• トップ
  • グルメ
  • 宮城のおすすめ絶品ご当地グルメ16選!宮城にしかない名物から人気の名店16選も紹介

宮城のおすすめ絶品ご当地グルメ16選!宮城にしかない名物から人気の名店16選も紹介

恵み豊かな海と山に囲まれた自然環境が育む食文化の宝庫・宮城県。三陸の荒波が育んだ新鮮な海産物や、肥沃な大地で育った農産物による多彩で奥深いグルメが豊富にあります。

そこで今回は、宮城に行ったら食べたいご当地グルメメニューを16品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も16店舗セレクトしています。宮城でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。

目次

もっと見る

宮城のおすすめ絶品ご当地グルメ16選

1. 牛たん焼き

宮城県の三大名物グルメの一つ「牛たん焼き」。一般的な牛たんと異なり、仙台の牛たん焼きは「分厚く、なのに柔らかい」のが特徴です。

スライスしてキッパ(切り込み)をつけ、塩を振ったら、冷蔵庫で3~4日熟成させます。じっくり熟成させることで噛むたびにしみ出す仙台の牛たん焼き特有の旨みが醸成されます。

味付けを左右するこの仕込み作業は、お店ごとで独自の方法で行われるため、仙台の「牛たん焼き」と言っても各店舗で異なる味わいを堪能できます。

◆宮城名物の牛たん焼きが食べられるお店『牛たん料理 閣 電力カルビ』

「牛たん料理 閣」では、仙台名物の牛たんを食べられます。1988(昭和63)年の創業当時から、天然塩に調味料・香辛料などを合わせた門外不出の味付けを貫いています。同じく創業当時から受け継がれてきたスジが残らない独自のカット方法がふわっとした食感を演出。焼いたあとは外はカリっ、なかはふわっとした食感のコントラストを楽しめます。

おすすめのたん焼き定食は注文を受けてから焼くため少々時間がかかりますが、待ち時間もワクワク楽しめます。余すことなく牛たんの美味しさを味わってください。

牛たん料理 閣 電力ビル店

◆宮城名物の牛たん焼きが食べられるお店『牛たん焼専門店 司 西口名掛丁店』

「牛たん焼専門店 司」は、アメリカ産またはオーストラリア産最高級ブランド牛の牛たんを食べられるお店です。焼き塩とスパイスで味付けをしたら、冷蔵庫で3日間熟成。旨みをじっくり引き出しています。

強い火力の国産ナラ炭による香ばしい炭火焼きで手早く焼き、外はカリッと中はジューシーな食感に仕上げている点が最大の魅力です。定食のご飯には全国米の食味ランキングで特A評価をうけたこともある宮城県産のひとめぼれを使用。栃木県足利産の二条大麦を加えて炊いたご飯と、極上の牛たんは相性抜群。お箸を置く暇がないほど、食が進むこと間違いなしです。

牛たん焼専門店 司 西口名掛丁店

◆宮城名物の牛たん焼きが食べられるお店『牛たん 萃萃』

「牛たん 萃萃」は、住宅地にひっそり佇む老舗で、知る人ぞ知る牛たん焼きの名店です。人気グルメドラマでもで紹介されたことで、注目度が急上昇し、開店時から行列ができる人気店となっています。

著名人のサインが多数飾られた店内の雰囲気も魅力の一つ。おすすめは「牛タン食べ比べセット」では、通常の牛たんはもちろん希少部位との食べ比べを楽しめます。いわずもがな、ご飯との相性は抜群。時間帯によっては待ち時間が発生することもあるため、早めの訪問がおすすめです。

牛たん 萃萃

◆宮城名物の牛たん焼きが食べられるお店『旨味 太助』

昭和23(1948)年創業の「太助」の初代・佐野啓四郎の味を受け継いだ「旨味 太助」。現在はその娘婿が腕を振るう牛たんは、素材の旨みを最大限に引き出す“塩だけ”の味付けに徹し、熟練の技で炭火焼きにすることで、香ばしく飽きのこない一皿に仕上げています。

