【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
瀬戸内海に面し、中国山地や温泉などもある自然豊かな岡山県。桃太郎伝説が残る吉備文化や大和朝廷時代の鬼の城跡など深い歴史の地であり、ジーンズストリートなど若者向けの文化もあり、さまざまな見どころにあふれています。
そこで今回は、岡山県でおすすめの観光スポットを25ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ岡山観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
岡山城は、戦国時代にあたる慶長2年(1597)に宇喜多秀家によって築城されたとされています。岡山城は豊臣秀吉の指導によるものとも言われ、天守は烏城(うじょう)の別名があるように外壁が黒い板で覆われているのが特徴的です。
城だけでなく周辺の石垣や堀なども残っているため、天守閣までの歴史ある道のりも楽しめます。天守閣の中は入れるようになっており、B1F~6Fまで展示フロアになっています。最上階は眺望も楽しめます。また、城の下段には備前焼工房があり、オリジナルの備前焼も作成できます。
夜はライトアップも行われるため、日中とはまた違った姿を楽しめます。
岡山県は桃太郎伝説発祥の地であり、モデルの吉備津彦に関わりのある場所はいくつか存在しますが、吉備津彦神社もそのひとつです。朝廷の命により吉備の国を治めたと言われる吉備津彦の屋敷があった場所が今の吉備津彦神社と言われています。
本殿は荘厳な美しさがありますが、一方で神事も定期的に行われており、神前式にも利用されるため、地元の人達に親しまれている名所でもあります。本殿の南側には神池があり、居る場所によってさまざまな風景が楽しめるため、ゆったり散策されるのがおすすめです。
犬島は瀬戸内海に浮かぶ有人島で、アートの島として親しまれています。かつて銅の精錬所であった場所を利用し、美術館とした犬島精錬所美術館や、集落の家をアートと融合させた家プロジェクトなど、美術に興味のある人に特におすすめです。アートの他にもビーチがあり海水浴も楽しめます。自然が豊かであるため、歩くだけでもきれいな風景に癒されるでしょう。島へ渡る際は、1日6~7本運行される定期船を利用します。
岡山市サウスヴィレッジは、さまざまなアクティビティが体験できる複合型施設です。いちごやぶどう狩りなどの農業的な体験施設や、プール、カラオケ、農産物直売所などがあります。芝生広場もあり、小さなお子様も楽しめるため、ファミリーで旅行する人にもおすすめです。果物狩りは開園時期が決まっていますが、取れる農作物の種類がさまざまで、どの季節でも収穫できるものがあるよう配慮されています。
建物の中には和室や会議室、ホールや料理教室などもあるため、観光だけでなくイベントでも利用できます。旅行で遠方から訪れる人だけでなく、地元に住んでいる人にも親しまれているスポットです。
吉備津神社とは、日本では有名な桃太郎伝説にも所縁の深い地です。鬼退治を行う桃太郎のモデルとなったキ吉備津彦が長寿を全うした後、この吉備津神社が建てられ吉備津彦が奉られるようになりました。本殿の屋根に前後二つの入母屋造を連結した、吉備津造り(比翼入母屋造)と呼ばれる独特の形をしています。そのため建築学として意義深い建物という側面を持っています。
一方で神事も定期的に行われており、文化・伝統面でも高い価値を持つ神社です。七五三の祈祷なども受け付けているため、旅行者だけでなく地元の人にも親しまれています。
岡山後楽園は日本三名園にも数えられ、国の特別名勝にも指定されている優美な庭園です。江戸時代の岡山藩主・池田綱政が命じて作られました。散策しながら景色の移り変わりを楽しむことができる回遊式庭園となっており、緑豊かで640mに及ぶ水路が、水と緑の織り成す調和を生み出しています。
イベントも週に1回以上のペースで行われており、時期によってはライトアップイベントもあります。見どころが多いため、訪れる際は動きやすい服装がおすすめです。
