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高知のおすすめ絶品ご当地グルメ16選!高知にしかない名物から人気の名店14選も紹介

農作物が育ちやすい地形に四万十川などの清流もあり水生生物の恵を受けやすい高知県。南側が土佐湾に面しており、黒潮の影響による漁業資源が豊富なため、魚介類も豊富に捕れます。自然豊かな環境で育まれた魅力的な食材が多い高知県では、それらを活かした絶品グルメも楽しめます。

そこで今回は、高知に行ったら食べたいご当地グルメメニューを16個紹介します。『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も14店舗セレクト。高知でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

目次

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高知のおすすめ絶品ご当地グルメ16選

1. かつおのたたき

「かつおのたたき」は、高知県の県魚であるカツオの表面を強火で炙り、中はレアのまま仕上げる料理です。香ばしく炙った身を薄切りにし、にんにくやしょうが、玉ねぎなどの薬味と一緒に、ポン酢や特製ダレで味わいます。保存技術がない時代に、鮮度が落ちたかつおを漁師が船上で食べるために生まれた料理と言われています。

炙った皮の香ばしさと中のレアな食感が絶妙で、お酒のアテに最適な「かつおのたたき」。年間通して食べられますが、とくに秋の戻りかつおは脂が乗っており、美味しいと評判です。

◆高知名物のかつおのたたきが食べられるお店『山本鮮魚店』

「山本鮮魚店」は、地元の野菜をはじめ、干物や果物、魚介のどんぶり物など、海と山の幸が並ぶ「久礼大正町市場」の中にある鮮魚店です。名物は新鮮なかつおで、藁焼きのたたきが自慢です。

大量の煙をまとわせながら焼く「燻し焼き」で作るため、燻製のような豊かな藁の香りが鼻をくすぐります。人気店ゆえに行列必至。早めの訪問が吉です。

山本鮮魚店

◆高知名物のかつおのたたきが食べられるお店『田中鮮魚店』

「田中鮮魚店」は、競り市場から店まで車で5分の距離にある鮮魚店です。午前6時に水揚げされたばかりの鮮度抜群の地魚が揃います。「田中鮮魚店」で購入した鮮魚は、隣接の漁師小屋で食べることも可能。オプションでご飯や味噌汁も付けられます。

おすすめはやはりかつおのたたきです。塩とニンニクも一緒に提供され、卓上には醤油とタレがあり、バリエーションの違う食べ方が可能です。なかでもおすすめは塩。かつおの旨みを最大限に引き出してくれます。こちらも人気店なので、お昼時には待ち時間必至なことを覚悟のうえで、来訪ください。

田中鮮魚店

2. ウツボ料理

迷彩模様で鋭い歯を持つウツボ。食用にしている地域は少ないな中、高知県では古くからウツボを食べる文化があります。そのため、料理のバリエーションも多彩。代表的なたたきをはじめ、唐揚げや天ぷら、アヒージョなどで楽しめます。

淡泊ながら旨みが強いウツボ。ぷりっとした食感は鶏肉に似たものがあります。なかなかお目にかかれない「ウツボ料理」。高知に行かれる際には、ぜひチャレンジしてみてください。

◆高知名物のウツボ料理が食べられるお店『大吉』 

隠れた名店と名高い「大吉」。高知の海の幸を味わえる予約制の居酒屋です。須崎の新鮮な魚をいただけますが、おすすめはウツボ料理。予約が必要ですが、ウツボのたたきや唐揚げといったコース料理も提供しています。持ち込んだ魚の料理も可能と、自由度の高さも嬉しいポイントです。

大吉

3. 四万十うなぎ

天然の清流で、水質の高い河川を多く有する高知県。うなぎの養殖が盛んであり、そのなかでも日本最後の清流と称される四万十川が産地の「四万十うなぎ」は、高知で最も地名度のある養殖うなぎブランドと言えます。

四万十の清流で育ったうなぎは、泥臭さなどの独特な臭みが少なく、脂が乗っていて柔らかいのが特徴。タレを付けて焼いた蒲焼きのほか、塩で食べる白焼きなどが代表的な食べ方です。豊富な栄養素を含み、夏バテ防止効果が期待できるうなぎ。高知旅行の景気づけに、食べるのもおすすめです。

◆高知名物の四万十うなぎが食べられるお店『四万十屋』

四万十川の幸を使った料理が人気のお店「四万十屋」。2階の縁側テラス席では、四万十川を眺めながらの食事ができます。

メニューで提供される食材は、天然物が中心。なかでも人気メニューはうなぎです。4~9月の漁期には数量限定で天然うなぎも提供しています。仕入れ状況によって提供可能数が変動することもあり、予約不可の早い物勝ち。漁獲量が減りつつある天然物のうなぎを食べられる、貴重な機会をお見逃しなく。

