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色とりどりの傘と紫陽花の花階段が境内を染める!柳谷観音「あじさいウィーク2026」が6/1〜開催!大河ドラマゆかりの秘宝&上書院特別公開も / 京都府長岡京市

梅雨入りの足音が聞こえ始めるこの季節。京都・長岡京の山あいに、雨の日こそ訪れたくなる紫陽花の名所があるのをご存知でしょうか。1200年の歴史を刻む「柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)」では、2026年6月1日から30日まで初夏恒例の「あじさいウィーク」が開かれます。

色とりどりの傘が宙を舞う「アンブレラスカイ」や、紫陽花で埋め尽くされた「花階段」といった毎年人気の演出に加え、今年は通常非公開の貴賓室「上書院」の特別公開、話題の大河ドラマや「都をどり」と連動した企画まで盛りだくさん。境内は本堂から奥之院まで回廊でつながり、雨に濡れずに紫陽花をめぐれるのも、この寺ならではの魅力です。市街地の喧騒を離れた静かな山寺で、雨の日さえも絵になる時間が待っています。

1200年の歴史が息づく眼病平癒の霊場、そして花手水発祥の地

楊谷寺の境内には、空海ゆかりと伝わる眼病平癒の霊水「独鈷水(おこうずい)」が湧き、古来より眼の悩みを抱える人々の信仰を集めてきました。明治期までは天皇家からも篤く崇敬された、由緒ある霊場です。

そして楊谷寺といえば、花を水盤に浮かべる「花手水(はなちょうず)」発祥の地としても知られています。あじさいウィーク期間中は境内七か所に花手水がしつらえられ、山門をくぐってすぐの「龍手水」をはじめ、目の御利益にちなんだ「まるめ」の花手水など、趣向を凝らした水景が参拝者を迎えます。一つひとつ表情の違う花の競演に、思わず足が止まります。

宙を彩る傘と、紫陽花が流れ落ちる花階段

あじさいウィークを象徴するのが、頭上いっぱいに傘を広げた「アンブレラスカイ」。紫陽花が描かれた空を背景に、色とりどりの傘が連なる光景は圧巻です。眼力稲荷へと続く階段を紫陽花で飾った「花階段」とともに、境内を鮮やかな色彩で包み込みます。

花階段は毎年、撮影の列ができるほどの人気スポット。雨粒をまとった紫陽花は、晴れた日よりもいっそう色が深まり、回廊構造のおかげで雨の日でも快適に鑑賞できます。アンブレラスカイで使われているフェリシモの「あじさい傘」は販売もありますが、例年売り切れる人気ぶり。気になる方は早めのチェックがおすすめです。

通常非公開の貴賓室「上書院」を特別公開、新緑の名勝庭園を一望

普段は毎月17日の縁日にしか公開されない貴賓室「上書院」が、あじさいウィーク期間中は特別に開かれます。作庭家・重森三玲が手がけ「古都百庭」にも選ばれた名勝庭園「浄土苑」を眼下に一望でき、初夏ならではの瑞々しい新緑が、まるで一幅の絵画のように広がります。

その静謐な美しさは映画人をも惹きつけ、2026年6月19日公開の映画『黒牢城』のロケ地にもなりました(2015年の映画『日本のいちばん長い日』でも使用)。さらに上書院の入館者は、受付で受け取った台紙にスタンプを重ねていく「重ね押しアート体験」も楽しめます。一歩ずつ境内を歩む時間が、一枚の絵として手元に残る趣向です。

大河ドラマで注目、淀殿ゆかりの秘宝と限定切り絵御朱印

楊谷寺は、戦国の世に名を馳せた淀殿(淀君)が篤く信仰し、寄進を重ねたと伝わる寺でもあります。話題の大河ドラマで豊臣家への関心が高まる今、その縁にちなんだ特別展示が行われます。

境内の「淀殿弁天堂」には淀殿が信仰したとされる弁財天が祀られ、「美心祈願」のパワースポットとして親しまれてきました。期間中は、淀殿寄進と伝わる「五七の桐」をあしらったお厨子(宮殿:くうでん)を、あえて扉を閉じた状態で公開。普段は見られない扉表側の意匠をじっくり拝観できます。あわせて、宮殿をモチーフにした「特別切り絵御朱印」も今年限りで授与。扉が開閉する仕掛けで、開くと阿弥陀如来と参拝する淀殿の姿が現れる凝った一体です。

「都をどり」の舞台になった景色を、紫陽花に囲まれて

京都の春を彩る芸舞妓の舞「都をどり」。2024年の演目『寛永行幸都華麗(かんえいぎょうこうみやこのはなやぎ)』では、夏の紫陽花が咲く舞台として楊谷寺の景色が描かれました。あじさいウィークの期間中は、まさにその舞台に描かれた景色を、実際の紫陽花に囲まれながら眺めることができます。

公演そのものはすでに終了していますが、舞台背景となった風景は今も健在。開催を祝した特別な御朱印も授与されており、華やかな舞の世界と静かな山寺の情景が重なる、ここだけの体験です。

持ち帰れる花手水「花みくじ」と、心ときめく限定授与品

例年完売することもある名物が「花みくじ」。最大の特徴は、本物の紫陽花を美しい状態で保存したプリザーブドフラワーを使っている点です。一輪の茎部分におみくじが結ばれ、運勢を占うひとときを花の彩りが特別なものにしてくれます。お花はそのまま持ち帰れるので、「持ち帰れる花手水」として人気を集めています。

御朱印や授与品も今年は充実。新作の「刺繍御朱印帳」は、人気の龍手水を思わせるパステル三色のデザインで、紫陽花と竹、隅にはシマエナガもあしらわれた立体感のある一冊です。光の当て方で輝きが変わるホログラム仕様の「光ノ御朱印」、本物の紫陽花の花びらを使った世界に一つだけの押し花御朱印、レースのお守り「想守り」、つまみ細工の「縁満おまもり(6月から新色)」など、手に取るたびに心が弾むラインナップが揃います。

あなたの一枚が宝物に。公式フォトコンテストも初開催

毎年SNSに美しい写真が数多く投稿されるあじさいウィークですが、今年は公式のフォトコンテストを本格開催。応募期間は6月1日から30日まで、Instagramに指定のハッシュタグ「#柳谷観音あじさいウィーク」を付けて投稿するだけで、誰でも参加できます。

入賞は「立願賞(1位)」「美心賞(2位)」「眼力賞(3位)」の三賞。優秀作品に選ばれると、寺ならではの特別な授与品が贈られます。結果発表は7月中旬から下旬に公式サイトとインスタライブで行われる予定。ファインダー越しに切り取った、自分だけの紫陽花の一瞬を残してみるのも一興です。

紫陽花の名所は数あれど、花手水発祥の地で、色とりどりの傘と花階段、そして歴史の物語までを一度に味わえる場所はそう多くありません。雨に濡れた紫陽花が最も美しく映える回廊構造は、梅雨どきの参拝にこそ真価を発揮します。京都市街からは少し足を延ばす立地ですが、その分だけ静けさは格別。1か月にわたる「あじさいウィーク」は、初夏の一日をゆっくりと過ごすのにふさわしい場所です。

柳谷観音 あじさいウィーク 2026

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