【ロコレコ】海の街をまるごと味わう! 楽しい・美味しいを満喫する旅へ
2025.06.28
「さくらんぼ」や「ぶどう」、「桃」など、フルーツ王国と呼ばれるほど美味しい果物が豊富な山梨県。フルーツ以外にも、「ほうとう」や「吉田のうどん」といった小麦粉を使用した郷土料理や、豊な自然に育まれた「甲州ワインビーフ」、「甲州富士桜ポーク」など、美味しいグルメが盛りだくさんです。
今回は、そんな山梨の絶品ご当地グルメを15品セレクト。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も13店舗紹介しています。山梨でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
「ほうとう」とは、小麦粉を練って作った平たい麺と、かぼちゃや芋類、きのこ、肉などのたっぷりの具材を味噌仕立ての汁で煮込んだ山梨県の郷土料理です。
じっくり煮込んだ麺に野菜の旨みと煮干しだしが染みこんでおり、優しい味わいを楽しめます。山梨県では季節を問わず食されていますが、身体を温めてくれるため、とくに冬場に食べるのがおすすめです。夏場はクーラーで冷えた身体を癒すのにも最適。古くは戦国武将の武田信玄が陣中食として食べたと言われる「ほうとう」。山梨に来たら外せないグルメです。
「おざら」は、小麦粉、食塩、ぬるま湯でこねた麺を茹で、ざるに盛り、温かい醤油ベースのつゆに付けて食べる山梨の郷土料理です。
ほうとうよりも幅の細い麺は、茹でたあとに冷水で締めるため、つるつるで喉ごし抜群。お酒を飲んだあとの〆としても人気の高い料理です。米が貴重だった時代の暑い時期のごちそうとして食されていた「おざら」。夏バテ防止にも用いられるため、夏に山梨に行く際には旅程に組み込むことをおすすめします。
日本一硬いとも評される「吉田のうどん」。特定のお店のうどんではなく、富士吉田市で愛される郷土料理のうどんの総称です。硬さの由来は地域をあげて繊維業を営んでおり、作業をする女性の手が止まらないように、また女性の手が荒れないように、男性が昼食にうどんを作ったことから。腹持ちの良いうどんを作ろうと、力強く練ったところ歯ごたえ・コシの強いうどんが主流になったと言われています。
噛めば噛むほど小麦粉の風味・甘みを楽しめる「吉田のうどん」。トッピングは、キャベツや人参、馬肉などが一般的です。「農山漁村の郷土料理百選」にも選出された、伝統の味をぜひ堪能してください。
富士川町十谷地域の郷土料理の「みみ」。小麦粉をこねてのばし、一口大の正方形にして、片側の角をくっつけて三角形にしたものを、野菜と一緒に煮込みます。名前の由来は諸説ありますが、三角形に形成する生地が、農機具の箕(み)の形に似ていることからと言われています。
みそ味で煮ることから、「ほうとう」と似ているとも言われる「みみ」。こちらも諸説ありますが、十谷で源氏の武将が戦勝の祝い膳として食した伝説があり、縁起のよい食べ物としても知られています。そのため、日常食の「ほうとう」に対して、「みみ」は正月やハレの日の料理として食す違いがあります。
とくに試験や試合などを控えている方は、験担ぎとして食べておくと良い結果が得られるかもしれません。
「忍野(おしの)そば」は、優良そば粉の産地・山梨県忍野村の名物そばです。添加物不使用の素朴な味と、コシのある麺が自慢。風味豊かな美味しさの秘訣は、大陸性の爽やかな気候と富士の湧水です。
晩夏から早秋にかけて、富士山を背景にそばの花が咲き誇る光景を望める忍野村。どこか懐かしい日本の原風景を眺めながら、自然の恵みが生み出した優しい味わいを体験してみてください。時間がある場合は、そば・ほうとうの体験教室に参加するのもおすすめです。
