【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
全国で3番目に広い面積を誇る福島県。歴史ある名所の多い会津地方や、豊かな自然が広がる裏磐梯(うらばんだい)など、地域ごとに特徴があり、見どころにあふれています。「スパリゾートハワイアンズ」のようなレジャー施設も豊富です。
そこで今回は、福島県でおすすめの観光スポットを25ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ福島観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
文禄2年(1593)に蒲生氏郷(がもう うじさと)によって鶴ヶ城は築城されました。現在の天守閣は昭和40年(1965)に再建されたもので、会津で開発された赤瓦が用いられています。現存する天守で赤瓦が使われているのは鶴ヶ城のみで大変貴重です。
天守閣の内部は令和5年(2023)にリニューアルが行われ、デジタルを駆使した体験型博物館へと生まれ変わりました。映像やプロジェクションマッピングなど最新技術で鶴ヶ城の歴史を学べます。
約69,000坪の敷地を有する鶴ヶ城城址公園には本丸や櫓、茶室などが再現されています。訪れるなら、約1,000本のソメイヨシノが咲き誇る春時期がおすすめです。
会津さざえ堂は寛政8年(1796)に建立されたお堂で、正式名称を円通三匝堂(えんつうさんそうどう)といいます。六角三層の不思議な造りになっており、建物の内部には板張りのスロープが張り巡らされています。かつては三十三体の観音像が安置され、お堂を一周することで三十三観音参りができました。
行きと下りで一方通行の二重らせん構造になっているため、参拝者がすれ違うことなくお参りできる珍しい建築様式として有名です。国の重要文化財にも指定されています。
会津藩家老の西郷頼母(さいごうたのも)の屋敷をはじめ、県重要文化財の旧中畑陣屋などを復元した大規模なミュージアム。約2,400坪の屋敷は豪華な造りで、38部屋がさまざまな用途で使い分けられていました。武具や家具などが配置され、会津武士の生活を知ることができます。
ミュージアムの敷地内には歴史資料館や会津の郷土料理が味わえるお食事処、地場産品を取り扱うショップも。さらに会津の伝統民芸品「赤ベコ」の絵付けなど、体験メニューが豊富です。春には桜、秋には菊花のイベントが行われ、多くの人で賑わいます。
会津の奥座敷にある温泉郷。約1300年前に名僧・行基によって発見され、以来、与謝野晶子や竹久夢二などの文人・墨客にも愛されてきました。奥羽三楽郷(おううさんらくごう)の1つにも数えられる、歴史ある温泉地です。さらりとした肌触りの硫酸塩泉が魅力。
日帰りで楽しめる温泉施設や、豊かな自然を満喫できる露天風呂付きのお宿など、さまざまなホテル・旅館が点在しています。鶴ヶ城や会津武家屋敷などの観光名所にも行きやすく、旅の拠点にもぴったりの場所です。この地で開催される夏の盆踊りも見どころの1つ。
かつて会津若松と日光今市を結んだ宿場町・大内宿。今でも茅葺き屋根の民家が立ち並び、昔ながらの情緒あふれる景観が守り続けられています。昭和56年(1981)に国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。毎年9月1日には茅葺き屋根を守るための放水訓練が行われており、水のアーチが高く飛び交う珍しい光景を見るため多くの人が足を運びます。
大内宿の建物は店舗兼住居となっており、会津の民芸品や特産品が販売されています。ゆっくりくつろげるカフェや蕎麦屋などのお食事処も充実。一番奥には展望台があり、大内宿の街並みを眺められます。
長年の雨風や川の流れによって自然に形成された、大川羽鳥県立公園にある景勝地。国の天然記念物にも指定されています。「へつり」とは会津地方の方言で「危険な崖」という意味です。全長200mにわたって10の奇岩がまるで塔のように整列しており、「鷲塔岩」や「烏帽子岩」などそれぞれ名前が付けられています。
断崖まではつり橋がかけられており、渡りながら景色を眺められます。紅葉が美しい秋時期が人気の季節。初夏には、淡い藤の花とのコントラストが楽しめます。
五色沼湖沼群とは、磐梯山(ばんだいさん)の北側・裏磐梯(うらばんだい)エリアにある、湖沼の総称です。弁天沼やるり沼、青沼など30あまりの湖沼があります。エメラルドグリーンやコバルトブルーなどそれぞれ湖沼の色が異なり、神秘的な美しさを誇ります。平成28年(2016)には、ミシュラン・グリーンガイドの1つ星に認定されました。
五色沼湖沼群は歩いて約1時間30分ほどで散策でき、高低差も少ないためトレッキング初心者にもおすすめです。もっとも大きい毘沙門沼ではボートが楽しめます。
福島県屈指の花の名所です。地元の花卉(かき)農家が昭和の時代に山を開拓し、花を栽培したことが始まり。昭和34年(1959)から花見山公園として開放されており、市民や国内外の観光客に愛されてきました。
数種類の桜やモクレンなどが一斉に咲く3月下旬から4月中旬が見頃。写真家の秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と絶賛した風景が目の前に広がります。公園内を一周するのにかかる時間は60分ほど。山頂の展望台からの景色も格別です。
