【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
出雲をはじめ、神話の伝説が多く残る島根県。出雲大社や稲佐の浜、須佐神社など神秘的な場所が多々あり、パワースポットめぐりが楽しめます。豊かな自然に恵まれているので、絶景に出会えるのもポイント。心身ともにリフレッシュしたい方にもぴったりな観光地です。
そこで今回は、島根県でおすすめの観光スポットを25ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ島根観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。

慶長16年(1611)に完成した松江城は、姫路城や彦根城と並ぶ国宝五城の1つです。高さ30m、地上5階・地下1階の城郭で、内部には「通し柱」といわれる松江城ならではの特徴的な柱構造が見られます。これは2階ごとに交互に柱を通して、重さを分散させながら強度を保つ手法です。最上階からは360度のパノラマビューが楽しめ、松江市の街並みや宍道湖を眺められます。
3月末から4月にかけては、本丸付近に植えられた桜が色づき、黒い天守閣とのコラボレーションが楽しめます。

7,910ヘクタールを有する宍道湖(しんじこ)は、日本で7番目に大きい湖です。海水と真水が混ざる汽水湖で、シジミの漁獲量は日本一を誇ります。ヨットなどの水上レジャーが楽しめるほか、水鳥の渡来地であるためさまざまな野鳥を観察できる場所です。冬にはキンクロハジロやスズガモなど4万羽以上の野鳥が集まります。
宍道湖は絶景を楽しめるスポットとして人気で、特に夕日は日本百景に登録されるほどの美しさ! 出雲大社がある方角へ沈んでいく夕日は神々しく、ここだけの幻想的な風景に出会えます。

宍道湖の岬に立つ美術館で、絵画だけでなく、版画や彫刻、写真など、さまざまなジャンルの作品を7,000点以上収集しています。特に葛飾北斎のコレクションが多く、その作品数は約1,600点。北斎展示室では月1回の頻度で展示内容を入れ替えながら、約40点の作品を展示しています。また、島根県立美術館は「水との調和」をテーマにしており、クールベやモネなど水にまつわる作品も豊富です。
夕日につつまれる美術館としても名高い島根県立美術館。3月から9月にかけては日没後30分まで開館時間を伸ばし、1階ロビーの大きな窓から宍道湖の夕日をじっくり眺めることができます。

山陰最大級の規模を誇る池泉回遊式日本庭園「由志園(ゆうしえん)」。面積約1万坪の庭園は出雲地方の風景をイメージして作庭されており、宍道湖や大山などが再現されています。
庭園ではチューリップや河津桜など四季折々の花を観賞できます。特に有名なのは、由志園のある大島根で昔から栽培されてきた歴史のある牡丹です。ゴールデンウイーク期間には約3万輪を池に浮かべる「池泉牡丹」や、まるで絨毯のように一面に咲き誇る「牡丹苑路」を楽しめます。最終日のみ限定で黄色い牡丹が見られるので、ぜひ訪れてみてください。

ヤマタノオロチ伝説のゆかりの地として知られる八重垣神社。御祭神である素盞嗚尊(すさのおのみこと)と、稲田姫(いなたひめ)がこの地で夫婦となったことから、縁結びのご利益があるといわれています。境内には素盞嗚尊が稲田姫と契りを結んだ際に詠んだとされる、この神社の由来の和歌が歌碑に刻まれています。
境内奥にある佐久佐女の森(さくさめのもり)には、稲田姫がヤマタノオロチから隠れた際に飲料水として利用したという鏡の池があります。占い用紙に硬貨をのせ、沈む時間で良縁を占う「鏡の池の縁占い」が人気です。

1300年の歴史をもつ玉造温泉(たまつくりおんせん)は、美肌の湯として有名です。玉湯川沿いに温泉宿が立ち並んでおり、その中に無料で利用できる2つの足湯があります。姫神広場の足湯は屋根付きで雨でも利用しやすく、玉湯川沿いの足湯は川の流れを眺めながらのんびり足を休められます。川沿いの足湯はさらに中心部と橋の近くで2つのスポットに分かれているので、それぞれ楽しんでみても◎。
風情ある街並みを散策しつつ、途中でひと休みするのにおすすめのスポットです。春は川沿いのソメイヨシノが満開になるので、お花見を楽しむ観光客でにぎわいます。

