和歌山県田辺市|道がつなぐ、過去と未来。再発見と新発見の待つ街へ
2026.01.31
壮大な自然と歴史情緒が魅力的な熊本。世界最大級のカルデラを誇る阿蘇の絶景や、不屈の精神を象徴する熊本城など、力強いエネルギーに溢れた名所から、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。
今回は、熊本の魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。
※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

今回の旅のスタートは熊本空港から。2023年に新旅客ターミナルが誕生した「阿蘇くまもと空港」は、阿蘇の木材を多用した温もりあるデザインと最新機能が融合した、まさに「旅の起点」と呼べる空間です。熊本グルメや買い物を楽しめる商業施設が非常に充実しており、到着した瞬間からこの土地のエネルギーを感じられるでしょう。
レンタカーの手続きを終えたら、まずは熊本のシンボルである「熊本城」へと向かいます。市街地までは車で約1時間。空港から走り出してすぐに目に飛び込んでくる阿蘇の雄大な山筋は、これからの旅への期待を最高潮に高めてくれます。

日本三名城の一つに数えられる「熊本城」は、加藤清正が築いた「難攻不落の要塞」としての機能美が最大の見どころです。とくに、上に行くほど垂直になる「武者返し」の石垣は、圧倒的な威圧感と幾何学的な美しさを誇ります。
現在は2016年の震災からの復興過程を間近で見学できる「特別見学通路」が整備されており、今しか見ることができない修復作業の様子や、最新技術で再建された天守閣内部の展示を体感できます。地上約6メートルの視点から城内を俯瞰する体験は、まさに現代ならではの登城スタイル。力強く再生を遂げる熊本の精神を象徴する姿に触れ、400年以上の歴史が紡ぐ重厚な息吹を全身で受け止められる、唯一無二の史跡です。
▼熊本空港から熊本城への行き方
熊本城のあとは、「桜の馬場 城彩苑」に移動します。熊本城からは徒歩で約5分です。

熊本城の麓に位置する「桜の馬場 城彩苑」は、江戸時代の城下町を再現した活気あふれるエリアです。ここでのランチは、熊本の食文化を一度に味わえる贅沢なひとときとなります。とくに、口の中でとろける甘みが特徴の「馬刺し」や、小麦を練った団子とたっぷりの野菜が体に染み渡る「だご汁」など、滋味豊かな郷土料理を提供する名店が軒を連ねています。
各店舗では伝統を守りつつも、地産地消にこだわった現代的なアレンジが加えられており、阿蘇の恵みを存分に享受できます。食後は、陣太鼓ソフトやいきなり団子などの食べ歩きスイーツも充実。お腹も心も、熊本の「粋」と「旬」で満たされる、観光客にとって外せないグルメの聖地といえるでしょう。
▼熊本城から桜の馬場 城彩苑への行き方
お腹が満たされたら、次は「水前寺成趣園」に向かいます。レンタカーで約25分で到着します。

肥後細川藩の歴代藩主によって築かれた「水前寺成趣園」は、阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心とした桃山様式の回遊式庭園です。東海道五十三次を模したとされる造園が見事で、中でも富士山を象った美しい築山は、見る角度によって表情を変える庭園のシンボル。一歩足を踏み入れれば、市街地の喧騒を忘れるほどの静寂と、透明度の高い水面に映る緑に圧倒されます。
重要文化財の建物の中で池を眺めながらお抹茶とお菓子を愉しめる「古今伝授の間」では、大名さながらの優雅な休息も可能です。計算し尽くされた空間美のなかに、熊本の豊かな水の文化と歴史の奥深さが息づいており、歩を進めるたびに心が洗われるような穏やかな時間を過ごせます。
▼桜の馬場 城彩苑から水前寺成趣園への行き方
趣ある庭園を堪能したあとは、阿蘇・内牧温泉に向かいます。移動時間の目安はレンタカーで1時間30分ほどです。

巨大なカルデラの底に広がる「内牧温泉」は、阿蘇温泉郷の中でも最大の規模を誇り、かつて夏目漱石などの文豪も愛した歴史ある湯の町です。最大の特徴は、多くの宿が独自の源泉を持つ「源泉かけ流し」であること。無色透明でさらりとした肌触りの湯は、飲用可能な場所もあるほど新鮮で、体の芯から清めてくれます。
温泉街からは、涅槃像に例えられる阿蘇五岳や、ぐるりと周囲を囲む外輪山のパノラマを一望でき、まるで火山の懐に抱かれているような不思議な安心感に包まれます。どこか懐かしい情景を残す街並みは、旅の緊張をほどき、阿蘇の大地と一体化するような深い癒やしを与えてくれる宿泊地です。
▼水前寺成趣園から阿蘇・内牧温泉への行き方
ゆったりと温泉を楽しんだら、今夜の宿泊先に移動して、ディナーを楽しみます。

