今回、ゲストの片桐 仁さんが旅するのは、長野県。「片桐姓」発祥の地に立つ記念碑や、国宝土偶「縄文のビーナス」「仮面の女神」を所蔵展示する考古館、栗とクルミを使ったカレーなど、長野県のおすすめの観光スポットやご当地名物グルメを紹介します。

片桐氏発祥の地

中川村の実際寺の境内にある記念碑です。ここは「片桐姓」発祥の地とされ、碑は住民有志の手によって建てられました。同じ名字を持つ人にとっては、自分のルーツに触れられる場所です。

御射山神社

旧片桐郷の氏神として崇拝される神社で、船山城跡の中に社を構えます。諏訪大社の分社の一つで、本社と同じく7年に一度、御柱祭が行われています。現存する資料によると、この祭りは1700年代から続いているとのこと。境内に立つ4本の御柱を見上げると、祭りが受け継がれてきた年月の長さに思いが至ります。

井戸尻考古館

八ヶ岳山麓で暮らした縄文時代の人々の生活文化を伝える資料館です。井戸尻遺跡から発掘された2,000点余りの土器・土偶を年代順に展示し、時代ごとの移り変わりをたどれるように構成しています。なかには国指定重要文化財の「神像筒形土器」や「蛇を戴く土偶」、長野県宝の「水煙渦巻文深鉢」といった名品もあります。土器や土偶の文様を読み解くことで見えてきた、当時の世界観や神話の解説も見どころです。

cafe DanDan

地元で人気のスパイスカレー店です。毎年秋の地域イベントに合わせて、縄文人が好きだった栗とクルミを使ったカレーを提供しています。クルミは砕いてルーに入れ、栗は地元産の古代米と一緒に炊いています。木の実の恵みを本格スパイスで味わう、秋ならではの一皿です。

蓼科グランドホテル滝の湯

標高1,250m、滝の湯川の渓流沿いにある1923年創業の老舗温泉宿です。渓流露天風呂や庭園大浴場など、趣の異なる4か所の浴場で温泉めぐりを楽しめるのが魅力です。露天風呂は川を見下ろす位置にあり、庭園大浴場からは宿のシンボルである滝が望めます。夕食は、蓼科の旬の食材をふんだんに使った会席料理です。

黒耀石体験ミュージアム

霧ヶ峰高原の東北端、黒耀石の一大産地にある体験型博物館です。原産地の星糞峠で採れる黒耀石は、星のようにきらきらと輝くのが特徴です。鋭い割れ口と加工のしやすさを備え、およそ3万年にわたって石器の材料となってきました。館内では展示された黒耀石を見て歩き、石器や勾玉づくりなどを体験できます。敷地内には鉱山の遺跡もあり、縄文人が採掘していた様子を感じられます。

茅野市尖石縄文考古館

特別史跡に指定されている尖石石器時代遺跡に隣接する博物館です。館が所蔵するのは、国内で5つしかない国宝土偶のうちの2つで、どちらも実物が展示されています。棚畑遺跡から出土した高さ27cmの「縄文のビーナス」は、妊娠した女性の姿を表した土偶。中ッ原遺跡から出土した高さ34cmの「仮面の女神」は、顔に逆三角形の仮面をつけた姿を思わせます。

縄文麦酒 TAPROOM & EATERY

2026年6月にオープンしたブルワリーで、かつて縄文文化が栄えた八ヶ岳の四季折々の自然や風景をビールで表現しています。コンセプトは「森の中にいるように五感をめいっぱい使って楽しむビール」です。

「片桐姓」発祥の地に立つ記念碑に、川を見下ろす露天風呂、実物と向き合える2体の国宝土偶。片桐 仁さんがめぐった長野県の旅は、名字のルーツから縄文の暮らしまで、時をさかのぼるような道のりでした。次の長野旅行では、土器や土偶の前で足を止める時間をたっぷり取ってみてください。

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