【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
武尊山の麓に広がる川場村は、鉄道も国道も高速道路も通っていないにも関わらず、大人気の道の駅「川場田園プラザ」を目当てに連日多くの人々が訪れる人気スポットです。
いつも大賑わいの道の駅からほんの少し離れると、「これぞ日本のふるさと!」と呼びたくなるのどかな田園風景が広がり、フォトジェニックなお寺や茅葺屋根の日帰り温泉など、ココロもカラダも癒やされるスポットがたくさんあります。
今回はそんな夏の川場村で、人気インフルエンサーおおしま兄妹が一泊二日の癒やし旅を楽しんじゃいます。
TikTok・Instagram・YouTubeを中心にSNS世代から人気を集める、兄・しゅんと妹・さくらによる美人美男兄妹インフルエンサー。フォロワー数は1500万人超え!ブレイクのきっかけとなった「双子ダンス」や、変顔から一瞬で美男&美女で変わる「変身動画」は海外でも大人気。ABCテレビ「おはよう朝日です」にも出演中。
関越自動車道沼田ICから車で約10分、JR上越線沼田駅から路線バスで約30分。標高2,158mの武尊山の麓に位置する人口約3,000人の風光明媚な村。総面積の8割以上を山林が占め、清らかな4つの一級河川が流れている。リンゴやブルーベリーなどの果物のほか、ブランド米「雪ほたか」が名物。冬は川場スキー場もオープンする。
「人生初の川場村に上陸~!」と大はしゃぎのおおしま兄妹。旅のスタート地点は『じゃらん全国道の駅グランプリ」で日本一に輝いたこともある大人気スポット「道の駅 川場田園プラザ」です。
懐かしき里山風景が再現された東京ドーム約1.5個分の敷地には、新鮮野菜や果物が買えるファーマーズマーケットや地元食材を使ったレストラン、地ビール工房、パン工房、ミート工房など川場村の美味しいものがいっぱい。子どもから大人まで1日中たっぷり遊べるスポットとして年間250万人が訪れ、その大半がリピーターなのだとか。
2人は、ここからサイクリングで夏の里山めぐりを楽しみます。
まずは田園プラザ内の川場村観光協会で電動自転車をレンタル。スタッフさんが地元のおすすめルートを教えてくれました。
田畑のど真ん中を「見渡す限り田園!風が気持ちいい!」と颯爽と駆け抜けていく2人は、ビューポイントのふれあい橋へ。
薄根川のせせらぎを聞きながら、全長約200mの吊橋から眼下を見下ろすと、川場村名産の日本酒をデザインした巨大な田んぼアートを見つけて「稲穂が風になびいてめっちゃキレイ!」と大感激。こちらの田んぼアートは10月上旬の稲刈りシーズンまで楽しめるそうですよ。
どこまでも続くのどかな田園風景の中、のんびり自転車を走らせる2人。「自然に囲まれてるとこんなに心が穏やかになるんやね」と、古き良き日本の里山に魅せられていました。
住 所 群馬県利根郡川場村萩室385
電 話 0278-52-3711
時 間 9:00-18:00
定休日 なし
WEB https://denenplaza.co.jp/
※レンタサイクルは川場村観光協会(0278-52-3412)へ
※電気自動車レンタル 2時間1,500円~
道の駅から2kmほど自転車を走らせ、2人がやってきたのは「青龍山 吉祥寺」。南北朝時代の1339年に創建された歴史あるお寺です。
ここは、1年を通じて100種類以上の花が楽しめる「花寺」としても有名。境内にはいくつもの湧き水や滝があり、真夏でもひんやりとしたマイナスイオンで溢れています。
まずは約1,000個の風鈴が揺れるトンネルがお出迎え。風が吹くと涼しげな音に包まれ、「めっちゃ癒やされる~」とさくらさん。
入母屋造りの荘厳な山門の先には、1675年に建てられた堂々たる佇まいの本堂があります。
回廊を歩くと、枯山水の臥龍庭や滔々と流れ落ちる昇龍の滝、青龍の滝の美しさに、2人とも「言葉を忘れちゃうね」とうっとり。
「あの窓、めっちゃカワイイ」とさくらさんが駆け寄ったのは、ハート形の「猪目窓(いのめまど)」。この形は昔から寺院建築に用いられてきた伝統様式で、「災いを除いて福を招く」という意味もあるのだとか。吉祥寺は、「恋人の聖地」にも選定されており、絶好のフォトスポットです。
