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山梨観光1泊2日のモデルコース!人気の観光スポット・名所を満喫できる王道の旅程を紹介

富士山とワインが魅力的な山梨県。雄大な自然が織りなす絶景から、戦国の歴史を感じる史跡、さらには日本屈指のワイナリー群と、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。

そこで今回は、山梨県の魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。

※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

目次

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【1日目】山梨観光のモデルコース

【10:00】甲府駅スタート

1日目は山梨県の県庁所在地である甲府市の玄関口・甲府駅からスタートです。特急列車が発着し、都心からのアクセスも良好。駅前には武田信玄公の銅像が建ち、旅の始まりを告げます。駅ビルにはお土産屋や飲食店が充実しているため時間に余裕がある場合は、少しお土産を見るのもありでしょう。

駅北口からは武田神社、南口からは甲府城跡(舞鶴城公園)といった主要な観光地へのアクセス拠点となっており、レンタカー利用やバス移動の起点としても機能します。周辺にはビジネスホテルも多く、山梨観光のベースキャンプとして最適な駅です。

甲府駅

まずは日本一の渓谷美に選ばれた昇仙峡を散策しにいきましょう。甲府駅からはタクシーで約25分で到着します。

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【10:30】昇仙峡|渓谷遊歩道・仙娥滝・ロープウェイ

日本一の渓谷美を誇るともいわれる「昇仙峡」。約1万年前に起きたとみられる地殻変動によってできた峻厳な峰、長い年月の間に川の流れによって削り取られた奇岩など、自然によって生み出された渓谷美を堪能できます。

パワースポットの宝庫とも言われており、昇仙峡の主峰『覚円峰』は約180mの花崗岩で、澤庵禅師の弟子僧侶覚円がこの上で修行していたことが名前の由来になっています。

また、溶岩石でできた天然の「石門」や、日本滝百選に選ばれた落差30mの「仙娥滝」など清流と石が作り出す景色を楽しめます。

昇仙峡

▼甲府駅から昇仙峡への行き方

ちょっと運動して、いい感じにお腹が空いてきたところで甲府市内でランチにします。タクシーで約30分。甲府市内に戻ります。

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【12:40】甲府市内でランチ|鳥もつ煮など郷土料理

鳥もつ煮(写真はイメージです)

甲府市内の飲食店では、山梨を代表するさまざまな郷土料理を堪能できます。とくに有名なのは、平たい麺を野菜と共に味噌仕立ての汁で煮込んだほうとう。寒い季節はもちろん、年間を通して愛される滋味深い料理です。

また、鶏のもつ(レバー、ハツ、砂肝など)を甘辛いタレで照り煮にした鳥もつ煮は、B級グルメとして全国的にも知られ、ご飯のおかずやお酒の肴にぴったりです。これらの郷土料理を提供するお店は、昔ながらの老舗からモダンなアレンジを加えたお店まで幅広くあり、地元で採れた新鮮な野菜や地元の醤油・味噌を使った、素朴ながらも味わい深い山梨の食文化を感じることができます。

▼昇仙峡から甲府市内への行き方

郷土料理でお腹を満たしたら、次は武田神社に向かいます。武田神社までは電車利用で約20分で到着します。

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【14:05】武田神社|武田信玄公ゆかりの史跡

「武田神社」は、戦国時代の名将・武田信玄公を御祭神として祀る由緒ある神社です。信玄公が晩年を過ごした「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」の跡地に大正時代に創建されました。館の堀や石垣の一部、また宝物殿には、武田家ゆかりの貴重な品々から往時の面影が残ります。

信玄公の「勝運」や「人生を良い方向に導く」ご利益にあやかろうと、部活生や受験生、就活生をはじめ多くの参拝者が訪れるパワースポットとしても有名です。また、「三葉の松」も見所のひとつで、黄金色で落葉することから、葉を財布に入れると金運のご利益があると言われています。静かで荘厳な雰囲気のなか、戦国の歴史とロマンに触れられる、甲府観光のハイライトの一つです。

武田神社

▼甲府市内から武田神社への行き方

勝負運を分けてもらったら、次は勝沼ぶどうの丘またはシャトー勝沼の見学に行きましょう。目的地まではタクシーで約35分、電車利用で約1時間半かかります。

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【16:05】勝沼ぶどうの丘・シャトー勝沼|ワイン試飲体験

