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福島観光1泊2日のモデルコース!人気の観光スポット・名所を満喫できる王道の旅程を紹介

歴史と自然の調和が魅力な福島県。会津若松の城下町には、戊辰戦争ゆかりの鶴ヶ城や情緒ある七日町通りが広がり、郷土料理や地酒が旅を彩ります。

さらに猪苗代湖や五色沼では、四季折々に変化する絶景が訪れる人を魅了。大内宿や只見線など、古き良き日本の原風景にも出会えます。

今回は、会津若松から猪苗代・裏磐梯エリアまで、福島県を存分に堪能できる1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。

※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

【1日目】福島観光のモデルコース

【11:00】会津若松駅スタート

1日目は会津観光の玄関口「会津若松駅」からスタート。駅自体が観光拠点として整備されており、旅の始まりにふさわしいスポットです。

改札を抜けると、会津塗や赤べこの工芸品を扱う土産店が並び、到着直後から会津の文化を感じられ、旅の気分を高めてくれます。

駅前には戊辰戦争で活躍した白虎隊士像や、赤べこモニュメントがあり、記念撮影にも人気。観光案内所では周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」の情報を得られ、城や武家屋敷へのアクセスも便利です。

会津若松駅

そんな会津若松駅からまず向かうのが、鶴ヶ城(会津若松城)です。駅からバス、またはタクシーで15分ほどで到着します。

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【11:15】鶴ヶ城(会津若松城)

戊辰戦争で激しい攻防を経た名城として知られる「鶴ヶ城(会津若松城)」。難攻不落の城とも呼ばれた名城は、赤瓦の天守が特徴的で、全国的にも珍しい存在として有名です。

雪景色や桜との調和が美しく、四季ごとに異なる表情を見せてくれます。天守閣内部は歴史博物館になっており、白虎隊のエピソードや藩主・松平家の資料を展示。展望台からは会津盆地を一望できます。

周囲には茶室もあり、抹茶を楽しみながら戦国・幕末の歴史ロマンに浸れるのも魅力です。

鶴ヶ城(会津若松城)

▼会津若松駅から鶴ヶ城への行き方

お昼も近くなり、お腹が空いてくる頃になったら会津若松市内でランチにします。

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【13:00】会津若松市内でランチ

写真は会津名物のソースカツ丼

会津若松のランチは郷土料理が魅力的。代表的なのは「会津ソースカツ丼」で、分厚いカツを甘辛ソースにくぐらせた豪快な一品です。鶴ヶ城の近くでは、「すみれ食堂」や「最上屋食堂」があります。

蕎麦文化も根強く、「手打ちそば わき川」では会津在来種を使った香り高い蕎麦を提供。鶴ヶ城天守閣から歩いてすぐにも「本丸茶屋(稲生)」というそば店があり、軽めのランチをしたいときにおすすめです。いずれも土地の歴史や気候が生んだ料理で、城下町の風情を感じながら地元グルメを楽しめます。

お腹が満たされたら、次は会津武家屋敷に向かいます。所要時間は市内バスを使って約15分です。

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【14:30】会津武家屋敷

「会津武家屋敷」は、会津藩家老・西郷頼母の邸宅を中心に復元された歴史施設です。敷地内には30以上の建物があり、武士の生活様式を細かく再現。とくに「家老屋敷」には広大な書院や台所、茶室などが残され、江戸期の上級武士の暮らしぶりを体感できます。

資料館では会津藩の教育方針や戊辰戦争の悲劇を紹介しており、歴史好きは必見。庭園の四季折々の景色も美しく、紅葉や雪景色と調和しています。当時の空気を現代に伝える貴重な場所で物思いにふけるのもよいでしょう。

