Web限定!【松下奈緒の推しのイッピン】静岡・沼津『長庄水産』の極上干物セット
2023.08.12
松下奈緒さんから、番組では紹介しなかったもうひとつの【推しのイッピン】を教えてもらいました。それが静岡県沼津市にある『長庄水産』の干物です。旅サラダマルシェだけでご紹介するこの干物のセットは一般のスーパーなどでは出回らない、上質なもの。食卓の主役になる干物はぎゅっと身が詰まって、たっぷり脂がのっています。
松下奈緒さん
「『長庄水産』さんのアジの干物は、15年ほど前からお世話になっています。いい塩加減で、身もふっくら焼き上がって、最初いただいた時は感動しました。この干物にご飯とお味噌汁があればご馳走です!」
【コレうまポイント】
【コレうまポイント①】熟練の目利きが国内産地から仕入れる希少なアジ
静岡県沼津市は干物が有名で、特にアジの開きの生産量は全国トップです。水分を乾燥させる干物には、脂がしっかりのった魚が適しています。『長庄水産』では対馬産の根付きアジと呼ばれる希少なアジを仕入れています。
対馬沖は餌が豊富なため、本来回遊するアジがその場に居着くため脂のノリがいいのだとか。「魚は全て天然物です。脂の乗りやサイズを選別する目には自信を持っています」と社長の長澤健二さん。アジ以外にはカマスも長崎県対馬から、えぼ鯛は山口県、金目鯛は宮城県から仕入れています。
【コレうまポイント②】温度管理をしながら時間をかけた手作業で美しく美味しく
『長庄水産』では仕入れた魚は急速冷凍して保存します。捌く前にマイナス2~3度でゆっくり解凍してから一尾ずつ手作業で開いていきます。魚の身が柔らくない状態で捌くことで、姿全体が美しくなるように気を配っています。
開いた魚は血合を拭い取ってから塩汁(しょしる)と呼ばれる塩水に漬け込みます。塩分濃度は干物作りとしては薄めの15パーセントほど。その分、時間をかけて塩分を染み込ませています。これによって骨の有無で厚みに差があっても、均等に塩分が染み込みます。表面の塩を洗い流したあと乾燥機で1時間半から2時間ほど乾燥させて出来上がり。その後すぐにマイナス45~50度で急速凍結させて、魚の旨みとプリッとした歯応え、脂のジューシーさを身の中に閉じ込めています。
【コレうまポイント③】最上質な1パーセントの干物がセットに
今回の「極上グルメセット」は一般の市場では販売されていない特別なものばかりです。例えばアジなら、一般向け商品は100グラム未満ですが、今回のセットに入っているアジは150グラムほどと、大きくて身が厚く、脂ののった干物です。スーパーなど量販店向けの干物も製造する『長庄水産』でも、全体の1パーセント未満の最上級の品物です。常に在庫があるわけではないため、これまでは予約販売を行っていました。知る人ぞ知る高級な干物が、今回特別に旅サラダマルシェに登場です。
「干物は冷凍したまま焼いてください」と長澤さん。解凍してから焼くと、内部の水分が外に出て蒸発してジューシーさが失われてしまいます。家庭の片面焼き魚焼きグリルでは、まず身の方を強火で焼いて、水分がぷくぷくしてきたらひっくり返します。その後は弱火でゆっくり焼いてください。
貴重な魚で作られた大きな干物はそれだけで食卓の主役になります。魚がお好きなら、ぜひお試しください。