韓国・済州島(南西部)の穴場観光スポット3選|現地を知り尽くした旅サラダガイドが厳選
2025.08.08
広島県東部に位置し、瀬戸内海に面した温暖な港町・尾道市。サイクリングで有名なしまなみ海道をはじめ、レトロな街並みからアートスポット、歴史的建造物まで魅力がぎゅっと詰まっています。尾道ラーメンや柑橘類のスイーツなどグルメも豊富です!
そこで今回は、尾道でおすすめの観光スポットを20ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ尾道観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ西瀬戸自動車道、通称「しまなみ海道」には海峡を縦断できる日本初のサイクリングロードが整備されています。6つの島々を巡る約60kmの道のりで、景色やグルメを堪能しながらサイクリングを楽しめます。もちろん車でのドライブもおすすめです。
見どころの1つは、全長約1270mの吊り橋・因島大橋(いんのしまおおはし)。徒歩でも渡ることができ、まるで空中散歩をしているような気分が味わえると人気です。
「伯方の塩」の発祥の地である伯方島では、塩ラーメンや塩ソフトクリームなどのグルメが味わえます。春には開山公園の桜が見事です。
多々羅大橋(たたらおおはし)はしまなみ海道を構成する橋のひとつです。本州側(尾道側)から4番目の橋で、生口島(いくちじま)と大三島(おおみしま)を結びます。中央支間長は890mにも及び、1999年に完成した当時は世界最長の斜張橋といわれていました。建設には1991年に完成した生口橋の技術が使われています。
この橋の主塔の下では、手を叩くと音が反響し、まるで龍が鳴いているように聞こえる不思議な現象「鳴き龍」を体験できます。橋を渡りながら景色を楽しむのも良いですが、大三島側にある多々羅しまなみ公園から眺める多々羅大橋も圧巻の美しさです。
千光寺は大宝山の中腹にある寺院で、大同元年(806)に開かれました。千光寺山ロープウェイを使ってアクセスすることができ、標高140mの位置からの景色は格別の美しさです。尾道の市街から尾道港、瀬戸内海まで見渡せます。
朱塗りの本堂は、この地域では珍しい舞台造りで、その鮮やかさから「赤堂」とも呼ばれます。春には桜とのコラボレーションが見事です。ほかにも弘法大師を祀っている大師堂(だいしどう)や断崖絶壁に建つ鐘楼など見どころがたくさんあります。千光寺のシンボルでもあり、古くから伝説の残る「玉の岩」も必見です。
大宝山(千光寺山)のふもとから山頂までを行き来する千光寺山ロープウェイ。約3分間で山麓駅と山頂駅をつなぎ、その道中では日本遺産に登録されている尾道水道の景色を楽しめます。また、社寺の上を通過する全国的にも珍しいロープウェイで、千光寺や艮神社(うしとらじんじゃ)などを真上から見ることができます。
千光寺山ロープウェイはペットとの同伴も可能なので、山頂駅の先にある千光寺公園で散歩を楽しむのもおすすめです。特に桜やツツジが見頃を迎える春や、藤が咲き誇る初夏には、多くの人がロープウェイを利用します。
艮神社(うしとらじんじゃ)から千光寺までのぼる約200mの道は、宮沢賢治氏が掲げた理想郷(イーハトーヴ)を目指して整備が行われ、「猫の細道」と呼ばれています。坂道や石段が続き、ノスタルジックな雰囲気が漂うレトロな観光スポットです。道沿いには古民家カフェや雑貨屋、庭園などが点在しており、散策が楽しめます。
賢治氏と親交が深かった絵師の園山春二氏が手がけた福石猫が至るところに設置されているので、ぜひ歩きながら探してみては。実際に多くの猫たちが棲んでおり、地域猫を見かけることもできます。
耕三寺は、元実業家の耕三寺耕三(こうさんじ こうぞう)氏が母の菩提寺として昭和10年(1935)より建設を始めた寺院です。昭和28年(1953)には耕三寺氏の美術コレクションを展示する耕三寺博物館が開館。仏教美術や茶道美術などを中心に、快慶作の宝冠阿弥陀如来坐像などの文化財を多く所有しています。
境内には本堂をはじめ、至心殿・信楽殿などの国登録有形文化財があり、見どころたっぷりです。耕三寺で最初に建てられた潮聲閣(ちょうせいかく)も、書院造を主とした和館と洋館が複合した昭和初期の邸宅建築で見応えがあります。
近年SNSで話題となっている大理石の庭園「未来心の丘(みらいしんのおか)」もお見逃しなく。