会津武家屋敷

▼鶴ヶ城付近から会津武家屋敷への行き方

次は、歴史的な景観が残る七日町通りを散策します。七日町通りまでは、バス・徒歩で25分ほどで到着します。

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【16:00】七日町通り散策

大正浪漫を感じさせるレトロな街並みが残るエリア「七日町通り」。古民家をリノベーションしたカフェや土産店が軒を連ねます。

赤べこ発祥の地としても知られ、張り子工房では絵付け体験も可能。会津漆器や地酒を扱う老舗店もあり、工芸文化とグルメを同時に味わえます。

通り沿いの「七日町駅」は木造駅舎がフォトスポットとして観光客に人気。七日町通り全体を通して歴史的景観が保存されているため、散策するだけで城下町の雰囲気に浸れる、歴史好きにぴったりのスポットです。

七日町通り散策

▼会津武家屋敷から七日町通りへの行き方

ぶらぶらと散策を楽しんだあとは、会津若松市内でディナーにします。

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【18:00】会津若松市内でディナー

会津の夜は地酒と郷土料理を楽しむのがおすすめ。地酒を楽しむなら、「盃爛処」や「時さえ忘れて」などが、七日町通りから徒歩圏内にあるのでおすすめ。

郷土料理であれば、「渋川問屋」が徒歩4分の場所にあります。少し足を伸ばせるなら、馬刺しや桜なべを堪能できる「鶴我」や、会津の地鶏料理をいただける「籠太」も候補に入れてみてください。

ホテルでの食事も良いですが、あえて外に食べにいくことで地元客との交流を楽しむのも旅行の楽しみの一つですね。これもまた旅の良き想い出になるでしょう。

食事のあとは、宿に帰って歩き疲れた身体を休めます。会津若松市内にホテルを予約すれば、徒歩またはタクシー移動で10分ほどで到着します。

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【20:00】会津若松市内ホテルで宿泊

写真は芦ノ牧温泉の露天風呂

会津若松市内には、歴史情緒を活かした宿泊施設が点在しています。城下町散策に便利な駅近ホテルや、武家屋敷風の旅館まで選択肢が多いのも特徴。「会津芦ノ牧温泉」方面に足を延ばせば、渓谷を望む露天風呂を備えた宿もあります。

市内中心では「会津若松ワシントンホテル」や「東横INN」が観光の拠点に最適です。日本酒を楽しめるラウンジを備える宿もあり、1日の旅をゆったり締めくくれます。

明日は9:00に会津若松駅をスタートするため、夜更かしもそこそこに、早めに布団に入って休みましょう。

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【2日目】福島観光モデルコース

【09:00】会津若松駅スタート

2日目も会津若松駅からスタート。構内にあるNewDays KIOSK会津若松駅改札外店では、わっぱめしやのり弁など駅弁の販売もしています。旅先らしく電車内で朝ごはんにするのもおすすめです。

次の目的地である猪苗代湖畔まで電車で1時間かかるので、朝ごはんやおやつを買っておくと、旅気分が盛り上がります。

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【10:30】猪苗代湖畔

猪苗代湖の白鳥と磐梯山

「天鏡湖」と称されるほど美しい「猪苗代湖畔」。水面に磐梯山を映す景観は圧巻です。湖畔では四季折々の表情が楽しめ、夏は湖水浴やカヌー、冬は白鳥が飛来するなど1年通して見どころが満載。とくに「長浜」では白鳥が人懐っこく寄ってくる光景が人気です。

湖岸には野口英世ゆかりのスポットや展望台が整備され、景観だけでなく文化的背景も感じられるなど、透明度の高さと風光明媚な自然は、福島を代表する絶景として旅人を惹きつけます。

猪苗代湖畔

▼会津若松駅から猪苗代湖畔への行き方

次は、湖畔からタクシーで約10分の場所にある野口英世記念館に向かいます。

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【11:30】野口英世記念館

猪苗代出身の世界的な細菌学者・野口英世の生家を中心に、その功績を伝える資料館「野口英世記念館」。生家は当時のまま保存されており、偉人の原点を実感できます。

館内には研究資料や実験器具、直筆の手紙が展示され、アフリカでの黄熱病研究の偉業も詳しく紹介。等身大ロボットによる解説や子ども向け体験展示もあり、学びと感動を同時に得られる施設です。知的探訪の場として家族連れにも人気があります。

