岐阜県中津川市|栗のまちに、歴史とグルメと大絶景 ふらりと訪ねる、中山道の旅へ
2026.09.19
加賀藩前田家の城下町として栄え、加賀百万石の歴史と文化を今に伝える金沢。日本三名園の兼六園、茶屋建築が残るひがし茶屋街、約300年にわたり「市民の台所」としてにぎわう近江町市場など、散策が楽しい街です。そんな金沢を訪れる際におすすめしたいホテル・旅館20軒を、TV番組「朝だ!生です旅サラダ」で訪れた宿も含めて、旅サラダPLUS編集部が厳選しました。泊まるエリアごとに紹介するほか、カップルや女子旅、家族など旅の目的に合う宿もまとめています。金沢旅行の宿選びに、ぜひ参考にしてください。
※掲載している施設情報は、すべて取材・調査当時のものです。
※当記事は一部にPRを含んでいます。
金沢市内の主要観光地は、金沢城公園を中心に半径2km圏内に集まっています。そのなかで、街の雰囲気と向いている過ごし方はエリアごとに異なります。今回は、エリア別にホテル・旅館選びの特徴をまとめました。


| エリア | 街の雰囲気 | 向いている過ごし方 | 主な観光地までの目安 |
|---|---|---|---|
| 金沢駅周辺 | 鼓門ともてなしドームが迎える金沢の玄関口。周遊バス・路線バスが東口から発着 | 北陸新幹線(東京駅から約2時間30分)で着いてすぐ宿に入り、バスで各地を巡る | 金沢駅から兼六園へタクシー約10分、ひがし茶屋街最寄りの橋場町バス停へバス約7分 |
| 近江町市場・香林坊周辺 | 約170の店が並ぶ「市民の台所」近江町市場、百貨店やファッションビルの香林坊、飲食店が集まる「金沢の夜の顔」片町 | 市場での食事、ショッピング、夜の食事と街歩き | 金沢駅から近江町市場へバス5分(徒歩12分)、香林坊へバス8分 |
| ひがし茶屋街・兼六園周辺 | 江戸時代後期から明治初期の茶屋建築が残る重要伝統的建造物群保存地区と、日本三名園の兼六園・金沢城公園 | 茶屋街の散策、兼六園の早朝開園(無料)を使った朝の散歩 | ひがし茶屋街は金沢駅から約2km(徒歩約30分)、兼六園は金沢駅からバス12分+徒歩5分 |
| 湯涌温泉・犀川温泉 | 湯涌温泉は開湯1300年の「金沢の奥座敷」。犀川温泉は犀川上流の田園にある一軒宿 | 温泉と料理を目的にした滞在 | 湯涌温泉へ金沢駅からバス約50分、犀川温泉へ金沢駅からバス約30分 |
金沢駅の兼六園口(東口)には鼓門ともてなしドームが建ち、城下まち金沢周遊バスもここから出発します。新幹線を降りてすぐ宿に入れ、到着した日から観光に動きやすいエリアです。
金沢駅金沢港口(西口)前の複合施設「クロスゲート金沢」に、2020年8月に開業。館内には100点以上のアート作品が配され、その大半を金沢ゆかりの作家が手がけています。客室はインテリアに金沢の伝統工芸や歴史を反映しつつ、現代的なテイストを取り入れた設えで、全室32㎡以上と広さにゆとりがあるのも魅力です。
食事の中心は、3階のオールデイダイニング「FIVE – Grill & Lounge」。地元の食材を使ったグリル料理が特徴で、朝食ブッフェにはこしひかりや能登産の卵、大野の醤油・味噌など、石川県産の食材をふんだんに取り入れています。最上階の14階には、オープンエアのテラスで一杯を楽しめる「RoofTerrace Bar」があり、旅の締めくくりにもおすすめです。