数々の神話が残り、神々の国と称される出雲の地。なかでも出雲大社はそんな出雲を象徴する場所で、いなばのしろうさぎ伝説も残っている神社です。縁結びの神として慕われる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を御祭神としています。
境内の見どころは、国宝に指定された本殿。延享元年(1744)に創建されたもので、日本最古の神社建築様式を見ることができます。神々が集う十九社(じゅうくしゃ)は、出雲大社ならではの建築物。11月後半から12月にかけて行われる神在祭(かみありさい)では全国の神々が十九社に集まるので、お詣りする人々の行列ができます。

出雲大社のほど近くにある稲佐の浜は、弓なり状に広がる海岸で、国譲り神話などの舞台となった場所です。出雲大社で執り行われる神在祭では、この稲佐の浜で神事を行った後、神迎の道を進み、出雲大社へと向かいます。観光に訪れた際はぜひ稲佐の浜をスタート地点に、神々が進む道を辿ってみてはいかがでしょうか。
稲佐の浜には「べんてんさん」の名で親しまれる弁天島や、国譲りの話し合いが行われたという屏風岩などがあります。日没時は美しい夕日も楽しめるスポットです。

出雲国風土記などにもその名が残っている、歴史の深い神社。ヤマタノオロチ退治の英雄、須佐之男命(スサノオノミコト)の御霊を祀る日本唯一の神社として有名です。良縁や家庭円満、子宝など数多くのご利益があります。8月15日に行われる切明神事祭では、島根県無形文化財の念仏踊りが奉納されます。
社殿の後ろには推定樹齢約1300年の大杉があり、日本屈指のパワースポットとしても知られています。須佐神社には古くから七不思議の伝説が残されているので、ゆかりのある場所を探しながら周るのもおすすめです。

大永7年(1527)から大正12年(1923)まで、実際に石見銀の採掘や精錬などが行われていた石見銀山遺跡。周辺の自然と共存しながら残った産業遺跡であることが評価され、平成19年(2007)に鉱山遺跡として初めて世界遺産に登録されました。
見どころは、銀採掘の坑道である龍源寺間歩。長さ600mにも及ぶ坑道が一般公開されており、内部を見ることができます。石見銀山について詳しく知りたいなら石見銀山世界遺産センターにもぜひ。映像や資料、模型などで石見銀山をわかりやすく紹介しています。

石見銀山の鉱夫の魂を鎮める目的で造られた五百羅漢(ごひゃくらかん)が有名な寺院。洞窟のなかに左右250体ずつ羅漢座像が安置されています。羅漢寺は高野山真言宗の寺院で、五百羅漢ができる2年前の明和元年(1764)に完成しました。いずれも石見銀山遺跡の一部として世界遺産に登録されています。
見どころの1つは、本堂内で体験できる「胎内くぐり」です。本尊の下をくぐることで生まれ変わり、悪縁を断ち切ることができるといわれています。本堂の天井には、石見銀山の竜の伝説が残る天井絵も。

昭和45(1970)に実業家の足立全康(あだちぜんこう)が自身のコレクションを元に立ち上げた美術館です。日本の四季とともに、日本画の美しさに触れてほしいという思いから、5万坪の広大な日本庭園のある美術館を建てました。
特に横山大観のコレクションが多く、質・量ともに日本一と称されます。横山大観特別展示室では、代表作の「紅葉」をはじめ、素晴らしい作品の数々に出会うことができます。
庭園には枯山水庭や苔庭などさまざまな種類の庭があり、秋には借景の山々が色づき、まるで絵画のような美しさに。建物の壁の一部がくりぬかれ、向こうの庭園が山水画のように見える「生の掛け軸」も人気です。