野口英世記念館

▼猪苗代湖畔から野口英世記念館への行き方

野口英世の偉業に感動したところで、次はまた五色沼エリアに移動してランチにしましょう。移動にかかる所要時間は、車・タクシーで約30分です。

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【13:00】五色沼エリアでランチ

写真はわっぱ飯

五色沼湖沼群を散策する前に、裏磐梯(うらばんだい)ならではの食を楽しめるランチにしましょう。探勝路入口近くの「五色沼レストハウス」では、磐梯山を眺めながら会津名物ソースカツ丼や手打ちそばが味わえ、散策の疲れを癒すのにぴったり。気軽に軽食を食べたいなら「五色沼売店」もあります。

ちょっと贅沢をしたいなら、本格イタリアンを味わえる「イル レガーロ」がおすすめです。自然に囲まれた食事処が多く、五色沼の神秘的な風景とともに味わう食事は格別。裏磐梯の景観とグルメが一度に楽しめる、旅の醍醐味を感じられるランチタイムとなります。

▼野口英世記念館から五色沼湖沼群への行き方

次はお腹が満たされたら五色沼湖沼群を散策しましょう。

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【14:30】五色沼湖沼群

裏磐梯(うらばんだい)の象徴である「五色沼湖沼群」は、毘沙門沼・みどろ沼・赤沼・竜沼・るり沼・弁天沼など、火山活動によって生まれた大小30余りで形成される湖沼群です。五色の名のとおり、エメラルドグリーンやコバルトブルー、エメラルドブルーなど沼によって異なる5色の美しい湖面を望めます。

とくに「青沼」では、自然が造りだしたとは思えないほど、美しい姿を見せてくれます。「神秘の湖沼」とも呼ばれ、水中の鉱物や藻類の影響で日によって色が変わるため、訪れるたび異なる表情が見られるのもおすすめのポイントです。

五色沼湖沼群

神秘的な美しさに感動したところで、旅の最終目的地、新幹線の発着駅である郡山駅に移動します。移動時間は、電車・バスで約1時間30分、車で約1時間です。

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【18:00】郡山駅周辺で買い物・ディナー

「東北のウィーン」とも呼ばれる音楽都市の玄関口「郡山駅」。商業施設が充実しており、「うすい百貨店」や駅ビル「S-PAL郡山」があり、福島名物のままどおるや薄皮饅頭、地酒などが揃います。

駅構内にはとんかつ屋さん「和幸」や「会津蕎麦と日本料理 湖穂里」などがあり、旅行最後の食事に事欠きません。

駅から徒歩16分のところには、日本三大ラーメンであり福島名物の喜多方ラーメンが食べられる「喜多方ラーメン来夢」もあります。最後の最後まで、旅にふさわしい賑わいを楽しめます。

郡山駅

▼五色沼湖沼群から郡山駅への行き方

旅サラダで取材した福島のおすすめ観光スポット

ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した福島のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部おすすめの福島観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

1. 裏磐梯(うらばんだい)

裏磐梯(うらばんだい)は火山活動で形成された高原リゾート地です。標高800mの位置にあり、湖沼群や湿原、登山道など、豊かな自然が広がります。夏はトレッキングやキャンプ、冬はスキーと年間を通じて楽しめます。

とくに「桧原湖」周辺では遊覧船やワカサギ釣りが盛んで、四季折々の自然体験が可能。星空観賞や温泉も魅力で、都会では味わえない静けさと雄大さを体感できます。観光施設も整備されているため、アウトドア初心者でも安心して楽しめるエリアです。