山梨は日本ワイン発祥の地であり、県内でもとくに勝沼エリアはワイナリーが集積する地域です。勝沼ぶどうの丘は、小高い丘の上にある施設で、甲府盆地や南アルプス、富士山を一望できる絶景が魅力。地下のワインカーヴには約2万本のワインが貯蔵されており、タートヴァン(試飲容器)を購入すれば、約200種類の県産ワインを試飲できるのが最大の特徴です。宿泊施設や温泉、レストランも併設されており、ワインを心ゆくまで楽しめます。

また、勝沼ぶどうの丘から車で約5分の場所にあるシャトー勝沼は、歴史あるワイナリーで、工場見学や試飲、レストランでの食事を通じて、ワイン造りの工程やこだわりを学べます。

どちらも山梨の恵まれた気候が生み出す高品質な地ワインの魅力を体感できるスポットです。

勝沼ぶどうの丘

▼武田神社から勝沼ぶどうの丘への行き方

ワインの試飲でほろ酔いになったところで、そろそろ宿泊先に向かいます。今回の宿泊先は石和温泉エリア。勝沼ぶどうの丘からはタクシーで約20分、電車利用で約40分です。

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【17:35】石和温泉|源泉かけ流しの湯を堪能

石和温泉は、山梨県を代表する温泉地の一つで、大規模なホテルや旅館が立ち並ぶ甲州路最大の温泉郷です。かつてぶどう畑だった場所から昭和36(1961)年に突如温泉が噴出したという逸話を持つ比較的歴史の新しい温泉地で、泉質はアルカリ性単純温泉が多く、肌触りが柔らかく、美肌の湯としても知られています。

周辺にはワイナリーや果樹園が点在しており、観光の拠点としても便利です。多くの宿泊施設で源泉かけ流しの湯を堪能でき、日帰り入浴施設も充実。旅行の疲れを癒し、心身をリフレッシュさせるのに最適な、賑わいと歴史を兼ね備えた温泉エリアです。

▼勝沼ぶどうの丘から石和温泉エリアへの行き方

温泉で疲れを癒したあとは、腹ごしらえです。念願の甲州牛と旬の会席料理を地ワインとともに楽しみましょう。

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【19:00】石和温泉宿で夕食|甲州牛・旬の会席料理と地ワインを楽しむ

写真はイメージです

山梨の宿泊先での夕食は、地元の豊かな食材を活かした料理が中心です。メインに甲州牛が提供されることも多く、富士ヶ嶺高原の澄んだ空気と水で育てられたブランド和牛のきめ細かなとろけるような肉質を味わえます。調理方法はステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなどさまざま。いずれもその上質な味わいを堪能できます。

旬の会席料理では、山菜や川魚、そして季節の果物など、甲州盆地の四季折々の恵みを繊細な盛り付けと共に提供されます。

一緒に山梨県産の地ワインも嗜みたい一品。和食にもよく合う繊細でフルーティーな味わいが特徴で、地元の食とのマリアージュが旅の夜を一層豊かなものにしてくれます。

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【20:30】温泉街・夜の散策

石和温泉のイルミネーション

夜の石和温泉エリアは、旅館の明かりやネオンが情緒的な雰囲気を醸し出す、落ち着いた温泉街の顔を見せます。多くの宿泊施設が立ち並びますが、派手な歓楽街というよりは、散策に適した静けさがあります。

11月末ごろから1月末にかけてはイルミネーションが街を彩るイベントも開催されます。55万個にも及ぶLEDが美しく温泉街を照らし、思い出に残るひとときを過ごせます。

笛吹川石和鵜飼広場の足湯など、夜間でも利用できる無料の足湯スポットが点在しており、浴衣姿で気軽に立ち寄り、ほっと一息つくことも。とくに肌寒い季節には温泉で火照った身体を冷ましつつ、身体が冷えたら足湯に浸かり外気温との寒暖差を楽しむのがおすすめ。

近くのコンビニや地酒の店を覗いたり、土産物屋に立ち寄ってみるのも旅の楽しみの一つ。日中の観光の疲れを癒し、温泉情緒を感じながらゆっくりと過ごせる、大人の時間を満喫しましょう。

