【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
滋賀県の南部・野洲市にそびえる、標高432mの三上山(みかみやま)。関西百名山の一つで、緩やかな稜線が描く美しい姿から「近江富士」とも呼ばれ、紫式部や松尾芭蕉といった歌人にも詠まれています。登山口近くのバス停・御上神社前は、JR大阪駅から約1時間で行くことができます。山頂付近の展望台からは琵琶湖や比良の山々を望むことができるほか、パワースポットとして知られる神社も鎮座していて、道中には鎖場など自然が生み出した天然のアクティビティもあり、冒険心をくすぐるコースとなっています。そんな魅力たっぷりの三上山に、タレントの小田井涼平さんが登頂します!
◆今回のハイカー◆
小田井 涼平(おだい りょうへい)
兵庫県川西市出身。1971年2月23日生まれ。
大学卒業後、会社勤務と並行しながら、モデル活動を開始。2002年、「仮面ライダー龍騎」で俳優デビュー。2007年、歌謡コーラスグループ純烈のメンバーとなり、2018年には「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。2022年の純烈の卒業後は、タレントとしてコメンテーターなど幅広く活躍中。
バス停から、登山口へと向かう道中には滋賀県生まれの「とび太くん」(飛び出し注意の看板)があちこちに。麓に鎮座している御上神社の鳥居をくぐって登山口を目指します。御上神社は開運・悪魔祓いの神・天之御影命(あめのみかげのみこと)を祀るパワースポットとしても知られていて、鎌倉時代後期に建立したものと推定される楼門や拝殿は国指定の重要文化財に、本殿は国宝に指定されています。
また三上山にはかつて、山を七巻半するほどの大ムカデが棲んでいて、その大ムカデを弓矢の名人・俵藤太が退治したとされる伝説が残っています。俵藤太も大ムカデ退治の前にはこの御上神社をお参りしたとか。山の管理などに使われる初穂料(大人500円)を納めると、登山マップとお守りが授与されるので、安全を祈願してお参りしていざ出発!
三上山の登山ルートは3種類あり、どれも登山口から山頂までは1時間ほどで初心者も挑戦しやすいところも魅力です。今回、小田井さんが登るのは「表登山道」。最も変化に富んだルートで、露出した岩や巨岩が冒険心をくすぐります。
住宅街を抜けて見つけた登山口は、早速急な上り坂。目の前には魚釣岩がありました。琵琶湖の水位がここまであった大昔に、この岩に座って神様が釣りを楽しんだといわれている岩です。その後も岩の多い坂をしばらく登っていくと、かつてお堂があったとされる妙見堂跡に到着。1807年に三上藩藩主・遠藤氏が建立したといわれ、今でも手水や灯篭など石造りのものが残っています。
妙見堂跡からも急な登り坂が続きます。鮮やかな緑のシダが生い茂る道を進んで行くと、巨大な割岩が行く手を阻みます。最も狭い幅が約30cm。身長190cm、体重96kgの大柄な小田井さんにはかなり狭い割れ目……。「お尻が引っかかってるねんけど!」と時々、挟まりながらもなんとかクリア。岩を通り終えて、ホッとしたのか「楽しかった」と小田井さんも笑顔に。
ここからはさらに岩の露出が多くなり、険しくなっていきます。雨が降っていると滑りやすくなっているので要注意!手すりがあるところはしっかりと掴んで、安全に進みましょう。登り切ったところには、見晴らしのいい展望スポットが。視界に広がるのは近江盆地で、その奥には比叡山や比良山系も見ることができます。川のように見えるのは、全て琵琶湖! ここからは全体の5分の1を見ることができるそうで、壮大なスケールに小田井さんもびっくり。
展望スポットから、山頂まで残り100m。まだまだゴツゴツとした岩肌の登り道が続きます。再び見晴らしのいいスポットがあり、その眼下に広がるのは野洲市の町並みです。古くから琵琶湖の水を利用した稲作が盛んで、良質な近江米の産地としても知られています。
そんな景色の先にあるのは、山頂に鎮座する御上神社の奥宮。鳥居の前には磐座と呼ばれる大きな岩があり、御祭神・天之御影命がこの岩の上に降り立ったといわれています。そんな奥宮の祠の裏に山頂の看板が立てられています。野洲市の田園風景と琵琶湖を眺めながら、頂きメシをいただきましょう!
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