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石川の人気観光スポットおすすめ25選|外せない定番・名所から穴場まで見どころ満載の観光地を紹介

加賀百万石の歴史をもつ石川県。全国的にも有名な兼六園や金沢城公園をはじめ、歴史を感じられるスポットが大変多くあります。さらに金沢箔や九谷焼などの伝統工芸品が豊富で、ショッピングをしたり、体験ができたりなど楽しみ方もさまざまです。

そこで今回は、石川県でおすすめの観光スポットを25ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ石川観光の参考にしてみてください。

※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。

【外せない定番・名所】石川で人気のおすすめ観光スポット

1. 兼六園 (金沢市)

写真提供:石川県観光連盟

国の特別名勝に指定されている兼六園(けんろくえん)は、加賀藩主・前田家によって造られた廻遊式の大名庭園です。広大な敷地に大小さまざまな池や築山(つきやま)、茶室や別荘などの建物が配置され、歩きながら景色を楽しめます。優れた景観を意味する「六勝」を兼ね備えた庭園として名高く、日本三名園の1つにも数えられています。

夏には深緑、秋には紅葉など季節ごとに表情を変え、いつ訪れても楽しめる庭園ですが、特に桜が見事な春時期が人気です。夜間はライトアップが行われ、幻想的な夜桜を堪能できます。

兼六園

2. 金沢城公園 (金沢市)

写真提供:石川県観光連盟

加賀百万石を築いた前田家の居城として発展した金沢城。現在、この敷地は金沢城公園として整備され、石川県を代表する観光名所となっています。櫓や門、石垣など見どころが豊富で、特に日本古来の伝統工法を再現した「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」が人気です。内部に入ることができ、その技術の高さを間近で見ることができます。

さらに金沢城公園は、毎週土曜日と指定日の夜間にライトアップの演出があります。日中とはまた違った美しさを楽しみたい人にはおすすめです。

金沢城公園

3. ひがし茶屋街 (金沢市)

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているひがし茶屋街は、かつて城下町として賑わった街並みが保存されている地域です。石畳の道の両脇に美しい格子戸の町家が並び、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

スイーツやグルメのお店、雑貨店などがあり、散策やショッピングにぴったりのスポットです。歴史ある茶屋建築の「懐華樓(かいかろう)」は昼に一般公開が行われていて、輪島塗の階段や加賀友禅の花嫁暖簾などを見学できます。1階には金箔スイーツが味わえるカフェも。

ひがし茶屋街

4. 金沢21世紀美術館 (金沢市)

「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトにした、金沢市にある現代アート美術館です。明るく開放的なガラス張りの建物は円形になっており、どこからでも入場できる仕様になっています。内部の展示室だけでなく、建物の外にもアート作品が多数展示されているので、誰でも気軽にアートに触れ合うことができます。

美術館を代表する人気作品はレアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」。地上と地下からそれぞれ作品の鑑賞が可能で、プールを介して人と人が出会う不思議な感覚を体験できます。

金沢21世紀美術館

5. 近江町市場 (金沢市)

300年以上、金沢の食文化を支える近江町市場(おうみちょういちば)。鮮魚店や八百屋、果物屋、精肉店などが連なる大変賑やかな場所で、今も市民から「おみちょ」の名称で親しまれています。地元産の加賀野菜や、ノドグロなどの新鮮な海の幸が豊富にあり、プロの料理人も仕入れに訪れます。惣菜やかまぼこなど、お店自慢の手作り品もおすすめです。

海鮮丼が味わえる老舗や、能登牛が楽しめるお店など飲食店も充実。屋根のあるアーケードのなかにあるため、雨の日の観光にもぴったりです。

近江町市場

6. 長町武家屋敷跡 (金沢市)

写真提供:石川県観光連盟

金沢市のなかでも特に賑わいのある繁華街・香林坊の裏手には、加賀藩士たちの武家屋敷が今も残っています。石畳や土塀が続く街並みは風情があり、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような没入感に浸れます。しかも、今でも市民の住まいとして活用されているというから驚きです。このうち武家屋敷跡野村家は一般公開されており、屋敷の内部を見学できます。

旧加賀藩士高田家跡にある藩政時代の長屋門や美しい庭園も、散策におすすめのスポットです。冬には土塀を守るための「こも掛け」が設置され、珍しい光景に出会えます。

長町武家屋敷跡

7. 尾山神社 (金沢市)