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【21:30】石和温泉エリアで宿泊

1日目は、甲府駅からスタートし、壮大な昇仙峡の渓谷美に感動。昼食では山梨の代名詞ほうとうなどの郷土料理を味わい、午後は武田神社で歴史と勝運のパワーをもらいました。勝沼エリアで山梨ワインの魅力に触れた後、石和温泉へと移動し、源泉かけ流しの湯と甲州牛を堪能。山梨の自然、歴史、食、温泉という4つの主要な魅力を凝縮した、充実した一日となったのではないでしょうか。

まだまだ興奮冷めやらぬ1日目。夜更かししたいところですが、2日目も移動が多いため、明日の体力温存のためにも早めに布団に入ってゆっくり休みましょう。

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【2日目】山梨観光のモデルコース

【08:00】宿泊先出発(石和温泉)

写真はイメージです

2日目の朝は、再度石和温泉の源泉かけ流しの湯につかり、完全に目を覚ましてから活動をはじめましょう。朝風呂のあとは、山梨県産の新鮮な野菜や果物を活かした朝食バイキングや、素朴な和定食でエネルギーチャージ。美味しい朝食に元気をもらったら、出発の準備をはじめます。

チェックアウト後は、富士山エリアの観光拠点である河口湖へ向かいます。石和温泉エリアからは、電車で約1時間、またはタクシー利用で約40分です。徐々に近づく雄大な富士山の姿は、2日目の旅のはじまりに期待を感じさせます。

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【09:30】河口湖エリア到着

河口湖エリアは、富士五湖の中で最も交通の便が良く、観光施設が充実した山梨観光のハイライトです。湖畔のどこからでも雄大な富士山を眺めることができ、その美しい景観は訪れる人々を魅了します。

風のない日には湖面に「逆さ富士」が映り込み、絶好の撮影スポットとなります。美術館やテーマパーク、お洒落なカフェが点在し、四季折々の花々が楽しめるのも特徴です。とくに秋の紅葉や冬の雪化粧をした富士山の美しさは別格。自然景観と観光の利便性を兼ね備えた、富士山観光の拠点となるエリアです。

取り除く

河口湖

▼石和温泉から河口湖エリアへの行き方

 

河口湖に着いたら、湖畔と空から富士山を眺める王道コースを堪能しましょう。富士山パノラマロープウェイまでは車・タクシーで約6分です。

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【09:40】河口湖遊覧船・富士山パノラマロープウェイ|富士山ビュー体験

河口湖遊覧船+富士山パノラマロープウェイの組み合わせは、河口湖エリアで富士山を立体的に楽しむためのゴールデンルートです。

河口湖遊覧船では、湖上から湖畔の景色と富士山の全景をゆったりと眺めます。水上からのアングルは、陸上とは異なる趣があり、逆さ富士の撮影にも最適です。富士山パノラマロープウェイ(旧カチカチ山ロープウェイ)は、太宰治の童話「かちかち山」の舞台とされる天上山山頂まで登り、標高1,075mの展望台から、富士山と河口湖全景を見下ろす大パノラマを満喫できます。

どちらも天候に恵まれれば、遮るものなく美しい富士山を堪能できるため、旅の記憶に残る絶景体験となるでしょう。

富士山パノラマロープウェイ

▼河口湖エリアから富士山パノラマロープウェイへの行き方

富士山を存分に楽しんだあとは、文化的な刺激をもらいに河口湖音楽と森の美術館に向かいます。河口湖音楽と森の美術館までは車・タクシーで約7分です。

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【11:20】河口湖音楽と森の美術館|オルゴール演奏・庭園散策

「河口湖音楽と森の美術館」は、まるでパスポートのいらない小さなヨーロッパと言われる音楽美術館です。河口湖の畔にあり、富士山を望みながら、旧市街のような街並みを散策することができます。

建物内には、世界各国の古く貴重なオルゴールの数々や100年以上の歴史ある自動演奏楽器が展示されています。なかにはタイタニック号に搭載予定だった自動演奏楽器もあり、一見の価値ありです。さらに、世界最大級のダンスオルガンの自動演奏は、楽器の中に入ったかのようなダイナミックな演奏が味わえます。

