【ロコレコ】新しい発見と変わらない懐かしさ思い出の“みなとまち”を巡る旅路
2025.07.19
豊かな自然に囲まれ、四季の移ろいが色濃く感じられる群馬県。温泉地として名高いこの地は、実は小麦粉や豚肉の名産地としても知られており、うどんやラーメンなどの粉もんやソースカツ丼といった豚肉料理をはじめとするグルメが豊富にあります。
今回は、そんな群馬の絶品ご当地グルメメニューを13品セレクト。また『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も8店舗紹介しています。群馬でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
「水沢うどん」は、小麦粉、塩、水沢の水のみで打たれた純白の麺が特徴の小麦の産地・群馬のご当地うどんです。飛鳥時代に創建されたとされる水澤寺(水澤観世音)の門前で、参拝客にうどんを振る舞ったことがルーツと言われています。
400年の歴史を持つうどんは、適度な弾力が心地良いコシの強さと喉ごしの良さが魅力。冷やし麺を冷たい汁でいただくのが基本スタイルで、つけ汁はしょうゆダレとごまダレから選びます。両方ついてくるお店もあるので、迷った場合は2種類のつけ汁がついてくるお店に行くのがおすすめです。
群馬県桐生市を中心に親しまれている「ひもかわうどん」。その最大の特徴は、3~5cmほどあるうどんの幅です。お店によっては幅10cmの「ひもかわうどん」が食べられることも。帯のような見た目のうどんは、もちもちとした食感とのどごしの良さが特徴で、温でも冷でも食べられます。
ここ数年で知名度が上がり、平日でも行列を作るお店もある「ひもかわうどん」。群馬観光でぜひ食べておきたいグルメです。
「おっきりこみ」は、幅広麺と人参や長ネギ、大根などの旬の野菜を煮込んだ群馬県の郷土料理です。名前の由来は小麦粉で作った無塩の幅広麺の生地を麺棒などに巻き、包丁で切り込みを入れることから。
幅広麺と野菜を使うこと以外に、麺の具体的な太さや野菜の種類、味付けに関する細かい決まりはありません。そのため、お店によってまったく違う顔を見せる「おっきりこみ」。飲食店でみかけたらぜひ注文してみてください。
「藤岡ラーメン」は、鶏ガラベースの出汁に醤油ダレを合わせたスープとコシが強くモチモチとした中太ちぢれ麺が特徴のラ-メンです。ラーメン激戦区の藤岡市で作られるご当地ラーメンで、「上州藤岡ラーメン」とも呼ばれます。
使用する麺が自家製であることが多いことから、各店で麺にも違いが見られます。麺以外にもモツ煮や野菜炒め、五目餡などをトッピングしているお店もあり、味も具材も千差万別。旅程に余裕がある場合は、ぜひラーメン店をはしごして、その違いを味わってみてください。
1人前100gほどが一般的なところ、麺の量が150gから200gある「高崎パスタ」。具材には地元で収穫される新鮮な野菜や魚介、豚肉などを使い、ソースにはトマトソースやクリームソースなどを用いるお店が多く見られます。
地元食材をいかしたオリジナルメニューも散見される「高崎パスタ」。なかにはとんかつを乗せたパスタなどもあり、麺の量もあいまって食べ応え抜群です。食べに行かれる際には、十分にお腹を空かせて行くことをおすすめします。
「上州太田焼きそば」は、群馬県太田市で食べられる焼そばです。「太麺にキャベツ、青のり、紅ショウガをトッピングしたソース焼きそば」がスタンダードなスタイルですが、厳格なルールはなく、お店によっては細麺や洋風味など、自由な発想が光ります。各店それぞれに個性的な味付け、トッピングがなされているので、自分好みの味を探すのも楽しみな「上州太田焼きそば」。「同じ焼そばが2つとない」ため、お気に入りを探してみてください。
30種類以上の銘柄豚が存在する群馬県。豚の名産地として知られている群馬県では、古くから豚肉料理が親しまれており、なかでも愛されているのが「ソースカツ丼」です。
