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「大人だからこその楽しみ方ができた」神尾楓珠、千葉・房総半島の旅を振り返るーー

2025年10月4日(土)放送の『旅サラダ』に、俳優の神尾楓珠さんが出演。子どもの頃に家族で訪れたという思い出の地の千葉県・房総半島を再訪し、絶品グルメや動物、豊かな自然と触れ合いました。大人になってからの旅を振り返りつつ、ドラマ『すべての恋が終わるとしても』(日曜・よる10時15分)で演じる大崎真央という役について、共演の葵わかなさんや藤原丈一郎さんとのエピソードについて、たっぷりとお話いただきました。


家族との思い出の地で、動物とのふれあいやグルメを満喫!


ーー千葉・房総半島への旅はいかがでしたか?

家族との思い出の地だったので、また旅ができて嬉しかったです。前回はまだ妹が生まれる前だったので、小学校1年生の頃かな? まだ子どもだったので、その時とはまた違う楽しみ方ができて「自分も大人になったんだな」という感慨深さもありました。大人になって動物と触れ合ったりすると、生命の強さやありがたさ、大人になってからしかわからない感情を感じられた良い旅だったなと思います。


ーー当時もマザー牧場に行かれたんですよね。

そうです。でも正直すごく鮮明に記憶が残っているわけではなくて。マザー牧場という名前と、乳搾りをしたという経験は、なんとなく覚えてました。


ーー旅の中で、特に印象に残ったスポットはどこですか?

魚貝料理 たかはしさんです! 「また食べに行きたい」と思うくらい衝撃的な美味しさで……。お店の方も名物のアサリのフライをわざわざ食べに遠方から来る方もいるとおっしゃっていましたが、ほんとにそれくらいの価値がありましたね。


ーー店内に生け簀があるのも面白いですね。

本当に。それもまた生命のありがたさを感じます。


ーー牛の乳絞り体験中には、「体の構造を感じる」とおっしゃっていましたね。

そうなんですよ。オンエアに乗ってないところで、牛の普段の生活だったり、それこそ体の構造のお話を聞いて「そうなんだ」と関心したり、新しく知ることもたくさんありました。動物はもともと好きなんですけど、触れ合うのは久しぶりなのでとても楽しかったです!



「学びたい」という好奇心が「旅に行きたい」という衝動に


ーー普段プライベートで旅行はされますか?

それが、あまりないんですよ。家が好きというのもあるんですけど、結構出不精なんです。だから友達とかに誘ってもらわないと、自分から「どこか行こう」みたいなのはなくて。でも行きたいなという気持ちは年々増してますね。20代前半の時は正直、旅というものにあまり興味がなかったんです。海外に行きたいと思ったこともなかったですし。でも最近になって、「旅に行きたい」という感情がわかるようになってきて。今は海外に行きたいとすごく思ってます。


ーーそう思われるキッカケがあったんでしょうか。

海外は自分の知らない文化だから、知らない文化に飛び込むのがちょっと怖いなという気持ちがあったんですよ。でもそれを知ることも歳を重ねる中で大切なのかなと思いましたし、単純に好奇心というか、知らないところに行くことへの興味が湧くようになりました。


ーーどの国に行ってみたいですか?

仕事で韓国とタイに行ったことはあるんですけど、プライベートではほぼ行ったことなくて。行ったことない国が多すぎるので、どこでも行きたいです。いずれはアフリカとか。ちょっとハードルが高いんですけど(笑)、もう少し海外旅行に慣れてから行ってみたいなと思います。


ーー旅への興味が湧いている中で「こんな旅にしたい」というこだわりはありますか?

まだ、こだわりはないかもしれないですけど、その国に行くだけで学ぶことってすごくたくさんあると思うので、「学びたい」という気持ちは持っていきたいです。


ーーお話をうかがっていると、神尾さんは五感が鋭いというか、感性が豊かなのかなと思いました。行った場所での空気や見たものを感じておられるというか。

日本でもそうですけど、どの国も絶対に地域性があるので。せっかくなら現地に行かないとわからない空気感を感じられたらいいなと思います。



「世の中は、終わらない恋より終わる恋の方が圧倒的に多い」


ーー10月12日(日)から放送がスタートしたドラマ『すべての恋が終わるとしても』でW主演として共演している葵わかなさんは、同い年で初めましてだそうですね。葵さんの印象はいかがでしたか?

