今回、ゲストの津田寛治さんが旅するのは埼玉・秩父。都心から約90分でアクセスできるとは思えないほど、豊かな自然と歴史が凝縮されたエリアです。川くだりのスリルから、色鮮やかな彫刻が見事な秩父神社、昭和レトロな洋食、山深くに鎮座する三峯神社、そして囲炉裏を囲む里山の宿まで——秩父の魅力をたっぷりご紹介します。

長瀞ラインくだり(ながとろらいんくだり)

秩父の山で伐採された木材を筏に組んで江戸まで運んだ「筏流し」が起源の長瀞ラインくだり。大正時代から続くこのアクティビティの見どころは、国指定特別天然記念物「岩畳」の中を和船で進む絶景です。急流あり、静かな瀬あり——変化に富んだ荒川の表情が次々と目の前に広がります。

春の新緑、夏の水しぶき、秋の紅葉、冬の凛とした山の空気と、四季それぞれに異なる顔を見せてくれるのも魅力です。船頭さんの案内を聞きながら、秩父の自然を全身で感じてみてください。

秩父神社(ちちぶじんじゃ)

約2,100年余の歴史を持つ秩父地方の総鎮守で、秩父三社のひとつ。1592年に徳川家康が建造させた本殿には、左甚五郎作と伝わる色鮮やかな彫刻が施されています。「つなぎの龍」「子宝子育ての虎」、そして日光東照宮の三猿とは対照的に「よく見て・よく聞いて・よく話す」をモチーフにした「お元気三猿」など、見どころが満載です。

境内では、水に浸すと文字が浮かび上がる「水占みくじ」も人気。参拝の記念にぜひ試してみてください。秩父観光の出発点にふさわしいスポットです。

パリー食堂(ぱりーしょくどう)

秩父神社の参道・番場通りに佇む昭和2年(1927年)創業の老舗洋食店。建物は国の登録有形文化財にも指定されており、店に入った瞬間から昭和レトロな空気に包まれます。看板の「オムライス」とセットの「プリン」はどちらも特に人気の一品です。

秩父神社のすぐそばという立地も魅力。参拝の後にぜひ立ち寄ってみてください。

三峯神社(みつみねじんじゃ)

三峰山の標高1,100m地点に鎮座する古社で、約1,900年前に日本武尊が創建したと伝わります。修験道の修行の場としても知られ、関東屈指のパワースポットとして山奥ながら多くの参拝者が訪れます。境内への参道は杉並木が続き、一歩踏み入れると空気がガラリと変わる感覚を覚えます。

御神木に触れ、凜とした空気を吸い込むだけで心身が浄化されるよう。天気が良ければ境内から秩父の山並みを一望することもできます。都会の喧騒を忘れた特別な時間を過ごしてみてください。

二百年の農家屋敷 宮本家(にひゃくねんののうかやしき みやもとけ)

約200年前の農家屋敷を改築した古民家旅館。囲炉裏を囲んで楽しむ夕食では、元力士の当主が腕を振るうちゃんこ鍋や自家菜園の野菜を使った里山料理が並びます。露天・半露天付きの客室もあり、山の静寂の中でゆったりと過ごせます。

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