1300年代に築城、寛永4年(1627)に初代白河藩主・丹羽長重(にわながしげ)の手により大改修が行われた小峰城。戊辰戦争時に焼失してしまいましたが、江戸時代の絵図をもとに三重櫓と前御門が復元整備され、現在の姿となりました。令和7年度(2025)には、小峰城のなかで最大の規模であった清水門の復元が予定されています。
小峰城跡は都市公園として整備されており、自由に散策できます。春時期には三重櫓前の桜が見事に咲き、石垣とのコラボが楽しめます。公園内には小峰城について学べる歴史館があるので、ぜひ立ち寄ってみて。
白河藩主の松平定信が「士民共楽(武士も庶民もともに楽しむ)」の理念をもとに築造した日本最初の公園です。周囲約2㎞の湖の周りには17の景勝地「南湖十七景」があり、散策しながら四季折々の景色が楽しめます。紅葉や桜の名所としても有名です。
公園名には茶室やカフェなどのスポットも。平成7年(1995)には定信の理念を引き継ぎ、池泉回遊式日本庭園の「翠楽苑」が造られました。その一角にある「松楽亭」では日本庭園を眺めながら、抹茶と和菓子が味わえます。
長い年月をかけて創られた日本有数の鍾乳洞。全長4218.3mのうち、約600m部分が見学できます。滴り落ちる地下水によって形成された自然の美しさが魅力です。思わず息をのんでしまうほど神秘的な光景が広がっています。
最大のホール「滝根御殿」では、光をあてると模様が見える「クリスタルカーテン」など、数々の貴重な鍾乳石を見ることができます。冬時期にはコンサートやクリスマスイベントなどの開催も。期間限定のライトアップやイルミネーションは必見です。
岐阜県の根尾谷淡墨桜、山梨県の山高神代桜とともに、日本三大桜の1つに数えられる三春滝桜。エドヒガン系のベニシダレザクラで、桜が咲いた様子が滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれています。日本で初めて国の天然記念物に指定された桜の木としても有名です。皇居宮殿の杉戸絵「櫻」は、この三春滝桜をモデルにしたといわれています。
見頃は毎年4月上旬から中旬頃。この期間には桜のライトアップが行われ、より幻想的な景色を楽しむことができます。
スパリゾートハワイアンズは、日本最大級の温泉施設です。東京ドーム6個分の広大な敷地のなかに4つの宿泊施設と、6つのテーマパークがあります。スリル満点のウォータースライダーがあるプールや、「いわき湯本温泉」を3.5トン分使う温泉など、子供から大人までいつ訪れてもたっぷり楽しめます。
さらにフラダンスやファイヤーナイフダンスなどのエンターテインメントショーが満載。講師が丁寧に教えてくれるダンスの体験教室もあり、初心者でも参加できます。
福島、山形、新潟の3県にまたがる磐梯朝日国立公園の一角にある、標高約1600mの湿原地帯です。神秘的な沼や美しい高原植物など、四季折々の風景が魅力。登山道やハイキングコースが整備されているので、レベルに合わせて自由に散策できます。浄土平のシンボルでもある吾妻小富士(あづまこふじ)では、火口周辺を一周できる釜めぐりが楽しめます。
標高が高く、星がきれいに見えることから天文ファンの聖地としても名高い浄土平。夏時期には特に多くの流れ星に出会えます。
感染症研究の道を歩んだ世界的医学者・野口英世の生い立ちや功績、研究内容を展示する記念館。施設内には、国の登録有形文化財に指定された野口英世の生家があり、医術開業試験受験で上京する際に残したとされる決意文などを見ることができます。
タッチパネルや映像で細菌の世界を表現した体験型コーナー「体験バクテリウム」など子供が楽しめる展示も盛りだくさん。令和4年(2022)にできた併設の感染症ミュージアムではシアター形式の展示があり、感染症について知識を深められます。
源頼義が熊野神社を勧請したことで始まった古社。国の重要文化財に指定されている長床(ながとこ)や神仏へのお供え物を入れる器「銅鉢(どうばち)」などが見どころとして知られています。長床は壁のない吹き抜け構造の建築物で、等間隔に並ぶ直径約45cmの円柱44本を見ることができます。
長床の前には、市の天然記念物である樹齢800年の立派な大イチョウがあり、紅葉スポットとして人気です。落ち葉がまるで黄色い絨毯のように境内を埋め尽くす光景は見事で、多くの人を魅了しています。
平安時代の武将・藤原清衡(ふじわら の きよひら)の娘である徳姫(とくひめ)が、夫の供養のために建立した阿弥陀堂です。福島県では建築物として唯一の国宝に指定されています。杮葺(こけらぶき)の屋根が印象的な建物で、堂内には木造阿弥陀如来像や観世音菩薩像など5体の仏像が安置されています。
浄土式庭園との見事な調和も見どころの1つ。春にはヤマザクラ、夏には蓮の花など四季折々の草花が庭園を彩ります。市の天然記念物である大イチョウが見頃を迎える秋時期に訪れるのもおすすめです。
会津磐梯朝日国立公園内にある美術館で、シュルレアリスムの巨匠であるサルバドール・ダリをメインに、西洋近代美術作品が数多く展示されています。ダリの作品数は346点で、アジア最大級の規模! 特に世界屈指のコレクション数を誇る彫刻作品は圧巻です。ダリ生涯の大作『テトゥアンの大会戦』もお見逃しなく。
