• トップ
  • グルメ
  • 富山のおすすめ絶品ご当地グルメ15選!富山にしかない名物から人気の名店14選も紹介

富山のおすすめ絶品ご当地グルメ15選!富山にしかない名物から人気の名店14選も紹介

天然の生簀(いけす)といわれる富山湾と立山連峰を擁する富山県。3000m級の山々からの雪解け水が流れる富山平野では美味しい米が育ち、岸から近い場所から急に深くなる海底では、ホタルイカ、白エビなど独特の魚介類が育っています。

今回は、そんな富山の絶品ご当地グルメを15品セレクト。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も14店舗紹介しています。富山でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。

富山のおすすめ絶品ご当地グルメ15選

1. 富山ブラックラーメン

戦後間もない頃、富山市中心部で働く肉体労働者に向けて作られたのがはじまりで、塩分の補給やごはんのおかずにもなるようにと、スープに醤油をたくさん入れたラーメンが作られました。スープの黒さから、やがて全国のラーメン好きから「富山ブラック」と呼ばれるように。今では「ます寿司」に次ぐほど有名な富山のご当地グルメです。

店舗によって味わいはそれぞれですが、醤油の味と色の濃い黒いスープ、たっぷりのチャーシュー、ブラックペッパーがかかっているなどという特徴があります。麺はもちもちした食感で太めのちぢれ麺がスタンダードです。全国のラーメン好きに愛されています。

2. 氷見うどん

全国的にも有名な香川の「讃岐うどん」、秋田の「稲庭うどん」と並ぶ日本三大うどんの1つとして知られる「氷見うどん」。手延べ製法による独特の食感が魅力です。

能登からそうめん作りが伝わったのが起源とされ、江戸中期から270年以上の歴史があります。かつては加賀藩に御用うどんとして献上されていました。

現在でもその製法はほとんどが手作業。職人が足で踏んで作った麺生地を綾掛けして引き延ばすことで、強いコシと粘り、餅のような食感が生まれます。大量生産には向かないため、長らく「幻のうどん」と呼ばれてきました。手間暇かけて生まれたは独特の食感は喉越しがよく、温かくても冷たくしても美味しくいただけます。

3. もつ煮込みうどん

昭和47年にできた煮込みうどん専門店が発祥の富山のソウルフードです。「富山の名産品を作りたい」という思いから開発され、麺はコシが強く、もちのような滑らかな食感の氷見うどんを使っています。

土鍋でぐつぐつと煮込まれた状態で提供されるので、体が温まって、寒い富山の冬にぴったり。しっかり煮込まれたもつはプリプリした弾力も楽しめるだけでなく、噛めば噛むほど旨みが感じられます。人気店では、ランチやディナーを問わず連日行列ができています。また、店によってはお土産用も用意されているので、持ち帰って自宅で楽しむのもおすすめです。

4. ますの寿司

富山を代表する郷土料理である「ますの寿司」は江戸時代から作られている歴史ある名物です。その昔は、徳川吉宗にも献上されたのだとか。大正時代になると駅弁として販売され始めたことで全国的に有名になりました。

丸いわっぱに青々とした笹の葉、寿司飯、ピンク色のますの身を重ねた押し寿司は、味わいはもちろん、笹の香りもご馳走としての要素。県内にはいくつものますの寿司店があり、ますの厚みや味付け、寿司飯の味などそれぞれの味を競っています。富山の人はそれぞれお気に入りの店があるそうです。観光で富山を訪れた人も、食べ比べてお気に入りを探してみては?