店内はノスタルジックな昭和情緒漂う雰囲気で、職人の活気ある声が飛び交い、まるでタイムスリップしたかのよう。定番の牛たん定食は、牛たん焼き・漬物・麦めし・テールスープがセットになっており、手作りの丁寧さと安定の味を楽しめます。

旨味 太助

2. 仙台牛

宮城県の豊かな自然に育まれた「仙台牛」。宮城県は、国内有数の良質米が獲れる自然環境ときれいな水、秋の降水量が少ないことから質の良い稲わらが生産されているなど、霜降り牛肉づくりに適した環境が整っています。

そんな環境で育った「仙台牛」は、口当たりがよく柔らか。まろやかな風味とあふれ出る肉汁が特徴です。牛枝肉規格の霜降り最高位「A-5」「B-5」ランクのみの全国で唯一の超高級ブランド牛肉「仙台牛」。全国のブランド牛が集結し、チャンピオンを決める全国肉用牛枝肉共励会で、過去に5度の日本一を獲得した実力派お肉は仙台旅行で外せないグルメです。

◆宮城名物の仙台牛が食べられるお店『割烹若鮨』

昭和49(1974)年創業の老舗「割烹 若鮨(わかずし)」は、地元の食材や季節感、色彩へのこだわりを大切にし、“本物を味わう”日本料理と江戸前寿しを提供する名店です。

登米産の雌牛だけを使った仙台牛メニューが充実しており、べごにぎりやユッケ丼、牛刺し、ローストビーフ丼、牛とろ丼などが揃います。店構えは格式ある割烹の趣があり、カウンター席や個室も備え、一人旅から団体客まで対応可能。県内でも珍しい「生食用食肉取扱者」の認定を受けた「割烹 若鮨」では、とくにべこにぎりなど生食で仙台牛を楽しむのがおすすめです。

割烹若鮨

◆宮城名物の仙台牛が食べられるお店『肉のいとう』

1967(昭和42)年創業の老舗精肉店「肉のいとう」。牛肉は仙台牛・仙台黒毛和牛のみを販売しており、ローストビーフはA5ランクの最高級仙台牛を使用しています。きめ細やかで柔らかな肉質なので、味付けは塩・コショウといたってシンプル。仙台牛本来の旨みをタレいらずで楽しめます。

仙台牛特有の上品な香りが口いっぱいに広がる「肉のいとう」のローストビーフ。ローストビーフの概念を覆される一品です。

肉のいとう

3. 気仙沼ホルモン

「気仙沼ホルモン」は、タンやハツ、ガツなど、さまざまな新鮮な豚のホルモンをミックスし、味噌とにんにくベースの独特のタレにじっくり漬け込んで焼き上げる、気仙沼発祥のローカルグルメです。

炭火またはフライパンで香ばしく焼き上げることで、ホルモン本来の旨味が際立つ「気仙沼ホルモン」。ウスターソースまたは醤油をかけた細切りキャベツに乗せて、一緒に食べるスタイルが特徴的で、漁師たちの野菜不足を補う工夫から生まれた郷土の味です。味噌ニンニクダレの濃い味がご飯はもちろん、ビールなどのお酒のお供に最適。飲食店で見かけたら、ぜひ頼んでみてください。

◆宮城名物の気仙沼ホルモンが食べられるお店『焼肉くりこ』 

昭和36(1961)年創業の「焼肉くりこ」は、四代にわたり受け継がれる秘伝の仕込みと味が自慢の老舗焼き肉店です。看板メニューの気仙沼ホルモンには、主に岩手県産の豚ホルモン(タン・ハツ・ガツ・レバー・小腸・大腸など)を生で使用し、ぬめりや臭みを丁寧に取り除くために、冷水で3時間以上かけて手洗いする徹底的な仕込みぶりが特徴です。

保存料や着色料は一切使用せず、手作りにこだわるその姿勢により”本物”の味を提供する「焼肉くりこ」。店内は無煙ロースターを導入し清潔で居心地の良い空間となっているため、女性や家族連れにもおすすめのお店です。

