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博多のおすすめ絶品ご当地グルメ15選!博多にしかない名物から人気の名店14選も紹介

屋台文化をはじめ、多彩な食の魅力が詰まった博多。豚骨ラーメンや明太子など全国的に有名な名物から、焼きラーメンやかしわ飯といった地元色の強い郷土料理まで、個性豊かな味覚が揃います。

そこで今回は、博多に行ったら食べたいご当地グルメメニューを15品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も14店舗セレクトしています。博多でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。

目次

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博多のおすすめ絶品ご当地グルメ15選

1. 博多ラーメン

白濁した濃厚豚骨スープと極細ストレート麺が特徴の博多名物「博多ラーメン」。札幌ラーメン、喜多方ラーメンとあわせて日本三大ラーメンの一つに数えられます。

長時間煮込んで旨みを凝縮したスープは意外にもクセが少なく、まろやかなコクが魅力です。替え玉という独自の食文化が定着しており、好みの硬さで麺を追加できる楽しさも人気の理由。全国的に知名度が高く、旅行者にとっては博多を訪れたら外せない一杯として定番化しています。

◆博多名物の博多ラーメンが食べられるお店①『博多元気一杯!!』

看板も暖簾もないラーメン店「博多元気一杯!!(はかたげんきいっぱい)」は、一見ラーメン店とは分かりづらい外観ですが、全国のラーメン通が通う知る人ぞ知る名店です。一度はお店を閉めようと看板を下ろしたことで、不思議に思った常連客が次々に訪れるようになり、そこからは一見ではなく、常連客を大事にしようというスタンスに変更。現在も看板は下ろしたまま営業しています。

独学で開発した「博多クリーミー豚骨ラーメン」は、豚骨の頭のみを炊いたとろみのある濃厚スープが特徴的。程よい甘さと奥深いコクに食通も唸ります。替玉にはオリジナルカレールーをかける「カレー替玉」がおすすめ。ミシュランガイドにも掲載されており、ラーメンの常識を覆す新感覚を味わえます。

博多元気一杯!!

◆博多名物の博多ラーメンが食べられるお店②『屋台おかもと 中洲川端店』

「屋台おかもと」は、博多の屋台文化を体感できる名店のひとつです。看板メニューのとんこつラーメンは、コク深くも臭みのないスープと極細麺が絶妙に絡み合い、屋台ならではの臨場感とともに楽しめます。

ラーメン以外にもちゃんぽんや皿うどん、焼きラーメンなどの麺物をはじめ、酢もつや焼きめし、刺身、焼き物など多彩なメニューが揃います。気さくな雰囲気も魅力で、地元客と観光客が交わる博多の夜を象徴する存在です。

屋台おかもと 中洲川端店

◆博多名物の博多ラーメンが食べられるお店③『博多一双 博多駅東本店』

「博多一双」は、濃厚な“泡系”とんこつラーメンで知られる人気店です。クリーミーでまろやかな白濁スープは、長時間炊き出した豚骨の旨みを凝縮したもの。極細麺との相性は抜群で、一口目から博多豚骨の魅力を堪能できます。

濃厚以上に濃厚な豚骨スープが特徴の「博多一双」。行列必至ながら、訪れる価値のある博多ラーメンの新名所として高い支持を集める名店です。

博多一双

2. 焼きラーメン

「焼きラーメン」は、屋台文化により誕生した博多の名物グルメです。豚骨スープをベースに茹でた麺を鉄板で炒めることで、香ばしさと濃厚な旨みを同時に楽しめます。

焼きそばと似ていますが、豚骨スープとソースを使って炒めるため、焼きそばよりも水分を含んだ仕上がりに。具材も豚骨ラーメンで用いられる豚肉や野菜を使うのが一般的です。インスタント麺として商品化されるほど、人気がある「焼きラーメン」。博多の夜の食文化を味わうのに欠かせない一品です。

◆博多名物の焼きラーメンが食べられるお店『小金(こきん)ちゃん』

昭和63(1988)年に焼きラーメンを考案した発祥店として知られる屋台「小金ちゃん」。豚骨スープを絡めて麺を鉄板で炒める独自のスタイルは、香ばしさと濃厚さを兼ね備えた唯一無二の味わいです。

