【ロコレコ】海の街をまるごと味わう! 楽しい・美味しいを満喫する旅へ
2025.06.28
たこ焼やお好み焼きなど粉もん文化が印象的な大阪。「天下の台所」の名のとおり、粉もん以外にも魅力的なグルメが豊富に揃っています。
今回は、そんな大阪の絶品ご当地グルメを15品セレクト。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も12店舗紹介しています。大阪でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
言わずと知れた大阪名物「たこ焼き」。今や全国どこでも食べられるB級グルメですが、大阪ではフワフワとろとろの生地に、天かす、たこが入ります。店舗によっては紅生姜や青ネギも入るなど、各店によって特色が異なります。
粉は出汁で溶くため、ソースなしでも美味しい大阪の「たこ焼き」。道頓堀には多くのたこ焼き店が軒を連ねており、各店オリジナリティのあるアレンジを加えています。今や国民食ともなった「たこ焼き」。本場の味を堪能してみてください。
「お好み焼き」はたこ焼きと合わせて大阪の粉もん文化を象徴するグルメです。「お好み焼」には関西風と広島風があり、大阪を中心とした関西で食べられる「お好み焼き」は関西風です。焼きそばが入り、具材と生地を別々で焼く広島風に対して、関西風は具材を生地に混ぜ込むため、一体感のある食感を楽しめます。
ふっくらとした焼き上がりが特徴の関西風「お好み焼き」。山芋やイカを混ぜたりなど、各店によって入れる具材による食感やソースの味が違うので、お気に入りのお店を見つけてみてください。
水で溶いた小麦粉の生地に青ねぎをたっぷり混ぜ込んだ「ねぎ焼き」。青ねぎの風味が好きな人にはたまらない一品です。多くのお店で牛すじとこんにゃくを具材に入れるのが一般的です。
ソースではなく出汁醤油やレモン醤油につけて食べるため、お好み焼きよりもさっぱりと食べられます。こってりした料理が苦手な人や、軽めの大阪グルメを食べたい人におすすめのグルメです。
大阪の「いか焼き」は、いかの姿焼きではなく、小麦粉にいかを混ぜ込み、上下高温のいか焼き専用の鉄板で挟み焼きした粉もんの一種です。高温で一気に焼き上げるため、いかがぷりっと仕上がる大阪の「いか焼き」。生地のモチモチ食感といかのぷりっと食感が特徴で、お好み焼きやたこ焼きにはない味わいを楽しめます。
シンプルな食材と調理方法なのに、出汁といかの旨みが広がる「いか焼き」。外せない大阪グルメの一つです。
牛や豚の内臓を焼いて食べる「ホルモン焼き」。大阪の洋食レストランが発祥と言われています。焼き肉店では内臓全般のことをホルモンと呼びますが、「ホルモン焼き」で使用するのは主に牛や豚の腸です。
特性のタレや塩で味付けされたホルモンは、独特な食感と濃厚な旨み。焼き肉として提供されたり、やきとんとして串刺しで提供されたりします。大阪発祥のソウルフードをぜひご賞味ください。
「串かつ」は、牛肉や魚介類、野菜などを串で刺して衣を付けて揚げた大阪のB級グルメです。提供された揚げたての串かつを、卓上にあるソースに付けて食べます。このソースはお客さん同士で共有するため、二度付け厳禁であることも知られています。
「早い・安い・うまい」が揃った立ち食いのお店が多くある一方で、近年では高級食材を使用するお店や雰囲気がよくデートにも使えそうなお店も多数出店しています。
白味噌やみりんで牛すじ肉を長時間煮込んだ「どて焼き」。鍋のふちに土手状に味噌を盛るさまからその名が付いたと言われています。
白味噌の濃厚でまろやかな味わいが特徴で、ご飯のお供としてはもちろん、お酒のおつまみとしても愛されています。季節関係なく1年中食べられるグルメですが、味噌が身体を温めてくれることから特に冬季におすすめです。
大阪発祥の「かすうどん」とは、牛ホルモンを余分な水分と脂が抜けるまでじっくり低温で揚げた「油かす」を入れたうどんのことです。
油かすに出汁をかけると、出汁には油かすの旨みがとけ出し、油かすは出汁を吸って外側はカリカリ、なかはとろとろの独特な美味しさ・食感を生み出します。カロリーが高そうなイメージですが、高タンパク・低脂肪、コラーゲンが豊富な「油かす」。女性にもおすすめしたいグルメです。
「きつねうどん」は、出汁の利いたつゆに入れたうどん麺のうえに、だし汁、砂糖、醤油などで甘辛く煮含めた油揚げをのせたうどんです。明治26(1893)年に船場のうどん店「松葉家(現・うさみ亭マツバヤ)」で、添え物に出した油揚げを客が素うどんにのせて食べたことが、その始まりと言われています。
今や日本国内を飛び出し、世界各地でも愛されている「きつねうどん」。大阪で本場の味を堪能してみてください。