鼓門をくぐって正面右手に建つのが、地上30階の「ホテル日航金沢」。駅と地下道でつながっているため、雨の日も濡れずに行き来できる利便性の高いホテルです。客室はすべて17階以上にあり、市街地の向こうに日本海、晴れた日には白山連峰まで見渡せるのが大きな魅力。17〜19階の客室は全室に加賀小紋をあしらい、加賀友禅・陶芸・金工・ガラス工芸のいずれかを設え、滞在しながら地元の伝統に触れられます。
朝食の名物は、約20年前から出している「車麩のフレンチトースト」。金沢で古くから親しまれる車麩を卵液に一晩漬け、ライブキッチンの鉄板でバターとともに焼き上げた一品です。和洋食ブッフェには約40種類が並び、小学生以下の子どもは朝食が無料なのもファミリーにうれしいポイント。夜は、高さ130mの最上階へ行くのがおすすめ。ピアノの生演奏が流れるスカイラウンジで、城下町の夜景を眺めながら金沢の夜をしっとりと堪能できます。
金沢駅兼六園口(東口)に隣接し、駅から徒歩1分で館内に入れる好立地。1990年の開業で、客室は「金沢エレガンス」をコンセプトにデザインされたモダンな空間です。スーペリアツインからは「世界の美しい駅」にも選ばれた兼六園口の景色を、スーペリアコーナーツインからは遠くに広がる日本海の絶景とともに望めます。小さな子どもは、添い寝なら宿泊料金がかからないため、家族連れにもやさしいホテルです。
朝食のコンセプトは、ブランドプロデューサーが監修した「THE 10」。10のシグネチャーメニューをはじめとしたバラエティ豊かな料理が並びます。とくに、ライブキッチンで仕上げる石川県オリジナル米「ひゃくまん穀」のおむすびはぜひ食べておきたい一品です。治部煮、ハントンライスといった金沢の味覚を味わい尽くせるビュッフェは、未就学児なら無料。夕食は、兼六園のたたずまいを再現した庭を望む「日本料理 雲海」で、会席と伝統の加賀料理を味わえます。
敷地を大野庄用水が横切り、「森の庭」「川の庭」「中の庭」「山の庭」の4つの庭が建物を取り巻くホテル。「ここは我が家、金沢の別邸。」がコンセプトで、ミシュランガイド北陸2021特別版では3レッドパビリオンを獲得した折り紙付きの宿です。各客室階に設置された、県内ゆかりの工芸作家の作品を並べた「工芸回廊」は旅の楽しみのひとつ。バスルームはすべての客室で洗い場付きなのもポイントです。80㎡のコーナーファミリーなら最大8名まで宿泊可能で、館内には絵本や積み木で遊べるキッズコーナーもあるなど、親子でのびのびと過ごせる工夫が盛りだくさん。
男女別の浴場「湯屋」には、白山山系から犀川を経た百年伏流水といわれる地下水を汲み上げて引き込んでおり、癒しのひとときを叶えてくれます。湯船につかりながら、窓越しに4つの庭のひとつ「山の庭」を眺めるのも醍醐味です。
朝食は専用レストラン「朝餉処」で、和洋80種類のブッフェを味わって。ライブキッチンで仕上げるオムレツをはじめ、日本海の幸の干物、地元食材「じわもん」や郷土料理と幅広くそろいます。季節がよければ、用水の流れに面した「川のテラス」でも食事ができるのでぜひチェックしてみては?
