岐阜県中津川市|栗のまちに、歴史とグルメと大絶景 ふらりと訪ねる、中山道の旅へ
2026.09.19
阿蘇くじゅう国立公園内に位置する花の名所「くじゅう花公園」(大分県竹田市久住町)。朝晩の空気がひんやりと澄んできたこの時季、秋の風物詩である約5,000株のコキア(和名:ホウキギ)が色づき始め、見頃の手前にしか出会えない「緑×ピンク×赤」の美しいグラデーション期を迎えています。
丸くふんわりとした愛らしい姿から、同園ではコキアを愛着を込めて「1モフ、2モフ」とカウントしているのだとか。広さ約3,000㎡の畑一面に広がる約5,000モフのコキアたちが、標高約850mの冷涼な高原気候と激しい寒暖差によって、一株ごとに異なるスピードでお色直しを進めています。
一期一会のモザイクグラデーションが広がる園内は、思わず抱きしめたくなるようなフォトスポットとして、早くも賑わいを見せているそう。色づきの途中ならではの高原の彩りに、会いに出かけてみませんか?

一面が深紅に染まる見頃期とは別に、爽やかなグリーン、ライムイエロー、柔らかなピンク、そして鮮烈な赤がパッチワークのように入り混じるのが「グラデーション期」。1年の中でもわずか1〜2週間ほどしか見られない、プレミアムな瞬間です。日当たりや風通しによって色づきの進み具合が異なるため、一株一株に個性があります。歩く場所や時間帯(光の当たり方)によって表情を変える色彩美を、畑のあちこちから眺めて楽しみましょう。
同園の見頃予想によると、秋色グラデーション期は10月中旬〜10月下旬。その後は10月下旬〜11月上旬に深紅の見頃期、11月上旬〜11月中旬には黄金色(黄葉・枯れ色)期へと移り変わっていきます。気象条件によって時期が前後する場合もあるため、出かける前には公式SNS等で最新の色づきを確かめておきましょう。
植物の紅葉は、朝晩の最低気温がおおむね8℃〜10℃を下回ると始まります。平野部に比べて気温が約5℃低いくじゅう高原は、一足早く色づきの適温に到達。夜の厳しい冷え込み(放射冷却※1)と日中の秋晴れが生む15℃以上の寒暖差が、葉にたっぷりと糖分を蓄えさせます。こうして赤い色素(アントシアニン※2)が育まれ、平野部ではなかなか見られない深い赤が生まれるのです。澄みわたる高原の空気の中で、その色づきをじっくり味わってみてください。
※1 放射冷却……よく晴れた夜に、地表の熱が空へ逃げて気温が大きく下がる現象
※2 アントシアニン……植物の葉や花に含まれる、赤や紫の色のもとになる色素
こんもりと茂ったコキアの姿は、まるで小さな生き物が寄り添って高原で遊んでいるかのよう。今年のコキアは丸く大きく育ち、スタッフの間でも話題になっています。もふもふのコキアに囲まれながら、あなただけのお気に入りの「推しモフ」を見つけ出してみてくださいね。
くじゅう花公園最大の魅力は、背景に広がるくじゅう連山や阿蘇五岳の雄大な稜線です。青空と山並みをバックに広がるコキア畑に加え、園内ではサルビアやアフリカンマリーゴールドなど、色とりどりの秋の花々も同時に見頃を迎えています。

同園では現在、秋の満開シーズンを彩る「空とつながる天空の花畑 オータムフラワーフェスタ」を2026年11月3日(火・祝)まで開催中。山並みと花々に囲まれながら、五感で秋の深まりを感じる高原の散策を心ゆくまで満喫してください。
◆オータムフラワーフェスタで楽しめる主な秋の花(公式サイトより)
アフリカンマリーゴールド:高原の彩り/7,000㎡・70,000株/見頃 9月下旬〜10月下旬
トリコロールサルビア:四季彩の丘/4,000㎡・40,000株/見頃 9月上旬〜10月中旬
ブライトスパークス(ケイトウ):みはらしの丘/4,000㎡・30,000株/見頃 9月中旬〜11月下旬
秋のローズガーデン:350種1,500株/見頃 10月上旬〜11月上旬
※気象条件により見頃の時期が前後する場合があります
くじゅう花公園は山間部に位置し、公共交通機関での直接のアクセスはないため、訪れるなら車が基本。くじゅうの山並みを眺めながら走る道のりも、高原ドライブならではの醍醐味です。
緑からピンク、赤、そして黄金色へ。訪れる日によって違う色に出会えるのも、コキアの楽しみです。この時季だけの秋色のグラデーションを目当てに、週末のくじゅう高原へ出かけてみてはいかがでしょうか。
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