焼肉くりこ

4. 気仙沼フカヒレ

写真はイメージです。

「気仙沼フカヒレ」は、日本有数の水揚げ量と高度な加工技術を誇る高級食材です。主にヨシキリザメやモウカザメ、アオザメなどが使われ、尾びれ・背びれ・胸びれといった部位によって価値も異なり、なかでもとくにアオザメの尾びれ・背びれは希少で高級とされています。

定番の姿煮のほか、フカヒレ丼や握り寿司、フカヒレラーメンなどで提供される「気仙沼フカヒレ」。贅沢かつ個性的な魅力のある料理は、旅中の一食でぜひ食べてもらいたい一品です。

5. 牡蠣

広島に次ぐ牡蠣の養殖率を誇る宮城県。栄養豊富な河川が流れ込み、また入り組んだリアス式海岸が牡蠣の養殖に適していることから、小ぶりながらも濃厚でクリーミーな牡蠣が育ちます。

県内の各産地で地形に合わせた養殖技法を用いることから、多様なブランド牡蠣が生まれているのも宮城県の牡蠣の特徴。毎年10月から3月が旬で、この時期の牡蠣はオフシーズンに比べて格段に美味しくなります。そのため、牡蠣を目当てに行く場合は、10~3月中に予定を立てるのがおすすめです。

◆宮城名物の牡蠣が食べられるお店『パンセ松島店』 

松島離宮・海の駅の1階に位置し、石窯で焼き上げるベーカリー「パンセ」。松島店では、牡蠣カレーパンとずんだメロンパンの松島店限定メニューが販売されています。

とくに牡蠣カレーパンがおすすめで、なかには宮城県産の大粒の牡蠣が贅沢にも2粒まるごと入っています。日本カレーパングランプリ2020バラエティ部門で金賞を受賞した逸品で、揚げたてサクサクの衣と牡蠣の旨味が絶妙にマッチします。手軽に東北らしい味わいが楽しめる「パンセ」。松島店は観光地にあるため、食べ歩きにも最適です。

パンセ松島店

6. 金華さば

「金華さば」は、宮城県石巻市・金華山沖で獲れる大型で脂乗りの良い真さばのブランドです。親潮と黒潮が交わる三陸沖は世界有数の漁場で、プランクトンが豊富。とくに金華山沖は水温変化が少なく、潮の流れが複雑でエサが豊富なため、身の締まりがよく脂肪含有率が高い金華さばが獲れます。

漁期は主に秋から冬で、この時期のさばは脂が20%近くに達し、刺身やしめさば、焼き物などで濃厚な旨味ととろける食感を味わえます。その質の高さから全国的に高級ブランドとして知られている「金華さば」。大衆的な魚だからこそ味の違いを感じやすいグルメです。

7. 閖上赤貝(ゆりあげあかがい)

「閖上赤貝」は、宮城県名取市・閖上沖で漁獲される高級赤貝です。身の厚さと鮮やかな朱色、濃厚な甘みとコリコリとした食感が特徴です。刺身やにぎり寿司、海鮮丼の具材として提供されることが多く、甘みのある旨みを堪能できます。

漁は主に冬季に行われ、この時期の赤貝は身入りが良く旨味も増加。噛むほどに口のなかに広がる甘みと磯の香りはお酒のお供にもぴったりの一品です。

◆宮城名物の閖上赤貝が食べられるお店『漁亭浜や かわまちてらす閖上店』 

「漁亭浜や かわまちてらす閖上店」は、名取川沿い・かわまちてらす閖上エリアに位置するロケーション抜群の海鮮食堂です。開放的で明るい雰囲気の店内にはカウンター席やテラス席があり、川の眺望を楽しみながら食事ができます。

地元・閖上産のしらすやプリプリの閖上赤貝、名取市産のせりなど、新鮮な海の幸をふんだんに使用したメニューが魅力。県外ではなかなかお目にかかれない高級食材・閖上赤貝が贅沢にのった丼は一食の価値ありです。

