炊/そば米汁」。タンパク質やミネラル、食物繊維が多く含まれるそばを使用しているため、栄養価の高い一品です。味はもちろん、プチプチとした独特の食感を楽しんでみてください。
「豆玉」は、生地に甘く煮た金時豆を混ぜ込んだ、徳島県ならではのお好み焼きです。昔から甘党の人が多かった徳島で生まれた「豆玉」。徳島のお好み焼き屋さんの多くは、豆玉を取り扱っています。
食べたことがない県外の人からすると「これ、美味しいの・・・?」と懐疑的になりますが、食べてびっくり。金時豆の柔らかい食感と甘さがお好み焼きのソースのしょっぱさ、コクに見事にマッチして、思いのほかお箸が止まりません。徳島県でしか食べられない味「豆玉」。新感覚のお好み焼きにぜひチャンレンジしてみてください。
渦潮の激しい潮流のなかで育った「鳴門鯛」。鳴門海峡の激流に揉まれて育った鯛は、身が引き締まっておりコリコリとした歯ごたえが特徴です。
上質な脂身があるため、噛むたびに甘さを感じる「鳴門鯛」。年間通して漁獲できますが、春と秋が旬です。春は産卵を控えておりあっさりとした味わい。サクラダイと呼ばれます。モミジダイと呼ばれる秋には脂が乗っているため、より甘みが増します。
飲食店では刺身や煮付け、焼きのほか、釜飯やあら汁などで提供されています。とくに春または秋に徳島に訪れる人は食べておきたいグルメです。
徳島の方言でイボダイのことを指すぼうぜ。そのぼうぜの背を開き、すだちを加えた酢飯のうえに乗せて作るのが「ぼうぜの姿寿司」です。ぼうぜは焼き物や煮付け、開きなどで全国的に食される魚ですが、姿寿司にできるのは新鮮なぼうぜが手に入りやすい徳島のみ。まさに徳島でしか食べられないグルメです。
酢の効果で柔らかくなっており、食べ慣れている人は頭まで食べることもある「ぼうぜの姿寿司」。近年ではぼうぜの漁獲量が減少していることもあり、サバやサンマで作られることもあるそうです。将来幻になるかもしれない貴重な郷土料理をこの機会にぜひ食べてみてください。
「海賊料理」は、徳島県南部の郷土料理で、海老や貝などの魚介類を生きたまま焼いて食べる海鮮焼きのことを言います。漁をする海女や海士が、冷えた身体を温めるために浜で炊いた火で魚介類を焼いて食べたことが始まりとされています。
「海賊料理」をはじめた元祖のお店では、海の上に浮かべたいかだに座敷を構えておもてなし。波の様相にあわせて客席もゆらゆら揺れるため、まさに海賊気分で食事を楽しめます。
「フィッシュカツ」は、徳島県の近海で獲れた新鮮な白身魚をすり身にして、手の平サイズに広げ、パン粉をつけて揚げたフライです。カレー粉などの香辛料で味付けられているため、スパイシーな味。県内のかまぼこ店の3分の1が製造していると言われており、徳島県内全域でよく食べられています。
カツと言えば「フィッシュカツ」を指すほど、徳島県民から愛されている「フィッシュカツ」。お店によってはテイクアウトが可能なので、食べ歩きグルメにもおすすめです。
地産地消を目的に徳島県の農産物をふんだんに使用した「とくしまバーガー」。「徳島県産」を使用し、かつ地元認定審査会の基準を満たし、認定されたものだけが名乗れるご当地バーガーです。
そのため、具材はお店によって多種多様。阿波牛を使用しているお店もあれば、阿波尾鶏や鳴門鯛を使用しているお店もあります。味付けも千差万別で、すだち風の塩だれやカレー風など、各店独自の工夫が見られます。徳島を丸ごと食べられる「とくしまバーガー」。ランチや軽食にいかがですか。
「鳴門わかめ」は、鳴門海峡で育ったわかめです。渦潮を生むほどの激流により揉まれたわかめは、しなやかさと強いコシが特徴。鮮やかな緑が美しく、食べれば肉厚で風味豊かな味わいを楽しめます。