5. 白エビ

富山湾の宝石と呼ばれる「白エビ」は、その希少性でも有名な海産物です。駿河湾や相模湾にも生息していますが、「白エビ」の漁を行っているのは、世界でも富山湾だけ。漁は4~5月、8~9月と1年に2度、最盛期があり、漁の様子を見学する観光ツアーもあります。

「白エビ」はやわらかくとろけるような食感と上品な甘さが魅力。刺身やお寿司など生で食べるほか、唐揚げやかき揚げなど揚げ物にすると、身の甘さと殻の香ばしさやサクサク感が相まって絶品です。加工品もお菓子やおつまみ、ラーメンやカレーまで幅広く用意されていて、お土産にもぴったりです。

6. ホタルイカ

海の中で青白い幻想的な光を放つ「ホタルイカ」は、富山湾の神秘とも称されます。富山湾でホタルイカが漁獲されるのは3~5月。この時期は産卵期にあたり、魚体が大きくなっています。定置網で水揚げされるため、体に傷がつきにくいことも富山の「ホタルイカ」の特徴です。

新鮮な状態でゆでられた「ホタイルイカ」は、胴が丸く。つやがあってぷりっとしています。地元の家庭ではボイルして酢味噌で食べられることが多いですが、旅館や料理屋では「しゃぶしゃぶ風釜揚げ」や刺身など、産地である富山でしか食べられないような新鮮さが命の料理も提供されています。塩辛や佃煮、干物などの加工品は、お酒のあてにもピッタリです。

7. 寒ぶり

天然の生簀(いけす)とよばれる富山湾で、ダントツの知名度を誇るのが「寒ぶり」です。冬に漁獲されるぶりのことで、脂がのっていて特に美味しいとされています。「寒ぶり」の旬は11月から2月頃で、北陸の冬を代表する高級魚です。特に能登半島の付け根、氷見で水揚げされる氷見の「寒ぶり」が有名で、「寒ぶり」を目当てに氷見を観光する人も少なくありません。

刺身でも味わえる鮮度抜群の「寒ぶり」を出汁に潜らせてから食べる「ぶりしゃぶ」は、ぶりを使う料理の中でも特に人気があります。ほどよく脂が落ち、中はレアの状態。熱が入ることで身がギュッと締まるので、ぶりの旨味が凝縮します。冬の富山で記憶に残る夜ごはんの代表格です。

8. 紅ズワイガニ

冬の日本海でとれる味覚といえば、カニ。さまざまな種類があるなかで、富山で有名なのは、ゆでる前から赤い足と甲羅が特徴の紅ズワイガニです。富山湾で漁獲される紅ズワイガニは、「高志の紅(こしのあか)ガニ」としてブランド化されています。漁獲期間は9月1日から5月末頃までです。

栄養豊富な富山湾で育つ紅ズワイガニは、旨味と甘味ともに抜群。漁港と漁場の距離が近いため、富山ではひときわ新鮮な紅ズワイガニが食べられます。

9. 魚津ばい飯

写真提供:PRTIMES

富山県北東部にある魚津市は、海の幸が豊富な場所。特産のバイ貝を使った炊き込みご飯の「魚津バイ飯」は、地元の漁師がまかない飯として食べていたものです。バイ貝を殻ごと煮込んで、旨味をたっぷり引き出した出汁でご飯を炊き上げています。「魚津バイ飯」は「魚の国のしあわせ Fish-1 グランプリ FINAL」で準グランプリ、「Sea級グルメ全国大会」でグランプリを獲得。魚津を代表するソウルフードとして地元の人たちにも愛されています。

現在では市内の飲食店でランチやディナーでも提供されています。バイ貝が持つ深みのある味わいがしっかり染み込んだご飯は、観光客にも人気です。最近では家庭で調理するキットも販売されており、お土産としても注目されています。

10. げんげの唐揚げ

げんげは富山湾の水深200メートル以深に棲む深海魚です。滅多に目にすることのできない幻の魚として「幻魚(げんげ)」と呼ばれています。旬は9月から翌年5月頃。全身がゼラチン質で覆われ、コラーゲンがたっぷり含まれているのが特徴です。安くておいしい、栄養もある魚として近年注目されています。