また、富士山を借景にしたヨーロッパ風の美しい庭園も魅力。四季折々の花が咲き乱れ、散策路や噴水、石畳がメルヘンチックな雰囲気を醸し出しており、異国情緒を楽しみながら優雅な時間を過ごせます。

河口湖音楽と森の美術館

▼富士山パノラマロープウェイから河口湖音楽と森の美術館への行き方

優雅な空間に非日常を感じたあとは、大自然を眺めながらのランチにしましょう。河口湖音楽と森の美術館から徒歩圏内にも多数のレストランがあります。

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【12:20】河口湖畔でランチ|ほうとう・富士桜ポークなど

ほうとう(写真はイメージです)

河口湖畔の飲食店では、山梨の定番郷土料理や地元の特産品を使ったメニューが豊富に提供されています。とくに、体が温まるほうとうは、寒い富士山麓で親しまれてきた必須メニューです。

また、山梨県のブランド豚である富士桜ポークを使った料理も人気。きめ細かな肉質と甘みのある脂が特徴で、とんかつや生姜焼きなどさまざまな調理法で提供されます。

富士山を眺めながら食事ができる景色の良いカフェやレストランが多いのも特徴。自然の美しさと、地元の豊かな食材が融合した、心も満たされるランチタイムを過ごせます。

▼河口湖音楽と森の美術館から河口湖畔への行き方

大自然のなかで美味しい食事と最高の時間を過ごしたあとは、河口湖を離れて忍野八海に向かいます。忍野八海までは、タクシーで約20分、電車で1時間から1時間半かかります。

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【13:50】忍野八海|湧水群・富士山撮影スポット

忍野八海は、富士山の雪解け水が、地下の溶岩の間で数十年の歳月をかけて濾過され湧き出た八つの池の総称です。国の天然記念物に指定され、「富士山」の構成資産の一部として世界遺産にも登録されています。

透明度の高い湧水は、神秘的な美しさがあり、水底までくっきり見えます。水車小屋や茅葺き屋根の民家が残る風景は、日本の原風景を思わせる情緒豊かな景観です。また、池の畔からは富士山が美しく見え、逆さ富士も撮影できるため、多くの観光客やカメラマンが訪れる絶好の撮影スポットとしても知られています。

忍野八海

▼川口湖畔から忍野八海への行き方

湖畔と富士山。これまでも魅力的な富士山の姿を望んできましたが、さらに和を感じる富士山の姿を見に、次は新倉山浅間公園に向かいます。新倉山浅間公園まではタクシーで約20分、電車で約1時間から1時間20分です。

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【15:30】新倉山浅間公園|五重塔+富士山の絶景を望む

「新倉山浅間公園」は、富士山と忠霊塔(五重塔)を一つのフレームに収めた和を象徴する絶景で知られ、海外観光客からも高い人気を誇る場所です。展望台へは398段の階段を登る必要がありますが、その苦労を忘れさせるほどの素晴らしい景色が待っています。

公園内には約650本の桜があり、とくに春には、五重塔、桜、そして雪を被った富士山が織りなす「日本らしい」究極の景観を一望できます。また、新倉富士浅間神社や新倉山に登るハイキングコースもあり、老若男女問わず楽しめます。山梨の自然美と歴史的な建造物が調和した、山梨観光の締めくくりにふさわしいパワースポットです。

新倉山浅間公園

▼忍野八海から新倉山浅間公園への行き方

次は、旅の終着点・富士山駅に向かいます。

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【17:00】富士山駅で解散

「富士山駅」は、その名の通り富士山への玄関口となる駅です。富士急行線の拠点駅であり、河口湖方面や大月方面へのアクセスの要衝となっています。駅ビルには富士山を意識したデザインが施されており、駅名標には「富士山駅」の文字と富士山のイラストが描かれています。

周辺にはお土産屋や飲食店も充実しており、旅の最後に山梨の特産品を買い求めることもできます。ここから高速バスや電車を利用して帰路につくことができ、旅の終わりまで富士山の雄大な姿を見送れる、思い出深い解散場所です。

