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現地に住む旅サラダガイドが太鼓判!マレーシア・クアラルンプールの観光・グルメ・お土産

日本から飛行機で約7時間半ほどで行ける東南アジアの国・マレーシアは、日本人に人気の観光地です。マレー系や中国系、インド系など多民族で構成されており、さまざまな文化に触れられる国でもあります。

多民族国家であるマレーシアの魅力がよりぎゅっと凝縮されているのが、首都であるクアラルンプール。高層ビル群が並ぶ近代的な街並みに、チャイナタウンやイスラム教の礼拝堂であるモスクなど、見どころ満載の観光スポットのほか、バラエティーに富んだグルメも楽しめます。

今回は、テレビではあまり紹介されていないクアラルンプールの穴場スポットを、現地出身・在住の旅サラダガイドに紹介してもらいました。ぜひマレーシア観光の参考にしてください!

— マレーシア在住ガイドの紹介 —

Jacky CHIN(ジャッキー・チン)さん

クアラルンプール出身の中国系マレーシア人で、英語・マレー語・日本語・中国語(広東語・福建語・客家語・北京語)の4カ国語を話すクァドリンガル。日本人社長が経営するメディアマネジメント会社、ARROWMAN SDN BHD(株式会社 アローマン)で、主に日本メディアのコーディネーションを20年ほど担当している。

— マレーシア・クアラルンプールMAP —

1. クアラルンプールのおすすめ観光スポット「鬼仔巷(Kwai Chai Hong)」

クアラルンプールのぺタリン通りにあるチャイナタウンは、レトロな建物やグルメが楽しめる中華街です。このチャイナタウンの路地裏に2019年に誕生したのが、新スポットの鬼仔巷(クワイ・チャイ・ホン)。黄金期と呼ばれた、1960年代のチャイナタウンをテーマに再開発された通りです。

入口をくぐると赤いランタンが吊るされており、建物の壁には1960年代に住んでいた人々の生活を表現した6つのウォールアートが描かれています。近代的なクアラルンプールの街並みと一線を画す、ノスタルジーを感じられる空間が魅力で、古きよき時代にタイムスリップしたような気分が味わえる場所です。

鬼仔巷は広東語で「ゴーストレーン」を意味する言葉。かつてこの周辺を走り回っていた子供たちを「鬼仔」と呼んでいたことから、この名前が付けられたといわれています。昔の暮らしに思いを馳せながら、散策を楽しむのもおすすめです。

ノスタルジーに浸れる写真スポットとしても人気で、壁画の前に立って写真を撮ると、まるで風景に溶け込んだような特別な一枚が完成。古い自転車や木の椅子、剥げかけた壁のテクスチャーなども、さらによい味わいを演出してくれます。「撮る楽しみ」と「昔ながらの暮らしの物語」が感じられる老若男女問わず、楽しめる場所となっています。

アートと歴史、フォトジェニックな風景が三位一体となり、地元の人にも愛されている鬼仔巷。路地を抜けると地元の人が利用する小さなカフェやバーなどが点在しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

2. クアラルンプールのおすすめグルメ「客家飯店(Hakka Restaurant)」

もっともポピュラーな挨拶の言葉が「スダマカン?(ご飯食べた?)」といわれるほど、おいしい料理が揃うマレーシア。クアラルンプールでぜひおすすめしたいのが、1956年創業の老舗のマレーシア中華料理店Hakka Restaurant(ハッカ・レストラン)です。

街のランドマーク的存在のパビリオン・クアラルンプールがあるジャラン・ラジャ・チュラン沿いに位置するお店で、中国の華北地方にルーツをもつ客家人がアジア各地に広めたという客家(ハッカ)料理を中心に、中華の伝統料理など幅広いメニューが揃います。日本人が親しみやすい油控えめの味付けなので、日本人駐在員にも人気のお店です。

おすすめメニューは「豚の角煮」。豚バラ肉と野菜を黒醤油で煮込んだ「豚の角煮」はお店の看板メニューで、ホロホロほどけるようなお肉の食感がたまりません。セットの饅頭にのせて一緒に食べるのが、Hakka Restaurant流。

フカヒレや鶏肉、カニ身、卵など具だくさんの炒め物を、レタスで巻いて食べる「フカヒレの卵炒め」も人気メニューの1つです。

大人数で訪れたら、ぜひいただきたいのが名物料理の火鍋(スチームボート)。新鮮な野菜や鶏肉、海老、肉団子などたっぷりの具材を、6時間かけて仕込んだ秘伝のスープで煮て食べます。締めの麺は、同店オリジナルの自家製麺です。

3. クアラルンプールのおすすめお土産「Batik Boutique」

マレーシアの有名なお土産として、バティックを使った衣料品や雑貨があります。バティックはマレーシアに古くから伝わる伝統工芸で、布にろうを塗って模様を描き、カラフルに染め上げるろうけつ染めの技法を用いて作られています。

バティック製品を購入するなら、クアラルンプールの中心部にあるBatik Boutique(バティックブティック)がおすすめです。2009年に創業したお店で、地元の職人と連携しながら持続可能なモノづくりを続けています。モント・キアラやプトラジャヤのショッピングモールにもお店があるので、機会があればぜひ覗いてみてください。

店名にはワンピースやシャツから、クッションカバーやテーブルランナーをはじめとしたインテリア用品など、さまざまなファブリック製品が並びます。Batik Boutiqueの製品は、伝統的なバティックを現代的に再解釈した、洗練されたデザインが魅力。ネイビーやベージュ、グレーなど落ち着いた色合いで構成されているため、普段使いしやすく日本人にも大変人気です。

ネクタイやトラベルポーチ、バティックの柄をプリントした文房具など、ちょっとしたギフトにぴったりの製品もあります。

Batik Boutiqueでは、バティック作りが体験できるワークショップも開催しています(ホームページより予約可)。制作したバティックはバッグなどの製品にして持ち帰ることができるので、旅の思い出になりますよ。

まとめ

多文化が共存するマレーシアらしさをより体感できる都市・クアラルンプール。クアラルンプール国際航空から電車で約30分ほどで行けるアクセスの良さも魅力です。

クアラルンプールには今回紹介したスポット以外にも、幻想的なペトロナス・ツインタワーや英国領時代の面影が残るオールドタウン、イスラム建築の美しさを伝える国立モスク(マスジッド・ネガラ)など魅力ある観光名所がたくさんあります。今回の記事も参考に旅程を決めて、マレーシア・クアラルンプールの旅をぜひ楽しんでください。

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