製法や貯蔵技術の発達により通年味わえますが、新わかめと呼ばれる2~3月頃に採れるものが特に美味しいとされています。徳島県鳴門にあるホテルでは、鳴門わかめ体験としてわかめの収穫から塩蔵加工体験が可能。生わかめのしゃぶしゃぶの試食もできるので、ぜひ参加してみてください。
「でこまわし」は、「ごうしゅういも」という一口サイズのじゃがいもとそば団子、岩のように固い木綿豆腐・岩豆腐、丸こんにゃくを串に刺して味噌だれをつけて焼いた祖谷地方の郷土料理です。
囲炉裏に串を立てて、全体が焼けるようにグルグルと回しながら焼く「でこまわし」。その様が、阿波人形浄瑠璃の「木偶(でく)人形」が頭を回す姿に似ていることからその名が付いたと言われています。
味噌ダレはあっさり仕立てで、食べやすい味。お店によっては味噌ダレに柚子が入っていることもあり、爽やかさも味わえます。旅の途中の軽食や食べ歩きグルメとしておすすめです。
徳島県の特産品「なると金時」は、栗のようにホクホクとした食感が特徴のさつまいもです。繊維が少なく煮崩れしにくいため、芋ごはんや天ぷらなど、さまざまな料理に用いられます。なかでもその魅力を最大限に感じられるのが、焼き芋です。濃厚な旨味と甘味が凝縮された「なると金時」を楽しめます。
加熱すると鮮やかな黄金色に色づくことから「金時」の名がついた「なると金時」。スイートポテトや大学いも、スポンジケーキなど、スイーツにも多く活用されています。収穫期は7~10月ですが、熟成が進む11~2月が旬なので、この時期に徳島に訪問する方は、ぜひ「なると金時」を食べてみてください。
「一鴻」は、徳島県の名産品を使用した料理を味わえる居酒屋です。看板メニューは骨付き阿波尾鶏。17種類の香辛料や調味料をブレンドした秘伝のタレで味付けした骨付きの阿波尾鶏のモモ肉を、特注の釜でじっくりと焼き上げています。
特有の甘味、コク、弾力が特徴で、スパイシーな味わいはお酒との相性も抜群。皮目はパリッとしており、なかはふわふわ、ジューシーな骨付き阿波尾鶏。「一鴻」に訪問した際には、ぜひ注文してみてください。
「炙家bis」は、徳島県に認可されたブランド牛を食べられる焼き肉屋です。阿波黒牛を一頭買いしているため、さまざまな部位をリーズナブルに楽しめます。
高級肉を中心に取り扱っており、お肉には上質な脂のサシが入っているため、少量でも満足できます。訪問する時間帯によっては売り切れになる部位が出てくることもあるため、早めの訪問がおすすめです。徳島旅行のちょっとした贅沢にぜひお立寄りください。
昭和41(1966)年創業の徳島ラーメン(メニュー名は中華そば)の人気店です。豚骨醤油ベースのスープは濃い目の味付けですが、しつこくなく飲み干せる旨さ。全体的に濃さがありますが、追加料金でトッピングの生卵をつけて溶くとまろやかに仕上がります。
中華そば単体でもよいですが、濃いめの味付けでご飯が進むため、ライスを付けるのもおすすめです。徳島ラーメンのスタンダードを食べにぜひ「中華そば いのたに」に足を運んでみてください。
「堂の浦」は、鯛だしの塩ラーメンを提供するお店です。1号店の栄町店が盛況で早々に席数が足りなくなり、オープンしたのが駅前店です。店内はカジュアルモダンなダイニング風で、女性でも入りやすい雰囲気。夜には刺身やご飯ものなどの居酒屋メニューも提供されます。
おすすめは「名物 鯛の塩らぁ麺」。鯛のあらで出汁をとった透き通ったスープは見た目にはあっさりですが、口にすると濃厚な味わいが広がります。麺のうえには鯛の皮の天ぷらが載っており、サクサクの食感がアクセントです。〆には替飯を注文するのがおすすめ。スープにご飯を浸して食べれば、鯛の旨みを余すことなくいただけます。