加賀藩主・前田利家公の功績を伝えるため、明治6年(1873)に創建された神社。利家公の正室であるお松の方も一緒に祀られています。見どころの1つである神門は明治8年に建てられたもので、日本で数少ない擬洋風建築として有名です。明治時代に「ギアマン」とも呼ばれてたステンドグラスが嵌め込まれており、夕刻時には美しく輝きます。

境内には、琴橋や琵琶島など楽器を模した橋・島を配した池泉廻遊式庭園の神苑があります。別名「楽器の庭」とも呼ばれる庭園です。種類豊富なおみくじにもぜひ注目してみてください。

尾山神社

8. 金沢市立安江金箔工芸館 (金沢市)

石川県は金箔の名産地で、今でも多くの金箔が生産されています。金沢市立安江金箔工芸館は、その金箔の歴史や金箔職人の技術などを後世に伝えるために建設された施設です。もとは金沢市北安江に施設がありましたが、平成22年(2010)年に現在の東山へ移転しました。新しい建物は「町屋の蔵」をイメージして造られており、館内のいたるところに金箔をあしらった装飾があります。

展示室では、金箔製造に使われた道具や製造の工程見本、金箔を使った美術工芸品などを見学できます。期間限定で金箔教室や、コンサートなどのイベントの開催も。

金沢市立安江金箔工芸館

9. 白山比咩神社 (白山市)

富士山と並び、日本三名山の1つである白山。白山比め神社(しらやまひめじんじゃ)はこの霊峰白山を御神体とする神社です。地元では「しらやまさん」の名で親しまれています。ご縁を“くくる”神ともいわれ、縁結びの神社としても有名。「結び守」などのお守りが人気です。

3つの参道があるうち、表参道は木々に囲まれた道で荘厳な雰囲気をまとっています。表参道の手水舎前にある、市の天然記念物に指定されている御神木の老杉も見どころの1つ。毎月1日には「おついたちまいり」の特別祈祷が執り行われるため、多くの人で賑わいます。

白山比め神社

10. 白山白川郷ホワイトロード (白山市)

石川県の加賀温泉郷と岐阜県の白川郷などを最短距離でつなぐ林道で、ドライブにぴったりのコースです。33.3kmの道のりには絶景スポットがたくさんあり、大自然を存分に感じることができます。日本の滝100選に選ばれた姥ヶ滝(うばがたき)などが見どころです。

トレッキングコースやウォーキングコースが整備されており、初心者から本格的に登山したい人まで幅広く楽しめます。特に10月~11月は一気に木々が紅葉し、その美しさに心が癒されます。

白山白川郷ホワイトロード

11. 九谷陶芸村 (能美市)

県の無形文化財に指定されている、石川県の伝統工芸品・九谷焼。360年の歴史をもち、九谷五彩(赤・青・黄・紫・紺青)を用いた鮮やかな色絵装飾が特徴的な陶磁器です。九谷陶芸村はそんな九谷焼を見て、買って、知って楽しめるテーマパークのような場所。九谷焼の製造・販売を行う10社が集まるほか、美術館や体験施設などがあります。

毎年10月には九谷陶芸村まつりを開催。九谷五彩を表現した5色の傘が飾られ、通りは一気に華やかになります。一流作家作品のオークションなどのイベントも満載です。

九谷陶芸村

12. 那谷寺 (小松市)

養老元年(717)に創建されたと伝えられる那谷寺(なたでら)は、霊峰白山を信仰する寺院です。雄大な自然のなかにあり、四季折々の美しさを感じることができます。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星を獲得したことから、海外の観光客も多く訪れる観光スポットです。

境内には本殿や三十塔などの重要文化財が残されており、魅力にあふれています。那谷寺の教え「自然智」を象徴する国指定名勝の奇岩遊仙境も見どころの1つ。秋には紅葉と奇岩の美しいコラボレーションを堪能できます。

那谷寺

13. 巌門 (志賀町)

石川県の景勝地・能登金剛を代表するシンボル的な存在である巌門(がんもん)。日本海の荒波によって削られ、生まれた幅6m・高さ15mの洞門は、自然の美しさや力強さを伝えてくれます。江戸の浮世絵師である歌川(安藤)広重の名作にもその姿が描かれました。