かつおや昆布をベースにした関西風のだしに、甘めの味付けをした牛肉と青ネギ、豆腐、半熟卵などが入った「肉吸い」。お肉のお吸い物や、肉うどんのうどんなしとも表現されます。
付け合わせに卵かけごはんが出てくるのが定番。卵かけごはんのうえに肉吸いの肉をのせて食べるとこれまた絶品です。また、卵かけごはんを口に入れたあとすぐに肉吸いの出汁を吸えば、あっさりした優しい甘辛だしと卵かけごはんのコクが口のなかで混じり合い、幸せな気分を堪能できます。
「てっちり」とはふぐを使用した鍋料理で、「てっさ」はふぐの刺身です。古くからふぐを食す文化があった大阪。江戸時代に多くの武士がふぐ毒で亡くなる事態が発生したことを受け、ふぐ食禁止令が発令されます。当時その危険性を表す意からふぐを「鉄砲」と呼んでおり、白身魚を使った鍋のちり鍋とくっついて鍋料理を「てっちり(鉄砲+ちり鍋)」、刺身を「てっさ(鉄砲+刺身)」と呼ぶようになったと言われています。
「てっちり」はふぐのあっさりとした味わいと昆布だしの旨みが特徴です。「てっさ」では美しい盛り付けと、プリっとしたふぐの食感を楽しめます。ふぐの旬は11~2月と言われているので、特に秋から冬にかけておすすめのグルメです。
「ちりとり鍋」とは底の浅い四角い鍋に山盛りの野菜とホルモンを煮る鍋料理です。名前の由来は、鍋の形がちりとりに似ていることから。辛味噌で味付けられているのが定番ですが、塩やカレー、豆乳などの特製タレを使用するお店もあり、店舗によって味わいが違ってきます。
また、ホルモン以外に鶏や魚介など、使用する具材もさまざま。熱した鍋のうえで、食材をタレに絡めながら食べる「ちりとり鍋」。大量の野菜は食べきれるか心配になりますが、その美味しさからペロリと食べてしまえるのも特徴です。
「バッテラ」は、薄く削いだ酢じめの鯖と甘酢で煮た白板昆布(おぼろ昆布の製造工程でできる板状の昆布)を重ねて、酢飯のうえにのせ、型抜きした押し寿司です。かつてポルトガルと貿易が盛んだったことから、小舟を意味する「バテーラ(Bateira)」が語源とされています。
さっぱりとした鯖と昆布の旨味がきいた「バッテラ」。鯖寿司よりも薄切りにされた鯖が乗っていることから、軽食としても食べやすいグルメです。
「ばらずし」は、一般的にちらし寿司のことを指しますが、大阪では穴子やしいたけなどの具材を刻み、酢飯に混ぜ込んだ五目ずしのことを言います。
「ばらずし」はちらし寿司とは異なり刺身は必須ではありません。酢飯のうえには錦糸卵や酢漬け生姜や紅しょうがなどを散らすのが定番で、手軽に華やかな料理を作れ、見た目も味も楽しめることから老若男女問わず人気です。
「完熟フルーツは美味しいのに皮が傷むと売れなくなるため、もったいない」という発想から、誕生した「ミックスジュース」。果物屋の店先で販売を始めたところ、評判を呼びました。同時期に喫茶店ブームが到来したこともあり、喫茶店メニューに加えたところ「大阪の喫茶店といえばミックスジュース」という風潮が広まり、定着していった背景があります。
牛乳にバナナ、ミカンの缶詰、砂糖などを加え、氷と一緒にミキシングした「ミックスジュース」は、しっかりとした甘さと濃厚な飲み心地が特徴。大阪のレトロな喫茶店でぜひ味わってみてください。
店主が改良に改良を重ねて開発した自家製の極太麺が売りの「堺うどん ちはや」。コシが強く歯応えがクセになると人気を集めている名店です。そんな「堺うどん ちはや」の名物が、「とり天ぶっかけ」。冷も温もできるうどんには、とり天が5つもトッピングされています。
サクサクジューシーなとり天には、佐賀県のブランド鶏を使用。ネギとしょうが、レモンを少しずつ加えれば味変も楽しめます。ランチタイムにはプラス100円でかやくご飯やいなり寿司、おにぎりなどを付けられるため、たくさん食べたい人にもおすすめです。
「泉州海鮮 きんちゃく家」は、目の前の岸和田漁港で水揚げされた新鮮な魚介類を食べられるお店です。なかでも脂のりがよく、甘みを感じられるしらすが人気。特に休日は早朝から多くの観光客で賑わいます。
生のしらすはもちろん、釜揚げしらすの両方を味わえる「泉州海鮮 きんちゃく家」。生食が苦手な人でもおすすめできるお店です。
昭和48(1973)年創業の「白扇」は、昔ながらの手打ちうどんを食べられる名店です。麺に使用する材料は、国産小麦粉と海塩、水のみ。機械は使用せずに手でこね、足で踏み、寝かせて、伸ばす昔ながらの工程を守っています。1本が長く、両端が薄くなっているのが特徴。おすすめの「肉うどん」では、ツルツルの喉ごしと甘めの出汁のベストマッチが味わえます。
数々の有名芸能人が訪れる「れすとらん源ちゃん」。隠れた名店として知られる穴場です。昭和11(1936)年の創業からずっと変わらない味で愛されています。
