現地を知り尽くした旅サラダガイドおすすめ！韓国・ソウルの観光スポット3選

日本人に大人気の旅行先、韓国・ソウル。歴史とトレンドが混ざり合うこの街には、グルメやカルチャー、自然など、魅力的なスポットがぎゅっと詰まっています。今回は、「旅サラダ」の撮影をサポートする韓国在住のガイドに、ソウルの注目スポットを紹介していただきました。絶景を楽しめる場所、自然に癒されるエリア、韓国カルチャーを体感できる最新スポットまでバリエーション豊富なラインナップなので、ぜひ次のソウル旅行の参考にしてください。

— 韓国在住ガイドの紹介 —

キム・ミニョンさん

韓国でのロケ、撮影、取材などテレビ番組や各種メディアのコンテンツ制作を支援するスバルコリア株式会社所属。ガイド歴は3年で、『朝だ！生です旅サラダ』の担当も。

旅行者におすすめしたい韓国料理は海鮮ビビンバ。

— 韓国・ソウルエリアMAP —

1. ソウルのおすすめ観光スポット「ソウルダル」

2024年にオープンした「ソウルダル」は、ソウルに新しく登場した注目の観光スポット。“夜景と月”をテーマに、ヨイドの上空を飛行する係留式ヘリウム気球に乗って、ソウルの景色を一望できる観光アトラクションです。

係留式ヘリウム気球は一般的な熱気球とは違い、ヘリウムガスによって飛ぶ気球のこと。地上からロープで繋がれているため、垂直飛行のみ可能です。熱気球よりも安全性や飛行時間、環境への影響、気候変化への対応などの面で優れていると言われています。

「ソウルダル」は、最大30人まで同時に搭乗できる直径22.5ｍの大型気球で、約15分間の空中散歩が楽しめます。最大130mの高さまで上昇し、眼下に広がるヨイドの高層ビル群と魅力的なスカイラインが壮観！　おすすめの時間帯は、ソウルの華やかな夜景がきらめく夜。夜景や月と一緒に写真が撮れる、絶景のスポットです。

周辺にはザ・ヒュンダイ百貨店、IFCモール、63ビルディング、ヨイド漢江公園などの観光スポットも盛りだくさん。景色を楽しんだあとは、ヨイドの街を散策するのも楽しそうです。地下鉄の駅から徒歩圏内でアクセスも便利。天候によっては当日に運行できるかが決まるため、スケジュールに余裕を持って訪れるのがおすすめ。日本ではあまり体験できない、都会の空中散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2. ソウルのおすすめ観光スポット「ウイドン渓谷」

北漢山（プッカンサン）と道峰山（ドボンサン）の間を流れる「ウイドン渓谷」は、ソウルのカンブク地域を代表する渓谷です。地下鉄プッカンサンウイ駅から徒歩でおよそ15分の好立地にあり、都心からあまり離れることなく自然を満喫できます。

プッカンサン国立公園内にある入り口からスタートし、プッカンサンの中で最も緩やかなコースとして知られる白雲台（ペグンデ）までの道のりを、長い渓谷を眺めながら歩くことができます。渓谷周辺は階段や遊歩道が整備されているため歩きやすく、ところどころにある滝や池も絶景です。

入水はできませんが、澄んだ水を眺めたり、岩に腰かけて爽やかな空気を吸ったりするだけで夏の蒸し暑さを忘れさせてくれるはず。渓谷に沿って20分ほど登ると、ウォン仏教修道院やソンブル寺、ヨンドク寺、ソンウン寺、カンミョン寺などの寺院が現れ、ひと味違った雰囲気を感じられます。

渓谷の周辺には飲食店やカフェもあるため、自然の中でゆったりと食事を楽しめます。なかでも、夏には「鶏粥」が人気なのでぜひ味わってみてください。渓谷の雰囲気が気に入ったら、民泊施設で宿泊するのもおすすめ。都会の自然スポットで、思い切りリフレッシュしてみては？

3. ソウルのおすすめ観光スポット「ハイカーグラウンド」

2022年、韓国観光公社ソウルセンターに開館した「ハイカーグラウンド」は、エンターテイメント体験やアート鑑賞ができる韓国トレンドが詰まった最旬スポットです。ハイカーグラウンドの名前は、“韓国（KR）が挨拶（Hi）をすることで旅行者の遊び場（Playground）になる”という意味が込められています。

館内では、1～5階までMZ世代に向けたさまざまなコンテンツを発信しています。1階にある大型メディア「ハイカーウォール」は、注目の作家たちの多様なメディアアートを楽しめる空間です。メディアアーティストのイ・イナムの『新都市山水図』や、世界各国の韓流ファンから集まった韓国の観光映像などが流れています。

2階の「K-POPグランド」は、XRライブスタジオを利用し、自分だけのK-POPのミュージックビデオ制作を体験できる空間。K-POPアーティストになりきってミュージックビデオが撮影できる、憧れの体験が叶います。フォトゾーンでの撮影で思い出作りもバッチリ！

3階の「ハイカーストーリー」は、グラフィティライターのアルタイム・ジョーの作品とともに韓国の路地裏の日常文化をAI、AR、XRなどの技術で再現した常設展示。4階の「ローカルグラウンド」では、韓国のローカル観光についての企画展示が開催されています。

そして忘れずに立ち寄ってほしいのが、5階の「ハイカーラウンジ」。ソウルの中心部を流れる清渓川（チョンゲチョン）を眺望できるフォトスポットテラスからの眺めは抜群。併設の観光案内センターでは韓国の観光情報を得ることができるほか、人気の「ノーティッドドーナツカフェ」もあるためデザートも楽しめます。周辺の徳寿宮（トクスグン）や光化門（カンファムン）などの観光名所とあわせて訪れるのがおすすめです。

まとめ

エリアごとにさまざまな魅力がある韓国・ソウル。観光スポットがたくさんある分、行き先選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなときにも役立つ韓国在住ガイド厳選のスポットをご紹介しました。自然、絶景、カルチャーがバランスよく楽しめるラインナップなので、ソウル旅行の際はぜひこの記事を参考に、気になるスポットへ足を運んでみてください。