【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
自然にあふれる秋田県には、壮大な自然をダイナミックに感じられるスポットが盛りだくさん。さらに地域特有の文化や風習が今なお数多く残っており、県内のさまざまな場所で感じることができます。
そこで今回は、秋田県でおすすめの観光スポットを20ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ秋田観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
瑠璃色の湖面が人々を魅了する、秋田を代表する景勝地です。その美しさから「日本百景」にも選ばれています。ほぼ円形の湖は、最も深い場所で水深423.4mと日本で一番の深さを誇ります。湖畔には、湖に古くから伝わる「たつこ姫伝説」のブロンズ像の姿も。新緑や紅葉、雪景色など四季折々に表情を変え、一年を通して美しい景色が広がります。
湖では遊覧船やSUPを満喫できるほか、周辺ではサイクリングやキャンプ、テントサウナなどさまざまなレジャーを体験できるのも魅力の一つです。
「角館武家屋敷通り」は約400年前につくられた城下町で、6軒の武家屋敷をはじめ、歴史的な建造物が数多く現存しているエリアです。風情ある町並みは「みちのくの小京都」と称され、国内外から大勢の観光客が訪れる人気ぶり。表通りは国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
現在も住居として使われる「石黒家」や3000坪もの敷地を持つ「角館歴史村・青柳家」など、実際に見学が可能な武家屋敷も。桜の名所としても有名で、毎年4月中旬から下旬には約400本ものシダレザクラが咲き誇ります。周辺にはレンタルの着物店も多くあるため、着物に身を包んで散策すればさらに当時の気分を味わえるでしょう。
秋田県の中央に位置し、日本海側に突き出た「男鹿半島」。三方を日本海にぐるりと囲まれ、山と海が一体となった風景美を楽しめます。海岸線はドライブスポットとしても人気です。「なまはげ」の地としても有名で、男鹿の入口では高さ9.99mの巨大な「なまはげ立像」が出迎えてくれます。
芝生山の「寒風山」にある回転展望台からは360度の壮大な風景を一望できるほか、パラグライダーで空中散歩の体験も。「男鹿温泉郷」で、観光の道中にゆっくりと過ごすのもおすすめです。
男鹿半島南部に位置する1.5kmの海岸線で、「日本の渚・百選」に登録されています。干潮時には岩肌が露出し、沖まで200mほど岩の上を歩くことができるという、全国的にも珍しい遠浅海岸です。
天候が穏やかなときには、鏡のような水面に美しい風景が映し出されます。その様子は“秋田のウユニ塩湖”と呼ばれ、近年SNSでも話題のスポットに。磯遊びや貝拾いなどを楽しむ家族連れの姿も多く、夏には海水浴やキャンプをするため県外からも多くの観光客が訪れます。
男鹿を代表する民俗行事「なまはげ」の資料展示施設。見どころは、男鹿市内で実際に使われていた150体以上のなまはげ面や衣装が集う展示コーナー。多種多様な表情のなまはげがずらりと並ぶ様は迫力満点です。
館内の大型スクリーンでは、大晦日のなまはげ習俗を紹介する映画を上映。なまはげ変身コーナーでは、専用アプリのARでお面や持ち物をアレンジしてオリジナルのなまはげに変身できます。隣接する「男鹿真山伝承館」ではなまはげの実演もあるため、体験したい人は共通入館券の購入がおすすめです。
ルネサンス様式を基調とした外観が美しい「秋田市立赤れんが郷土館」は、赤れんが館・管理棟・収蔵庫の3つの建物で構成される郷土館です。このうち旧秋田銀行本店の建物を活用した赤れんが館は、国の重要文化財に指定されています。
昭和44年まで営業していた旧秋田銀行本店の営業室や金庫室が観覧できるほか、秋田の自然や風俗を描いた木版画家・勝平得之、秋田出身で人間国宝の鍛金家・関谷四郎の記念室も併設。新館では郷土秋田の歴史や民俗、美術工芸に関する企画展を随時開催しています。
秋田の湯沢市小野地区には、平安の女流歌人で、世界三大美人に数えられる小野小町の伝説が受け継がれています。「小町堂」は、小野小町の生誕地として伝わる地に建てられたお堂です。現在のお堂は平成7年(1995年)に再建されたもので、京都の平等院鳳凰堂を模して造られた建物は、鮮やかな赤塗りが印象的です。