安永2年(1773)に津和野藩主の亀井矩貞(かめいのりさだ)により創建された神社で、日本五大稲荷の一社に数えられます。失せ物探しの言い伝えにより一般的な「稲荷」ではなく「稲成」という珍しい名称になったといわれています。この“成”には「願いが叶う」の意味が込められており、特に願望成就の神様として信仰されてきました。そのほか商売繁昌や開運厄除などさまざまなご利益があり、特に三が日には毎年多くの参拝者が初詣に訪れます。
太皷谷稲成神社では、参道に立ち並ぶ1,000本もの朱色の鳥居が特徴的です。油揚げとローソク、マッチがセットになった「お供えお揚げ」があるので、神様からのおつかいである狐にお供えしましょう。

かつて津和野城の城下町として栄えた津和野町。この殿町通りは江戸情緒を今に残すエリアで、山陰の小京都とも称されます。訪れるのにおすすめの時期は、花菖蒲が見頃になる5月下旬から6月下旬。約3,000本もの花菖蒲が咲き誇り、白壁の土塀とのコラボレーションが楽しめます。
この辺りは史跡が多く見ごたえがあるので、カトリック教会や郡役所跡などを周って街歩きを楽しんでみましょう。郷土料理のお店やお土産店なども点在しています。
時間に余裕がある方は津和野城跡まで足を延ばしてみては。リフトで登った山頂からは城下町を一望できます。

どじょうすくいの唄で知られる島根県安来市。安来節演芸館(やすぎぶしえんげいかん)は、安来市が誇る伝統文化「民謡・安来節」を生で鑑賞できる施設です。三味線と鼓の音にあわせて踊るユーモラスなどじょうすくいは、見る人の心を和ませます。さらにこちらでは、どじょうすくいの踊り体験も実施中!
施設内には山陰の特産品を扱うショップがあり、お土産品の購入が可能です。安来名物であり、文化庁100年フードにも認定された「清水羊羹」はぜひチェックしてください。

戦国大名・尼子氏が拠点とした月山富田城(がっさんとだじょう)。標高190mの月山の地形を活かした山城で、難攻不落の城として知られます。現在は石垣が残るほか、侍所などが復原され、散策しながらその歴史を感じることができます。
見どころの1つは「七曲り」と呼ばれる登城路です。山頂まで続く険しい道で、左右の曲輪から登ってくる敵を攻撃していたと考えられています。まさに月山富田城の防御力の高さを象徴する存在です。

島根県・隠岐諸島に位置する知夫里島(ちぶりじま)の断崖で、国の天然記念物に指定されています。約630万年前の噴火活動や、日本海の波などの浸食によりできたもので、高さ50~200m、約1kmにわたって荒々しい断崖が続きます。知夫赤壁を象徴する赤褐色は、マグマに含まれる鉄が酸化したためにできました。何度も降り積もったことで、独特の縞模様が形成されたといわれています。
近くまで行って知夫赤壁を眺められるほか、「赤壁遊覧船」に乗り船から鑑賞することも可能です。特に日没時は夕日との美しいコラボレーションが見られます。

529ヘクタールと広い石見銀山遺跡の人気スポットの1つが、鉱山の町として栄えた大森町です。石見銀山から続く谷間に形成された町で、武家や商家など赤瓦と土壁の家が残っています。その町並みの美しさや保存状態の良さが評価され、昭和62年(1987)に国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されました。
重要文化財の熊谷家住宅をはじめとした商家建築を巡るほか、佐毘売山神社などの社寺も多いため、1日過ごすことができます。木造建築の石見銀山大森郵便局内にある小さなギャラリーにもぜひ立ち寄ってみてください。