能登半島地震の影響を受け、営業を停止していた遊覧船が令和6年(2024)7月より運航を再開しました。約20分間のクルージングで、巌門をはじめ碁盤島や鷹ノ巣岩などを船の上から眺められます。団体客限定の航路では、日本最古の木造灯台「旧福浦灯台」を見ることができます。

巌門

【穴場】石川で人気のおすすめ観光スポット

14. 鶴仙渓 (加賀市)

鶴仙渓(かくせんけい)は、加賀市の山中温泉に沿って流れる大聖寺川の渓谷です。約1.3kmにわたる渓谷を楽しめるよう遊歩道が整備されており、約40分ほどで周ることができます。松尾芭蕉をはじめ、数々の文人墨客が訪れ、愛した美しい景観を存分に堪能しましょう。散策路には鶴仙渓を象徴する「こおろぎ橋」や、松尾芭蕉を祀った「芭蕉堂」などのスポットがあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

春には新緑の瑞々しさ、夏は川の涼しさを感じられ、季節ごとの魅力にあふれています。特に秋の紅葉は別格の美しさです。

鶴仙渓

15. あやとりはし (加賀市)

あやとりはしは、山中温泉の景勝地・鶴仙渓にあります。あやとりで編んだようなS字の曲線が美しい橋で、いけばな草月流の三代目家元・勅使河原宏(てしがわらひろし)氏がデザインを手掛けました。夜には九谷焼の五彩をイメージしたライトアップが行われます。橋の上からの鶴仙渓の景色が見事です。

あやとりはし付近には大聖寺川を間近に感じられる川床が、4月から11月の期間限定でオープンします。山中出身の名料理人・道場六三郎(みちば ろくさぶろう)氏監修のオリジナルスイーツ「冷製抹茶しるこ」などが堪能できます。

あやとりはし

16. 石川県九谷焼美術館 (加賀市)

自然豊かな古九谷の杜親水公園内にある九谷焼専門の美術館です。1階は九谷焼の歴史や名品を紹介する展示室になっています。九谷五彩で描かれた鮮やかな色絵や、赤い顔料で細かな文様を表現する赤絵細描(あかえさいびょう)の作品を見ることができます。常設展示以外に、九谷焼をテーマにした企画展示が開催されているので、何度訪れても楽しめる施設です。

2階は喫茶「茶房古九谷」があり、庭を眺めながら休憩できます。現代作家の器などのギャラリーが併設されており、気に入った作品の購入も可能です。

石川県九谷焼美術館

17. 九十九湾 (能登町)

大小さまざまな入り江が連なって構成されるリアス式海岸で、その入り江が99あることから、「九十九湾(つくもわん)」と呼ばれています。透明度の高い海と、入り江のコントラストが美しく、日本百景の1つにも数えられています。

近くにある「イカの駅つくモール」にはレストランや直売所などがあり、ちょっとした休憩やお買い物などが楽しめます。さらにカヤックやサップが体験できるマリンレジャー施設が併設されています。九十九湾を約40分で周遊できる遊覧船も人気です。

九十九湾

18. 日本自動車博物館 (小松市)

自動車愛好家の前田彰三氏が開いた、日本ではじめてできた自動車の博物館です。世界中のさまざまな自動車が集まり、展示台数は日本一を誇ります。

館内は5つのフロアに分かれており、常時、約500台の自動車が展示されています。メーカーやジャンルごとの展示のほか、ここでしか見られない日本の商用車もあり、車好きにはたまらない空間になっています。大正時代の車や蒸気自動車など20世紀に活躍した珍しい車もたくさん! さらに季節ごとにテーマを決めた車の企画展示や走行撮影会など、マニアックなイベントが多数あり、満足感たっぷりの施設です。

日本自動車博物館

19. 珠洲岬(聖域の岬) (珠洲市)

能登半島の最先端にある珠洲岬(すずみさき)は、禄剛崎(ろっこうざき)や金剛崎(こんごうさき)などの岬の総称です。出雲に伝わる神話などにも登場する神聖な場所で、日本三大パワースポットとして知られています。

能登半島地震で被害を受けた場所もあるため、観光の際には事前に情報をよく調べておきましょう。人気スポットの1つである「青の洞窟」は令和6年(2024)から営業を再開し、地震の影響でできたハート形の海水だまり「ハートのパワーホール」が新名所として話題になっています。ぜひ珠洲岬へ観光で訪れ、被災地を支援しましょう。

