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現地在住の旅サラダガイド最推し!イギリス・ロンドンの穴場スポット3選

バッキンガム宮殿やビッグ・ベンなど有名な観光スポットが点在する、イギリスの首都・ロンドン。歴史と伝統が息づく街であり、一方でファッションや食、アートなどのトレンドが生まれ、最先端に触れられる地でもあります。

そんなロンドンをめいっぱい楽しむなら、有名スポットに行くだけではもったいない! そこで現地でコーディネーター・ライターとして活躍し、英国オタクの長谷川さんにロンドンのホットなスポットを教えてもらいました。ロンドンに来たら絶対に手に入れたいお土産品も紹介します。

— イギリス在住ガイドの紹介 —

長谷川 友美さん・コーディネーター/ライター

1994年に渡英。現在はロンドンと東京を拠点に、テレビ、CM、ミュージックビデオ、ラジオ、雑誌、ファッション撮影など、さまざまなメディアの撮影コーティネートおよび通訳・翻訳、ライターとしてイギリス全土で活躍中。

— イギリス・ロンドンMAP —

1. ロンドンのおすすめ観光スポット「V&A East Storehouse」

©Hufton+Crow

再開発が進み、新たなスポットが続々と登場しているイースト・エンド地区。そのなかでとりわけホットなスポットとして注目されているのが、2025年5月末にオープしたV&A East Storehouse(V&Aイースト・ストアハウス)です。ヨーロッパ最大の工芸美術館Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム)の新しい文化施設で、展示し切れない数々の美術品を保管しながら、一般公開する斬新な展示方法が話題となっています。

©Hufton+Crow

こちらの施設はロンドン五輪のときにメディアセンターとして使われていた建物を活用しており、広さはなんとバスケットコート30面分! 所蔵品25万点と書籍35万点を4フロアの展示室で紹介しています。なかにはピカソ最大の絵画作品や、ブルータリズム建築の傑作といわれるロビンフッド・ガーデンズ公共住宅の壁面などの大きな作品も。キュレーターによるミニ展示のコーナーもあり、アイディア満載の展示にインスピレーションが刺激されること間違いなし。事前に予約すれば、所蔵品を間近で見ることも可能です。

©Hufton+Crow

2026年4月にはここから徒歩数分の位置に、V&A East Museum(V&Aイースト・ミュージアム)がオープン予定。2か所の常設ギャラリーで現代美術、建築、デザイン、パフォーマンスアート、ファッションをテーマとした500の所蔵品が展示されます。イーストロンドン地区の新名所にぜひ注目してみて!

2. ロンドンのおすすめ観光スポット「Noisy Oyster」

© Noisy Oyster

2025年6月に、ロンドンの流行発信地として名高いイースト・エンドのショーディッチ地区で、話題の新店がオープンしました。Noisy Oyster(ノイジー・オイスター)は、オイスターをはじめ、ホタテやアンコウなどイギリスで獲れた魚介をふんだんに使った料理をメインに提供するシーフード・ビストロ。コンクリートやステンレスが調和するモダンな空間で、料理とミニ・マティーニを楽しむという英国らしい洒落たコンセプトに多くの食通が夢中です。

© Noisy Oyster

オイスターはエシャロットとタバスコでいただく伝統的なスタイル以外に、スモークしたトマト果汁とホースラディッシュのクリームを添えた個性が光る一品も。そのほかカニのビスクパスタやステーキなど、素材の味を最大限に生かした多彩なメニューが揃います。

地産地消の素材を生かすサステナブルな精神を大切にしながらも、独自のひねりを効かせたオリジナリティ溢れるメニューの数々に、料理人のセンスが感じられます。

© Noisy Oyster

カクテルの種類が豊富なのも嬉しいところ。作りたての冷たい温度と鮮度を保てるよう、あえて小さいサイズで提供するのがNoisy Oyster流。最高の状態で、料理のペアリングを存分に楽しめます。

なんとテラスにはステンレス製の卓球台も! お酒とおいしい料理を味わいながら卓球を楽しむといったユニークな体験も可能です。

3. ロンドンのおすすめ観光スポット「Daunt Booksのキャンバスバッグ(エコバッグ)」

© Daunt Books

お土産としてぜひおすすめしたいのが、イギリスに複数店舗を構える書店・Daunt Books(ドーント・ブックス)のキャンバスバッグ(エコバッグ)です。ロンドン市内に4店舗ありますが、なかでも今回は「世界でもっとも美しい書店」のひとつに選ばれたメリルボーン店をご紹介します。

Daunt Booksの本店であるメリルボーン店は1990年にオープンしました。もともとこちらの建物は、1910年のエドワード王朝時代の古書店だったそうで、世界で初めて書店として建設された貴重な建造物ともいわれているのだとか。オーク材の回廊が美しいギャラリーや自然光が差し込む天窓、手彫りの装飾が施された棚など、随所にこだわりが見られる内装そのままに、今も訪れる人々を魅了し続けています。

そんな歴史あるメリルボーン店の外観が描かれたキャンバスバッグは、地元ロンドンっ子にも大人気。マチ付きで、取っ手も頑丈な作りなので重たい書籍もたっぷり入ります。バッグの内側とサイドにはペンを入れられるポケットも。さすが“書店のバッグ”といった機能性も兼ね備えたしっかりした作りで、旅行中にさっそく活躍してくれそうです。

カラーはグリーンやレッド、グレー、ピンクなど全部で11色。新作の小さめサイズのミニキャンバスバック(全8色)や、スペシャルエディションのメタリックプリントのキャンバスバック(全4色)も販売されているので、ぜひ注目してみてください!

まとめ

歴史をつなぎながら、新しい文化も取り入れ、進化し続けているロンドン。歴史的建造物や博物館、おしゃれなカフェやレストランなどが多くあり、優雅な街歩きが楽しめる観光地です。

今回はそんなロンドンの観光スポットのなかでも、あまりテレビで紹介されていない穴場スポットと、現地コーディネーターならではの視点で選んだお土産品をご紹介しました。ロンドン観光の際は今回紹介したようなスポットにも訪れて、ひと味違った旅を楽しんでみてください。