四万十屋

4. どろめ

「どろめ」とはカタクチイワシの稚魚、いわゆる生のしらすのことです。「泥のなかから目だけ出している」などの理由から「どろめ」と呼ばれています。

年間通して水揚げされますが、イワシが土佐湾沿岸で産卵期を迎える4~5月がとくに旬。身が締まった甘いドロメは、高知県内の居酒屋で出されるお通しとしても人気の高い逸品です。

◆高知名物のどろめが食べられるお店『三浦屋海産』

元文4(1739)年創業の老舗の海産物屋「三浦屋海産」。土佐湾の海沿いに位置する加工場の隣で、どろめをはじめとした海産物を販売しています。

どろめがあるときは、直売店の入り口に貼紙をするそうで、運試しに訪れてみるのもおすすめです。どろめ以外にも釜あげちりめん、釜だしちりめんもあり、バリュエーションが楽しめます。観光スポット化しているため客足が途絶えない名店です。

三浦屋海産

5. 室戸キンメ丼

「室戸キンメ丼」は、室戸市東側で獲れる金目鯛を使用した丼です。室戸沖で獲れた金目鯛を使用すること、金目鯛の照焼きと合わせて地魚の刺身をのせること、高知県産の具材にこだわることなど、5つの規定を満たすことをルールとしています。

全店共通価格で食べられる「室戸キンメ丼」。各店独自の出汁もついており、趣向を凝らした味わいを楽しめます。

6. 皿鉢料理(さわちりょうり)

「皿鉢料理(さわちりょうり)」は、高知の代表的な食文化で、直径36cmから39cmの大皿に高知県産の山の幸、海の幸を贅沢に盛り付けた料理の様式のことを指します。いわば高知県産に限定されたオードブルです。

盛り付けられる料理はさまざまで、旬の刺身やかつおのたたきなどの生もの、姿寿司や田舎寿司、煮物、和え物、揚げ物に加えて甘い物や果物、蒸し鯛などが並びます。見た目のダイナミックさに驚くこと間違いなしの「皿鉢料理」。高知の食文化をぜひ体験してみてください。

7. 田舎寿司

出典:農林水産省ウェブサイト

「田舎寿司」は、野菜を使ったお寿司です。高知県の山間地帯に伝わる行事食で、県内で採れる山の幸がふんだんに使用されます。昆布や海苔が手に入りにくかった時代に、山で採れる食材を代わりに使ったのがそのはじまりとされています。

地域によってもネタは違いますが、りゅうきゅう(はすいもの茎)やみょうがの甘酢漬け、甘めに煮たしいたけやこんにゃくなどが一般的。全国的にも珍しい野菜をネタに使ったお寿司は、高知で食べておくべきグルメのひとつです。

◆高知名物の田舎寿司が食べられるお店『サニーマート とさのさと 御座店』

高知県を中心に出店しているスーパー「サニーマート」。地場産品を活かした商品展開を行い、田舎寿司など高知らしいグルメが揃っています。

とさのさと御座店では、中四国最大規模の産直市が併設されており、グルメ以外にも高知土産を購入するのにおすすめの場所です。1階にはイートインコーナーもあるため、手早くランチを済ませたいときにも重宝するでしょう。

サニーマート とさのさと 御座店

8. ごめんケンカ軍鶏

「ごめんケンカ軍鶏」は100%純血種で、全国的にも珍しい昔ながらの軍鶏です。江戸幕府倒幕の立役者である坂本龍馬も愛したと言われる軍鶏は、引き締まった肉質による歯ごたえと味の濃さが特徴。噛めば噛むほど染み出てくる旨味と弾力のある噛みごたえは、混血種の軍鶏とは一線を画します。

そんな貴重な軍鶏の生産地である高知県では、シャモ鍋をはじめ、焼肉、どんぶり、すき焼きなど、さまざまなバリエーションで「ごめんケンカ軍鶏」をいただけます。

◆高知名物のごめんケンカ軍鶏が食べられるお店『軍鶏伝』

「軍鶏伝」は、高知の観光名所のひとつ、集合型の屋台村・ひろめ市場内にある軍鶏料理専門店です。南国市後免町で生産される、100%純血種のごめんケンカ軍鶏を食べられます。

年間飼育頭数は1,500羽ほどの希少性が高い幻の軍鶏は、凝縮した旨みとしっかりとした歯ごたえが特徴。幕末の風雲児・坂本龍馬の大好物の軍鶏鍋では軍鶏の旨みがしみ出しており、汁まで飲み干したくなる美味しさです。