元祖はとある鰻屋と言われており、鰻のタレにウスターソースをブレンドしたオリジナルソースをカツ丼に使用。揚げたてのカツをソースにくぐらせてご飯にのせるのが基本的なスタイルです。一般的なソースとは違い、酸味が少なくマイルドな味わいのソースはカツはもちろん、ご飯との相性も抜群です。
明治18(1885)年創業の荻野屋。「お客様に本当に喜ばれる特色のある駅弁」を目指し、旅客一人ひとりに「どんな駅弁が食べたいか」を聞いて回り、試行錯誤を重ねた末にできたのが「峠の釜めし」です。
厳選した数種類の醤油をブレンドし、昆布出汁とともにコシヒカリを炊き上げた茶めしのうえに鶏肉やごぼう、しいたけ、たけのこ、栗など色とりどりの9種類の具材が乗った「峠の釜めし」。今ではその知名度が全国区となった人気駅弁をぜひご賞味ください。
群馬県で育成・食肉卸売市場で取り引きされるなかでも和牛肉質等級が「上」以上のものが該当する「上州牛」。豊かな自然のなかで放牧されて育つため、筋肉がほどよく発達し、さっぱりとした赤身に仕上がります。
キメ細かなサシが入っており、旨みも感じる「上州牛」。ブランド牛のなかでも「食べ飽きない」と評判です。そのため、牛肉の脂が苦手な人でもおすすめできるグルメです。
直径4cmになることもある「下仁田ネギ」。一般的な白ネギよりも、白根が太く短いのが特徴です。群馬県下仁田町周辺で栽培される「下仁田ネギ」は、葉の一部が枯れる寒い時期まで収穫を遅らせます。その理由は寒さに晒すことで、含水量の減少、糖類や水溶性タンパク質が増加し、火を通すと甘みが強い、トロトロ食感になるからです。
そんな下仁田ネギを食べられるお店は県内に多数あり、すき焼きやうどん、かき揚げ、天ぷらなど、さまざまな料理が楽しめます。風味豊かな下仁田町の特産品をぜひ味わってみてください。
「みそパン」は、ソフト系のパンのなかに特性の味噌だれを挟んだ群馬県沼田市発祥のご当地グルメです。焼きまんじゅうのような味わいが特徴の「みそパン」は、知る人ぞ知る名物パンで、沼田市民だけでなく遠方から「みそパン」目当てに足を運ぶ人もいるほどです。
市内のパン屋さんで販売されており、パンの食感から味噌だれに使用する味噌のブランドなどまったく違います。1つがそれほど大きくなく、各店で工夫をこらした「みそパン」を食べられるので、ぜひそれぞれのお店で購入して食べ比べしてみてください。
「焼きまんじゅう」は、小麦粉やもち米、どぶろくを加えて発酵させ蒸したまんじゅうを串に刺して味噌だれをつけ、香ばしく焼いた群馬県の郷土料理のひとつです。
お花見や夏祭りなどで提供されており、屋台から香る味噌が焼ける香ばしい香りに食欲がそそられます。食べる際には一つひとつ串から外して、お箸で食べるのが一般的。沼田市や利根郡などの北部地域では、餡の入った甘い焼きまんじゅうも食べられているので、見かけたらぜひ購入してみてください。
小豆を煮込んで作った甘い汁粉のなかに、小麦粉と水で練った団子が入った「あまねじ」。見た目はまるでぜんざいですが、餅の代わりに小麦粉で作った団子が入るため、別物です。もちもちとした団子はつるっとした食感で、口に入れるとやわらかくほどけます。
群馬県でも主に渋川市で親しまれていますが、ほかのエリアでも食されており、「あまだんご」や「砂糖ねじ」、「すすり団子」など、さまざまな名前で呼ばれています。群馬旅行の小休憩にぜひ食べてみてください。
年配の夫婦が切り盛りする「あさま食堂」。豚肉を使った定食をはじめ、ラーメンやチャーハンなどを提供する昭和の香り漂う昔ながらの定食屋です。
おすすめはソースカツ丼。千切りキャベツがのったご飯のうえには、トンカツとナス、カボチャのフライがトッピング。濃いめのソースにご飯が進みます。ボリューミーな一品なので、お腹を空かせていくのが吉です。
下仁田ネギを生産・販売している大沢農園。直売所では、下仁田ネギのほか、新鮮な野菜も並びます。12月の土日は大沢農園のスタッフが在所することもありますが、基本的には無人です。事前に電話しておけば、スムーズに対応できるので気になることがあれば先に連絡しておくとよいでしょう。