黒毛和牛を使った料理がメインのお店で、なかでもハンバーグは大人気メニュー。よく焼かれているのにお箸で割れる柔らかさと溢れる肉汁が堪らない一品です。ハンバーグ以外にもあらゆるものが美味しいという口コミがある「れすとらん源ちゃん」。ひとりでの訪問はもちろん、友だち連れや家族連れなど、複数人で訪れてそれぞれの料理をシェアするのもおすすめです。
味にうるさい関西人を唸らせるため日々、懸命にお好み焼きを焼く「お好み焼き きじ」。大阪では知らない人はいないとまで言われる名店です。店内は昭和レトロな滝見小路にピッタリのあたたかい雰囲気。定番の豚玉は、シソがアクセントになっており、あっさりと食べられます。
卓上にはコショウが置いてあり、お好みでかけることも可能。コショウをかけたお好み焼きは大人味でクセになること間違いなしです。
昭和36(1961)年創業の定食屋「ニューライト」。数々の著名人も訪れたお店で、セイロンライスが名物です。セイロンライスは、牛肉と玉ねぎをカレーパウダー、特製のデミグラスソースを煮込んだシャバシャバのルーとご飯を一緒に炒め、卵の黄身と薄めのカツをのせたグルメです。
スパイシーでコクのある旨味とカツの甘み、卵のコクが相性バツグン。まさに飲むように食べられるカレーです。
昭和21(1946)年創業の老舗うどん屋「道頓堀 今井」。定番メニューをはじめ、月によって限定メニューのうどんを楽しめるお店です。なかでも有名なのが、関西の夏の風物詩・鱧を使用した『鱧すきうどん』。新鮮な活鱧を丁寧に骨切りし、旬の味覚とともに堪能できます。
北海道産の天然真昆布、九州産のさば節、うるめ節を使用した今井ならではの“おだし”との相性も抜群。特に夏場に食べるのがおすすめです。
食い倒れの街・大阪でも屈指のグルメタウンと知られる鶴橋。創業から68年の創作キムチのお店「神戸商会」には、創作キムチだけでも約50種類あり、季節に合わせた素材で作るキムチが並びます。
自家製のヤンニョンジャンベースで味付けされたキムチは絶品。 定番の白菜キムチをはじめ、梅干しや牡蠣などの珍しいキムチも置いています。ほかでは見かけないキムチが盛りだくさんなので、ぜひ試してみてください。
「踊りだこ」は、1つにつきイイダコが丸ごと一匹入ったたこ焼きを販売するたこ焼き店です。一般的なたこ焼きはぶつ切りにしたタコが入っていますが、イイダコ丸ごと一匹が入っているので、足がはみ出るダイナミックさ。外はサクッと、中がふわふわっとした食感と、イイダコの歯ごたえある食感を楽しめます。大阪でも珍しいたこ焼きをぜひご賞味ください。
程よい出汁と塩味で絶妙な味わいが特徴の「たこ焼道楽わかな」のたこ焼き。きめ細かな小麦粉を使用しているため、中はとろりととろける食感です。
薬味はねぎと塩しょうが、天かす。熱伝導のよい銅板を使い強火で一気に焼き上げることで、外はカリッと仕上がります。ソースをつける一般的な食べ方以外にも、釜炊き塩をつける食べ方も人気。たこ焼き本来の旨みが味わえるため、常連客にも評判のお店です。
昭和23(1948)年創業の老舗串かつ屋「八重勝」。創業当時から変わらず、すりおろした山芋を衣に使用するのが「八重勝」流で、軽くサクサクとした食感が特徴です。
店の奥で煮込まれているどて焼きも名物で、来店したお客さんのほとんどが注文します。甘めに仕上がったどて焼きには多めの唐辛子がよく合います。串かつもどて焼きもお酒が進むB級グルメ。特に「今日は飲むぞ~」という日のディナーにおすすめのお店です。
昭和23(1948)年創業の老舗の喫茶店です。ミックスジュース発祥のお店としても知られています。味に厳しい大阪民の舌を満足させ、「美味しい!」と評判になったミックスジュースは、「冷コー(アイスコーヒー)」とともに2大看板メニューに。
リンゴやバナナ、桃、みかんを独自にブレンドしたミックスジュースは、ストローが自立するほど濃度が濃く、スムージーのような食感を楽しめます。ほかにもたまごカツサンドやカレーなど、軽食も楽しめるので、ミックスジュースと一緒にご堪能ください。
たこ焼やお好み焼き、イカ焼きなどの粉もんをはじめ、ミックスジュース、てっさ・てっちりなど、全国的に有名なB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できる大阪。まだまだ多くの魅力的なグルメがあります。本記事では、全国津々浦々、取材を重ねてきた旅サラダの厳選グルメを紹介しているので、大阪でのお昼ご飯や夜ご飯に迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年3月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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