和歌山県湯浅町|海と山の恵みがつむぐまち 懐かしいと新しいに出会う旅
2025.12.06
英国を構成するカントリーの1つであるスコットランド。激動の歴史を物語る古城や古戦場のほか、グラスゴー大聖堂をはじめとした美しい建造物など見どころ満載で、民族衣装のキルトや民族楽器のバグパイプのような独自の文化も魅力です。北部のハイランド地方や周辺の島々では、美しい自然を満喫できます。
今回は、スコットランドを代表する観光地であり、その美しい町並みが世界遺産に登録された首都エディンバラからアクセスできる観光スポットを現地ガイドの案内のもとご紹介します。観光スポットだけでなく、スコットランドらしいグルメやおすすめのお土産もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
— イギリス在住ガイドの紹介 —

長谷川 友美さん・コーディネーター/ライター
1994年に渡英。現在はロンドンと東京を拠点に、テレビ、CM、ミュージックビデオ、ラジオ、雑誌、ファッション撮影など、さまざまなメディアの撮影コーティネートおよび通訳・翻訳、ライターとしてイギリス全土で活躍中。
— イギリス・スコットランドMAP —


スコットランドを訪れたら、本土だけでなく島の観光もおすすめです。じつはスコットランドには800近くの島々があり、そのうちの約15%を占める有人島ではそれぞれ異なる文化が根付いているのだとか。今回は個性豊かな島々のなかでも、「ウイスキーの聖地」として名高いIsle of Islay(以下、アイラ島)を紹介します。
アイラ島はインナー・ヘブリディーズ諸島の南端に位置する広さ約62ヘクタールの島。豊かな自然が魅力で、絶景を楽しめる保護地区のグルイナードや、野生のアザラシに会えるポートナヘイブンなど見どころがたくさんあります。ロブスターやカニなど、島ならではのグルメも豊富です。

アイラ島ではピート(泥炭)と呼ばれる原料がよく採れることから、古くよりウイスキー作りが盛んに行われてきました。淡路島よりやや大きいくらいの面積でありながら、島内にはなんと9カ所もウィスキー蒸留所が! ピートで香り付けされた力強いスモーキー感で唯一無二の個性を生み出し、これまで世界中の多くのウイスキーマニアを虜にしてきました。

シングル・モルト・ウィスキーの名作を数々生み出すなかで特に人気を二分するのが、気品のある洗練された味わいのボウモアと、アイラウイスキーらしい強烈な個性をもつラフロイグ。そのほかにも繊細な甘さが調和する優雅な味わいのアードベッグ、ユニークなウイスキーを数々打ち出すブルックラディなどそれぞれの個性が光ります。
キルホーマン蒸留所のカフェで食べられるスコットランドの伝統料理「カレン・スキンク」も絶品! 蒸留所ツアーの予約もできるので、ぜひそれぞれの魅力に酔いしれてみてください。

新鮮な魚介類や上質な肉類など、じつは食材の宝庫でもあるスコットランド。特にエディンバラは美食の都として知られていて、レベルの高い飲食店が揃います。
そんなエディンバラのウェストエンド地区に2022年7月にオープンしたDulse Westend(ダルス・ウェストエンド)は、スコットランドらしさを大事にした地域に根差すシーフードレストラン。1階はアラカルトやコース料理をゆったり味わえるレストラン、地下は小皿料理をシェアしながらお酒が楽しめるバーに分かれています。

料理はスコットランドの伝統料理に、現代的なエッセンスを加えた独創的で飽きのこないおいしさが魅力。スコットランド産の食材をふんだんに使っており、特に魚介類は最高品質のものを揃えています。
おすすめは、5種類の料理を少しずつ楽しめるテイスティングメニュー。シェトランド諸島産のムール貝をはじめ、エビやキャビアを使った料理が揃います。ヨーロッパ各地を中心としたワインとのペアリングが楽しめるコースに変更も可能です。
さらに、お得なランチコースも。ランチコースは前菜・主菜・デザートが揃う3コースと、このうち2種類がつく2コースに分かれます。

コース料理以外に、多種多様なアラカルトをシェアするなんて楽しみ方も。なかでも、スコットランド沿岸で獲れたオイスターや大ぶりのホタテ、ロブスターなどをローストして盛り合わせたシーフード・プラッターがシェアするのにぴったりです。
ミシュランの星付きレストランなど、有名店が軒を連ねる港湾地区リースにも支店があります。エディンバラから車で15分ほどの位置にあるので、ぜひ足を運んでみて。

スコットランドのお土産といえば、やはりタータンのマフラーは外せません。タータンはスコットランド発祥の伝統的な柄で、民族衣装にも用いられています。さらに食品でいえば、スコットランドの伝統菓子であるショートブレッドも定番のお土産として有名です。
これらのお土産が数多く揃うお店が、エディンバラ城のすぐそば、メインストリートのロイヤルマイルにあります。Tartan Weaving Mill and Exhibition(タータン・ウィーヴィング・ミル・アンド・エキシビション)は市内屈指の品揃えを誇るお土産ショップ。5階建ての建物には、スコットランドの特産品であるカシミアやツイードの小物をはじめ、ウール製品やニット製品など、豊富なお土産品が揃います。多数のブランドが一挙に見れることからも観光客に人気で、いつも大勢の人で賑わっているお店です。おもちゃや文房具などの雑貨も取り扱っています。

タータンは地域や氏族(クラン)ごとに柄が異なります。さらに手頃な価格のラムウール100%の製品から、贅沢なカシミア100%の製品まで素材もさまざまです。マフラー1つにしても、柄・素材・サイズによってさまざまな種類に分かれるので、じっくり見比べて自分にぴったりのアイテムを見つけてみてください。マフラー以外のタータン製品をお求めなら、民族衣装のキルトもおすすめですよ!

ショートブレッドは日本で人気の高いウォーカーズ社製を筆頭に、現地でしか買えないブランドなど多数の製品が揃います。スコットランドの伝統楽器であるバグパイプの形をした、音が鳴るマグネットもちょっとしたお土産に最適です。
ロンドンから飛行機で約1時間30分程度でアクセスできるスコットランド。絵になるような自然や歴史的建造物などたくさんの観光スポットにあふれているので、初めてスコットランドを観光する人は訪れる場所に迷ってしまうかもしれませんね。
今回は現地コーディネーターの視点で、首都エディンバラからアクセスしやすい観光スポットをご紹介しました。エディンバラには、エディンバラ城からスコット記念塔、街歩きが楽しめるロイヤルマイルまで、代表的な観光スポットが数多くあります。定番観光スポットを楽しみつつ、テレビであまり紹介されていない穴場スポットにも立ち寄ってみたい方はぜひこの記事を参考に、旅程を立ててみてください。
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