伝統農法で15か月かけて育て上げる大沢農園の下仁田ネギは市場には出回らない幻の品。「こんな甘いネギは食べたことがない」と評判で、リピーターも多く品質に間違いはないので、お近くに寄った際はぜひ足を運んでみてください。
1日7~8本も食べるほど、三度の飯より焼きまんじゅうが好きな店主がはじめた焼きまんじゅうのお店「焼きまんじゅうの茶々」。蒸して間もないフワフワのまんじゅうを短時間で焼き上げることで、外はカリッと、なかはふわっとした食感の焼きまんじゅうが楽しめます。
好みによって焼き分けてくれるのも「焼きまんじゅう茶々」の特徴。こんがりと焦げ目を付けてほしい、タレを多めにつけてほしいなど、お願いすれば対応してくれます。ただし、はじめての場合は、まずはお任せするのがおすすめです。オーソドックスな焼きまんじゅうを堪能してから、自分好みを探ってみてください。
国産の生後50日以内の若鶏のみを使用し、創業当時から守り続けている秘伝のタレで味付けする「高橋の若どり」。地元の方から愛されているテイクアウト専門店です。おすすめは「蒸し焼き鶏」。特殊な機械で蒸し焼きしているためふんわり柔らかく、さっぱりとした味付けがクセになります。その場でかぶりついたら、持ち帰り用にも買いたくなること間違いなしです。
北欧風の雰囲気がおしゃれな「カフェレストラン亜詩麻」。平成元(1989)年創業の洋食店です。人気メニューの焼きカレーは、自家製スパイスが効いたカレーに野菜やきのこ、手作りソーセージ、スパイシーチキン、シーフードをそれぞれトッピング。地産の卵にチーズをたっぷりのせてオーブンでアツアツに焼き上げたカレーは、卵とチーズのおかげもあり辛さ控えめです。
ほかにもピザやオーブン焼きなど、食事メニューがあります。珈琲にデザートもあるので、ゆっくりカフェタイムもおすすめです。
築250年の古民家をリノベーションした「古民家カフェBAKU」。ランチメニューはシンプルに「BAKUランチ」と「和食ランチ」のみです。ご飯には川場村が誇るブランド米・雪ほたかを使用しており、おかずにも旬の地元野菜を使うなど、地産地消を心がけているカフェです。
週末は家族連れやカップルで賑わう人気店の「古民家カフェBAKU」。夏は扇風機、冬はコタツと昔ながらの古き良き日本の家庭を思いださせてくれます。ゆったりとした雰囲気にいつまでも長居したくなるカフェです。
ヨーロッパを中心に、高級食材を空輸で仕入れている「BISTRO KNOCKS」。地元の方に人気のフレンチレストランです。産地にこだわり、四季折々の食材を豊富に使用したフレンチはどれも絶品。アットホームな雰囲気はついつい長居したくなります。
料理メニューや雰囲気から大人向けで、お酒をゆっくり嗜むのに最適な「BISTRO KNOCKS」。群馬旅行の素敵な夜の思い出におすすめのお店です。
「吹割の滝 伽羅苑」は、吹割の滝のほとりにあるドライブインです。群馬県の特産品をはじめ、土産物品も多く取り扱っています。テイクアウトではソフトクリームなどが販売されていますが、ぜひ購入してほしいのが毎日手作りされる「アップルパイ」です。
使用するりんごは、群馬県利根沼田産100%。ホール(大)には贅沢にも4個相当分のりんごがぎっしり敷き詰められています。お取り寄せでも大人気で、吹割のお母さんたちが作る優しい味をご賞味ください。
地元の名産品をいかしたグルメが盛りだくさんの群馬。国内有数の温泉地に相応しく、うどんや釜飯、おまんじゅうなど和が際立つ食文化が育まれています。
まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、今回はそのなかでも旅サラダ編集部のイチオシを紹介しています。群馬観光で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年4月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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