毎年、芍薬(シャクヤク)の花が見ごろを迎える6月第2土曜日に、小町を偲ぶ「小町まつり」が行われます。小野小町と深草少将の恋物語に思いを馳せながら、散策してみてはいかがでしょうか。
全高143mを誇るタワーで、「道の駅 あきた港」内にある三施設(セリオン・セリオンプラザ・セリオンリスタ)の一つ。無料で登れる地上100mの展望台からは、男鹿半島や秋田市街を360度の大パノラマで一望できます。昼間はもちろん、夕日や夜景の時間帯も格別です。地上96mの4階にはカフェもあり、お茶をしながら絶景を楽しめます。
1階には地元野菜や地酒などを販売するマルシェや日替わりメニューを楽しめるレストラン、秋田名物「ババヘラ・アイス」の販売店などが勢ぞろいし、1日中秋田らしさを満喫できます。
皆瀬川の急流が長年にわたり両岸を深く浸食してできた、世界でも希少な地形の峡谷です。一番の見どころは、大地の息吹を感じさせる轟音とともに、98℃の熱湯と蒸気が激しく噴き出す「大噴湯」。その迫力とスケールから“地獄釜”とも称されます。
岩づたいに60mほど階段を降りると遊歩道があり、大自然のショーを間近で体感できます。所要時間は約30分ですが、階段があるため歩きやすい靴がおすすめ。春は新緑、秋は紅葉、冬は峡谷に下がる大きなつらら「しがっこ」と、四季折々の景観を楽しめます。
日本ジオパーク認定の「鳥海山・飛島ジオパーク」内にある湧水観賞スポット。約10万年前に鳥海山から噴出した溶岩流とその中を伏流してきた冷たい湧水が、溶岩の末端崖から滝となって流れ落ちています。
落差5m、幅30mの滝の水温は、一年を通してほぼ10度。夏になると、周囲の気温との温度差によって滝の周りに霧が生じるため、溶岩を覆う苔の緑と霧の白との幻想的なコントラストをつくり出します。ヤマツツジが咲き誇る5月下旬もおすすめの季節です。
2013年(平成25)9月、千秋公園に面する「エリアなかいち」の一角に移転リニューアルオープン。パリで活躍した洋画家・藤田嗣治(ふじたつぐはる)の所蔵数は国内随一。なかでも幅20m余に及ぶ世界最大級の大壁画「秋田の行事」は圧巻です。
世界的建築家の安藤忠雄(あんどうただお)氏が設計した建物は、壁の支えや柱のない螺旋階段、水庭越しに千秋公園の風景を望むラウンジ空間、大きな三角形吹抜けのエントランスホールなど、空間ごと存分にアートに浸れます。
秋田犬発祥の地、大館市にある秋田犬保存会の事務局。入り口では、生まれ故郷の大館市大子内の方向を向いた忠犬ハチ公の銅像「望郷のハチ公像」がお出迎え。
3階の「秋田犬博物室」では、秋田犬の歴史や生態系に関する資料や展示から、秋田犬への知識を深められます。また、1階の事務所の営業日には、本物の秋田犬(虎毛の「くろべえ」や赤毛の「銀」)が愛くるしい姿を見せてくれます。犬たちと一緒に写真撮影も楽しめるため、会いたい場合は営業日のチェックを。
五能線「リゾートしらかみ」は、青森県と秋田県を結ぶ観光列車です。青森県の西海岸沿いを走り、大きな車窓からは雄大な白神山地や日本海に沈む夕日など、美しい風景を次々に望めます。
車内には普通車指定席のほか、ボックスシートや展望室・イベントスペースを完備。シンボルツリーの橅(ぶな)をはじめ、秋田産の杉や青森ヒバなど沿線の木材を使い、車内でも自然に触れられます。また、津軽弁の「語りべ」実演や津軽三味線の生演奏、地元の方々が特産品を販売する「ふれあい販売」など、限られた区間や日程で開催されるイベントも必見です。
標高約800mの湯沢市の山懐にある「川原毛地獄」は、青森県の恐山、富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つです。大同2年(807年)に月窓和尚が開山したと伝えられ、現在でも火山活動の勢いを残しています。火山ガスが噴出し、灰白色の溶岩に覆われた山肌は名前の通り「地獄」のように荒涼とした光景です。
西側に位置する「川原毛大湯滝」は、滝つぼが露天風呂になっている珍しい“滝の温泉”です。入浴に適した時期は毎年7月上旬から9月下旬まで。山歩きに疲れたら、ダイナミックな温泉に癒やされてみては。
釣りスポットとして人気の馬場目川上流に佇む「ネコバリ岩」は、高さ約6mの巨岩の上に多くの巨木が根を張る不思議な佇まいをしています。木々が地面に根を張る様子からネコバリ(秋田弁で頑張るの意味)と名づけられました。