海沿いにある海運倉庫をリノベーションして、平成26年(2014)に誕生した複合施設「ONOMICHI U2」。約2,000平方mの倉庫の中に、宿泊施設やライフスタイルショップ、瀬戸内の食材を使ったレストランやカフェなどが連なり、倉庫全体がまるで小さな町のようになっています。尾道の新名所として注目を浴びているスポットです。
自転車を持ったままチェックインできる「HOTEL CYCLE」やサイクルショップなど、サイクリストの聖地として有名な尾道ならでのスポットもあります。
“日本最大の海賊”とも称される、南北朝時代から室町時代に活躍した村上水軍の歴史を伝える資料館です。村上水軍は因島・能島・来島それぞれを本拠とする三家で構成される集団で、瀬戸内海の警護を任されていました。当時の海の流通や交通を支える、欠かせない存在だったと伝えられています。
因島水軍城は全国的にも珍しい城型の資料館で、本丸では古文書や令旨など県の重要文化財、二の丸では武者人形で再現された戦法会議模様などを見ることができます。武具や古文書、遺品など村上水軍ゆかりの品々から、その歴史を感じ取ってみてください。
天寧寺は、貞治6年(1367)に2代将軍・足利義詮(あしかがよしあきら)の発願により、普明国師が立てたお寺です。病気平癒祈願の寺として、尾道七佛めぐりの1つに数えられます。
見どころの1つは、義詮が建立した海雲塔(三重塔)。重要文化財に指定されており、尾道の海と空を背景にそびえる三重塔は尾道を代表する景色です。
天寧寺には寺宝の五百羅漢や、体の悪い箇所をさすると治るといわれる「さすり仏さん」が安置されています。計526体の羅漢像がずらりと並ぶ様は圧巻です。
学問の神様・菅原道真公を祀る御袖天満宮(みそでてんまんぐう)には、そのご利益を求めて多くの受験生が合格祈願に訪れます。その昔、道真公が尾道に立ち寄り、親切にしてもらったお礼に自らの片袖を裁ち、贈ったことから御袖天満宮という名称になりました。この由来になぞらえて作られた「袖みくじ」はお土産におすすめです。
随神門の先にある55段の石段は、映画のロケ地としても有名。石段から後ろを振り返ると、眼下に日本遺産に登録された素晴らしい景色が広がります。11月下旬から12月上旬には境内の紅葉が色づき、隠れた名所として名を馳せています。
標高226mの白滝山は、かつて空海や修験者たちの修行の場でした。この地に永禄12年(1569)、村上水軍6代当主・村上吉充公が見張り処として、観音堂を建立しました。仁王門から山頂までの道のりには、文政10年(1827)に重井の豪商・柏原伝六氏とその弟子が造った、大小700の五百羅漢像が立ち並んでいます。
本堂裏にある「恋し岩」も訪れたいスポットの1つ。悲恋伝説が残るスポットで、触れると恋が叶うといわれています。山頂の展望台からの眺めも素晴らしいので、ぜひ立ち寄ってみてください。
しまなみ海道のほぼ中央に位置する生口島・瀬戸田町にある平山郁夫美術館では、この地で生まれた日本画家・平山郁夫氏の作品を展示しています。和風平屋造りの建物は、両国国技館を設計した建築家の今里隆氏が手がけました。美術館に入ると、瀬戸内海の風景を模した美しい庭園の全体像を見ることができます。
施設内は3つの展示室に分かれており、幼少期の頃からの作品やしまなみ海道をモチーフとした水彩素描画、屏風などの大型作品など多彩な展示が行われています。ティーラウンジでは庭園を眺めながら、旬の柑橘を使ったドリンクが楽しめます。
千光寺公園に、昭和55年(1980)に閉館した尾道市立美術館。その後、コンセプトを「地域社会に貢献する本格派の美術館」に刷新し、平成15年(2003)にリニューアルオープンしました。その際、建築家の安藤忠雄氏により建物の改修と、ガラスの回廊が印象的な新館の増築が行われました。美術館は高台にあるので、館内カフェからの景色も見事です。
コレクションは油彩画や日本画、版画など多彩で、洋画家の小林和作氏をはじめ尾道ゆかりの画家の作品もあります。19世紀にフランスで活躍したジョルジュ・ルオーらの作品は必見です。
鎌倉時代初期に創立された大山神社は因島(いんのしま)最古の神社として知られており、山の神様として信仰されてきました。
境内には、全国的にも珍しい耳の神様がいる耳明神社(みみごじんじゃ)と、サイクリストの間で有名な自転車神社があります。耳明神社には耳の平癒祈願や音楽上達祈願を目的に多くの方が訪れ、ご祈祷ではサザエの殻に米と酒を入れてお供えします。自転車神社では、自転車に乗った神主と巫女が描かれた自転車のお守りが名物。自転車のお祓いも受けられます。