吉祥寺では、美しい庭園を眺めながら、江戸千家流の抹茶と和菓子も楽しめちゃいます。この日は、甘さ控えめの冷たい抹茶と愛らしい河童をデザインした生菓子で「もったいなくて食べられない」と言いながらパクパク。
時間の流れが止まっているかのような異世界に癒やされた2人は「できることなら、ここに住みたい!」とご満悦でした。
住 所 群馬県利根郡川場村門前860
電 話 0278-52-2434
時 間 9:00-17:00
拝観料 大人800円 子ども350円
定休日 なし
WEB https://kichijo-ji.jp/
川場村は、日本百名山に数えられる武尊山の伏流水に恵まれ、村のあちこちに清らかな水が湧き出ています。そんな豊かな水が美味しい米を育て、美味しいお酒を造ります。
「田んぼアートにあった日本酒の酒蔵に行ってみたい」と2人が訪ねたのは、明治40年創業の「土田酒造」。地元で愛されている銘酒「誉国光」の蔵元です。
土田酒造のお酒は、米と水と麹という3つの材料と菌だけで仕込む昔ながらの「生酛づくり」で、さらに日本酒用の酒米ではなく群馬県産の食用米をできるだけ削らずに使用するのがこだわり。仕込み水も、武尊山の伏流水をろ過や硬度調整せずにそのまま使うなど、川場村の自然の恵みをまるごと日本酒にしています。
蔵の中の廊下は1年中見学可能で、2人は大きな窓から醸造室を覗きこみ「今でも自然の菌の働きだけでお酒を造ってるなんてすごいですね」と感心しきりです。
見学後は、元々酒蔵だった築150年の建物でお待ちかねの試飲タイム。群馬県産の柚子果汁を使った「柚子酒 日本酒仕込み」は、アルコール5%の爽やかな味わいで「美味しい!ジュースみたいな感覚で飲めちゃう」とグイッ。完全無添加生酛づくりの純米酒「シン・ツチダ」は、今も熟成が続いているため1ヵ月後の味が変わる“生きた酒”なのだとか。
「日本酒ってめっちゃ深いんですね」「もっと知りたいし飲みたい。ハマりそう」(しゅん)と、ほろ酔いモードで上機嫌の2人でした。
住 所 群馬県利根郡 川場村川場湯原2691
電 話 0278-52-3670
時 間 10:00-16:00(最終入館15:30)
定休日 木曜日・年末年始
WEB https://tsuchidasake.jp/
※モニターによる案内は予約優先
おおしま兄妹は、田園風景のど真ん中に7棟のかやぶき屋根(家屋)や古民家が建ち並ぶ川場温泉の源泉湯宿「悠湯里庵」へ。
帳場のある本陣は山形県から移築したという兜造りの建物で、歴史の重みを感じる空間に「めっちゃ風情を感じる。すごいところに来ちゃったかも?」とドキドキの2人。
さらに奥に進むと戦国時代の鎧兜や日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎の彫刻など、膨大な数の古美術コレクションに呆然。施設内には1,100点以上の古民具・古美術コレクションが展示されているのだとか。
この日は特別に宿泊者専用の別館「悠山」へ。ガラス張りのモノレールで向かった先は、標高641mの展望台。
どこまでも続く田園風景を一望しながら「空気がきれいすぎる~」と思いっきり深呼吸です。
弘法大師が拓いたと伝わる川場温泉はpH9.2のアルカリ性単純温泉で、高い美肌効果と柔らかい泉質で評判。悠湯里庵には宿泊者専用を含めて3つの湯屋があり、源泉かけ流しのお風呂はのんびり浸かれるぬるめの温度で、しゅんさんも「湯船から出たくないな~」と、あまりの心地よさに時間を忘れてしまうほど。さくらさんも「全身が溶けちゃうくらい気持ちいい」と大絶賛です。
風呂上りは長屋門脇の中庭で、小川のせせらぎと虫の音を聞きながらひと休みするのもオススメですよ。
住 所 群馬県利根郡川場村川場湯原451-1
電 話 0278-50-1500
時 間 10:30‐20:00(日帰り温泉)
料 金 大人1,100円 小人660円(3歳以上小学生以下)
※川場村在住者は割引あり
WEB https://kawaba-yutorian.jp/
しゅんさんは「今年の夏は、人生初の釣りに挑戦してみたい!」と、川場田園プラザのそばにある「川場フィッシングプラザ」へ。