調理方法はいろいろですが、唐揚げにすると外はカリカリ、中は柔らくフワフワした食感が絶妙。気軽な居酒屋やお寿司屋さん、高級な日本料理店のほか、穴場としては山間の温泉地でも味わえるほど、富山の名物グルメとして浸透しています。

11. たら汁

富山の海沿いの地域で愛されている郷土料理が「たら汁」です。漁に出た男たちを温かく迎えようと、漁師の妻たちが浜辺で大鍋を沸かし、スケトウダラを丸ごとぶつ切りにして味噌で煮込んだのが始まりと言われています。身、頭、肝、白子まで使った豪快な調理法で、キモと骨髄から染み出るコクがたまらない、まさにソウルフード。

新潟県との県境に位置する朝日町では、国道8号沿いに「たら汁街道」と呼ばれる名物エリアがあります。「たら汁」の看板やのぼりを掲げた食堂、民宿、ドライブインがずらりと並んでいます。「たら汁」は朝日町以外にも、県内の漁港近くにある食堂のランチメニュー、ホテルの朝食などでも提供されています。海に近い土地ならではの豪快さが味わえる郷土料理です。

12. 氷見牛

氷見牛は、富山県氷見市の中山間地で育つ希少なブランド牛です。わずか6戸の生産農家が山間の湧き水を与えて育てています。平成7年からブランド化され、肉質・鮮度・脂肪交雑の三拍子が揃っていると評価が高く、肉質等級の判定基準でも、上位等級(A4ランク以上)が全体平均で85%を超える質の高さを誇っています。近畿ブロックの和牛品評会では名だたるブランド牛と1、2を競うほどです。


富山県内でも食べられるお店は限られますが、焼肉やステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶといったディナーにぴったりな贅沢なメニューはもちろん、カレーやコロッケ、ハンバーグなどランチで氷見牛が食べられる穴場のレストランもあります。

13. とろろ昆布

全国屈指の昆布消費量を誇る富山では、おにぎりには海苔ではなくとろろ昆布を巻くのが定番です。富山湾では昆布は獲れませんが、江戸時代、北前船が北海道から運んできた良質な昆布が富山に根付きました。とろろ昆布は、おにぎり以外にも汁物やうどん、おでんなどに加えられるなど、どの家庭でも日常的に食べられ、ソウルフードと呼ばれる富山名物にもよく添えられています。

とろろ昆布は酢漬けした数種類の昆布を重ねて固め、表面を削って作られます。富山独特の黒とろろは酸味が強く、白とろろは控えめでソフトな食感が特徴。程よい酸味と旨みが白米と絶妙にマッチし、時間が経ってもふわっとした柔らかさを保ちます。

とろろ昆布おにぎりは県内の飲食店や道の駅などでも販売されているので、観光の途中で小腹が空いたときなどに探してみては?

14. 富山おでん

全国にあるご当地おでんの中でも「富山おでん」の最大の特徴は、昆布消費量日本一の富山県らしく、おでんの上にたっぷりととろろ昆布をのせること。昆布やかつお節と塩でとった薄めのだし汁がベースで、醤油は使わずに素材本来の味を活かしています。


具材には大根や玉子などの定番に加え、紅白かまぼこや赤巻かまぼこなど富山県食材が入るのが定番です。こんにゃくの薄切りを串刺しにした「あんばやし」、細いたけのこの「すす竹」、白えびが入ったつみれなど他県ではあまりみられない具材が入っていることもあります。


富山では、居酒屋や食堂だけでなく、ラーメン店などもおでんをサイドメニューとして提供するお店がたくさんあります。だしを吸ったとろろ昆布のとろっとした食感と、からしなしでも十分な深い味わいが魅力です。

15. 五箇山豆腐

世界遺産に登録された合掌造り集落で知られる五箇山。60度の急勾配の茅葺屋根が特徴的なこの豪雪地帯では、昔から「縄で縛っても形崩れしない」と言われるほど堅い五箇山豆腐が作られてきました。

