山梨県北杜市|水が育む、うまさがある。水が呼ぶ、出会いがある。
2026.04.25
歴史ある街並みと神秘的な自然景観が魅力的な秋田県。江戸時代の風情を残す武家屋敷から、日本一の水深を誇る田沢湖、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。
そこで今回は、秋田県の魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。
※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

秋田新幹線とJR田沢湖線、秋田内陸縦貫鉄道が乗り入れる角館駅は、仙北市の玄関口です。駅舎は武家屋敷を思わせる趣のあるデザインが特徴です。周辺にも武家屋敷が立ち並んでおり、江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。時間がある場合は周辺を少し散策するのもおすすめ。着物のレンタルや人力車に乗るのも風情があります。
ここからはレンタカーを借りて、最初の目的地である「角館武家屋敷通り」を目指します。移動時間は車で約10分。旅の始まりとして、まずは市街地にある歴史的な街並みへと移動を開始しましょう。

角館武家屋敷通りは「みちのくの小京都」と称され、江戸時代からの武家屋敷が今もなお残るエリアです。特に表町・東勝楽丁の通りは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、重厚な黒塀と樹齢300年を超える古木や天然記念物の木々が続きます。

通り沿いには、当時の生活様式を伝える武家屋敷が点在しており、なかでも「青柳家住宅」は3,000坪の広大な敷地を持つ代表的な武家屋敷です。散策のあとは内部に入り、郷土館や武器蔵に収められた歴史資料・美術品を通じて、藩政時代の武家の生活を体感できます。
約11メートルと道幅が広く、歴史的な景観が維持されているため、歩行者にとっても散策しやすい環境が整っています。季節ごとに異なる表情を見せますが、特に新緑や紅葉の時期は多くの観光客が訪れます。
▼角館駅から角館武家屋敷通りへの行き方
歴史的な武家文化を堪能したら、そろそろお腹が空くころです。徒歩5分ほどの場所にある角館市内の飲食店に移動してランチにしましょう。

角館の市街地には、秋田の食文化を体験できる飲食店が数多く集まっています。なかでも日本三大うどんの一つに数えられる「稲庭うどん」は角館を代表するご当地グルメで、手綯い(てない)製法による強いコシと滑らかな喉越しが特徴です。武家屋敷の余韻が漂う城下町の古民家店で、ゆっくりと味わいたい一品です。
多くの店舗が古民家を利用した造りになっており、武家屋敷の散策で感じた城下町の風情をそのまま食卓にも重ねることができます。午後の樺細工伝承館や醸造蔵の見学に備えて、秋田の食文化をゆっくり味わいながら英気を養いましょう。
▼角館武家屋敷通り(青柳家住宅)から角館市内の飲食店への行き方
伝統の稲庭うどんや地鶏を堪能したあとは、観光を再開します。次に向かうのは、仙北市立角館樺細工伝承館。徒歩約10分で到着します。
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仙北市立角館樺細工伝承館は、角館の伝統工芸である「樺細工」をテーマにした文化施設です。樺細工とは、ヤマザクラ類の皮を加工して作られる工芸品で、茶筒や文箱などの日用品から美術工芸品まで幅広く製作されています。
館内では、江戸時代から続く技法や歴史が系統立てて展示されているほか、熟練の職人による製作実演を間近で見学できるのが最大の特徴です。サクラの皮特有の光沢や質感、緻密な作業工程を直接見ることで、地域産業の重要性を理解できます。また、現代作品との比較展示もあり、多角的な視点で学べる施設です。
▼角館市内の飲食店から仙北市立角館樺細工伝承館への行き方
ヤマザクラの皮が織りなす伝統美、樺細工の歴史と技を学んだあとは、安藤醸造元へ向かいます。移動時間は徒歩で約15分です。

安藤醸造は、嘉永6年(1853年)創業の歴史を持つ、味噌と醤油の醸造蔵です。角館の町並みに溶け込む重厚なレンガ造りの蔵は、火災から守るための伝統的な建築様式を伝えています。
内部の蔵は見学が可能で、長期間熟成させる伝統的な製法や道具についての解説を聞くことができます。化学調味料を極力使わずに仕上げられた製品の試食コーナーもあり、秋田の食の根幹を支える発酵文化を直接体感できます。
また、文庫蔵を利用した休憩スペースや土産物販売も充実しており、地域の醸造業の歩みを知ると同時に、品質の高い調味料を購入できる場となっています。
▼角館樺細工伝承館から安藤醸造本店への行き方
角館での観光はこれにて終了。本日の宿泊地、乳頭温泉郷へ向かいます。レンタカーで約1時間、山あいの道を進んでいきます。

