源泉数・湧出量ともに日本一を誇る「おんせん県」大分。由布院から久住高原、長湯温泉、そして豊後大野へと、山あいに個性豊かな湯と景色が点在します。

今回、ゲストの横山だいすけさんが旅するのは大分。強酸性の名湯やにぎやかなグルメストリート、久住高原での乗馬、文化人に愛された旅館、日本一の炭酸泉、城跡や摩崖仏まで——おすすめの観光スポットとご当地グルメをたっぷりご紹介します。

塚原温泉 火口乃泉

由布院温泉郷の一角、伽藍岳の中腹に湧く源泉かけ流しの温泉です。標高1,045mの山あいにあり、その歴史はおよそ800年にもおよびます。

泉質は強い酸性が大きな特徴で、その酸性度は日本で2番目ともいわれます。鉄分を含んだ湯はわずかに緑がかり、肌へ働きかける薬湯として、古くから湯治場に親しまれてきました。敷地内では、もうもうと噴気を上げる火口を間近に見学できるのも見どころです。

湯の坪街道

由布院の中心部を抜ける、約800mのグルメストリートです。街道沿いには、大分のご当地グルメを出す店やお土産屋さんがずらりと軒を連ね、由布院でも指折りの人気エリアです。食べ歩きをしながらそぞろ歩けば、温泉街ならではの高揚感が伝わってきます。ここでは、街道で人気の3軒をご紹介します。

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湯布院金賞コロッケ2号店

由布院ミルヒ 本店

ココペリ ウエスタン ライディング

大分を代表する景勝地・久住高原にある乗馬クラブです。なだらかに広がる高原の絶景に包まれながら、馬上での散策を満喫できます。

ここで活躍するのは、おとなしい性格で知られるアメリカンクォーターホース。大自然のなかでのびのびと育てられているため、初心者でも落ち着いて手綱を握れます。60分ほどかけて高原をめぐるトレイルライドも用意され、馬の歩みに合わせてゆったりと景色を眺められます。

大丸旅館

久住高原にほど近い温泉地、長湯温泉に佇む旅館です。創業は大正6年で、100年を超える歴史を重ねてきました。歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめ、数多くの文化人に愛されてきた老舗です。

自慢は源泉かけ流しの湯。客室はすべて清流・芹川に面し、窓辺には川のせせらぎが届きます。長湯温泉は炭酸泉で名高く、滞在の合間に湯めぐりを楽しめるのも魅力です。

ラムネ温泉館

「日本一の炭酸泉」とも称される長湯温泉にある公衆浴場です。なかでも炭酸の含有量が高く、湯に身を沈めると、銀色の細かな泡が全身を包み込みます。

外湯の湯温は32度ほどと低めですが、炭酸泉ならではの温浴効果で、浸かるうちに体の芯からじんわりと温まっていきます。黒と白のコントラストが印象的な建物は、建築家・藤森照信が手がけたユニークな造りで、湯あみとあわせて目を楽しませてくれます。

岡城跡

竹田の街を見下ろす高台に築かれた城跡です。およそ800年前、阿蘇山の噴火がつくり出した海抜325mの岩山の上に石垣が積まれ、かつては「難攻不落の天然の要塞」として名を馳せました。

建物は失われ、今は険しい崖の上に広大な石垣だけが残ります。この地で少年時代を過ごした作曲家・滝廉太郎は、のちに名曲『荒城の月』を作曲。岡城がそのモデルになったとも伝えられています。石垣の上に立てば、周囲に連なる山々を見渡せます。

竹田市観光ボランティアガイド委員会

城下町として栄えた竹田の街を、地元のガイドと巡れるツアーを催行する団体です。岡城跡をはじめ、歴史が息づく町並みを知り尽くした案内役が、見どころやその背景をわかりやすく伝えてくれます。自分で歩くだけでは気づきにくい竹田の奥行きに、ぐっと近づけます。

普光寺

およそ1500年前に開かれたと伝わる真言宗のお寺です。シンボルは、岩肌に直接彫り込まれた巨大な摩崖仏。12万年前の阿蘇山の大噴火でできた岩に刻まれ、その高さは約11mと、国内でも最大級の規模を誇ります。

中央に不動明王が刻まれた迫力ある姿は、長い歳月を超えて訪れる人を見守ってきました。摩崖仏のすぐ隣のお堂では瞑想体験もでき、静けさのなかで心を整えるひとときを過ごせます。あじさいの名所としても親しまれているお寺です。

ロッジきよかわ

祖母山を源とする奥岳川のほとりに建つ宿泊施設です。川のせせらぎに包まれた敷地では、ラフティングや川釣りなど、水辺ならではのアクティビティを楽しめます。

人気を集めているのが、川そのものを水風呂代わりに使うサウナ。火照った体を清流に沈め、河原で外気浴をすれば、自然のなかで深く「ととのう」感覚を味わえます。一日の終わりを、水と緑に抱かれて締めくくれる宿です。

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