内牧温泉の宿で提供される会席料理は、阿蘇の豊かな土壌と湧水が育んだ「山の幸」が主役です。メインは何といっても、阿蘇の広大な草原で放牧された「あか牛」。適度な霜降りと赤身の旨みが強く、ヘルシーでありながら満足感のある味わいは格別です。さらに、阿蘇の伏流水で育った川魚の塩焼きや、寒暖差が生んだ甘みの強い高原野菜など、一品一品に土地の力強いエネルギーが宿っています。
趣向を凝らした器や盛り付けからも、宿の細やかなもてなしの心が伝わり、五感すべてで阿蘇を味わい尽くす至福の時間となるでしょう。美食と名湯でエネルギーをフルチャージしたら、2日目も移動が多いため、早めに布団に入って休みましょう。

阿蘇の朝は、ひんやりとした清涼な空気と小鳥のさえずりで始まります。早起きして宿の源泉かけ流しで「朝湯」を愉しみ、地元名産の「阿蘇ミルク」で喉を潤すのが熊本流の贅沢な目覚め。カルデラの底から見上げる外輪山の力強さは、この土地ならではの光景です。
チェックアウトを済ませたら、眼前に広がる大パノラマを目指して、2日目最初の目的地「大観峰」へと車を走らせます。九十九折の道を登るにつれ、視界が開けていく高揚感は格別。約30分の道中では、車窓から流れる緑の絨毯のような草原を眺めながら、世界最大級のカルデラを体感できます。

阿蘇外輪山の最高峰に位置する「大観峰」。ここから望む阿蘇五岳は、お釈迦様が横たわっているように見えることから「涅槃像」と称され、その圧倒的なスケール感に言葉を失います。360度見渡す限りの大パノラマには、カルデラ内に広がる田畑や集落、そして幾重にも重なる外輪山の山筋が刻まれ、火山の巨大なエネルギーと人の営みが共存する奇跡を感じずにはいられません。
早朝には雲海、昼間は突き抜けるような青空と草原のコントラストと、刻一刻と表情を変える景色は一期一会。風が吹き抜ける展望台に立つと、大地のダイナミズムを五感で体感できる貴重な場所です。
▼阿蘇・内牧温泉から大観峰への行き方
大自然の荘厳さを全身で感じたら、次は草千里ヶ浜に移動します。レンタカーで約40分の移動です。

阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳の脇に広がる「草千里ヶ浜」は、直径約1kmにわたる二重の火口跡が織りなす幻想的な草原地帯です。中央にある大きな池が空を映し出し、その周囲で馬がのんびりと草を食む様子は、まるで映画のワンシーンのような牧歌的風景。視線を上げれば隣り合う中岳から白い噴煙が立ち上り、ここが「生きている火山」の中であることを突きつけられます。
この静と動の鮮烈な対比こそが、草千里の真骨頂。散策路を歩けば、火山灰を含む土の感触や高山植物の息吹を間近に感じられ、季節ごとに表情を変える色彩の美しさに魅了されます。日常を忘れさせる圧倒的な開放感と、地球の鼓動がシンクロする、阿蘇を代表する絶景スポットです。
▼大観峰から草千里ヶ浜への行き方
草千里ヶ浜の次は、阿蘇神社に移動します。所要時間は、レンタカーで約40分です。

約2,300年の歴史を誇る「阿蘇神社」。全国に約500ある阿蘇神社の総本社であり、阿蘇開拓の祖を祀る由緒ある古社です。最大の特徴は、社殿に対して横に伸びる「横参道」という珍しい構造。震災から見事に復興を遂げた荘厳な楼門は、不屈の精神のシンボルとして再び威風堂々たる姿を見せています。
参拝後は、風情ある門前町へ。通りには「水基(みずき)」と呼ばれる湧水スポットが点在し、透き通った阿蘇の恵みを誰でも味わうことができます。古い建物を活かしたカフェや雑貨店が並び、どこか懐かしくも洗練された空気が漂う街並みは、歩くだけで心が整う場所。歴史の重みと水の清らかさが溶け合う、阿蘇の文化的な中心地です。
▼千里ヶ浜から阿蘇神社への行き方

阿蘇神社の門前町でのランチは、この土地の風土が育んだ「スローフード」を堪能する貴重な時間です。趣ある古民家を改装したレストランや食事処が多く、落ち着いた空間で郷土の味に浸れます。不動の人気を誇る「あか牛丼」は、赤身の旨みが凝縮された牛肉を贅沢に盛り付けた逸品。また、阿蘇特産の高菜を使った「たかなめし」や、地元の新鮮な野菜をふんだんに使った小鉢など、阿蘇の伏流水が引き出す素材本来の甘みを堪能できます。
どのお店も「土地の恵みを分け合う」温かなもてなしに溢れており、一口ごとに阿蘇の豊かさが体に染み渡るはず。散策の合間に、名物の馬ロッケ(馬肉コロッケ)などを食べ歩くのも、この街ならではの楽しみです。
▼阿蘇神社から阿蘇門前町の飲食店への行き方
お腹が満たされたら、そろそろ空港に向かいます。熊本空港まではレンタカーで約1時間30分の道のりです。