近江町市場から香林坊、片町へと続く金沢の中心部。市場での食事も夜の飲食店も徒歩圏にあり、デザインホテルから料亭旅館まで、さまざまなタイプの宿がそろうエリアです。
つる幸は、2025年12月にTV番組「朝だ!生です旅サラダ」で訪れた宿。地元で長く愛された料亭「つる幸」が、2025年11月、旅館と割烹からなる和のオーベルジュとして生まれ変わりました。旅館「つる幸」と割烹「つる幸 知新庵」は、近江町市場や兼六園まで徒歩10分以内の場所にあり、観光拠点にも便利です。
一室ごとに趣が異なる客室は、厳選された4室のみ。90~100㎡の広々とした空間に、寝室とリビング、ダイニングを備えた贅沢な造りです。和の趣に洋の心地よさを重ねた設えで、全室に温泉の露天風呂があるのもポイント。「幸聚」にはサウナが、離れの「慈白」はメゾネットでスチームサウナとキッチンが付き、心身がととのいます。
夕食は、加賀百万石の雅を礎とする加賀懐石です。「京都吉兆」で約12年修業した料理人が腕を振るい、秋は松茸、冬は加能ガニなど季節の味覚をふんだんに取り入れた逸品を提供。朝食は、客室で出来たてを静かに味わうことも、「知新庵」のカウンターでライブ感あふれるひと皿を味わうこともできます。
近江町市場へ徒歩約4分、尾山神社へ徒歩約6分の上堤町に位置するホテル。「加賀の伝統に触れる、大人のホテルステイ」がコンセプトで、館内には加賀友禅や金箔、組子を現代的に取り入れ、金沢ゆかりの作家によるアートが随所を彩ります。加賀五彩や漆、和紙を思わせる意匠でまとめられた客室にも、加賀らしい魅力が凝縮。3台のベッドを置いたトリプルや、最大4名で泊まれるジュニアスイートなど、幅広いタイプの客室があります。
最上階の13階には、宿泊者が無料で使える展望大浴場があるのもポイント。眼下には金沢城公園と兼六園の緑が広がり、夜は寝湯に身を預けて市街の夜景を眺めるという、昼も夜も格別なひとときが過ごせます。
朝食は、おばんざいが並ぶ大満足のブッフェ。目の前で仕上げる能登豚のしゃぶしゃぶなど、ライブ感あふれる朝食が楽しめます。器は九谷焼を使用し、目にも鮮やか。近江町市場内の「能加万菜 市場屋」「能加万菜と成屋」では宿泊者限定のメニューとして、海鮮丼や能登牛といった特別な加賀の味覚を味わえます。
近江町市場まで徒歩1分、金沢城公園へは徒歩3分。ひがし茶屋街や主計町茶屋街、兼六園も徒歩圏です。客室には屏風をモチーフにしたヘッドボードをあしらい、黒を基調としたデザインに金沢の伝統工芸が溶け込んでいます。館内には6段の壮大な滝が流れる中庭があり、スイートは、全室が中庭を一望できるガーデンビューです。バスルームは、心地よいシャワータイムが過ごせるレインシャワーを完備。九谷焼の茶器と加賀棒茶も用意され、いつでも本格的なお茶が楽しめます。12歳以下の子どもは1室2名まで添い寝で宿泊できるのも、家族旅行では押さえておきたいポイントです。
朝食は和洋60種以上が並び、ライブキッチンでは近江町市場直送の食材を使い、板前が威勢よく寿司を握ります。海鮮丼や揚げたての加賀野菜の天ぷら、金沢おでんや治部煮もそろい、朝からしっかりとお腹を満たせるのも魅力。夕食は2026年7月に始まったディナーブッフェのほか、館外徒歩2分の場所に2026年8月オープンした邸宅レストラン「山楽邸」に足を運ぶのもおすすめ。能登牛の金箔ステーキをはじめ、加賀料理の繊細さとフレンチの技法を融合させたコース料理は、旅の思い出を彩ってくれる逸品です。
「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われてきた金沢の“雨の日を楽しむ”アイデアを詰め込んだ、ユニークなコンセプトのホテル。2017年、近江町市場から歩いてすぐの便利な立地に開業しました。1階のラウンジ「ハレの間」は、書家・紫舟の作品が飾られたまるでアートギャラリーのような空間。滞在中は金沢の普段のお茶である加賀棒茶を、好きなときに味わえるのも宿泊者の特権です。