“中世の馬小屋”をイメージして建てられた印象的な建物の周りには、池や庭園などの自然があふれています。初夏から秋には池の水連が美しく咲き誇るので、ぜひ館内のカフェでドリンクを買って庭園の散策を楽しんでみて。
小名浜港の岬にある三崎公園には、高さ59.99mの展望台・いわきマリンタワーがそびえ立っています。展望室はガラス張りになっており、360度の大パノラマが楽しめます。太平洋やいわきの街並みなどの景色を一望できるデートにぴったりの場所です。
公園内にある「潮見台」も近年人気のスポットの1つ。海にせり出した展望台から、潮風を感じながらダイナミックな太平洋を間近に感じることができます。ここからの初日の出は絶景です。三崎公園は桜の名スポットでもあるので、ぜひ春に訪れてみてください。
海沿いの観光スポット・アクアマリンパーク内にある物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」。鮮魚店・土産物店・レストランなど数十店舗が揃っており、干物や生牡蠣、本マグロなど、いわきのおいしい魚介類を買ったり、味わったりすることができます。特にいわき市の魚・メヒカリの加工品が人気です。新鮮な魚介を炭火で焼いて食べられるバーベキューコーナーもおすすめ。
小名浜の海を楽しめる観光船「小名浜デイクルーズ」にもぜひ乗ってみましょう。夏時期には船上から花火を眺められます。
いわき市の薄磯海岸にある福島最古の灯台で、明治32年(1899)に建てられた当初は煉瓦の石造りでした。地震で大破したのち、現在の白亜の灯台に建て替えられました。地域の人々からは「豊間の灯台」として親しまれています。全国的にも珍しい登れる灯台で、最上階からは美しい景色を堪能できます。「日本の灯台50選」にも選ばれました。
さらに美空ひばりさんの歌や、映画のもとになった場所としても有名です。入口の広場には美空ひばりさんの名曲「みだれ髪」の歌碑が立てられています。
約116種、700頭羽が飼育されている東北サファリパークでは、間近で動物を見たり、実際に触れ合ったりできます。放し飼いエリアでは車に乗って動物の近くに行くことができ、キリンなどの草食動物への餌やり体験が可能です。ライオンやゾウなどの人気動物のほか、ペンギンやヘビ、レッサーパンダなどさまざまな動物に出会えるので、子供が存分に楽しめること間違いなし!
アトラクションエリアでは楽しいショーを開催。ユーモアたっぷりのモンキーパフォーマンスや、見事な芸を見せてくれるDogサーカスなど見どころ満載です。
リカちゃんキャッスルはタカラトミーのドール人形・リカちゃんのテーマパークです。「リカちゃんのおへや」や、リカちゃんのパパの故郷をイメージした「アップルガーデン」などがあり、まるで人形の世界に入り込んだかのような没入感が味わえます。ドレスの無料レンタルも行っているので、リカちゃん人形になり切って散策するのがおすすめです。
施設内はリカちゃんの歴史が知れるミュージアムやファクトリー見学など、楽しいコンテンツが盛りだくさん! リカちゃんショップにはここだけのオリジナル商品があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
郡山駅前の高層ビルにある科学館で、写真や映像、音楽などで宇宙を体感できます。世界で一番高い場所にあるプラネタリウムとして、ギネスブックに認定された宇宙劇場が見どころの1つ。星座の神話や、楽しみ方などを季節ごとにテーマを変えて、美しい映像とともにお届けしています。
展示ゾーンでは宇宙服の秘密や、日本人が宇宙で行った実験の内容、ロケットの実物部品などを展示。無重力体験や惑星探査車の遠隔操作など、ユニークな体験が豊富です。サイエンスショーやワークショップも開催されているので、1日たっぷり遊べます。
福島の海の特徴である太平洋の「潮目」をテーマにした、いわき市小名浜にある水族館です。源流となるオホーツク海や福島の海川山などを再現した展示コーナーがあり、約800種類の生き物が飼育されています。特に潮目の海を表現した三角トンネルの水槽が人気スポットです。
体験を重視した施設で、「子ども体験館」では釣り体験ができるほか、実際に釣った魚を食べれます。バックヤードに入って飼育員から生き物について学べる体験や、磯・干潟・浜を再現した「蛇の目ビーチ」での生き物観察など、夢中になれるイベントが多数。ここだけの貴重な体験ができます。
福島県には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられるスポットなど、数多くの魅力的な観光名所が随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な福島の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。福島県へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年1月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
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