すごく真面目で一生懸命な印象ですね。それは初対面の時から思ってたことなんですけど、撮影を終えてからも変わらずその印象はあります。ただ、真面目なだけじゃなくてちゃんとノリが良かったり、僕がしょうもないことを言った時にちゃんとツッコんでくれたり。そういう部分も知れたので、仲良くなれたかなと思います。


ーー神尾さんは現場でボケたりされるんですか。

現場によりますけど、今回の現場では結構ボケてました。それこそ(なにわ男子)藤原丈一郎くんが一緒だったので。丈くんもずっとふざけてるから、一緒になってふざけてました。それをスッと葵わかなちゃんがツッコんでくれる(笑)。


ーー今回のドラマの内容としては「終わりがわかっている恋」なので、悲しさや切なさもあると思いますが、現場は明るい雰囲気なんですね。

ほんとに明るくて。良い意味でちょっとゆるかったりもして、平和な現場でした。それが僕は結構助かってました。重いシーンを撮る時でも引っ張られずにすんだので。


ーー大崎真央という役を演じるにあたり、意識されたことはありましたか。

真央の抱えてるものは後々わかるので、1話とか前半の段階でどこまで見せるかみたいなところは、監督と話しながらやってました。見せすぎちゃうと後々明かされた時に効かなくなってくるし、逆に見せなすぎると「真央って何なんだろう」となって入り込みにくかったりもするので、そこのバランスは監督とも相談しましたね。演じるにあたって難しいところもいっぱいありましたけど、葵わかなちゃん演じる(羽沢)由宇に対する感情だったり、家族に対する感情はちゃんと明確にあったので、そこはやりやすかったですね。


ーー明るい現場だとおっしゃいましたが、何かこぼれ話があればお聞かせください。

僕が大好きなお店のどんぶりがあって、それを丈くんと本田望結ちゃんにおすすめして食べてもらったんですけど、丈くんがめっちゃハマって。今でも定期的にそれを食べた時に写真が送られてくるんです。自分よりハマっちゃってんじゃないかな(笑)。


ーー撮影が終わっても続いている関係性が素敵ですね。見どころについてですが、本作は視聴者の方も最初から「この恋が終わってしまう」ということがわかりながら見ることになると思います。だからこその見どころはありますか。

たぶん世の中って、「終わらない恋」より「終わる恋」の方が圧倒的に多いと思っていて。このドラマでも終わる恋を描いているので、みんなやっぱりどこかしらで間違えてしまっているんですよね。だからこそ共感できる部分があったり、痛いところを突かれたり。「自分もそういうことあったな」みたいな感情になってもらえたらなと思います。でも単純に、8人それぞれの恋愛に感情移入して応援してもらえたら、それが1番ですね。切ない中でもそれぞれの感情はすごく素直でまっすぐであたたかいものなので、どのキャラクターのことも好きになってもらえると思いますし、恋愛だけじゃなく、友情や家族愛も描かれているので、そこも注目して見てもらえたらなと思います。


取材・文=久保田瑛理
撮影=福家信哉


『すべての恋が終わるとしても』
毎週日曜よる10時15分放送
TVer


【キャスト&スタッフ】

出演:葵わかな、神尾楓珠
   藤原丈一郎、本田望結、山下幸輝、大塚萌香
   白洲迅、市川由衣/飯田基祐、西田尚美

原作:冬野夜空『すべての恋が終わるとしても』(スターツ出版)

脚本:三浦希紗

監督:松本花奈 今和紀

音楽:【劇伴】岩本裕司
   【主題歌】BoA&東方神起『あなたをかぞえて』
   【オープニング曲】harha『素描』


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