全47室は和モダンのデザインで、室内には坪庭や茶室を思わせる丸窓を設えています。プレミアツインなら最大4名まで利用でき、すべての客室のお風呂で肩からお湯をまとう「肩湯」を楽しめるのも特徴です。心安らぐ和の空間で、ゆったりと体をほぐせます。
朝食は、その日の気分で和食か洋食を選べます(朝食付きプランのみ・各数量限定)。和食には石川県産米「ひゃくまん穀」やのどぐろの一夜干し、洋食には地元のパン屋が焼くオリジナルパンと県産シャルキュトリーが並び、九谷焼の器が食卓を彩ります。毎晩21~23時には、北陸名物の「赤巻」をのせたお蕎麦が宿泊者に無料でふるまわれる、うれしいおもてなしも。滞在すれば、雨の日でも心晴れやかなひとときが過ごせるはず。
2018年9月にTV番組「朝だ!生です旅サラダ」で訪れた「KUMU 金沢」は、茶の湯や禅の思想など、「金沢に受け継がれる武家文化を未来につなぐ」ことをテーマに掲げる宿。1972年築のオフィスビルを改装して2017年8月に開業し、2019年度グッドデザイン賞をはじめ、数々のデザインアワードを受賞してきたアートな空間が特徴です。工芸作家やアーティスト、茶人とともにつくり上げた館内には、作家たちのアートワークが随所に並び、歩くだけで感性が刺激されるよう。
どの客室も4名で泊まれるので、家族や友人同士でひと部屋に集まれるのが魅力です。茶室の美学を現代的に表したジュニアスイートには、畳の小上がりと水屋(ミニシンク)を完備。畳敷きの和室や、2段ベッドを置いたタイプもそろい、滞在シーンに合わせて選べます。館内には炉を切った大きなラウンジテーブル、屋上には金沢城公園を望むテラスなど、至るところにくつろげるスポットがあり、旅の疲れを癒してくれます。
ロビーに併設したティーサロンの店名「喫茶去(きっさこ)」は、禅語に由来。金工作家・竹俣勇壱が選定・制作した茶道具で、季節のお茶やお菓子を楽しめます。夜は22時までカフェ&バーに様変わり。昼と夜で異なる雰囲気を味わって。朝食は事前予約制で、地元の食材にこだわった洋食セットを満喫できます。
九谷焼をはじめ世界の工芸品を扱ってきたギャラリー「眞美堂」のビルが、2021年10月に18室のホテルとして生まれ変わりました。アーチ型のファサードから着想を得た館内は、柔らかな円弧と張り詰めた直線で構成された独創的な空間。スイートからはいしかわ四高記念公園、シティビューからは金沢城公園と香林坊大和を望め、いずれの部屋も開放感は抜群です。ハイフロアスイートには、ホーローのバスタブの奥にプライベートのサウナ室と外気浴スペースもあり、心身ともにリフレッシュできます。
自家の蒸溜所では、クロモジやタムシバなど白山に根付く森林素材を毎日蒸溜しているのも、この宿の大きな魅力。この芳香蒸溜水は、最大4名で貸し切れる屋上のサウナ&バスでロウリュに使われます。水風呂(14〜17℃)との交互浴も楽しめるなど、サウナーにとってベストな空間です。
朝食は、東洋医学の思想をベースにしたタイワニーズキュイジーヌ「karch」で。一杯の豆乳から始まる優しいコースで、薬膳鶏粥や蒸籠で蒸した加賀野菜、豆花などの美食を一皿ずつ丁寧に味わって。
「浅田屋」は、近江町市場にほど近い立地で長年愛されてきた料亭旅館です。宿の歴史は、加賀藩の江戸三度飛脚を約200年務めたと伝わる浅田屋が、1867年(慶応3年)に十間町の現在地で旅籠を開いたのが始まりといわれています。
客室はすべて、秋田杉を使った贅沢な数寄屋造り。大きな一部屋に小さな踏込みと縁側がつく間取りは、まるで個人宅の客間に通されたよう。坪庭は、昭和を代表する庭園「大河内山荘」を手がけた庭師が、設計から仕上げまでを担当した美しい造りです。
お風呂は部屋によって趣きが異なり、2021年に改装したスイート「鼓」には肩湯やジャグジー機能付きの浴槽、「不老」には檜の壁の浴室があります。よりゆっくりと湯浴みを楽しみたい人には、館内にある貸切風呂がおすすめです。