旅の終着点は、スタート地点と同じく「阿蘇くまもと空港」です。最新のターミナル内には、熊本中の逸品が揃うショッピングエリアが充実。保安検査後の搭乗待合エリアは、まるでデパ地下のような賑わいで、搭乗ゲートの間近で、旅の最後の思い出を形にする一品をじっくり選ぶことができます。
定番の「馬刺し」や、郷土菓子の「いきなり団子」、ピリッとした刺激が癖になる「からし蓮根」や「高菜」など、熊本を象徴する味が勢揃い。さらに、阿蘇の乳製品や地酒、くまモン関連の限定グッズなど、種類も非常に豊富です。迷いすぎて搭乗時間に遅れないように注意しながら、最高の思い出を胸に心地よい疲れと共に熊本を後にしましょう。
▼阿蘇門前町から阿蘇くまもと空港への行き方
ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した熊本のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部おすすめの熊本観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

阿蘇の巨大噴火が造り出した「水のカーテン」を裏側から眺める、神秘的な体験ができるのが鍋ケ滝公園です。お茶のCMのロケ地としても有名ですが、その真価はカーテン越しに差し込む木漏れ日の美しさにあります。滑らかな岩肌を幾筋もの水が流れ落ちる様子は、まるでシルクのような質感。滝の裏側は広く削られており、マイナスイオンを全身に浴びながら、水の衣を纏ったような幻想的な世界に浸れます。
単なる景勝地を超え、悠久の時を経て削られた地球の鼓動を肌で感じられる、熊本でも唯一無二のヒーリングスポットです。予約制を導入しているため、落ち着いて自然と対話できるのも魅力です。

熊本城の天守閣を最も美しく、力強い角度で仰ぎ見ることができるのが、名将・加藤清正公を祀る「加藤神社」です。城内に鎮座するこの神社は、単なる参拝の場に留まりません。2016年の震災で大きな被害を受けた熊本城が、力強く復興していく姿を最前線で見守り続けてきた場所でもあります。
とくに、清正公が築いたとされる「武者返し」の石垣を間近に望む景色は圧巻。地震の爪痕と再建が混在する今の熊本城を、最もリアルにそして厳かな空気の中で体感できる場所といえるでしょう。

街全体を「一つの旅館」、道を「廊下」と見なす独特の哲学を持つ「黒川温泉」。きらびやかな歓楽街を排し、里山の原風景を守り抜く姿勢が世界中から愛されています。最大の魅力は「入湯手形」による露天風呂巡りですが、単なる温泉ハシゴではありません。それぞれの宿が地形を活かし、渓流のせせらぎや木立のざわめきを取り込んだ、趣の異なる「自然の湯船」をデザインしています。
杉林に囲まれた静寂のなか、湯上がりに下駄を鳴らして歩く時間は、非日常感たっぷり。そんな「何もしない贅沢」を極めた、日本屈指の温泉郷です。

巨大なカルデラが育む「食の宝庫」を凝縮したのが「道の駅 阿蘇」です。単なる休憩所ではなく、阿蘇の火山がもたらすミネラル豊富な地下水と、草原で育まれた命の恵みを体感できるミュージアムのような存在。特筆すべきは、国際味覚審査機構で1つ星を得た「果菓坂(かかさか)ショコラ」をはじめとしたスイーツ類や、希少な「あか牛」の精肉・お弁当の充実ぶりです。
駅内の窓からは、涅槃像に例えられる阿蘇五岳の絶景を正面に望み、これから向かう火口への期待を膨らませてくれます。地元農家が朝一番に届ける新鮮な野菜や、ここでしか出会えない希少な乳製品など、阿蘇の「生命力」を五感で味わえる場所です。

「阿蘇ネイチャーランド」は、阿蘇の大自然を舞台にアウトドア体験ができるアドベンチャーパークです。世界最大級のカルデラを「眺める」のではなく、その懐へと「飛び込む」スリルを味わえます。一番の醍醐味は、高度数百メートルの空から阿蘇の広大な草原を見下ろすパラグライダー。外輪山が作り出す巨大な器のスケールと、火山のエネルギーが創り出した起伏に富んだ地形が、地図を見るよりも明らかに感じられます。
ほかにも熱気球やトレッキング、パノラマサイクルなど、阿蘇の大自然を味わえる体験が用意されているため、好みにあわせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したモデルコースでは、名城・熊本城や阿蘇の雄大なパノラマなど、熊本ならではの魅力を余すことなく楽しめます。
さらに鍋ケ滝公園や黒川温泉など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、歴史や自然を感じられるスポットも見逃せません。まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える熊本。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、熊本の魅力にどっぷりハマってみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年1月に作成しました。
※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。
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