【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
カナダの東海岸にあるルーネンバーグは、イギリスの植民都として18世紀に設立された港町。現在でも、街には当時の面影を残すヴィクトリア調のカラフルな木造建築が立ち並び、その美しい光景は多くの観光客を魅了しています。今回は、そんなカナダ・ルーネンバーグの魅力的なスポットを、北米全域でメディアの撮影をサポートしている現地ガイドがご紹介。観光、グルメ、お土産におすすめの3つのスポットを厳選しているため、ルーネンバーグへの旅を計画している方はぜひチェックしてみてください。
— カナダ在住ガイドの紹介 —
八木一仁(Kazuhito Yagi)さん・撮影コーディネーター
カナダ・バンクーバーを基点にアメリカを含む北米全域において、CM、ドラマ、テレビ番組などあらゆるメディア撮影のコーディネートサービスを提供するmotion pla-net productionsの代表。カナダ北極圏からグリーンランド、南極に至るまで数々の僻地でのロケを含む撮影コーディネート歴は30年。
— カナダ・ルーネンバーグエリアMAP —
「TROT IN TIME」は、ユネスコ世界遺産に登録されているルーネンバーグ旧市街を、馬車でゆったりと巡る観光ツアーです。美しい街並みを眺めながら約35〜40分の優雅な馬車旅を楽しめるツアーは、観光客はもちろん、地元の人たちにも愛されています。オンラインで事前予約ができるほか、当日参加したい場合は、ルーネンバーグの「ウォーターフロント」にある施設で申し込むことも可能です。
ルーネンバーグの旧市街は坂道が多く、道幅も狭いため、徒歩や車での散策に不便を感じることも。そんな街を、馬車に揺られながら優雅に巡れるのがこのツアーの大きな魅力です。カラフルな木造建築が並ぶ「ウォーターフロント」や、“丘の上の城”と称される「ルーネンバーグ・アカデミー」など、代表的な名所を馬車の上から眺めることができます。両サイドに広がる歴史情緒あふれる街並みは、まるで絵本の世界。馬車の速度も絶妙で、景観をじっくり楽しむにはうってつけです。
18〜19世紀に建てられた家々が、今も当時の姿のまま残るルーネンバーグ。漁船用のペンキの余りで家を塗ったことが始まりとされるカラフルな街並みは、日本とは異なる色彩感覚に驚かされます。この機会に、屋根から突き出した出窓「ルーネンバーグ・バンプ」など、ユニークな建築様式にも注目してみてください。
さらに、フレンドリーなガイドが地元の歴史やユーモアたっぷりのエピソードをまじえて案内してくれるのも、このツアーならではの楽しみ。時には、地元の人しか知らない裏路地へ案内してくれることも。初めてルーネンバーグを訪れる方はもちろん、何度も訪れているリピーターの方にも新たな発見があるツアーです。
また、ツアー中には馬の休憩時間も設けられるなど、馬車をひく馬たちも丁寧にケアされているため安心して参加できます。ツアーが終わる頃には、馬たちに自然と愛着が湧いているかも。蹄の心地よい音を聞きながら、歴史ある街をゆったりと巡る、ひとときのタイムスリップを楽しんでみては。
鮮やかなグリーンの外観が目を引く「Salt Shaker Deli」は、地元産の新鮮なシーフードや農産物をふんだに使った、職人技が光る料理が人気のレストランです。メニューはスモークシーフードやシーフードチャウダー、フィッシュケーキ、手打ちの薄焼きピザなどが人気で、地元産のワインやクラフトビールとのペアリングも楽しめます。
名物の「フィッシュケーキ」は、ルーネンバーグが位置するノバスコシア州で発祥した料理。塩ダラ、ジャガイモ、塩漬け豚肉などを丸めてケーキ状にし、フライまたは焼いて仕上げる“地元のおばあちゃんの味”です。ルーネンバーグ沖は大西洋でも有数の漁場で、特にタラの漁獲量は北米随一。冷蔵技術がなかった時代、塩漬けにすることで保存され、漁師町として発展したルーネンバーグでは広く親しまれてきました。
この店のフィッシュケーキは、地元産の塩ダラ、柔らかなジャガイモ、ベーコン、炒めた玉ねぎを使い、こんがりと焼き上げた一皿。サクサクとした食感に、ジャガイモのまろやかな風味とタラの塩味が絶妙に調和します。ザク切りのトマトをハーブや香辛料であえた特製トマトソースにディップして、味の変化も楽しんでみて。
店内は洗練されたおしゃれな雰囲気で、居心地の良さは抜群。晴れた日には、海の絶景を望むテラス席もおすすめです。ルーネンバーグの家庭料理を味わいながら、地元の人になった気分でおしゃべりを楽しんでみては?