夕食は部屋食か個室を選べ、2時間半ほどかけてじっくりと加賀料理を堪能できます。春は天然鮎、夏は能登・舳倉島の海女が捕るアワビ、秋は能登松茸、冬は香箱ガニと、四季折々に北陸の旬が供されます。加賀蒔絵の金沢漆器や九谷焼の器を使った一皿で、目や手触りでも地元の魅力を味わってみては。
浅野川の東岸に、1820年(文政3年)に公許された茶屋町が残るひがし茶屋街。そして、日本三名園の兼六園と、隣接する金沢城公園。兼六園には通常の開園前に無料で入れる早朝開園があり、このエリアに泊まれば、朝の散策に出やすくなるのが魅力です。
2026年に開業した「new tradition hotel kanazawa」は、ひがし茶屋街にある築百年の町家を、まるごと泊まれるアート空間として再生した一棟貸しの宿です。二階建ての町家のたたずまいを大切にしながら、日本建築の本質を「層」と「間」に見出し、地元の素材で現代的に再解釈。玄関から奥へ伸びる土間の通り庭は、工芸家の作品を並べた壮大なギャラリーとなっています。
作品を手がけたのは、輪島の漆器工房に生まれた桐本滉平氏と、九谷焼の窯元「錦山窯」の5代目・吉田太郎氏。桐本氏は震災後も輪島で育ったカボチャを型にした花器を、吉田氏はこの宿のための抹茶碗を手掛けました。金沢で代々続く釜師・十三代宮崎寒雉の茶釜も備わり、湯を沸かすところから一服を点てるまで、自分の手で茶の時間を過ごせます。茶の湯の文化が根づく金沢らしいひとときは、滞在中の大きな楽しみです。
最大5名まで泊まれる棟内は、2階に寝室2室と小さなライブラリー、1階にリビングとダイニング、シャワーのある浴室とトイレを備えた、別荘のような空間。ダイニングテーブルは能登の大判和紙を使い、美しい光沢を帯びています。調理できるキッチンはない代わりに、電子レンジや冷蔵庫、茶道具一式を完備。朝食付きプランなら、徒歩1分の提携店「金沢おみそしる倶楽部」で地元の旬の食材を使った和朝食がとれます。スタッフは常駐せず、入室方法は宿泊前にメールなどで案内されるため事前のチェックをお忘れなく。
ひがし茶屋街の観音通り沿いに建つ「薪の音 金澤」は、富山県南砺市に本店「里山のオーベルジュ 薪の音」を構える町家のオーベルジュ。客室は、本館2室と離れ2室の計4室。40~50㎡の客室は、テラス側にキングサイズのベッドを置いた「HIGASHI」、格子戸を構えたモダンな造りの「KAGAYAKI」など、それぞれ趣向が異なります。
夕食は、本館1階の創作日本料理「東山和今」で毎月献立が替わる少量多品種のコースを味わえます。また、提携する館外の日本料理店や鮨店、老舗料亭へ足を運ぶのもおすすめ。茶屋街ならではのお座敷遊びを体験できるプランも一興です。朝食は洋食のみで、焼きたてのクロワッサンや、長年人気の焦がし玉ねぎのオイルで味わう季節の温野菜など、朝にぴったりのヘルシーな料理を味わえます。
魯山人に「北陸一等の名物男、金沢の国賓、茶会の偉材」といわしめた数寄者・太田多吉を初代主人とする、1890年創業の料亭旅館。多吉氏のもてなしを目当てに、益田鈍翁をはじめ東京や京都、大阪から茶人や美食家が訪れたと伝わっています。現在は5代目が宿を継ぐ、歴史の深い宿です。
ひがし茶屋街を望む閑静な場所に位置し、客室は一棟一棟が離れになった4室。他の宿泊客と顔を合わせることは基本的にないため、ゆったりとプライベートなひとときを過ごせます。客室からの景観を重視する人には、眼下にひがし茶屋街を見下ろせる朱の「弥生の間」がおすすめ。各室に、心地よいバスタブが付くのもうれしいポイントです。
夕食は、魯山人が語った料理の心髄を受け継ぐ会席。3月から10月はのどぐろしゃぶしゃぶ、冬は蟹付きや蟹フルコースの会席が用意され、旬の味覚を存分に堪能できます。朝食の会場は、館内で庭がもっとも美しいとされる「老松の間」で。春夏は木々や苔の緑、秋は紅葉、冬は雪化粧の庭を前に、豊かな一日が始まります。