裏磐梯

2. 塔のへつり

「塔のへつり」は100万年以上にわたる侵食作用がつくり出した柱状節理が特徴の奇岩群です。岩壁が塔のように連なる様と、会津地方の方言で「断崖」や「危険な崖」を意味する「へつり」をくっつけて「塔のへつり」という名が付いています。

吊り橋を渡った先で、全長200mにもわたる奇岩群を間近で眺めれば、自然が彫刻した造形美に圧倒されます。春は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と四季ごとに表情が変わるのも魅力。

岩の合間に建つ「虚空蔵菩薩堂」は信仰の地としても知られ、自然景観と歴史文化が融合した名勝地です。

塔のへつり

3. 大内宿

江戸時代、会津西街道の宿場町として栄えた集落「大内宿」。茅葺き屋根の家並みが往時の姿をそのまま残しています。電柱を地中化し景観を守っているため、一歩足を踏み入れたらまるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

昭和56年(1981年)には、国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定。毎年9月1日には茅葺き屋根を守るための放水訓練が実施され、水のアーチが高く飛び交う珍しい光景を望めます。

長ネギを箸の代わりにして食べる大内宿名物「高遠そば」にもぜひチャレンジしてみてください。

大内宿

4. 只見線

「秘境路線」と称される只見線は、会津若松から新潟・小出を結ぶローカル線です。沿線に広がる渓谷美が魅力。とくに只見川にかかる第一只見川橋梁では、四季折々に湖面へ列車が映り込む光景が世界的にも注目され、鉄道写真の名所となっています。

豪雪地帯のため、冬は車窓から圧巻の雪景色が広がります。稀にみる幻想的な景色は一度見たら忘れられないほどの感動を与えてくれます。

近年の豪雨災害からの全線復旧を経て、地域住民の誇りと観光資源として再び脚光を浴びている「只見線」は、福島に行くなら是非体験したい路線です。

会津若松駅と小出駅を両端に、全36駅で乗車可能です。

只見線

5. 三崎公園

いわき市小名浜港を望む「三崎公園」は、岬一帯が緑地として整備された絶景スポットです。シンボルは高さ60mの展望塔「いわきマリンタワー」で、太平洋や小名浜港を360度一望できます。

海岸沿いには断崖絶壁が続き、遊歩道を進むと「潮見台」からは荒波が打ち寄せる迫力ある景観が広がります。園内には芝生広場や野外音楽堂も整備され、地元の祭りやイベント会場としても活用されています。

自然と都市が調和した公園として、地元住民にも観光客にも親しまれています。

三崎公園

6. いわき・ら・ら・ミュウ

「いわき・ら・ら・ミュウ」は小名浜港に位置する観光物産センターで、海産物や地元特産品が集まる場所です。市場では新鮮な魚介が並び、その場で味わえる浜焼きや寿司も人気。とくにいわき市民のソウルフード「メヒカリの唐揚げ」は外せない一品です。

館内には遊覧船発着所があり、太平洋クルーズを楽しめるのも魅力の一つ。水族館「アクアマリンふくしま」に隣接しているため、家族連れでも楽しめます。

福島ならではの買い物・食事・体験が揃う複合施設として、足を伸ばしてでも立ち寄りたいスポットです。

いわき・ら・ら・ミュウ

まとめ

福島旅行モデルコースでは、会津若松の歴史散策から猪苗代・裏磐梯の自然探訪、郡山での買い物や食事まで、地域ごとの魅力を余すことなく楽しめます。また、郷土料理や地酒、馬肉料理など食文化も深く、多彩な体験が旅を彩ります。

さらに塔のへつりや大内宿、三崎公園、いわき・ら・ら・ミュウなど、まだまだ訪れたいスポットが豊富に揃っており、何度足を運んでも新しい発見がある福島県。歴史・自然・グルメの三拍子が揃った福島旅を充実させるヒントとして、おすすめ観光スポットもぜひ参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年10月に作成しました。

※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

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