児島ジーンズストリートとは、岡山県倉敷市の児島地区にある、ジーンズ専門ショップが並ぶ通りです。元々は商店街でしたが、町おこしのため、ジーンズに特化した通りとなりました。元々倉敷は、日本で最初にジーンズを売り出した地域でもあるため、地域の歴史も感じられるのが特徴です。
通りの長さは400mほどで、数多くの店が軒を連ねています。ジーンズ専門店はもちろん、飲食店やお土産のショップも点在しています。ジーンズだけでなく、デニム地を用いたさまざまな服や、雑貨、小物などを扱うお店もあるため、個性的な雰囲気の中でショッピングを楽しみたい人におすすめです。
倉敷美観地区とは、倉敷市にある美的景観を重視した地区のことで、レトロモダンな雰囲気に統一された街並みになっており、建物の輝く白壁が特徴です。建物内にはショップが入っているため、ショッピングを楽しむことも可能ですが、通りを歩いているだけでも十分風景を楽しめるでしょう。地区内には水路を行く小舟や人力車もあるため、利用することでより優雅に街並み散策ができます。
また、夜になると照明デザイナーである石井幹子氏がプロデュースした「倉敷美観地区夜間景観照明」が始まり、昼とは違う様相になった街並みを眺められます。日中訪れたことのある人は、ぜひ夜の姿も体験してみてください。
鬼ノ城跡は、600年代大和朝廷によって国の防衛のために作られたとされる山城で、日本100名城の一つになっています。その歴史は謎が多く、朝鮮との戦争に備えて朝廷が作らせた城、という説が有力です。
標高400~600mの吉備高原に位置しており、城そのものはもう残っていませんが、門や石垣は残存しており、当時の面影を残しています。隅々まで歩くと外から攻めにくく中から守りやすい作りになっていることが体感できるでしょう。城壁に沿ってウォーキングコースも整備されているため、動きやすい服装で訪れてみては。
聖武天皇により創建された国分寺のひとつ「備中国分寺」。当時の建物は南北朝時代に焼失したと言われており、現存のものは江戸中期以降に再建されたものです。
境内にそびえ立つ五重塔は、岡山県唯一の重要文化財に指定されており、高さ約34mの塔は田畑のなかで目を引く存在で、吉備路の代表的な景観として人気があります。4月下旬から5月上旬にはレンゲが咲き誇り、6月下旬から7月下旬まではひまわりも楽しめます。サイクリングスポットとしても人気が高いので、ぜひ足を運んでみてください。
備中松山城は、日本で唯一天守が現存する山城で、国の重要文化財・史跡に指定されています。備中松山城の大きな見どころは、眺望の良さ。山の上に位置しており、天守付きの城としては、日本でもっとも高い所に位置しています。「雲海に浮かぶ天空の山城」と呼ばれ、気候条件が揃うと松山城は下部が雲に覆われ、まるで浮かんでいるように見えます。雲海を実際に見たい場合は、公式Webサイトから雲海の発生率を調べて向かうと、見られる確率が上がるためおすすめです。
約300年前に伊万里焼や輪島塗の顔料として使用されたベンガラ生産やその原料であるローハにより巨万の富を築いた豪商たちの町「吹屋ふるさと村」。石州から宮大工を招いて建てた家屋群は、独特な町並を生み出しています。
「ジャパンレッド発祥の地」として文化庁の日本遺産に選定されているほか、2021(令和3)年公開の映画「燃えよ剣」のロケ地にもなるなど、精巧な意匠が施された屋敷は必見です。ベンガラ絵具を使ってハンカチやバッグの創作体験も実施されており、観光客から人気を集めています。
倉敷考古館は、主に岡山県を中心とした周辺の遺跡から発掘された遺物が観覧できる博物館です。展示品の内容もバリエーション豊富であり、旧石器時代のものから室町時代のものに至るまで、さまざまな遺物を見学できます。
元になっている建物は江戸時代に建てられた土蔵造りの米倉です。中に入らず外から見るだけでも、美しい瓦の並びや白壁とのコントラストを楽しめます。また、内部はさほど広いわけではないので、旅の寄り道を楽しむスポットとしても最適です。