ルーネンバーグに訪れたら、ぜひ手に入れたい逸品が「ルーネンバーグ・ラムケーキ」。製造元の「ルーネンバーグ・ラム・ケーキズ・リミテッド」は、代々続くパン職人の家系に育ったサラ・バテンさんが、たった一人で真心を込めて手作りしています。地元産の高品質な素材を使い、伝統の製法で作られるラムケーキは、「おやつとして楽しむだけでなく、家族や友人との思い出作りのひとつとして楽しんでもらいたい」という想いが込められています。
ルーネンバーグでは、アメリカ合衆国の禁酒法時代にラム酒の密輸活動の拠点となっていた歴史があり、現在でも数々のクラフト蒸留所がラム酒を製造するなど、ラム酒との深い縁があります。そんなラム酒を使ったラムケーキは、この土地の文化を受け継ぐ伝統的なケーキ。パウンドケーキやコーヒーケーキに似ていますが、生地を焼き上げたあとにラムベースのシロップに浸すことで、しっとり感と豊かなラムの風味を加えることが特徴です。
「ルーネンバーグ・ラム・ケーキズ・リミテッド」のラムケーキは、全部で3種類。定番の「バニララムケーキ」は、プレミアムラムの芳醇な香りとバニラの風味が溶け込んだ、濃厚で贅沢な味わいです。しっとりとした生地には、ルーネンバーグにある「Ironworks Distillery(アイアンワークス蒸留所)」で作られたブルーノーズラムから作られたラムシロップがたっぷりと使われ、ピーカンナッツがトッピングされています。ほかにも、しっとりとしたチョコレートケーキがベースの「チョコレートラムケーキ」、生姜、シナモン、オールスパイスで焼き上げられた「スパイスラムケーキ」があり、3種のセット商品もあります。特別な日のご褒美や、日常の贅沢なひとときを彩ってくれる一品です。
「ルーネンバーグ・ラムケーキ」は真空パック入りで、常温で6ヶ月間保存できるためお土産に最適。また、ラムケーキに含まれるラムの99.5%は製造の過程で蒸発しているので、お子さんがいるご家庭でもみんなでシェアできるのがうれしいポイントです。
「ルーネンバーグ・ラム・ケーキズ・リミテッド」は店舗を構えていませんが、「Ironworks Distillery」、「Museum of the Atlantic」、「Barrington Museum Complex」「Bluenose II Company Store」など、ルーネンバーグにあるお土産ショップで購入ができます(取り扱い状況は各店舗にご確認を)。ルーネンバーグの伝統とホスピタリティを感じるお土産を、ぜひ味わってみてください。
カナダ・ルーネンバーグには、旧市街の美しい街並みと港町ならではのシーフード料理、そして街の歴史と深い関わりを持つ伝統的なお土産品があります。カナダの主要都市・トロントからは飛行機と車の移動が必要ですが、一度は訪れたい独特な魅力を持つ街です。今回は、現地を知り尽くした旅サラダガイドに、観光、グルメ、お土産におすすめの3つのスポットを厳選して紹介してもらいました。ルーネンバーグに訪れる際は、ぜひ旅の候補として参考にしてみてください。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。ご理解の上、ご利用ください。
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