浅野川のほとり、橋場町にたたずむ料亭発祥の宿。1890年(明治23年)に前田孝敬の屋敷跡で料理屋として開業し、屋号は泉「金城霊沢」にちなんでいます。2015年に旅館部門を新築改装して全6室に生まれ変わり、ミシュランガイド北陸2021特別版では、北陸エリアで唯一の5パビリオンに認定された実力派です。
二間続きの「竹の間」は、贅沢な天然赤御影石の風呂を完備。ほかの5室も香りのよい総檜風呂で、お風呂にこだわる人におすすめです。「雪の間」「花の間」は、窓の外に旧前田対馬守庭園が広がる美しい景観が魅力。さらに、到着後には呈茶のおもてなしがあり、冷蔵庫のクラフトビールや日本酒、奥能登名物の「しおサイダー」がすべてフリードリンクで味わえて、金沢らしさを存分に満喫できます。
料理は朝夕とも部屋食か個室が選べ、人目を気にせずゆっくりと食事を楽しめるのが魅力。魚は朝競りや漁港から仕入れているため、鮮度は抜群。代々受け継いだ器や美術品とともに供されるのは、滋味深い伝統の加賀料理です。能登の農家が丹精込めて作ったお米も、料理のおいしさを引き立ててくれます。
金沢城公園まで徒歩3分、兼六園まで徒歩5分の城下の中心に建つ、大正ロマンをテーマにしたクラシックホテルです。ステンドグラスに囲まれたロビーラウンジは、夜にピアノの生演奏が流れる洗練された空間。客室はすべて30㎡以上で、九谷焼の茶器や友禅のアートが金沢らしさを添えます。
館内には、「美人の湯」とも呼ばれる天然温泉「白鳥路温泉」の大浴場があります。市内ではめずらしい天然温泉は、宿泊者だけが楽しむことができます。
夕食は、日本庭園を望む「加賀料理 まほろば」で鴨の治部煮などの郷土料理をじっくりと。朝食ブッフェでは、のどぐろの一夜干しを七輪で炙って香ばしく味わって。兼六園から徒歩5分の距離にあるため、朝の兼六園をひと回りしてから朝食に向かえるのも、この宿ならではの魅力です。
湯涌温泉は、718年(養老2年)、泉に身を浸す白鷺の姿から湯が見つかったと伝わる開湯1300年の古湯です。藩政時代には加賀藩の歴代藩主の湯治の湯とされ、いまも「金沢の奥座敷」と呼ばれ、親しまれています。また、犀川温泉は犀川上流の田園に建つ一軒宿・滝亭の湯です。
湯涌温泉に建つ「百楽荘」は、2025年4月にTV番組「朝だ!生です旅サラダ」で訪れた宿。本館「彩心」と別邸「神楽」から構成され、到着すると両館とも和のアフタヌーンティーでもてなされる、ホスピタリティにあふれた宿です。
本館「彩心」は「美のときめき」をテーマにした、心躍る女性のための館。著名な女性インテリアコーディネーターが家具や小物まで監修した、まさにときめきがあふれる空間です。全12室のうち8室に半露天風呂が付くほか、男女別の大浴場と貸切露天風呂もあり、滞在中は多彩な湯浴みを楽しめます。別邸「神楽」は露天風呂付きスイート6室を含む12室。大浴場はあえて設けず、4つの貸切風呂が用意されたプライベート感たっぷりの館です。本館の大浴場も利用できるので気分に合わせて足を運んでみて。泉質は弱アルカリ性で、やわらかくきめ細やかな湯。女性は100種類以上の浴衣から好みの一枚を選べるのも、楽しみのひとつです。
夕食は個室のお食事処でゆったりと堪能できます。本館と別邸それぞれに料理長がいて、できる限り出来たてを提供するのが“百楽荘スタイル”。「石川『三大美味』会席」では活あわびのお刺身、能登牛、のどぐろが並び、11月上旬から3月20日には、海洋深層水の水槽で半日以上生かしたズワイガニも味わえます。
「大人が愉しむ、温泉とお料理の宿」をコンセプトに掲げる、山のふもとに建つ全4室の宿。宿泊は中学生以上に限られるため、大人同士の旅にぴったりです。
客室はすべて禁煙のスイートで、広さは48~70㎡。1階の2室には庭に面した温泉露天風呂、2階の2室には温泉半露天風呂が付くという贅沢さ。大浴場はなく、湯涌温泉の湯を客室で楽しめます。宿自慢の「美肌の湯」を独り占めするひとときは格別です。