「ラーほー」は、ラーメンとほうとうをかけ合わせた山梨県笛吹の新名物です。醤油ベースのスープが一般的ですが、お店によっては鶏白湯やフォー風味など、趣向を凝らした味を楽しめます。
いずれもほうとうの太麺がスープによく絡み、もちもちとした食感がラーメンとは一線を画す「ラーほー」。これからさらに脚光を浴びること間違いなしな新名物を一足先に試してみてはいかがでしょうか。
山梨県内におけるトマトの主要産地・中央市の商工会青年部が中心となって製作した「青春のトマト焼そば」。山梨県産甲州富士桜ポークと中央市産のトマトを使用したソースを焼そば麺にかけた、中央市の新名物です。
2007年誕生とまだ若い「青春のトマト焼そば」。爽やかなトマトの酸味と甲州富士桜ポークの甘み・コクがどこか懐かしく、元気が湧いてくる味です。昔、喫茶店で食べたミート焼そばを思い出す青春の味。とくに古くからの友人同士での旅行におすすめのグルメです。
「甲州ワインビーフ」は、ワインを絞ったあとのブドウ粕を飼料として与えられた牛肉です。ブドウ粕に含まれる大量の良質な繊維と酵素の働きにより肉質が向上。キメ細かくほんのり甘みのある牛肉に仕上がります。
ポリフェノールを多く含むブドウ粕を飼料としているため、酸化しにくく肉の臭みも少ない「甲州ワインビーフ」。肉特有の獣くささが苦手な人にもおすすめのグルメです。
雄鶏の山梨県産シャモと、雌鶏の白色プリマスロックの交配により誕生した「甲州地どり」。豊かな自然のなかで約120日間、のびのびと放し飼いで育てるため、身の締まりが良く、脂肪分は少なめ。旨みが凝縮されており、噛むほどに旨みと深いコクを味わえます。
医薬品や添加物も不使用で育てられるため、安心して食べられる「甲州地どり」。飲食店ではさまざまな調理法で提供されますが、特有の歯ごたえと鶏本来の味を感じられる焼き鳥がとくにおすすめです。
「甲府鳥もつ煮」は、鶏の砂肝やハツ、レバー、きんかん(産まれる前の卵)などの具材を、甘辛い醤油ダレで照り煮にしたグルメです。甲府市の名物で、同市内の多くの飲食店で提供されています。
近年、ご当地B級グルメとして注目を集めている「甲府鳥もつ煮」。そばの付け合わせやお酒のアテをはじめ、ごはんに乗せるなど楽しみ方は千差万別です。砂肝のコリコリ食感やきんかんのプチプチ感など、具材によって異なる食感を楽しめるのも、「甲府鳥もつ煮」の魅力です。
山梨県の畜産試験場が長い年月をかけて研究開発し、誕生した「甲州富士桜ポーク」。由緒正しい血統の豚に品質の良いエサを与え、山梨県内のエリート畜産農家によって育てられた「甲州富士桜ポーク」は、キメ細かな肉質で柔らかく、口のなかで脂肪が甘くとろけます。
保水性も高いため、ジューシーな口当たりが特徴の「甲州富士桜ポーク」。この味わいは、一食の価値ありです。
あわびを醤油で煮た「アワビの煮貝」。海のない山梨でこのグルメが名物となった理由には諸説ありますが、一説には江戸時代に伊豆沖で採れた新鮮なあわびを醤油で加工して樽詰めにして、甲州に運んだことがはじまりとされています。
生アワビに比べて旨み成分のグルタミン酸やアスパラギン酸が増加することで、より美味しさを楽しめる「アワビの煮貝」。ワインやビール、日本酒などのお酒のお供に最適な一品です。
ニジマスの生産量、全国3位を誇る山梨県。一般的なニジマスが100g程度で出荷されるところを、2~3年かけて1kg以上のジャンボサイズに養殖したニジマスを「甲斐サーモン」と名付け、出荷しています。
あっさりとした上質な脂が適度に乗った「甲斐サーモン」は、生食はもちろん、パスタやコロッケなど、さまざまな料理との相性抜群。一般的なサーモンよりも淡泊なため、クリーム系の料理とよく合います。非常に強力な抗酸化作用を持つアスタキサンチンを多く含むため、とくに女性におすすめのグルメです。