富士山駅

▼新倉山浅間公園から富士山駅への行き方

旅サラダで取材した山梨のおすすめ観光スポット

ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した山梨のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部おすすめの山梨観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

1. 山中湖

「山中湖」は、富士五湖の中で最も高い標高約980mに位置し、その冷涼な気候から、夏でも避暑地として人気を集めます。とくに冬季に見られる自然現象の美しさは、他の湖と一線を画します。なかでも湖面が全面凍結する際には、ワカサギ釣りが湖上で楽しめ、凍結した湖の向こうにそびえる富士山の景色は、他の湖では見られない静寂と荘厳さを兼ね備えます。

また、湖畔では白鳥(スワン)が多く見られ、優雅に泳ぐ姿は山中湖のシンボル的景観です。夏はウォータースポーツが盛んですが、冬に見られるダイヤモンド富士(太陽が富士山頂に重なる瞬間)の美しさは格別で、年間を通じて独自の魅力を放っています。

山中湖

2. 富士見孝徳公園

「富士見孝徳公園」は、関東の富士見百景に数えられ、四季折々の風景と富士山のコラボレーションによる絶景を望める名スポットです。春はソメイヨシノと雪化粧の富士山がはかなさを、夏には新緑の初々しさと富士の荘厳さのコントラストが美しく、秋には燃えるような紅葉と雪をまとった富士山が哀愁を誘います。

観光客も多く訪れますが、他の富士見スポットに比べると穴場感の強い場所。人の数が少ないため、ゆっくりと絶景を望めます。タイミングが良ければ絶景の独り占めも可能。お気に入りの一枚をぜひ写真に収めてください。

富士見孝徳公園

3. 山梨県立リニア見学センター

「山梨県立リニア見学センター」の最大の特徴は、世界最速の乗り物であるリニアモーターカーの走行試験を、間近で体感できる点にあります。ここでは、未来の超高速輸送技術が現実のものとなっている瞬間を目の当たりにできます。

展示施設「どきどきリニア館」では、浮上走行の原理や、時速500kmのスピード感を体感できるシアターなど、科学技術の最先端を学ぶことができます。とくに目の前を轟音とともに一瞬で走り抜けるリニアの迫力は圧巻で、子どもから大人まで未来への夢と興奮を感じられる場所です。単なる博物館ではなく、「未来が動く瞬間」をキャッチできる、日本では稀有な体験型施設です。

山梨県立リニア見学センター

4. ナゴミネイチャーコネクションズ

ナゴミネイチャーコネクションズ(NNC)は、少人数でアットホームな自然体験ができる施設です。富士山周辺の自然を満喫できるアクティビティツアーを開催しており、カヤックやサップ、樹海・洞窟探検、富士下山などがあります。

長年サービス業に従事したご夫婦がツアーガイドとして案内してくれるため、富士山やその周辺環境について、より詳しく知れる機会を得られます。自然の力で心身をリセットし、自分自身と向き合うことを目的としたウェルネス志向の旅に最適なスポット。山梨を訪れるたびに訪問したい観光地です。

ナゴミネイチャーコネクションズ

5. ハーブ庭園旅日記 勝沼庭園

「ハーブ庭園旅日記 勝沼庭園」は、ハーブという専門的なテーマに特化しつつ、無料で広大な庭園を公開している点です。広大な敷地内には、約200種類のハーブや季節の花々が植栽されており、五感で自然の癒しを体感できます。

ハーブのほかにも春はチューリップ、夏はひまわり、秋はコスモスなど、季節ごとに色とりどりの花畑を楽しめるのも魅力。毎年12月には約22万球の光が庭園を彩る、イルミネーションスポットでもあります。

園内には足湯もあり、歩き疲れた身体を小休憩させるのもおすすめ。目で鼻で肌で、全身で癒される旅中のヒーリングスポットです。

ハーブ庭園旅日記 勝沼庭園

まとめ

今回ご紹介したモデルコースでは、昇仙峡の渓谷美や富士山の絶景など、山梨県ならではの魅力を余すことなく楽しめます。

さらに山梨県立リニア見学センターや新倉山浅間公園など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、最新技術や自然を感じられるスポットも見逃せません。

まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える山梨県。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、山梨県の魅力にどっぷりハマってみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年12月に作成しました。

※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

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