漁亭浜や かわまちてらす閖上店

8. 塩竈の寿司

写真はイメージです。

新鮮な地魚をふんだんに使い、素材の旨味を最大限に引き出す職人技が特徴の「塩竈の寿司」。松島湾に面し、外洋の黒潮と親潮が交わる三陸沖漁場に近く、年間を通じて多様な魚介が水揚げされるからこそのご当地グルメです。

漁場と市場が近く、朝獲れの魚を昼には握れる鮮度の良さが大きな魅力。恵まれた自然条件と長い漁業の歴史を背景に、塩竈市は人口当たりの寿司屋の数が日本一とも言われているほど寿司の激戦区として知られています。新鮮なネタとライバル店との競争で磨かれた職人技が光る「寿司のまち」の味をぜひご堪能ください。

◆宮城名物の塩竈の寿司が食べられるお店『すし哲』 

宮城県塩竈市にある「すし哲」は、本塩釜駅から徒歩3分の距離にあり、落ち着いた雰囲気の中で本格的な江戸前寿司を楽しめます。東京で修業を積んだ経験を持つ店主による絶妙な握りが特徴で、赤酢を使用したシャリと素材の旨みを最大限に引き出した寿司が魅力です。

地元の新鮮な魚介を活かした寿司を提供する「すし哲」。とくに記念日など、特別な日のお祝いにおすすめのお店です。

すし哲

9. あぶら麩丼

出典:農林水産省ウェブサイト

「あぶら麩丼」は、油で揚げた車麩を甘辛い割下で煮込み、卵でとじてご飯にのせた丼物の郷土料理です。あぶら麩は小麦グルテンを成形し油で揚げた保存食で、肉のような弾力と煮汁をよく吸う性質があります。肉が貴重だった時代、あぶら麩は貴重なたんぱく源であったことから、家庭料理として広まった「あぶら麩丼」。現在では宮城県内の食堂や道の駅で広く提供され、B級グルメとしても人気です。

宮城県北部・登米地方発祥の優しい味は、季節問わず楽しめますが、とくに身体が冷える冬に食べると心まで温めてくれます。

◆宮城名物のあぶら麩丼が食べられるお店『味処 もん』

「味処 もん」は、登米市のソウルフード「あぶら麩丼」の発祥店として知られる食事処です。老舗旅館「海老紋」に併設され、平成7(1995)年の開店以来、地元食材を活かした料理を提供しています。

とくに看板メニューのあぶら麩丼は、開業当初から変わらぬ味で支持され、観光客だけでなく地元客にも親しまれています。野菜たっぷりのはっと汁とのセット「とよまセット」も人気で、登米の郷土文化を一度に味わえるのが魅力です。店内は座敷を中心に16席と家庭的な雰囲気で、子連れにもおすすめ。夜は要予約なため、晩ご飯で利用する際には事前予約を忘れないようにしましょう。

味処 もん

10. 冷やし中華

中華麺のうえにチャーシューやキュウリ、ハムなどの細切りや錦糸卵などを乗せ、タレをかけて食べる「冷やし中華」。その起源の一つは仙台と言われています。蒸し暑い夏に中華料理店の売り上げが落ちることの打開策として、また仙台七夕で訪れる観光客へのおもてなしの一品として考案されたのが「冷やし中華」です。

笹かまぼこ、牛たん焼き、ずんだに加えて仙台4大グルメと称される「冷やし中華」。仙台では通年食べられるお店もあるので、4大グルメ制覇にチャレンジしてみてください。

◆宮城名物の冷やし中華が食べられるお店『中国料理 龍亭』

「中国料理 龍亭」は、昭和6(1931)年に創業した老舗中華料理店で、冷やし中華発祥の店として広く知られています。看板メニューの「涼拌麺」は、“冷やし中華”の元祖とされ、昭和12(1937)年に初代店主が夏場の売上低迷を改善するために考案したと伝えられています。