焼きラーメンのほかにもどて焼きをはじめ、明太玉子焼きや塩ホルモンなど、博多ならではの味を楽しめる「小金ちゃん」。女性一人でも入りやすく、連日多くのお客さんで行列ができる名物店は博多旅行で訪れておきたい名店の一つです。

小金ちゃん

3. ごぼう天うどん(博多うどん)

福岡はうどん発祥の地と言われており、ラーメンよりもうどんの方が県民から愛されていると言われています。コシのない柔らかな麺と上品なしょうゆ味のスープは、福岡ならでは。その博多うどんのトッピングの定番が「ごぼう天」です。

博多のうどん屋さんには必ずといっていいほど定番メニューの「ごぼう天うどん」。うどんやスープはもちろん、1本の長いごぼう天が乗っていたり、スライスしたごぼう天が乗っていたりとお店によってごぼう天にも違いが見られます。通が注目する隠れご当地グルメ「ごぼう天うどん」もご賞味ください。

◆博多名物のごぼう天うどん(博多うどん)が食べられるお店①『大地のうどん 博多駅ちかてん』

揚げたての特大ごぼう天が自慢の「大地のうどん」。ピーラーで薄く削られたごぼうをとぐろを巻くように丸くしたごぼう天は、器からはみ出ており、思わず写真を撮りたくなる大きさです。注文を受けてから揚げるので、サクサク食感を楽しめます。

博多駅前の地下にあるため、多くの観光客が立ち寄る「大地のうどん」。しばしば行列ができるため、時間に余裕を持って訪問することをおすすめします。

大地のうどん 博多駅ちかてん

◆博多名物のごぼう天うどん(博多うどん)が食べられるお店②『かろのうろん』

「かろのうろん」は、博多っ子なら誰でも知っていると言われるほど有名な老舗のうどん屋さんです。明治15年創業、約140年の歴史を持つ「かろのうろん」。生粋の博多弁では「た行」を「ら行」で発音することから、「うどん」ではなく「うろん」という表記にしています。

前日に手打ちして一晩寝かせたうどん麺は、やわらかくモチモチでツルっとした喉ごしが特徴。北海道産の羅臼昆布といりこ、かつおぶしでとったスープは、薄口なのに奥行きのある優しい味を楽しめます。おすすめはごぼう天うろんの明太子トッピング。1杯で福岡の食文化を存分に堪能できます。麺がなくなり次第、営業を終了するので、訪問予定がある人は早めに行動しましょう。

かろのうろん

◆博多名物のごぼう天うどん(博多うどん)が食べられるお店③『因幡うどん渡辺通店』 

「因幡うどん」は、昭和26(1951)年創業の博多を代表する老舗のうどん店です。特徴は柔らかい麺と、昆布やいりこを使った優しい出汁。名物のごぼう天うどんは、サクサクのごぼう天が香ばしさを加え、あっさりしたつゆに絶妙にマッチします。

素朴ながら奥深い味わいは、博多の庶民的な食文化を体現しており、まさに「これぞ博多の味」。昔ながらの食堂風の店内も相まって、地元の人々から長く愛され続けている名店です。

因幡うどん渡辺通店

4. 水炊き

骨付の鶏肉を長時間煮込んだ白濁としたスープに、ぶつ切りの鶏肉やキャベツなどの野菜、豆腐が入った博多の「水炊き」。水と昆布からベースを作る一般的な水炊きと比べ、博多の水炊きは鶏の旨みが凝縮されているため、スープとしてそのまま飲める美味しさです。

具材を入れるたびに深まるスープのコクを味わうために、スープを飲む用の器が用意されているのも博多「水炊き」の特徴です。鍋をひとしきり楽しんだあとは、締めの雑炊でその美味しさを余すことなく堪能できます。

◆博多名物の水炊きが食べられるお店『博多味処いろは』 

「博多味処いろは」は、博多名物の水炊きを提供する老舗料理店です。澄んだスープは厳選した佐賀県産赤とりの旨みが凝縮されており、まずは塩だけで味わうのが通の楽しみ方。続いて具材を煮込み、〆に雑炊をいただく流れで最後まで満足感が続きます。