乳頭温泉郷は、十和田八幡平国立公園内の乳頭山麓に点在する7つの温泉宿の総称です。その中でも「鶴の湯温泉」は最も古い歴史を持ち、かつて秋田藩主の湯治場として利用されていました。
今もなお、茅葺き屋根の長屋「本陣」が残っており、当時の面影を強く留めています。泉質は白濁した乳白色が特徴で、広々とした露天風呂は足元湧出の露天風呂として知られています。
周囲を原生林に囲まれた静かな環境にあり、現代的な設備を最小限に抑えた「秘湯」としての風情が、国内外の観光客から高い評価を受けています。
▼安藤醸造元から乳頭温泉郷(鶴の湯温泉)への行き方
チェックインを済ませたあとは、夕飯まで温泉に入るなど少し休憩をしましょう。

乳頭温泉郷の夕食は、地元の食材をふんだんに取り入れた素朴ながら滋味深い料理が中心です。名物として知られる「山の芋鍋」は、粘りの強い地元産の山芋を団子状にして、味噌仕立ての汁で煮込んだ郷土料理です。また、春には山菜、秋にはきのこなど、その時期に山で採れた新鮮な素材の天ぷらや和え物が並びます。
これらの料理に合わせるのが、秋田の豊かな水と米から造られた地酒です。囲炉裏を囲んで提供されることも多く、伝統的な秋田の食文化を体感できます。
疲れた身体を温かい料理と美味しいお酒で癒したあとは、2日目の自然観光に備えて、早めに布団に入って休みましょう。

原生林に囲まれた静寂な空気の中で、ブナの二次林を眺めながら散策をしたり、露天風呂で白濁した湯を楽しんだりする過ごし方が秋田らしい朝の醍醐味と言えます。朝食でエネルギーチャージを済ませたら、早速出発しましょう。
歴史ある茅葺き屋根の景観を後にし、2日目の最初の観光地である田沢湖へと向かいます。田沢湖までは山道を下るルートを通ります。所要時間は車で約30分です。豊かな自然に囲まれた秋田の山深い景色を眺めながら、移動を楽しみましょう。

1日目は角館の歴史と工芸を楽しみましたが、2日目は田沢湖の大自然が舞台です。

まずは遊覧船に乗り込み、湖上から田沢湖の深淵な魅力を体感しましょう。最大水深423.4メートルを誇る湖を巡る60分間の船旅では、湖上からしか見られない断崖や、光の加減で刻々と変わる瑠璃色の水面を観察できます。
▼乳頭温泉郷から田沢湖レストハウスへの行き方
遊覧船を下船したら、引き続き湖畔へ。たつこ像・御座石神社の参拝と湖畔散策へと移ります。

遊覧船を下船したら、湖畔西側の「たつこ像」へ。永遠の若さと美しさを願って湖神になったというたつこ伝説にちなみ、黄金色の像が湖面に向かって立っています。湖の瑠璃色との対比が印象的で、田沢湖を象徴する景観のひとつです。

近くに位置する「御座石神社」は、かつて秋田藩主が腰を掛けて休息したとされる名所です。朱色の鳥居と湖水のコントラストが美しく、境内には1本の木から7種類の木が生えたとされる「七色木」などの伝承も残っています。透明度の高い湖面を眺めながら湖畔をゆっくり散策し、田沢湖の自然をより近くに感じましょう。
▼田沢湖レストハウスからたつこ像への行き方
田沢湖の自然を存分に満喫したら、湖畔のレストランへ移動してランチにします。

田沢湖畔の飲食店でぜひ味わいたいのが、秋田を代表する郷土料理「きりたんぽ鍋」です。炊きたてのご飯を練って杉の棒に巻き付けて焼いた「きりたんぽ」を、比内地鶏の濃厚な出汁でじっくり煮込んだ一品で、山と湖に囲まれた田沢湖ならではの食体験です。
湖畔には、レイクビューを楽しみながら食事を味わえる店舗が点在しており、地元の山菜や岩魚などの湖の幸を使用した御膳を提供する店が多数。秋田の食文化を一度に体験できる充実したエリアです。
▼田沢湖(御座石神社)から田沢湖畔の飲食店への行き方
秋田ならではの郷土料理に舌鼓を打ったあとは、抱返り渓谷へ向かいます。レンタカーで約30分ほどです。

抱返り渓谷は、雄物川の支流である玉川の中流に位置する景勝地です。名称の由来は、道が険しく狭かったため、人がすれ違う際に互いに抱き合うようにしなければ通れなかったという歴史からきています。
現在は遊歩道が整備されており、歴史ある吊り橋の「神の岩橋」からは、独特なエメラルドグリーンの川面を一望できます。特に「回顧の滝(みかえりのたき)」は落差が大きく、渓谷屈指のビュースポットとして知られています。奇岩や急流が続く景観は学術的にも価値があり、県立自然公園に指定されています。
▼田沢湖畔から抱返り渓谷への行き方
渓谷美を堪能したあとは、出発地点の角館駅へ向かいます。レンタカーで約15分ほどです。

