今回、ゲストの松尾諭さんが旅するのは島根。出雲を象徴する古社や、明治4年創業の酒蔵、海辺に佇む食堂、隠岐名物さざえを使った丼など、おすすめの観光スポットやご当地名物グルメを紹介します。

出雲大社(いづもおおやしろ)

「神話のふるさと」と言われる出雲を象徴する古社。縁結びの神様・大国主(おおくにぬしの)大神(おおかみ)を祀っており、縁結びの聖地として有名。2礼4拍手1礼が参拝の作法とされている。

 

板倉酒造(いたくらしゅぞう)

清酒「天穏(てんおん)」を醸造する、明治4年創業の酒蔵。「天穏」とは、天が穏やかであれば困ることはない「無窮天穏(むきゅうてんおん)」という言葉から名づけられ、神様に捧げる「御神酒(おみき)」を目指したお酒を造っている。

 

登土居(どうどい)

海辺に佇む食堂。大阪で18年間ビストロ店を手掛けてきた島根出身の店主がUターンし、2023年にオープンした。店内には、店主がセレクトした山陰の地酒やワインが並ぶ。
ランチタイムには地元食材を使った日替り定食が味わえる。週末には夜営業もしている。

 

皆美館(みなみかん)

松江・宍道(しんじ)湖畔に佇む、1888年創業の老舗旅館。文人・島崎藤村や、版画家・棟方志功など、数々の文人墨客に愛された。窓一面に宍道湖を臨むお部屋や、創業当時の姿を残す古風なお部屋など、様々な趣のお部屋を用意している。宍道湖を借景とした枯山水式の日本庭園も自慢。

 

漁師小屋「麦穂」(りょうしごや「むぎほ」)

「食材の宝庫」とも言われる山陰沖の旬の魚が味わえるお店。看板メニューの「元祖鯖しゃぶ」は、昭和初期の漁師に酒の友として愛された料理で、醤油とお酒で作ったつゆに皮付きの鯖をしゃぶしゃぶする。〆には、煮詰まったつゆを醤油代わりにかける卵かけご飯がオススメ。島根の地酒も多数取り揃える。

 

玉若酢命神社(たまわかすみことじんじゃ)

150以上の神社がある隠岐で最も古いとされている神社の一つ。隠岐の総社。
境内にある大木「八百(やお)杉(すぎ)」は樹齢2000年を超えるとされ、国の天然記念物に登録されている。

 

さざえ村(さざえむら)

隠岐名物・さざえを使った丼が自慢のお店。ほぼ年中さざえが獲れる隠岐では、さざえが島の食卓に欠かせない食材。さざえ丼は、あご出汁をベースに、隠岐産のさざえとあらめを卵でとじたお料理。
さざえ丼の他にもばくだんおにぎりやめかぶ汁など、隠岐のご島地グルメを味わいつくすことができる。

 

壇鏡の滝(だんぎょうのたき)

「日本の滝百選」と「日本名水百選」に選ばれている滝。滝の水は「勝ち水」として島民に信仰されており、島伝統の神事・隠岐古典相撲大会や牛突きの前日には関係者が水を汲みに訪れる。滝の間には壇鏡神社という神社がある。