水炊きのほか、すき焼きも名物なため、大人数で訪問する際は両方頼んでみるのもおすすめ。伝統を守りつつ洗練された一品は、観光客にも地元の人々にも愛される博多の味として親しまれている名店です。

博多味処いろは

5. もつ鍋

元々は捨てられる部位だったホルモンを、食糧難時代にあり合わせの野菜と一緒に鍋で食べたことから誕生した「もつ鍋」。とんこつラーメンと同じく、福岡生まれのB級グルメです。

しょうゆ味のスープをベースに、もつ、キャベツ、ニラ、にんにく、豆腐などの具材が入っており、お好みで鷹の爪を入れて食べます。プリプリとした食感のもつはコラーゲンたっぷり。お酒に合う鍋として男性から好まれる印象がありますが、コラーゲン豊富なもつと、野菜もたくさん食べられることから美容を気にかける女性にもおすすめのグルメです。

◆博多名物のもつ鍋が食べられるお店『博多もつ鍋 前田屋』 

「博多もつ鍋 前田屋」は、地元民を中心に有名人や野球選手も足繁く通う超人気もつ鍋専門店です。目利きの店主が厳選した国産和牛の最高級もつを使用。スープはあっさり上品な味わいで、もつ本来の甘みと旨みが凝縮した絶品のもつ鍋を堪能できます。

テイストはオリジナルブレンドの味噌を使用した「みそ味」をはじめ、数種類の厳選しょうゆを合わせた「しょうゆ味」、前田屋秘伝の辛味噌をベースに数種類の唐辛子をブレンドした「辛もつ鍋」から選べます。博多店ではランチ営業もしているため、夜はもちろん昼呑みにもおすすめのお店です。

博多もつ鍋 前田屋

6. 明太子

「明太子」は、博多土産の定番として全国に知られる代表的な名産品です。スケトウダラの卵を唐辛子や調味液に漬け込むことで、ピリッとした辛さと魚卵の旨みを引き出しています。

ご飯のお供やパスタ、和洋の料理に幅広く活用できる万能さも魅力。旬は冬で、粒が締まり濃厚な味わいを楽しめます。博多の飲食店では、明太玉子焼きや明太パスタ、明太うどんなど、何かしらの明太子メニューがあるほど一般的な「明太子」。博多を訪れる人々が必ず手にする食文化の象徴となっています。

◆博多名物の明太子が食べられるお店『元祖博多めんたい重』

「元祖博多めんたい重」は、明太子を主役に据えた専門店です。昆布などの旨みたっぷりの特製タレに漬け込んだ明太子を丸々一本ご飯にのせためんたい重の斬新さが注目を集め、2010年のオープン以来、SNSやメディアにひっぱりだこ。海苔とともに味わう“めんたい重”は、シンプルながらも明太子の旨みを最大限に楽しめる一品で、他にはない贅沢なスタイルが人気を集めています。博多土産としてだけでなく、現地で食すことで明太子の魅力を再発見できる名店です。

元祖博多めんたい重

7. 一口餃子

博多の「一口餃子」は、小ぶりで軽やかな食べやすさが特徴の餃子です。薄皮をパリッと焼き上げており、中の餡からはジューシーで香味豊かな旨みが広がります。

一般的な餃子より小さく、名前どおり一口で食べられるため、一度にいくつもつまめるのが魅力。お酒のお供としても高い人気を誇ります。発祥は戦後の中洲とされ、屋台や専門店で定着した「一口餃子」。お店によってはテイクアウトにも対応しているため、ホテルでの飲み直しのお供にもおすすめのグルメです。

◆博多名物の一口餃子が食べられるお店『博多衹園鉄なべ』

開店前から行列ができる人気店「博多祇園鉄なべ」。皮から手作りする餃子は当日仕込み、お店でのみ提供するため、ここでしか食べられない味です。1人前8個入ですが、小ぶりサイズで飽きのこない味は、1人1人前では足りないほど。追加注文はできないため、はじめから2~3人前と多めに注文しておくのがおすすめです。