標高1,000メートルの裏山に湧く伏流水と国産大豆を使用し、古来より伝わる独自の製法で作られるこの豆腐は、五箇山でしか味わえない伝統の味です。大豆の栄養がギュッと詰まった証拠として「寝るときに枕にした」「つまづいて生爪をはがした」など、その堅さを表現する逸話が数多く残されています。固い豆腐という特性から、冷奴以外にも刺身や煮物、田楽など多彩な食べ方が楽しめます。

富山の名物グルメが楽しめる人気店15選

1. 西町大喜 西町本店

一度聞いたら忘れられない「富山ブラックラーメン」というインパクトのある名前のラーメン。その発祥とされるのが創業昭和二十二年の「西町大喜 西町本店」です。

創業者が戦後の復興に携わる働き手の塩分補給のため、味付けを濃くし、チャーシューをたくさん入れて提供。当時は労働者が持っているお弁当のご飯やおにぎりのおかずとしてラーメンを提供していました。

「西町大喜 西町本店」の中華そばは、秘伝のタレを使っていて、富山米こしひかりとの相性が抜群。並んでも食べたい一品です。

西町大喜 西町本店

2. 糸庄

昭和47年創業の「糸庄」は、煮込みうどんの専門店。50年以上にわたり地元の人たちに親しまれ、ランチもディナーも行列のできる人気店となっています。

看板商品の「もつ煮込みうどん」は、「富山の名産品を作りたい」と考案されたもの。今や富山のソウルフードとされる存在です。富山の特産品のひとつで歯ごたえと弾力、舌触りが特徴の氷見うどんと、丁寧に下処理を施した国産豚もつ、出汁には4種の魚介と昆布を合わせ、味噌とニンニクの香りもよく、食べると身体が温まります。

糸庄

3. 麺処スパロー

「麺処スパロー」は昭和28年創業。富山・新湊地区で70年以上にわたって親しまれてきた老舗の食堂です。麺処という名の通り、うどん、そば、ラーメン、さらには丼ものなど食堂らしいメニューが並びます。

その中で、一際目を引くのが「カレー中華」。昆布やカツオ節でとった和風だしに、牛肉と白ネギを加え、十数種のスパイスをブレンドした特製カレールーに中華麺が入った麺類です。とろみのあるスープがもっちりとした中華麺に絡んで、スパイスとだしの香りが後を引く味わいです。麺の後にごはんを入れて楽しむ常連客も多いそう。まさしく「麺処スパロー」でしか味わえない味を求めて、多くの人が訪れます。

麺処スパロー

4. ひさみなと食堂

新湊漁港から近い場所にある「ひさみなと食堂」は、昔ながらの大衆食堂です。隣にある新湊高校の関係者や地域の人たちに長く愛されています。

お店の名物は一見すると普通の中華そばのような「かけ中」というメニュー。中華麺とうどんに使われる和風ダシを組み合わせています。古くからの漁師町である新湊地域では、昆布や煮干しで出汁をとる文化が根付いていて、中華麺に甘めの和風ダシを合わせる「かけ中」が生まれたと言われています。「ひさみなと食堂」では、卓上に用意されているコショウやとろろ昆布で味変しながらいただけます。

ひさみなと食堂

5. 寿し工房大辻 一番町店

「寿し工房大辻」は、富山伝統の「逆さ造り」製法で仕上げた「幻のます寿し」を販売しています。鱒を酢飯の下に敷くことで、旨味がご飯に逃げず、風味がしっかり味わえるようになります。しかも厚みのある鱒の身を2枚重ねて仕込むため、食べ応えがありながらも口当たりがやわらかく仕上がっています。

お米は立山連峰の伏流水で育った富山県産コシヒカリ100%。自社で毎日精米し、水分量を管理して季節ごとの気温差にも対応。冬でもご飯が固くならないよう丁寧に炊き上げています。桶を開けると広がる笹の香りと、美しい断面に目を奪われる「幻のます寿し」は、お土産としても好評です。