食事は朝夕とも、1階の食事処「かどま」のテーブル席で。北陸の素材を使い、職人が完全手作りで仕立てる「新 北陸金沢創作懐石」は、約2か月ごとに献立が替わり、訪れるたびに楽しめます。器は九谷焼と山中漆器で、目からも味わえる一皿ばかり。朝食は「三十年の幸せ朝食」と名づけ、特選牛の梅しそしゃぶしゃぶや、のどぐろなどから選ぶ焼魚が付いたボリュームたっぷりの内容です。
湯涌温泉の温泉街にたたずむ旅館で、“昔の茶人のようにくつろいでほしい”との思いから、客室はすべて数寄屋造り。温泉街では露天風呂付き客室のある宿が数軒に限られるなか、「なでしこ」「百合」「山吹」は専用の温泉露天風呂を備えた贅沢感あふれる造りです。とくに、夫婦・カップルでの滞在なら「山吹」がおすすめ。
大浴場は、梅をかたどった赤御影石の湯船と檜の湯がある「福梅の湯」と、夜に美しくライトアップされる露天風呂「合歓の湯」の2つ。趣向の異なる2つの浴場で、無色透明の弱アルカリ性塩泉にじっくりと浸かれます。
料理は月ごとに替わる本格懐石。「華やぎ懐石」では、のどぐろの朴葉焼きや、その日仕入れた地魚を調理場で捌く「日本海の三種盛り」が供され、満足感はひとしお。朝は、べっこう色に仕上げる「べろべろ」や、金沢言葉で「とっぺ」と呼ばれる豆腐を使った湯豆腐、土鍋で炊いたご飯が並び、朝・夕ともに地元食材を惜しみなく満喫できます。
「川端の湯宿 滝亭」は、2017年4月にTV番組「朝だ!生です旅サラダ」で訪れた、金沢犀川温泉の一軒宿。金沢出身の詩人・小説家の室生犀星がこよなく愛した犀川のほとりに建ち、兼六園から車で12分強という落ち着いた立地にあります。周囲には犀川や田園が広がり、敷地には滝が流れ落ちるなど、里山の自然に囲まれた風情ある時間を過ごせる宿です。
客室は趣の異なる3つの棟に分かれます。離れ「犀川」の10室はすべて犀川に臨む露天風呂付きの客室。川の流れを間近に感じられ、まるで川床にいるかのような心地よさです。別邸「辰巳亭」には滝を眺めながら湯浴みできる滝見風呂付きの和室や、落ち着いた和モダンの洋室が並びます。2025年にリニューアルした「椿花亭」は、庭園と池に面した設えで、窓辺に広がる景色にひととき心を奪われます。
大浴場の湯は「つるつる湯」とも呼ばれる弱アルカリ泉。滝の音が響く露天岩風呂のほか、滝を眺める足湯もあり、多彩な湯浴みが楽しめます。また、館内の随所を彩るのは九谷焼や輪島塗、加賀友禅など石川の名工の作品。さらに、3つの宿泊者専用ライブラリーには、旅の時間を豊かにしてくれる合計7,000冊以上の本がそろっています。
料理は個室のお食事処やレストランで。能登牛のしゃぶしゃぶやステーキ、のどぐろの塩焼きを主役にしたプランで、地元の恵みをたっぷりと味わい尽くして。また、冬は能登から移設した活魚水槽で生かした加能ガニを、会席や追加料理で味わえる季節ならではの楽しみがあります。
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画像提供:一休駅前の高層ホテルに、近江町市場そばの街なかの宿、ひがし茶屋街の町家や料亭旅館、そして湯涌・犀川の温泉宿など、多彩なホテル・旅館が揃う金沢。本記事では、全国津々浦々、取材を重ねてきた旅サラダPLUS編集部が厳選した宿を紹介しているので、次の金沢旅行の宿選びに役立ててみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年10月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご宿泊の際は最新の情報を各施設にご確認ください。
※記事内で紹介した宿泊施設を予約サイトで予約すると売上の一部が旅サラダPLUSに還元される場合があります。
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