旅の終着地点は、出発地と同じ角館駅です。駅構内には、ニューデイズや売店、徒歩数分の場所にもお土産屋さんがあり、買い忘れにも対応可能。2日間をかけて巡った角館の武家屋敷、神秘的な田沢湖、そして秘湯・乳頭温泉郷といった仙北市を代表するスポットの記憶を、お土産を通じて再確認できます。
レンタカーを返却し、秋田新幹線や各路線へと乗り継ぐことで、旅の行程は全て終了となります。充実した2日間の思い出とともに、秋田の豊かな歴史と自然を感じる旅を締めくくりましょう。
▼抱返り渓谷から角館駅への行き方
ここからは今回のモデルコースには含まれていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で実際に取材した秋田のスポットの中から、編集部が特におすすめしたい観光地をご紹介します。時間に余裕がある方は、ぜひ旅のプランに加えてみてください。

明治43年に小坂鉱山の厚生施設として誕生した、現役で稼働する日本最古級の木造芝居小屋です。外観は白塗りの洋風建築ですが、内部は和風の桟敷席が広がる和洋折衷の構造が特徴です。
現在も常設の芝居や歌舞伎が上演されており、黒衣が人力で動かす「回り舞台」や「切穴(スッポン)」といった江戸時代から続く舞台機構を、当時のままの姿で維持・運用している点は全国的にも稀有な事例です。
ガイド付きの見学では、舞台裏や奈落の構造を客観的な解説とともに確認でき、近代日本の産業発展を支えた娯楽文化の重厚な歴史を、肌で感じることができる施設です。

白神山地は、青森県と秋田県にまたがる、約13万ヘクタールに及ぶ広大な山岳地帯です。最大の特徴は、氷河期時代の生態系を色濃く残す、世界最大級の原生的なブナ天然林が手付かずのまま現存している点にあります。
1993年に屋久島とともにユネスコ世界遺産に登録。コアゾーンは厳格に保護されていますが、周辺部には「十二湖(青池)」や「岳岱」などの散策コースが整備されており、複雑な生態系が生み出す多様な動植物を観察できます。

十和田湖を南側の高台から望む、発荷峠付近に位置する展望台です。十和田湖には複数の展望ポイントがありますが、紫明亭展望台は、湖に突き出した中山半島と御倉半島が作り出す、ハートのような独特な湖岸線を最も美しく見学できる場所として知られています。
標高約630メートルから見下ろす二重カルデラ湖の構造は、火山活動の歴史を視覚的に理解するのに最適な場所。昭和2年に「日本八景」に選出されたことを記念した石碑が建てられており、記念撮影にもおすすめです。

秋田犬会館は、公益社団法人秋田犬保存会が運営する世界で唯一の秋田犬専門の博物館です。日本犬として初めて天然記念物に指定された秋田犬の歴史や、保存のための系統図、忠犬ハチ公ゆかりの品も展示されています。
施設の特徴は、単なる展示にとどまらず、実際に保存会が認定する純血種の秋田犬を間近に観察できる点にあります。季節や時間帯によりますが、保存会本部の犬舎で過ごす犬たちの様子を見学でき、大型犬種ならではの骨格や毛並みの特徴を見学できます。秋田犬の血統を守る活動の最前線を体感できる、地域固有の文化拠点です。

雲昌寺は、男鹿北海岸に位置し、副住職が15年以上の歳月をかけて一株から手作業で増やした、約1,500株以上のあじさいが境内を埋め尽くす寺院です。最大の特徴は、独自の育成方法によって密集して咲くあじさいの密度の高さと、青一色に統一された景観にあります。
本堂裏の散策路からは、一面の青い花越しに男鹿の北浦の海(日本海)を同時に見渡すことができ、花と海の青が連続する圧巻の色彩美を構築しています。夜間ライトアップ時には昼間とは異なる陰影が生まれ、土地の傾斜を活かした立体的な配置に。個人の情熱が地域の風景を変えた、現代的な名所です。
今回ご紹介したモデルコースでは、角館の武家屋敷散策や乳頭温泉郷での湯治体験など、仙北・角館エリアならではの魅力を余すことなく楽しめます。さらに白神山地や康楽館など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、歴史や自然を感じられるスポットも見逃せません。
まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える秋田県。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、秋田の魅力にどっぷりハマってみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年4月に作成しました。
※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。
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