日本ワインの発祥の地で、生産量日本一の山梨県。年間の降水量が比較的少なく、日照時間が長いことなど、ブドウ作りに適した土地であったことで、ブドウの栽培が盛んに行われるようになったと言われています。
山梨産のブドウ100%で作られる山梨のワイン。2000年頃からはヨーロッパ市場でも勝負できるほど品質が高まり、国のお墨付きも得ています。世界に誇る日本のワインは、山梨に来たら飲んでおくべき一杯と言えるでしょう。
フルーツ王国と呼ばれるほど果物の生産が盛んな山梨県。年間の日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きいなど、果物が美味しくなる条件が揃っています。とくに有名なのが、ぶどうや桃、さくらんぼです。
新品種の開発も進む山梨のフルーツ。春はさくらんぼ、夏は桃、秋はぶどうと各フルーツ狩りも楽しめます。もぎたての美味しさは別格の美味しさ。その場で食べる美味しさをぜひ体験してみてください。
昭和47(1972)年創業の「甲州ほうとう小作」は、山梨県を中心に9店舗を展開している郷土料理レストランです。ほうとうをメインにおざらも提供する「甲州ほうとう小作」。おすすめはおざらで、冷えたほうとうをごぼう、人参、しいたけ等が入った醤油ベースのつゆにつけていただきます。
おざらは、店舗限定・季節限定での取り扱いです。店舗によって取り扱い時期も異なるため、公式HPを確認のうえ、訪問しましょう。
厳選したそば粉と敷地内の地下60mから汲み上げる富士山の伏流水を使った、本格手打ちそばが味わえる「天祥庵」。風情ある茅葺き屋根のお店で、食べるそばはまさに絶品です。看板メニューはぶっかけ。細麺のそばに自家製の焼き味噌と薬味をからめていただきます。
遠方から毎週のように足を運ぶお客さんもいるほどの名店「天祥庵」。手作り感満載のコシが強く香り高いそばは、一度は食べてほしい逸品です。
「新中国料理 大三元」は、創業以来70年の歴史を持つ中華料理屋で、笛吹市の名物B級グルメ・ラーほーを提供しています。「新中国料理 大三元」のラーほーは、鶏白湯。塩味であっさりしているのが特徴です。具材は、白菜、長ネギ、ニンニク、鶏肉。具だくさんなうえに少し太めの麺がスープとよく絡むため、満足度の高い食事を楽しめます。
「勝沼ぶどうの丘 展望ワインレストラン」は、甲府盆地や南アルプスを眺めながら、地元の食材を使った料理や勝沼ワインが頂けるレストランです。360度ぶどう畑に囲まれた小高い丘に位置しており、ぶどう畑が波打つ景色に時間を忘れて、食事を楽しめます。
日中の景色も壮観ですが、日暮れまたは夜景は格別です。とくに記念日などの特別な旅行におすすめのレストランです。
富士桜ポークや高原野菜等、地元の食材をふんだんに使用した料理を味わえる「まきばレストラン」。標高1,400mの場所にあり、窓際の席ではヤギや羊を眺めながら食事ができます。天気が良ければ富士山も拝める「まきばレストラン」。店内も開放的で、牛乳本来の味を大切にしたソフトクリームもあり、とくにお子さまに喜ばれるでしょう。
「ふじさん牧場」は、平成20(2008)年創業の牧場兼レストランです。レストランでは、ポリフェノールを豊富に含んだぶどうの搾りかすや、乳酸菌、炭等を混ぜた餌を与えた、牧場のオリジナルブランド・ワインラムを提供しています。好みが分かれやすいラムですが、ワインラムは柔らかく臭みのないジューシーな肉質。ラムが苦手な人でも食べやすいでしょう。
牧場では羊の餌やりや毛刈り、乗馬、バター作りなどの体験も可能。小さなお子さまでも楽しめる体験もあるので、子連れにもおすすめのスポットです。
大正2(1913)年創業の「奥藤本店」は、山梨の郷土料理が食べられるお店です。近年ご当地グルメとして注目を集めている鳥もつ煮の発祥のお店で、昭和25(1950)年頃に奥藤本店で誕生したのち、甲府近郊へと広まったと言われています。