緑に囲まれた広大な敷地には、清流・薄根川の水を引き込んだルアーフィッシング&フライフィッシング用の大小2つの池とエサ釣り用の5つの池があり、定番のニジマスやイワナのほか、ルアー&フライエリアに、体長1m超のイトウや川場フィッシングプラザのブランドマス・武尊(ほたか)サーモン、渓流の女王と呼ばれるヤマメも放流されており、子どもから大物狙いのアングラーまで幅広い層に人気の管理釣り場です。
釣竿を手にするのも初めてというしゅんさんは、「せっかくなら大物を狙いたい」と、生きた小魚や虫などに似せたルアーで魚を誘うルアーフィッシングに挑戦。スタッフのアドバイスを受けながら見よう見まねでルアーを投げますが、なかなかうまくいかずに「どこに飛んでいくかわからない」と苦笑い。それでも何度か繰り返すうちにコツを掴んできたようです。
すると、竿がブルブルっと震えて「人生初の魚がキタ~」と、見事にニジマスをゲット。その後もさらにもう1匹釣り上げて「センスあるかも?」と鼻高々です。
「朝から釣り人が大勢いてびっくりしたけど、一度やったらハマる気持ちがわかりますね。釣りって楽しいっていうことがよくわかりました!」と、新たな楽しみを見つけたようです。
住 所 群馬県利根郡川場村萩室63
電 話 0278-52-3633
時 間 4〜10月 6:00-19:00
※6月~9月は土日のみ21時まで営業
11~3月 6:00-17:00
定休日 なし
料 金 1時間券(5匹) 1,500円~
WEB https://www.kawaba-fp.jp/
里山の懐かしい風景が広がる川場村には、昔ながらの蔵など古い建物があちこちに残っています。
2人は地元で評判の「古民家カフェBAKU」へ。ここは江戸時代に建てられた地元農家の屋敷をリノベーションして2021年10月にオープン。週末には家族連れやカップルで賑わう人気店です。入口に描かれたバクのイラストに「めっちゃ可愛い」とさくらさん。オーナーによると、バクは悪い夢を食べる縁起のいい動物と言われ、隣接する蔵がバクのように白黒だったことから「BAKU」というユニークな店名にしたのだとか。
築250年の屋敷内は大広間の座敷が広がるレトロな空間。夏は扇風機、冬はコタツと季節によって雰囲気もガラリと変わるそうです。地産地消がこだわりで、ランチタイムは、7種の前菜プレートに3種のメイン(ハンバーグ/ドリア/パスタ)のうち1つを選ぶ「BAKUランチ」と、旬の地元野菜を使った土日限定の「和食ランチ」が基本メニュー。
大好物のハンバーグを一口頬張った瞬間、笑顔満面のさくらさん。一方のしゅんさんは、川場村のブランド米「雪ほたか」の炊きたてごはんに、「お米って、そのまま食べてもこんなに甘いんだね」としみじみ。
懐かしくて居心地のいい空間の中、川場村産の食材を使った自家製ケーキやカラフルでレトロなクリームソーダも心行くまで堪能しちゃいました。
人生初の川場村で夏の里山を満喫した2人は、川場村にすっかり魅せられたようです。
住 所 群馬県利根郡川場村中野129
電 話 070-3544-8989
時 間 11:00-16:00(LO 15:00)※ランチは14時LO
定休日 水曜日
料 金 BAKUランチ 1,700円/BAKU和食膳 1,400円
Instagram https://www.instagram.com/_baku_cafe/
川場村にはこんなスポットも。
永井酒造は、創業138年の伝統を誇る川場村の酒蔵で、“地元の自然美を表現するきれいな酒造り”をモットーに主軸ブランドの日本酒「水芭蕉」と「谷川岳」を醸造しています。
2008年にはフラッグシップ商品である、伝統的な日本酒製法に瓶内二次発酵製法を応用した本格的な発砲清酒「MIZUBASHO PURE」を発売。
直売店の古新館は、旧酒蔵を改装したレトロな空間が広がり、全銘柄と酒器、地元物産品を取り揃える他、随時おすすめの日本酒6種を有料試飲可能です。
住 所 群馬県利根郡川場村門前713
電 話 0278-52-2311
時 間 9:00-17:00(直売店:古新館)
定休日 火曜日
WEB https://nagai-sake.co.jp/
取材協力:川場村
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