標高283mの高見山周辺は国立公園になっており、ゆっくり散策が楽しめます。山頂にある展望台からは、瀬戸内海の島々や因島大橋を見ることができ、天気が良い日には四国山脈まで見渡せます。桜の名所として知られるほか、ロマンチックな夕日を眺められる絶好のビュースポットとしても有名です。10月から11月には数十羽の鷹が飛来するので、バードウォッチングも楽しめます。
立花海岸にある登山口から展望台を目指す道のりには、「瀬戸のうたみち」と呼ばれる自然散策路があります。ここには小林一茶など著名な俳人や文人の詩歌が刻まれた石碑が22点設置されています。
瀬戸田サンセットビーチは、しまなみ海道の中間地・生口島の西岸にある、中四国随一の海浜公園です。7月上旬から8月下旬まで海開き期間となっており、海水浴が楽しめます。長さ800mの白い砂浜が続く遠浅のビーチで、波は比較的穏やか。「日本の水浴場88選」にも選ばれている人気の海水浴場です。
インストラクターの指導や監視のもと、シーカヤックやSUPの体験が可能。BBQやキャンプが楽しめるエリアもあり、思う存分夏を満喫できます。
生口島と高根島(こうねじま)からなる瀬戸田町には、町のいたるところに現代アートの作品が設置されています。これは、1989年開催のアートプロジェクト「瀬戸田ビエンナーレ」により始まったもので、まるで町全体が1つの大きな美術館のような印象的な空間になっています。
設置されている作品は全部で17作品です。瀬戸内海の風景にインスピレーションを受けたアーティストが思い思いの1点を制作し、自然を背景にアート作品を展示しています。遊び心満載のアートに触れながら、町の散策を楽しんでみて。
尾道水道近く、海岸沿いにあるラーメン屋さんで、尾道の定番グルメ「尾道ラーメン」が食べられます。瀬戸内海近海の小魚でとった出汁に、豚や鶏ガラ、野菜、2種類の醤油が合わさった味わい深いスープが魅力。オリジナルの平打ちちぢれ麺がスープに絡み、食べる手が止まらないおいしさです。
尾道ラーメンに豚の角煮をのせた、数量限定の「角煮ラーメン」が特に人気! とろろ昆布をトッピングして、より深い出汁の旨味を味わうのもおすすめです。持ち帰り用の商品も用意されているので、ぜひお土産にどうぞ。
しまなみ海道が通る生口島は、全国でも有数の柑橘類の名産地。さまざまなグルメがある中、ぜひ堪能したいのがはっさく屋の「はっさく大福」です。はっさくとたっぷりの白餡を、みかんの皮を練り込んだ特製のみかん餅で包みました。果肉のジューシーさと甘い餡とのコラボレーションがたまらない生口島の名物です。
そのほかにも「まるごとみかん大福」や「はっさく甘夏大福」など、柑橘類をふんだんに使った大福がたくさんあります。販売期間が決まっているので、公式サイトでよく確認してから訪れましょう。
生口島にあるジェラート専門店。地産地消にこだわり、瀬戸田の柑橘類や伯方の塩をふんだんに使ったここだけのジェラートが楽しめます。地元の素材の良さを活かすために、コクがありつつさっぱりとした味わいの北海道産牛乳・生クリームを使っているのもこだわりの1つです。
「レモンの島」と呼ばれる生口島ならではのジェラート「瀬戸田のレモン」が人気メニュー。高級柑橘の不知火(しらぬひ)や、酸味が爽やかな夏みかんなどジェラートの種類が豊富で思わず迷ってしまいそう! お店の前にはテラス席が用意されているので、瀬戸内海を眺めながらリラックスタイムを満喫できます。
尾道には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられるスポットなど、数多くの魅力的な観光名所が随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な尾道の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。尾道へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年5月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
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