お客さんが多いため、ゆっくり食事を楽しむ雰囲気ではありませんが、大衆店ならではのにぎやかな風情を楽しめます。行列に並んででも一度は訪れたい名店です。

博多衹園鉄なべ

8. 博多焼き鳥・とり皮

人口10万人あたりの店舗数が全国1位を誇る博多のソウルフード「博多やきとり」。地元産の高品質な鶏肉を炭火で絶妙に火入れしたやきとりは外はカリッと、なかはジューシーな旨みが保持されており、ビールを煽る手が止まりません。

そんな「博多やきとり」ですが、一番人気は意外にも「豚バラ」。注文と同時に出てくる酢ダレキャベツを箸休めにすれば、無限ループに突入です。多くのお店でキャベツはおかわり自由。脂っぽいのは苦手という人でもぜひチャレンジしてほしいグルメです。また、ひとりでも入りやすいので、一人旅の際にもおすすめのディナーです。

◆博多名物の博多焼き鳥・とり皮が食べられるお店『博多とりかわ大臣 住吉串房』

「博多とりかわ大臣 住吉串房」は、とりかわをメインに豚バラやとり身、なんこつなどの焼き鳥、一品料理を味わえるお店です。看板メニューのとりかわは、やわらかくクセのない首の皮を使用。串に巻きつけて刺し、下焼きを行ったあとに特製のタレに漬け込みさらに下焼きを重ねて脂を落とします。最後に秘伝のタレにくぐらせ炙り焼きすれば、外はカリッと中はジューシーなほかにないとりかわの完成です。

とりかわと言えど、複数回の下焼きで脂が落ちており、ヘルシーなため女性にもおすすめ。塩とタレの食べ比べも必須です。

博多とりかわ大臣 住吉串房

9. ごまさば

福岡グルメといえば、とんこつラーメンやもつ鍋、水炊きなどがいの一番に思い出されますが、玄界灘の新鮮な魚介による海鮮グルメも楽しめます。その一つが「ごまさば」です。九州沿岸で獲れるサバは安全性が高いことから、昔からサバを刺身で食べる文化があった福岡ならではの郷土料理です。

サバの刺身を醤油、みりん、いりごまで和えた「ごまさば」は、そのままはもちろん、わさびやもみ海苔などの薬味を加えて温かいご飯のうえに乗せて食べたり、お茶漬けにして食べたりとさまざまな楽しみ方が可能。

サバは年中採れる魚ですが、特に海水温が下がる秋から春先にかけては脂のりが一段とよくなります。この時期の「ごまさば」は、お酒やご飯が止まらない絶品おかずなので、ぜひ食べてみてください。

◆博多名物のごまさばが食べられるお店『はじめの一歩』

地元漁師との交流が深く、天候に関係なく独自ルートにより食材を確保できることから、いつでもリーズナブルに新鮮な魚を食べられるお店として知られる「はじめの一歩」。特におすすめなのが、人気No.1の「ごまさば」です。花びらのように美しく並べられたごまさばは、食べるのが惜しくなるほど。脂の甘みと新鮮な鯖の弾力を味わえます。ほかにも明太子が2分の1腹乗った「ごまさば明太丼」があり、1食で贅沢にも2品の福岡グルメを堪能できます。

はじめの一歩

10. 博多前寿司

写真はイメージです

博多前寿司は、玄界灘の新鮮な魚介を存分に活かしたスタイルのお寿司です。仕込みをする江戸前寿司と違い、博多前寿司は素材の良さを最大限に引き出すために仕込みは最小限に留めます。煮切り醤油を塗らず、お客さんが自分の塩梅で醤油を付けて味わうのもその特徴の一つです。

脂ののったサバやアジ、イカなど旬の魚を握りや押し寿司で提供することが多く、素材本来の旨みを楽しめる「博多前寿司」。九州各地のネタを使うことから「九州前」とも呼ばれており、近年知名度が広がりつつああるグルメです。

11. かしわ飯

出典:農林水産省ウェブサイト

「かしわ飯」は、鶏肉(かしわ)と人参、ごぼう、しいたけなどの具材を一緒に炊き込んだ福岡の郷土料理です。味付けは、醤油、みりん、酒などで甘辛く仕上げています。

鶏の旨みと野菜の甘みがご飯全体に染み込み、素朴ながら飽きのこない味わいが魅力。冷めても美味しいため弁当や駅弁にも重宝され、家庭料理としても根強く親しまれています。飲食店ではもちろん、スーパーにも陳列されている「かしわ飯」。おにぎりにして販売されているケースもあるため、ちょっと小腹が空いたときにも重宝するグルメです。