新鮮な鳥のレバーやハツ、砂肝、きんかんを鍋に入れ、砂糖と醤油だけで味付けする奥藤自慢の品は、注文を受けてから調理するため、できたてを堪能可能。注文から15分ほどかかりますが、待って良かったと思える一品です。
「丸一高村本店 山中湖ハム」は、自社農場で育てた「富士ヶ嶺ポーク」を使用したハムやソーセージを販売するお店です。水、空気、塩など富士山の恩恵をいっぱいに受けて育てられた豚肉は、品質が良く、昔ながらのドイツの製法で作られるハム・ソーセージは、本場ドイツの食肉コンテストで金賞に輝いたこともある名品です。
ハム・ソーセージ以外にもコロッケやメンチカツ、精肉、野菜なども販売しており、ちょっとしたスーパーのような「丸一高村本店 山中湖ハム」。旅の終わりのお土産購入に立ち寄りたいお店です。
豊富な種類のカレーとクラフトビールを味わえる「八ヶ岳清里萌木の村ROCKカレー&クラフトビール」。麦芽粕を食べて育った甲州麦芽ビーフと地産の野菜を使用し、秘伝のスパイス、隠し味にいちごジャムを入れてじっくり10時間以上かけて煮込み、冷蔵庫で2日寝かせて仕上げたカレーはスパイシーでコクのある風味を楽しめます。
昭和12(1937)年創業のワイナリー「勝沼醸造」。有料のテイスティングコースでは、テイスティング専用の機械で8種類のワイン1,000円分の試飲が可能です。
小川のせせらぎが聞こえるテラスに出ると、勝沼の葡萄畑が眼前に広がり、壮大な自然を感じられます。解放感のなかでのテイスティングは、屋内のそれよりも格段にワインの味を底上げしてくれます。自然を感じながらワインを試飲する、貴重な体験はここならではです。
「みはらしの千果園」は、55種類のぶどう、25種類ほどの桃を栽培する農園です。ガイド付きのぶどう狩りやぶどうの食べ放題を行っており、ぶどう好きにはたまらないスポットでしょう。開催時期は、6月下旬から11月上旬。大人気のシャインマスカットは9月上旬から10月上旬がおすすめです。
アットホームな雰囲気で、ゆったりとした時間を過ごせる「みはらしの千果園」。売店では所狭しと並んだ果物を販売しているため、お土産購入にもおすすめです。
「河口湖サクランボ農園」は、サクランボ狩りを体験できる施設です。毎年6月頃に開園し、サクランボの王様・佐藤錦やサクランボのなかでも大粒のさおりなど、8種類のサクランボを食べられます。
ビニールハウスで栽培されているため、天候関係なくサクランボ狩りが楽しめる「河口湖サクランボ農園」。高い糖度と適度な酸味は何個でも食べられる味。ぜひ美味しいサクランボを食べに訪問してみてください。
「蔵元八義道の駅 はくしゅう店」では、南アルプス・八ヶ岳で、冬の寒さだけで製造された天然氷で作るかき氷が食べられます。不純物が一切入っていない天然の氷は透明度が高く、硬く溶けにくい性質を持ちます。この氷を削って作られたかき氷は文字通りふわふわ。シロップはすべて自家製で、新鮮なフルーツの味を堪能できます。開店前から列ができることもあるため、早めの訪問がおすすめです。
ほうとうや吉田のうどん、みみなどの粉もんをはじめ、甲州地どり、アワビの煮貝など、全国的に有名なB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できる山梨。まだまだ多くの魅力的なグルメがあります。本記事では、全国津々浦々、取材を重ねてきた旅サラダの厳選グルメを紹介しているので、山梨でのお昼ご飯や夜ご飯に迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年5月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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