倉紡記念館とは、倉敷の紡績産業の歴史を振り返ることができる記念館で、倉敷アイビースクエア内にあるため、倉敷アイビースクエアと一緒に立ち寄るのが良いでしょう。
内部は5つの部屋から成っており、時代別に展示品が分けられていて、時系列に沿った紡績の発展を深く知ることができます。原綿倉庫として実際に使用されていた建物を、リニューアルして再利用されており、外観には当時の面影が色濃く残っているのも特徴です。
むかし下津井回船問屋は、明治時代に建てられた回船問屋の建物を復元した資料館です。内部には資料展示があるだけでなく、建物全体から当時の雰囲気を楽しめます。
飲食店、売店もある他、サロンやホールなどもあるため、会議や結婚式の会場としても利用できます。海が近く、潮風を感じながら、ゆったり観光できるスポットです。ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドも車で10分程度の距離にあるため、両方を訪れることも十分可能です。
近隣には多数の漁港があり、海鮮をメインとした飲食店も立ち並んでいます。そのため、海鮮のグルメが好きという人にもおすすめです。
備前長船刀剣博物館は、名前のとおり刀剣を展示テーマとした博物館です。刀剣類を専門テーマとした博物館は全国でも珍しいため、一見の価値があります。
本館には常時約40口の刀剣が展示されており、美しく鋭い刀剣の姿を目にできます。また、すでに完成した刀剣を見られるだけでなく、刀匠の仕事も見られます。そのため、今まさに生まれようとしている刀剣を見学することが可能です。
また、内部には時代背景を簡単に説明してくれるスペースが設置されており、刀剣のことをまったく知らないという人は、先に解説を聞いてから展示見学に進む流れが推奨されています。なお、人数制限のシステムがあるため、できる限り来館予約を取りましょう。
蒜山(ひるぜん)高原は、自然を楽しみたい人にぴったりの高原リゾートです。自然を活かしたアクティビティが楽しめる場所や、自然と関りの深い施設などが点在しています。具体的にはハーブ園やジャージーランド、ワイナリー、キャンプ場などです。各種イベントも行われているため、訪れる際は、ぜひ公式サイトからイベントスケジュールを確認してみてください。
夏は緑が豊かで、居るだけで清々しい気分が味わえます。冬になるとウィンタースポーツを楽しめるようになり、どの時期に訪れても新しい楽しみが体験できる場所です。
「王子が岳」は玉野市と倉敷市にまたがる、海抜234mの山肌の奇岩・巨岩が臨めるビュースポットです。天気の良い日には、遠くの四国連山まで一望できます。奇岩・巨岩には「にこにこ岩」や「おじさん岩」、「ひつじ岩」などユニークな名前が付いており、気になる岩を見つけてみるのも一つの楽しみです。
遊歩道では四季折々の花も楽しめる「王子が岳」。休憩施設ではカフェもあり、瀬戸内を一望しながらゆっくりもできます。
夢二郷土美術館は、岡山県が生んだ美術家・竹久夢二の作品を展示する美術館です。竹久夢二は多彩な才能を持ったアーティストであり、画家、詩人、デザイナーという3つの顔を併せ持っていました。夢二郷土美術館は、夢二のマルチなアートを余すことなく体験できるよう工夫が凝らされているのが特徴です。
本館では常に100以上の作品が展示され、夢二生家記念館では夢二のルーツを深く知ることができます。本館の近くにはカフェもあり、ゆったりとした時間を過ごせます。夢二生家記念館は本館・カフェと距離が離れているため、計画的に回りましょう。
大原美術館は、1930(昭和5)年に設立された日本で最初の西洋美術中心の私立美術館です。メインの展示は絵画・美術品であり、名だたる名画がずらりと展示されています。中でも目玉となっているのが、エル・グレコの「受胎告知」とモネが描いた「睡蓮」です。世界的に有名であるため、美術にあまり詳しくない人でも、教科書などで見て知っているというケースは少なくありません。