12. 筑前煮(がめ煮)

「筑前煮」は、鶏肉と根菜を甘辛く煮込んだ福岡の郷土料理で、地元では「がめ煮」と呼ばれます。レンコンやゴボウ、ニンジンなど冬野菜を使うことが多く、寒い季節にとくに好まれる家庭の味。鶏肉の旨みと野菜の歯ごたえが一体となり、滋味深く食べ応えがあります。

日常食でもあり、正月や祝いの席でも欠かせない一品「筑前煮(がめ煮)」。ほっこりする味わいは、博多ならではのおもてなし文化を感じさせる一品です。

13. 博多天ぷら

写真はイメージです

「博多天ぷら」は、カウンター越しに揚げたてを一品ずつ提供する独自のスタイルが特徴のグルメです。旬の魚介や野菜を軽やかな衣で包んで揚げた天ぷらは、サクサクとした食感と素材の旨みを最大限に引き出します。

自家製漬物や塩辛、昆布明太子などサイドメニューが食べ放題なお店も多く、また塩、わさび塩、柚子ペッパーなど、天ぷらを味わうための調味料が豊富なのも特徴です。気軽に立ち寄れる店も多く、手頃ながら質の高い揚げたてを楽しめるのが魅力の「博多天ぷら」。サクッとした歯ごたえとアツアツの天ぷらでお腹を満たしてみてはいかがでしょうか。

14. あまおうスイーツ

写真はイメージです

「あまい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字を取って名付けられた、福岡が誇るブランド苺「あまおう」を使ったスイーツは、見た目も味も華やかな博多名物の一つです。

粒が大きく、甘みと酸味のバランスが絶妙なあまおうは、12月から春にかけてが旬。ショートケーキやパフェ、大福など幅広く展開され、観光客にも大人気です。果実の濃厚な味わいをそのまま生かした贅沢なスイーツは、博多の季節感を象徴するグルメとして親しまれている一品です。

15. 川端ぜんざい

「日本一甘い、ぜんざい」と称された「川端ぜんざい」。一口食べるごとにたくあんやお茶を口にしないと食べられないほど甘いぜんざいを提供していたお店は、残念ながら昭和60年に閉店しています。しかし、その後、「川端ぜんざい」を懐かしむ声が高まり復活。現在は、当時の3分の1ほどに抑えられた甘さの「川端ぜんざい」を週末限定で食べられます。

北海道産の大納言小豆を使用した粒あんのぜんざいのうえに、香ばしくやいた小ぶりなお餅が2個入った「川端ぜんざい」。しっかりと甘さのある温かいぜんざいは、ほっと懐かしい味がします。年中飾られている博多祇園山笠の八番山笠を間近に、目から口から博多の文化に触れてみてはいかがでしょうか。

◆博多名物の川端ぜんざいが食べられるお店『川端ぜんざい広場』

「川端ぜんざい広場」は、博多の守り神を祀る櫛田神社の奉納神事「博多祇園山笠」の八番山笠が1年中飾られている広場です。山笠期間中(7月1日~14日)は毎日、それ以外は金土日の週末と祝日、商店街のイベント開催時限定で、辛子明太子、水炊きと並ぶ博多の三大名物・川端ぜんざいを味わえます。

八番山笠以外にも山笠の儀式等に着用する当番法被(一名長法被)の図柄が壁面タイルに染め付けられていたり、山笠を舁く際に担う棒(かき棒)が飾られていたりと、博多山笠の雰囲気を味わえる「川端ぜんざい広場」。甘いぜんざいと一緒に山笠の情緒を感じてみてはいかがでしょうか。

川端ぜんざい広場

まとめ

濃厚な豚骨スープの博多ラーメンや旬のあまおうスイーツなど、博多には世代を超えて愛される味が数多くあります。地元に根付いた家庭料理から、屋台発祥のユニークな一品まで、多彩な食文化を巡れば、博多旅行がさらに印象深いものになるでしょう。

まだまだ個性豊かで多彩なグルメがある博多。観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年9月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

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