寿し工房大辻 一番町店

6. 氷見魚市場食堂

ブリがおいしい時期に富山を訪れたなら、ぜひ訪れたい人気のお店が「氷見魚市場食堂」です。全国的に知られるブランド魚「氷見寒ブリ」をはじめ、1年を通じてさまざまな魚が水揚げされる氷見漁港。「氷見魚市場食堂」は、その氷見漁港の2階にあり、競り場から数メートルの場所で朝に競り落とされたばかりの新鮮な魚が食べられます。

ブリが旬の冬に提供される「ブリ丼」は、ブリが花びらのように盛り付けられて、どんぶりからはみ出しそうなボリュームが魅力。「氷見魚市場食堂」でしか食べられないお得で満足感のあるメニューです。

また、富山湾で一番水揚量が多い氷見漁港では、さまざまな魚が水揚げされます。その魚種の多さも堪能できるのが「氷見魚市場食堂」の「氷見浜丼定食」です。その日によって魚種は異なるものの、サワラやスズキ、甘エビなどがたっぷり盛り付けられていて、ごはんとの配分に迷うという口コミが散見されるほど。

定食についている鍋漁師汁は土鍋にたっぷり入ってガスコンロと共に運ばれてきます。つみれ、魚のアラやネギが入っていて、寒い冬の朝でも身体が芯から温まります。

氷見魚市場食堂

7. 新湊かに小屋

新湊漁港では全国的にも珍しい紅ズワイガニの昼セリが行われます。新湊漁港から近い場所にある「新湊かに小屋」では、そのセリの見学とセットで、その日に水揚げされた新鮮な高志の紅ガニ(ベニズワイガニ)を大釜でゆでて提供しています。深海で育った紅ズワイガニは水分を多く含み、ジューシーで濃厚な味わいが特徴です。


「新湊かに小屋」で用意しているのは、セリの見学の後、カニ一杯まるごと味わえるプラン、食べ放題、漁師風味の鍋の3つのプランです。個人で予約することできます。富山に観光で訪れた醍醐味を味わえる施設です。

新湊かに小屋

8. 海風亭

魚津駅そばの老舗日本料理店「海風亭」は、明治41年創業。名物の「バイ飯」は、魚津で古くから漁師のまかないとして親しまれてきた郷土料理です。地元で獲れるバイ貝と野菜をバイ貝の煮汁で炊き込んでいます。

ご飯は注文ごとに炊き上げるため、提供までに約25分を要しますが、それでも食べたいほど別格の味わい。「バイ貝食べ尽くし膳」は、バイ飯に加え、バイ貝のお造りや肝、吸い物がセットになった、バイ貝の魅力を存分に味わえるここでしか味わえない贅沢なセットになっています。お店では他にも旬の富山湾の魚介類や、富山の日本酒も取り揃えていて、観光客はもちろん、地元の人たちから愛されるお店です。

海風亭

9. 焼肉 氷見牛屋

「焼肉 氷見牛屋」は、美味しい氷見牛をたくさん食べてほしいという思いから氷見市の精肉問屋が直営する焼肉店です。

氷見牛は、脂の質と肉質のバランスが優れており、上位等級の比率も高いとして知られる黒毛和牛です。「焼肉 氷見牛屋」ではその氷見牛を一頭買いし、精肉店ならではの品質と価格で提供しています。個室とカウンターを備えた落ち着いた店内では、焼肉以外にも氷見牛のコロッケやカレーなど、氷見牛の魅力を余すところなく伝えるメニューを揃えています。

焼肉 氷見牛屋

10. 氷見牛専門店たなか

氷見牛はわずか6戸の生産農家が山間の湧き水を与え育てる希少なブランド牛です。氷見牛専門店「たなか」は、氷見牛の生産から販売までを一貫して行う直営店。牛の成長に合わせて餌にもこだわって食べて違いの分かる牛肉を生産し、価格もリーズナブルに提供しています。

