今回、江田友莉亜リポーターが“海外の旅”で訪れたのはカナダのトロントとルーネンバーグ。ノバ・スコシア州公認の飲み物と称される「ラム酒」の蒸留所や、帆船レースで17年連続優勝した伝説の漁船、78年続く海辺のブティックホテルなど、旅サラダがおすすめする観光スポットやご当地グルメを紹介します。

※CA$1(カナダドル)=108円

トロント(Toronto)

カナダ・オンタリオ州の州都で、オンタリオ湖の北岸西部にあるカナダの主要都市。
カナダで1番人口が多い都市でもある。活気に満ちた大都市の中心部には超高層ビルが立ち並び、中でも CNタワーは一際存在感を放つ街の象徴的な存在。楕円形に整えられたクイーンズ パーク、400acもの広さで園内には遊歩道、スポーツ施設、動物園を備えたハイパークなど、たくさんの緑地が広がっている。

ルーネンバーグ(Lunenburg)

アトランティック・カナダと呼ばれる、カナダ東部の大西洋に面したノバ・スコシア州にある「北米で最も美しい」といわれている港町。1753年にイギリスの植民都市として建設され、移り住んだのはドイツ、スイス、フランスなどのプロテスタント1,453人。現在2,000人余りを数える住民のほとんどがその子孫といわれ、建設当時の姿をそのまま残す旧市街は、かつての大英帝国が築いた北米植民都市の特色をよく残していることから、1995年に世界遺産に登録された。

アイアンワークス 蒸留所(Ironworks Distillery)

ノバ・スコシア州公認の飲み物と称される「ラム酒」は、ノバ・スコシア州の歴史上重要な意味があり、初の主要産業にも発展した。18世紀に海賊たちが手に入れた蒸留酒を船に積んでいたことに始まり、その後の禁酒法時代にはラム酒の密輸が行われ、現在では数あるクラフト蒸留所が厳選したさまざまなラム酒を少量ずつ製造している。そのひとつ、アイアンワークス蒸留所は、1895年に鍛冶屋さんとして建てられた歴史ある建物を利用して、12年前にお酒作りを始めた。ラム酒以外にも、ウイスキー、アップルブランデー、リンゴのウォッカ、ジンなど、色々なお酒を作っている。

 

ルーネンバーグ・アカデミー 国定史跡(Lunenburg Academy National Historic Site)

ルーネンバーグの「丘の上の城」として知られるルーネンバーグ・アカデミー。
この白、黒、赤の大胆な配色が特徴の建物は、19世紀から無傷な状態で現存する数少ない木造建築のひとつ。ノバ・スコシア州における教育の進化を体現しており、歴史的にも建築的にも重要な史跡。2012年まで公立の小学校として使用され、多くの生徒たちに高等教育の機会を与えた。そして現在は「公共の建物」として、多くの人々を繋いでいる。

 

ブルーノーズ ロッジ(Bluenose Lodge)

ルーネンバーグで78年続く海辺のブティックホテル。リラックスした上品な装飾が施されたビクトリア朝の雰囲気の中で、エレガントなおもてなしを提供しており、ユネスコ世界遺産に指定されている。港や歴史的な旧市街まで徒歩わずか5分の場所にあり、宿の名前の由来となった「ブルーノーズⅡ号」を見ることも。快適さと清潔さの最高水準の美しい客室が12室あり、滞在中、ダイニングルームでは、注文に応じてグルメな朝食が頂ける。また、ディナータイムには、ホテル自慢の地元の新鮮な海鮮を使った料理も。

 

ブルーノーズⅡ(Bluenose II)

ルーネンバーグで建造された伝説的な漁船で、帆船レースでも活躍し、特に「インターナショナル・フィッシャーマンズ・トロフィー」で、17年連続優勝を果たしたことから、「北大西洋の女王」とも呼ばれた、「ブルーノーズ号」。1921年に進水し、17年連続で国際漁師賞を受賞するなど、カナダの歴史で最も有名な船の一つとして知られている2本マストのスクーナー船。1946年にカリブ海で座礁し沈没。1963年に、初代ブルーノーズのレプリカとして「ブルーノーズ2世号」が建造された。
エンジンとスクリューが装備され、現在はルーネンバーグで観光クルーズ船として活躍。

カナダ観光局 告知

今回ご紹介した、カナダ東海岸「アトランティック・カナダ」は、「カナダの隠された宝石」とも言われ、世界遺産の街や世界最大級の潮の満ち引き、地球の歴史が見られる地層など、見どころがギュッと詰まった特別な場所です。「アトランティック・カナダ」の知られざる魅力と物語を公式サイトで紹介しています。
詳しくは、「カナダ観光局」で検索してください。

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