「お食事処 やま里」は、祖谷の郷土料理が食べられる茶屋風の食堂です。店頭にある囲炉裏では、でこまわしやあめごの塩焼き、焼き団子などを焼いており、駐車場についたときから香ばしい香りに食欲が刺激されます。
名物のでこまわしにはそば団子やじゃがいも、豆腐、コンニャクが刺さっており、たっぷりと柚子味噌が塗られています。とくにそば団子が好評で、単品でおかわりする人もいるほど。軽食やおやつにおすすめです。
店内にある生簀で泳ぐ活きのいい魚を使い、新鮮な魚介料理を提供してくれる「活魚料理 魚榮」。刺し身はプリプリとした食感が心地よく、鮮度の良さを感じられます。
刺身もさることながら、試してほしいのは「スーパー天丼」。エビ天7本と丸々1匹使った穴子天のほか、さつまいも、蓮根、茄子などの野菜の天ぷらが乗っています。タワーのようにそびえ立つ天ぷらたちは見た目どおりボリューミー。お腹を空かせて訪問することをおすすめします。
※食べきれない分はお持ち帰りの箱を用意してもらえます。
昭和62(1987)年創業のWUTO・WURKは、ハンバーグを中心に洋食を提供するお店です。創業当時と変わらぬレシピを使用して作るハンバーグはふわふわジューシー。ファンも多く、客足が絶えません。
おすすめの「拙者‼しいたけ侍ハンバーグ」には、肉厚で香り豊かなしいたけがそのまんま入っています。しいたけは「しいたけ焼きだけのメニューがあってもいい」と言われるほどで、ハンバーグと合わせると美味しさが加速します。キノコ類が苦手な人にもチャレンジしてみてほしい一品です。
「PaPaBeRu」は、徳島県と香川県に6店舗を展開する人気のパン屋さんです。地元の新鮮な素材を積極的に使用しており、サンドイッチやカレーパンなどのパンの具材も手作りしているため、美味しいと評判です。
とくに人気なのが、「牛肉ゴロゴロカレーパン」。このカレーパンを目当てに訪問する人もいるほどですぐに売り切れるため、揚げたてが何度も補充されます。生地はもっちりで外側はカリカリ。中のカレーには商品名どおりお肉がゴロゴロ入っており、食べ応え抜群です。無料コーヒーやイートインスペースもあるので、ブランチやランチにおすすめです。
「きん星ベーカリー」は、徳島市民に愛される食パンとコッペパンの専門店です。1日200個以上焼き上げることもあるコッペパンは、「きん星ベーカリー」のロングセラー商品。神戸カレーやマヨ明太子などのおかずやこしあん、つぶあん、カスタードクリームなどのおやつ系のクリームを挟んだり、揚げパンにしたりするなどのアレンジも可能です。
なかでもおすすめのアレンジは「あんバター」です。つぶあんまたはこしあんと角切りのバターを挟んでくれます。あんこの甘さとバターのコク、塩っ気が相性抜群。コッペパンの美味しさもぜひご堪能ください。
鳴門鯛やぼうぜの姿寿司、フィッシュカツなど、瀬戸内海、紀伊水道、太平洋の3つの海に接する特権とも言える海鮮グルメをはじめ、祖谷そばやそば米雑炊/そば米汁など山深い土地柄によって発達した食文化を楽しめる徳島県。海・山両方の恵みを堪能できる魅力的な場所です。
まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、今回はそのなかでも旅サラダ編集部のイチオシを紹介しています。徳島観光で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年5月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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