【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
体験を通じてその土地ならではの自然・文化・多様な価値観にふれ、旅人自身の内面に変化をもたらすアドベンチャートラベル。熊本県にある天草諸島では、好奇心をくすぐる出会いが満載のアドベンチャートラベルを体験することができます。
九州の西側に位置する「天草諸島」。およそ120の島々からなる多島海の景観には、悠久の歴史と文化が息づいています。
なかでも離島・御所浦町は、約1億年前の地層が見られるエリア。御所浦島・横島・牧島という有人島を含む大小17の島々は、化石だらけの海岸や日本最大級の恐竜の歯が出土した「白亜紀の壁」などを有することで、「恐竜の島」と呼ばれています。
海岸や民家の石垣など、島を歩いているだけでたくさんの化石に出会える御所浦町。その魅力を凝縮したスポット・天草市立御所浦「恐竜の島博物館」がこの春、リニューアルしました。「恐竜の島博物館」は、“天草1億年の大地の記憶が学べる”がコンセプトのミュージアムです。
大型恐竜の等身大の骨格(レプリカ)がダイナミックに展示された吹き抜け空間は圧巻。日本最大級の肉食恐竜の歯の化石をはじめ、天草で発掘された化石のほか、地球誕生から恐竜時代までの流れをたどるゾーンや生物の進化、天草の生態系にふれる展示などもあります。
さらに、今回のリニューアルのもうひとつの目玉が「化石ディグ」。恐竜の島博物館のそばにある“トリゴニア砂岩化石採集場”で化石採集体験も楽しむことができます。
有明海・不知火海・東シナ海という3つの海に囲まれている天草諸島。有明海は日本一の干満差があることで知られ、その出口にあたる早崎海峡は、流れの早さから“日本三大潮流”のひとつといわれています。なかでも「通詞島(つうじしま)」の界隈は、橋のたもとから渦が見えるほど潮流が早く、起伏に富んだ海底はいのちの宝庫。この海域のゆたかさの象徴ともいえるのが、約200頭もの野生のミナミハンドウイルカの存在です。これだけの数の野生イルカが人の生活圏のすぐそばに“定住”しているのは、世界的に見ても稀有なことです。
こうした天草のミナミハンドウイルカの生態や人とのかかわりについて学ぶプログラム「イルカの自由研究」が近年、注目を集めています。夏休み限定の企画ですが、例年、県内外から多くの親子連れが訪れています。実施主体は「天草市イルカ調査室」。同調査室では2022年から天草市内のイルカウォッチング事業者や教育・研究期間の協力を得て、定住する天草のイルカの行動パターンや個体識別といった調査を続けてきました。
日々の調査活動を踏まえてつくられた自由研究プログラムでは、水面に現れる頻度の多い背びれを中心に、口先や体幹などの特徴で違いを見分ける個体識別の手法をレクチャー。“縄文時代からつづく素潜り漁との共存”など、この地ならではの共生のあり方について学んだ後、専属ガイドとともに漁船に乗り込み、個体識別体験を行います。ときには、赤ちゃんイルカとの出会いや、漂流ゴミなどの影響で怪我を負ったイルカを目にすることもあり、海のゴミや気候変動といったイルカを取り巻く危機についての学びもあります。
「道の駅天草市イルカセンター」は、天草に定住するミナミハンドウイルカの生態と、イルカと共生する島の漁師たちの営みに触れることができる道の駅です。そこには、五和町の共生の産物でもある“海の幸と山の幸”を味わうメニューとしてこの夏、「生あおさと天草大王コンフィのITSUWAスパゲッティ」が誕生。食を通じて天草の魅力を感じられる一品となっています。
熊本県・天草諸島で、その土地ならではの自然や文化に触れ、大人も子供も楽しみながら学べる旅をしてみませんか。
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