自然のエネルギーをもらえるパワースポットとして、県内外から人々が訪れます。平成21年(2009年)3月に公開された映画『釣りキチ三平』のロケ地としても有名です。冬季期間は積雪のため、道路が通行止めになるので注意しましょう。
男鹿半島の最北端にあり、一面に広がる芝生の上から日本海を一望できる絶景スポットです。夕日が美しいことから「日本の夕日百選」にも選ばれています。
白と黒の縞模様が描かれた「入道埼灯台」は、入道崎のシンボル的存在。3000基以上ある日本の灯台の中で、16基しかない登れる灯台の一つです。恋愛の聖地「恋する灯台」にも認定されており、縁結びのスポットとしても人気。入道崎の埠頭からは、船底のガラス窓から海底を観察できる海底透視船(グラスボート)も運行しています。
昭和48年(1973)9月のオープンからリニューアルを重ね、50年以上愛される動物園。園内では、レッサーパンダやユキヒョウをはじめ、約100種類600頭の動物たちを飼育しています。ウサギやヒヨコなどの小動物とふれあえる「なかよしタイム」や、動物の食事風景を解説付きで見られる「まんまタイム」など、アイディアを盛り込んだ展示は子どもから大人まで人気。
季節ごとに開催する「ふれあいフェスティバル」や「夜の動物園」などの特別イベントでは、普段とは違った動物の姿が見られます。
景観の名所として知られる寒風山の頂上に、昭和39年(1964年)から立つ展望台。4階の回転展望室からは、1周約13分間かけて360度の大パノラマをゆっくりと楽しめます。2階・3階には、八郎潟干拓の写真や男鹿半島の歴史・自然にまつわる展示があるほか、館内1階にはお土産の売店とレストランを併設。絶景を眺めながら「稲葉うどん」や「男鹿しょっつる焼きそば」などのご当地グルメを堪能できます。
また、毎年9月から10月中旬まで、黄金色のススキの穂が山の斜面をベールのように覆う光景は見ものです。12月中旬から3月中旬の冬季期間は休業しているためご注意を。
東北最大級のプラネタリウムやトリックアート、遊具が充実したテーマパーク。東京ドーム4個分の広さを持つ緑豊かな村内では、秋田の工芸展示や美術館でアート鑑賞、ご当地グルメやお土産コーナーがあり、秋田を丸ごと堪能できます。
天気がいい日には、野外彫刻の鑑賞や芝生の広場でピクニックなど、自然を満喫しながらゆったり過ごせるほか、全施設が回廊でつながっているので雨の日も安心。さらに年間を通して楽しいイベントが多数開催されます。親子で一緒に遊んで学べるレジャースポットです。
廃線になった小坂鉄道の線路と設備を利用した複合テーマパーク。旧小坂駅構内が丸ごと施設になっているため、さまざまなレール遊びが体験できます。
線路の上を走る観光トロッコやレールバイクは、普段とは違う目線で線路を観察できる乗車体験です。小さなお子さんからご年配の方まで親子3世代で楽しめます。ほかにも、小坂駅の旧駅舎内や当時使われていた機関車の車両見学など貴重な体験がいっぱい。「園内ガイドツアー」など、より施設を楽しめるイベントも随時開催しています。鉄道の歴史を感じながら、見て、触れて学びましょう。
秋田県には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられるスポットなど、数多くの魅力的な観光名所が随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な秋田の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。秋田県へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2024年9月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
ロコレコ
2025.08.16
トラベル
2025.08.22
ロコレコ
2025.07.19
ロコレコ
2025.06.28
ロコレコ
2025.05.31
プラス旅
2025.06.20
おすすめ
おすすめ
松浦市
2025.08.16
おすすめ
神戸市
2025.07.19
おすすめ
焼津市
2025.06.28
おすすめ
金沢市
2025.05.31
記事ランキング
2025.03.20
2025.04.04
2025.04.24
2025.03.30
2025.01.30