建物そのものも手間がかけられた西洋建築であり、細かい装飾まで作り込まれています。美術に興味ある人だけでなく、西洋の空気に浸りたい方にもおすすめです。また、ミュージアムショップも2か所あり、お土産も購入可能です。
倉敷アイビースクエアは、倉敷に位置する複合観光施設です。元々は紡績所で、現在工場としての機能は残っていませんが、建物の見た目は明治時代に建てられた時の姿が可能な限り保存されており、日本の産業文化遺産としても登録されています。
内部には買い物を楽しめるショップを始め、レストラン、バー、宿泊施設、結婚式場など、多彩な施設が入っており、どなたでも楽しめる作りになっています。
各種イベントも行われていますが、入場し歩いているだけでも深い歴史を楽しめます。
「おかやまフォレストパーク ドイツの森」は、ドイツの農村と田園風景を再現したテーマパークです。のどかな丘陵地帯ではチューリップや菜の花、コスモスなど四季折々の花を観賞できます。ワイナリーや農産加工場、レストランのほか、ゴーカートや芝すべり、パターゴルフなどのアクティビティも楽しめます。
ジャージー牛の乳搾りやソーセージ、パン作りの体験教室も開催しており、楽しい想い出を共有可能。ジャーマンドッグや地ビールなど、本場ドイツの味も堪能できる「おかやまフォレストパーク ドイツの森」。心もお腹も満たされるスポットです。
RSKバラ園は、岡山にある広大なバラ園で、さまざまな種類のバラが円を描くように植えられています。視界一面にバラが広がって、圧巻の景色が味わえます。
バラ以外にもアジサイやボタン、フジなどのエリアもあり、見る者を飽きさせません。公式サイトには開花カレンダーも用意されているため、チェックしてから訪れるのが良いでしょう。フラワーショップや、バラ苗・ローズティーの販売も行われているため、バラを余すところなく楽しめるでしょう。バーベキューテラスやドッグランもあり、ファミリーでも丸一日楽します。
ブラジリアンパーク鷲羽山(わしゅうざん)ハイランドは、ブラジルがテーマになっているテーマパークで、全体的に明るく陽気かつカラフルな雰囲気でまとめられており、ブラジルの雰囲気がパーク全体から感じ取れます。イベントもサンバなどブラジルらしい催しをベースに組み立てられており、遊園地として楽しみつつ、異国情緒も楽しめる遊園地です。
アトラクションはやや絶叫系に比重が置かれており、コースター系統のものが多く、バンジージャンプアトラクションもあります。そのため、スリルを好む人には特にぴったりです。
見て、触れて、体験できるおもちゃのテーマパーク「おもちゃ王国」。トミカ・プラレールランドやリカちゃんハウス、木のおもちゃ館、ダイヤブロックワールドなど、全18種類の多種多様なおもちゃで遊べるここはお子さまにとっては夢のような施設です。パビリオンは屋内なので、雨天でも安心です。
屋外には大観覧車やてんとう虫コースターなど、小さなお子さまも利用できるものも含めて乗り物が19種類あり、親子で一日中楽しめます。売店では、トミカやリカちゃんとコラボレーションしたおもちゃ王国の限定品も。お子さまはもちろん、親御さんにとっても忘れられない想い出を作れるスポットです。
岡山は自然の豊かさと、深い歴史や文化を同時に内包する、魅力あふれる県です。アクティビティを楽しみたい人も、芸術や歴史を深く知りたい人も、レジャーを楽しみたい人も、それぞれに向いているスポットが岡山県にはあります。また、どの季節に行っても違った表情を見せてくれる点も、自然が身近である岡山の魅力のひとつでしょう。ぜひこの機会に岡山県を訪れ、楽しい思い出に彩られた旅行を楽しんでください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年2月に更新しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
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