麺と具材が別々に提供されるスタイルで、クラゲ・蒸し鶏・ハムなど豊富な具材が丁寧に盛り付けられているのが特徴です。また、醤油ダレと胡麻ダレの2種類から選べる点も魅力で、醤油ダレには柑橘系の生搾り果汁を加えることで爽やかさを演出し、胡麻ダレはチーマージャンにわずかなラー油を加え、辛味をアクセントにするなど飽きのこない工夫が凝らされています。季節を問わず通年提供されており、常に「今、一番おいしい味」を実現するよう微調整が行われている点も魅力のお店です。

中国料理 龍亭

11. 仙台マーボー焼そば

平成25(2013)年に産声を上げたばかりで、近年その勢いを増している「仙台マーボー焼きそば」。焼いた、または揚げた中華麺のうえに麻婆豆腐がかかった仙台のソウルフードです。仙台市内にあるオリジナルラーメンを提供する中国菜館まんみでまかない料理として出されたのがその始まり。新たなご当地グルメとして注目を集めている「仙台マーボー焼きそば」は中国菜館まんみをはじめ、仙台市内の50店舗で提供されており、各店舗で味が違うため、味比べをするのもおすすめです。

◆宮城名物の仙台マーボー焼きそばが食べられるお店『中国菜館 まんみ』

「中国菜館 まんみ」は、1972(昭和47)年創業の老舗の中華料理店です。「オリジナルラーメンのお店」のふれ込みどおり、ニララーメンやホルモンラーメン、コーンラーメンなど、少し風変わりなラーメンを食べられます。

ラーメンもさることながら、おすすめは「仙台マーボー焼きそば」。麺は一度せいろで蒸したあとに乾燥させ、お湯で戻してから焼いてるため、外はパリパリ、中はもちもちです。木綿豆腐とひき肉をたっぷり使用した餡と麺の相性が抜群で、ニンニクの香りもあり食が進みます。「仙台マーボー焼きそば」発祥店ならではのはじまりの味を楽しめます。

中国菜館 まんみ

12. 石巻焼きそば

「石巻焼きそば」は宮城県石巻市発祥のご当地焼きそばです。茶色い蒸し麺を使用するのが特徴で、麺は一度蒸してから熟成させるため、独特のもっちり感と香ばしさが生まれます。炒める際にスープを加えることで旨味が染み込み、しっとりとした独特の食感が生まれる「石巻焼きそば」。味付けは比較的あっさりとしたソース味で、好みで目玉焼きをのせて食べるのが定番です。

戦後、物資不足の中で少ない材料でも満足感を出せる工夫として広まり、地元製麺業者の協力で町全体の名物として定着。B-1グランプリなど全国イベントで紹介されたことを皮切りに、今では石巻を代表するソウルフードとして広く知られるようになったご当地グルメです。

◆宮城名物の石巻焼きそばが食べられるお店『かのまたや』

「かのまたや」は、地元の味を大切に守り続けている老舗食堂です。石巻焼きそばの名店として知られており、茶色く蒸した特製麺を使ったもっちり食感と、あっさりしつつコクのあるソース味が特徴です。

ふんわりとした目玉焼きがトッピングされた石巻焼きそばは、地元ならではの懐かしい味わい。戦後の物資不足時代から続く伝統の味を引き継がれた一品は、地域のソウルフードとして多くの人に愛されています。地元客だけでなく観光客も訪れる人気店で、混み合うことも予想されるため、訪問の際は早めの行動がおすすめです。

かのまたや

13. 白石温麺(しろいしうーめん)

「白石温麺(しろいしうーめん)」は、宮城県白石市発祥の伝統的な細麺で、江戸時代から続く歴史ある郷土食です。細く繊細な麺は、小麦粉と塩、水だけで作られ、手延べ製法により滑らかでコシのある食感が特徴。茹で時間が短く、軽やかなのど越しが楽しめます。