ユネスコ世界ジオパークにも登録されている国賀海岸(くにがかいがん)の一番の見どころは、この摩天崖(まてんがい)です。海抜257mの大絶壁で、海蝕崖としては日本有数の高さを誇ります。観光船に乗り、海から見上げて摩天崖のダイナミックさを感じるのがおすすめ。摩天崖周辺は放牧地となっており、上からも絶壁を眺めることができます。
さらに摩天崖から国賀浜までは遊歩道が整備されており、ゆったり散策が楽しめます。海蝕作用でえぐられてできた、岩の架け橋・通天橋(つうてんきょう)もぜひお見逃しなく。

境港市と大根島(だいこんしま)近くの江島を結ぶ江島大橋(えしまおおはし)は、車のテレビCMで使われたことから一躍有名となりました。アクセルを全開にしたくなるほどの急勾配から、別名「ベタ踏み坂」と呼ばれています。
車で橋を渡るほか、歩道が整備されているので徒歩でアクセスすることも可能です。橋のたもとから一番高い部分まで到達するのにかかる時間は約15分ほど。最高地点の高さはなんと44.7mです。付近には展望スペースがあるので、島根半島や大根島、中海などはるか遠くまで見渡せます。

島根半島西端の岬にある出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)は、明治36年(1903)に建てられました。石積みの灯台としては日本一の高さを誇る地上43.65mの白亜の灯台で、世界の灯台100選に選ばれるとともに、令和4年(2022)には国の重要文化財に指定されました。灯台には八束郡森山産の石が使われています。
灯台内部に入ると螺旋階段があり、上部の展望台まで登ることができます。さらに期間限定のライトアップも実施されているので、ロマンチックな雰囲気でデートにぴったりのスポットです。

ローソク島は、隠岐の島町(おきのしまちょう)の沖合い約500mに浮かんでいる、高さ約20mの小島です。海の浸食作用により、現在のような細長い形となりました。島の先端に夕日が重なると、まるでろうそくのように見えることから「ローソク島」と呼ばれています。
晴天で、波が穏やかな日しかこの光景を見ることはできないといわれています。ベストショットを狙うなら、3月中旬から11月限定で運行されるローソク島遊覧船を利用しましょう。時季によって出航時間が異なるので、事前の予約と確認をおすすめします。

石見海浜公園内にある中四国地方最大級の水族館・しまね海洋館アクアスでは、約400種1万点の生き物を飼育しています。なかでもシロイルカが人気で、「しあわせのバブルリング®」や「幸せの縁 ミラクルリング」などのパフォーマンスを見ることができます。
ゴマフアザラシが暮らすプールや島根近海に棲む生き物を紹介するコーナーなど、さまざまなエリアがありますが、特に注目したいのは神話の海ゾーン。この巨大水槽では、島根の神話に登場するワニ(サメ)が見られます。神話の海ゾーンを進んだ先にある海底トンネルにもぜひ足を運んでみて。

子供の想像力や感性を育てる美術館として平成8年(1996)に開館した浜田市世界こども美術館は、「みること」と「つくること」の両軸から子供の創作意欲を刺激する取り組みを多数行っています。施設内では島根ゆかりの作家たちの作品を展示するほか、絵画や立体アート、世界中の子供たちの作品を紹介する企画展を実施。訪れるたびに、さまざまな分野の作品に出会えます。
毎週土日と、祝日の午後にはホリデー創作活動のイベントを開催。本格的な設備や道具が揃う創作室で、木工や陶芸、版画などを体験できます。

花と鳥のテーマパーク・松江フォーゲルパークは、宍道湖に面した自然豊かな丘陵地にあります。32万㎡の敷地には国内最大級の花の温室や、2つの鳥の温室などがあり見どころ満載! しかも屋根付きの施設なので、雨の日でも安心です。
1年を通して、ベゴニアやフクシアなど約1500品種1万株の美しい花々を楽しむことができますが、特に3月から5月は多くの花が最盛期を迎えるので、訪れるのにおすすめの時期です。さらに、ペンギンのお散歩やバードショーなどのイベントも充実。土日祝限定でペンギンやアヒルのふれあい体験を開催しています。
島根県には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられるスポットなど、数多くの魅力的な観光名所が随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な島根の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。島根県へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年4月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
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