お店があるのは氷見駅から徒歩10分ほどの「JAグリーンひみ」の中。精肉店も併設されています。焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどで楽しめるほか、数量限定のメンチカツや氷見牛カレーも人気。前日までの予約制で、2人前から注文可能です。

氷見牛専門店たなか

11. 味処 おでんや

昭和23年創業の地元で愛され続けている居酒屋。富山市の中心地にあり、その佇まいにそそるという声も多いお店で、夜の富山でふらりと立ち寄りたいお店です。

「おでんや」という屋号だけあり、おでんは看板メニューのひとつ。だいこんやちくわ、たまごなどの定番メニューのほか、具沢山のがんもどきがほろほろとした食感で人気。北陸地方のおでんの具材としてポピュラーな「かに面」も用意されています。「かに面」とは、香箱ガ二の甲羅にほぐした身やかにみそなどを詰めたもの。かにのエキスと澄んだおでん出汁の相性は抜群です。

もちろん新鮮な魚の刺身や焼き物なども豊富です。

味処 おでんや

12. 味処 河鹿

宇奈月温泉駅のすぐ近くにある「河鹿(かじか)」は、昭和43年創業の老舗食事処で、お店の前に置かれた大きな信楽焼きのたぬきが目印。名物の釜飯を目当てに、お昼は観光客、夜は主に地元の人が訪れます。

富山県産のコシヒカリや黒部産のズワイガニを使い、注文ごとに一釜ずつ炊き上げる釜飯は、出汁の香りとおこげの食感が楽しめる逸品。店内は座敷中心の落ち着いた雰囲気で、釜飯のほかにもおでんや定食、刺身など幅広いメニューを提供しています。釜飯はお店の前にある自販機でも販売されていて、テイクアウトすることが可能です。宇奈月温泉に訪れるなら、まずお昼に「河鹿」の釜飯を食べて、帰りはお土産を買うのに立ち寄ってみては?

味処 河鹿

13. 喜平商店

富山県南砺市の五箇山地区にある「喜平商店」は、五箇山豆腐の名店として知られています。五箇山豆腐は、奈良時代に中国から伝わった堅豆腐の製法を受け継ぎ、現在も縄で縛って持ち上げられるほどの固さを保つ独自の伝統を守っています。水分が少なく、歯ごたえのある食感と濃厚な大豆の風味が特徴です。

江戸時代初期には各家庭で作られていたとされ、明治後期からは専門の豆腐店が登場。「喜平商店」もそのひとつで、代々受け継がれる製法で丁寧に豆腐を仕込んでいます。豆腐や豆乳製品のほか、新鮮な豆乳で作るソフトクリームも好評です。

喜平商店

14. ねこのくら工房

富山県南砺市の「ねこのくら工房」の五箇山豆腐は、世界遺産・五箇山でしか食べられない伝統的な製法で作れています。使用するのは、地元産のエンレイ大豆と高清水山の湧水、そして天然にがりのみ。添加物を用いず、手間を惜しまず作られる「堅豆腐」は、煮崩れしにくく料理に最適で、大豆本来の力強い風味が感じられます。

味噌や酒かすに漬けた「平家漬」も人気。豆腐の成分の多くを占める水にもこだわり、豊かな自然の恵みを生かした製法で、昔ながらの滋味深い味わいが守られています。

ねこのくら工房

まとめ

ますの寿司や寒ぶり、五箇山豆腐など古くからの名物のほか、富山ブラックラーメン、魚津ばい飯など、地元に根付いていたおいしいものが再発見されたご当地グルメも豊富な富山。まだまだ多くの魅力的なグルメがあります。本記事では、全国津々浦々、取材を重ねてきた旅サラダの厳選グルメを紹介しているので、富山でのお昼ご飯や夜ご飯に迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年6月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

<– Start Author Introduction –>
<– End Author Introduction –>

RECOMMENDED

おすすめ