冷やしても温かくしても美味しく、夏は冷やし麺、冬は温かい汁物として親しまれています。白石の清らかな水と寒暖差のある気候が良質な麺作りに適しており、保存性にも優れるため長く愛されてきた「白石温麺」。東北地方を代表する素朴で上品な麺料理は、宮城に来たら食べておきたい一品です。

14. 笹かまぼこ

明示35~36年頃に誕生したと言われている「笹かまぼこ」。ヒラメの豊漁が続き、保存や消費が追いつかず持て余してしまったことがきっかけで作られたのがヒラメを贅沢に使用し、笹の葉型に焼いた「笹かまぼこ」です。

名前の由来は、伊達政宗で有名な仙台藩主伊達家の家紋・竹に雀の笹。ふわふわプリプリで、魚の旨みと甘みが味わえる宮城県三大名物グルメの一つです。

◆宮城名物の笹かまぼこが食べられるお店『鐘崎総本店 笹かま館』

「鐘崎総本店 笹かま館」は、笹かまぼこの名店として知られる老舗のかまぼこ店です。創業は明治時代に遡り、長い歴史を持つこの店は、地元の人々や観光客に愛され続けています。

厳選された新鮮な魚を使用し、職人の手によって一つ一つ丁寧に作られた笹かまぼこはふわっとした食感と豊かな風味が特徴。製造工程の見学や試食ができるコーナーもあり、訪れる人々にその魅力を直接体験してもらえます。笹かまぼこを使ったさまざまな商品も販売されており、お土産の購入にもおすすめのお店です。

鐘崎総本店 笹かま館

15. 三角あぶら揚げ

大豆の生産が盛んな大豆王国・宮城県ならではのグルメ「三角あぶら揚げ」は、3cmもの厚さがあるあぶら揚げです。厚揚げのような見た目をしていますが、れっきとしたあぶら揚げです。120度の油で火が通るまで揚げたあと、190度の油できつね色になるまでカラッと2度揚げする「三角あぶら揚げ」。外はカリっと、なかはふわっとした食感が楽しめます。

おすすめは揚げたてに七味と醤油をかけていただく食べ方。香ばしさと素朴な味わいが口いっぱいに広がります。ボリューミーな一品ですが、油がしつこくなく軽い口当たりなので、女性や子供でもペロリと食べられます。

◆宮城名物の三角あぶら揚げが食べられるお店『定義とうふ店』

創業120年になる豆腐店「定義とうふ店」。100%大豆を原材料に、豆腐や豆乳、油揚げなどの大豆商品を製造・販売しています。

おすすめは定義山の名物と言われる三角あぶら揚げ。厳選大豆を使用した豆腐を、きつね色になるまで高温の油で揚げています。店頭にはベンチがあり、その場で揚げたてを食べられます。まずはそのまま大豆の香ばしさと旨みを味わってから、醤油や七味唐辛子、ニンニク七味をかけて味変すれば一瞬でペロリ。お土産にも購入したくなる一品です。

定義とうふ店

16. ずんだ

茹でた枝豆の薄皮をとり、すりつぶした「ずんだ」。500年以上前の戦国時代に、伊達政宗が合戦の際に陣太刀(じんだち)の柄で枝豆をつぶしたことなど、その名の由来は諸説あります。

一般的には、ずんだに砂糖と少量の塩を合わせて作った餡を餅に絡める「ずんだ餅」として食べられます。ほかにも大福のあんこの代わりにずんだ餡を使用したり、シェイクにして飲んだりなど、さまざまなずんだグルメを楽しめるのも宮城県の魅力の一つ。ほんのり素朴な甘みと豆の風味、つぶつぶ食感がほかにない名物グルメをぜひご賞味ください。

まとめ

宮城県には、新鮮な牡蠣や金華さば、閖上赤貝、あぶら麩丼、白石温麺など、自然の恵みと伝統が融合した多彩な味わいが魅力のグルメが豊富にあります。まだまだ個性豊かで多彩ななグルメがある宮城県。観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年8月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

<– Start Author Introduction –>
<– End Author Introduction –>

RECOMMENDED

おすすめ