珠洲岬(聖域の岬)

【デートで行きたい】石川で人気のおすすめ観光スポット

20. 恋路海岸 (能登町)

悲恋伝説が残っている恋路海岸は、縁結びのご利益がある地として知られ、カップルの定番スポットとして有名です。伝説にちなんだ銅像やモニュメントが設置されています。浜辺にある縁結びの鐘を二人で鳴らすと幸せが訪れるといわれており、大変人気です。

近くには見附島(みつけじま)の海岸があり、美しい景色が楽しめます。真っ赤な鳥居が美しい小さな島は、恋路海岸を象徴する弁天島。恋路海岸から見附島までのこの辺り一帯は、恋人の聖地として「えんむすびーち」と呼ばれています。

恋路海岸

21. 世界一長いベンチ (志賀町)

昭和62年(1987)に、ボランティアの手によって建てられた志賀町の増穂浦海岸にある木製のベンチです。全長460.9mもの長さを誇り、平成元年(1989)には「世界一長いベンチ」としてギネスブックに掲載されました。

増穂浦海岸の美しい景色が楽しめる場所で、「サンセットヒルイン増穂」の名称で夕日の名所としても知られています。志賀町に来たら、グルメも堪能しましょう。魚介類や畜産物など里山食材をふんだんに活かした「西能登おもてなし丼」が有名です。

世界一長いベンチ

22. 千里浜なぎさドライブウェイ (羽咋市)

千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは約8kmの砂浜の道で、波打ち際を走ることができる珍しいドライブウェイです。細かく固まりやすい砂のため、車だけでなくバイクや自転車での走行も可能。千里浜レストハウスでレンタサイクルを利用できます。潮風を受けながら走る道のりは爽快感があり、最高の気分に浸れます。

青空がまぶしい日中以外に、夕日が美しい夕方もおすすめです。さらに千里浜海岸では、夏に海水浴やバーベキュー、花火などが楽しめます。

千里浜なぎさドライブウェイ

【子供と遊べる】石川で人気のおすすめ観光スポット

23. いしかわ動物園 (能美市)

「楽しく遊べ、学べる動物園」をコンセプトに、190種以上の生き物を飼育しているいしかわ動物園。23ヘクタールの敷地のなかに、自然環境に近い飼育場やふれあいができる体験館、動物学習センターなどさまざまな施設があります。園中央には「メダカたちの池」があり、水生生物や植物の観察ができます。

令和6年(2024)から各展示場で飼育員が飼育動物を解説したり、餌やりを行ったりする「動物たちのわくわくガイド」を開催。動物の生態について楽しく学べます。夏の夜に限定で行われるナイトズーのイベントも人気です。

いしかわ動物園

24. 月うさぎの里 (加賀市)

加賀市にはうさぎが運を招くという月うさぎ伝説が残っています。月うさぎの里は、そんな縁起の良いうさぎにちなんだ触れあい施設です。メインとなるうさぎ広場には約50匹のうさぎが放し飼いにされており、触れ合ったり、エサをあげたりなどできます。うさぎを膝の上に抱っこできる人数限定のイベントも!

さらにうさぎの起き上がりこぼしやお菓子作りなどの体験メニューがあり、子供も楽しく遊べます。ショッピングエリアには2000点以上のうさぎグッズが盛りだくさん。かわいらしいうさぎスイーツも豊富です。

月うさぎの里

25. のとじま水族館 (七尾市)

能登島にある石川県唯一の水族館。能登半島周辺に棲む魚や熱帯魚、ペンギンやアザラシなどさまざまな生き物に出会えます。プロジェクションマッピングの投影が行われる「のと海遊回廊」では、海のなかを散歩しているかのような特別な体験ができます。

令和6年(2024)10月からジンベエザメが仲間入りし、より水族館内がにぎやかに。さらに地震の影響で中止されていた「アザラシのお食事タイム」や「イワシのビッグウェーブ」が再開されました。「マダイの音と光のファンタジア」などのショーも必見です。

のとじま水族館

まとめ

石川県には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられるスポットなど、数多くの魅力的な観光名所が随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な石川の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。石川県へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年2月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。

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