軍鶏伝

9. 四万十ポーク

写真はイメージです

「四万十ポーク」とは、日本最後の清流「四万十川」流域の町・四万十町の高南台地で育てられた豚です。済んだ空気のなか、飼料にこだわり手塩をかけて育てられた豚は、柔らかな肉質と良質な脂を有しており、平均的な国産黒豚に比べて、コクとまろやかさ、旨み成分が多く、甘みが強いのが特徴です。

麦豚、米豚、芋豚の3種類がある「四万十ポーク」。各豚による味の違いを感じながら食事をするのも楽しいでしょう。

◆高知名物の四万十ポークが食べられるお店『ゆういんぐ四万十』

「ゆういんぐ四万十」は、四万十のお土産を販売するお店とレストランが併設した観光物産センターです。レストランで使用する豚肉は、すべて四万十ポーク。なかでもおすすめは、四万十ポーク3種丼です。味付けの違う四万十ポークが3種類と、高知県産の野菜が乗ったご当地丼は、一般的な豚丼よりも野菜が入っている分あっさりと食べられます。

ほかにもオムライスやうな重、ラーメンなど、さまざまなメニューがある「ゆういんぐ四万十」。開店から10時までは朝食バイキングも提供しているので、がっつり食べたい人にもおすすめです。

ゆういんぐ四万十

10. 鍋焼きラーメン

土鍋で提供される「鍋焼きラーメン」。鶏ガラ醤油ベースのスープ、少し硬めの細ストレート麺で、親鳥、ねぎ、生卵、ちくわなどが具にトッピングされているなど、7つの定義を満たしたものが認定されます。

土鍋で提供される理由は、最後まで熱々の状態で食べてほしいという発祥店の店主のはからいによるものです。発祥店はすでに閉店していますが、当時の味が忘れられない熱狂的なファンがおり、復活した「鍋焼きラーメン」。高知の思い出とともに刻まれる忘れられない味をぜひ堪能ください。

◆高知名物の鍋焼きラーメンが食べられるお店『橋本食堂』

須崎名物・鍋焼きラーメンの人気店「橋本食堂」。有名人のサインやレトロなポスターが貼られた店内はどこか懐かしさを感じます。

鍋焼きのため、提供までは少々時間がかかりますが、待ち時間も期待値を上げるスパイスです。鶏ガラでとった醤油ベースの素朴な味は、旅で疲れた身体に染み渡る美味しさ。開店と同時にほぼ満席になるため、早めの訪問がおすすめです。

橋本食堂

11. 中日そば

昭和27(1952)年に誕生した「中日そば」は、うどんだしに中華麺を入れた型破りなスタイルのそばです。半世紀にわたり地元民から愛されきた高知県香南市のご当地料理は、メディアに取り上げられたことをきかっけに話題となり、観光客から注目されるようになりました。

肝心の味は、「どこか懐かしい味」。獲れたての新鮮なしらすのゆで汁を使用したスープを一口飲めば、その優しさが身体に染み渡ります。ほかに類のない唯一無二の味をぜひ高知来県の機にお試しください。

◆高知名物の中日そばが食べられるお店『とさを商店』

「とさを商店」は、創業61年の老舗食堂です。名物の中日そばを中心にちりめんおこげや、香南市のニラを使った香南ぎょうざがあります。ベーシックな中日そば以外にも高知県産の軍鶏が入ったしゃも中日や、出汁の利いたカレースープのカレー中日、ちりめん丼セットなど、香南の名物グルメを堪能できます。しらす出汁の優しい味は、とくに飲みすぎた次の日におすすめです。

とさを商店

12. ニラ塩焼そば

ニラの生産量日本一の高知県香南市。町おこしのために生まれたのが、麺が隠れるほどニラが入った「ニラ塩焼そば」です。麺とニラ、豚肉をベースにお店によって天かすや刻み海苔、目玉焼きなどがトッピングされています。

名前のとおり塩だれで味付けられている「ニラ塩焼そば」。塩だれにすることでニラの甘みを最大限に引き出しています。香南市でしか食べられない「ニラ塩焼そば」。香南市に行かれる際には、ぜひご賞味あれ。

◆高知名物のニラ塩焼そばが食べられるお店『廣末屋』

「廣末屋」は、昭和57(1982)年創業の老舗のお好み焼き店です。メニューで使用するニラは、店から徒歩5分の生産者から直接仕入れるため新鮮そのもの。

お好み焼きもさることながらおすすめは、ニラ塩焼そば。ニンニクベースのオリジナル塩だれでシンプルな味付けのニラ塩焼そばは、見た目のボリュームに反してあっさり食べられると評判です。カウンターでは目の前で焼いてもらえる、ライブ感も楽しめるお店です。

廣末屋

13. 屋台餃子

酒の国と称される高知県では、屋台文化が色濃く残り、一昔前からは数は減ったものの屋台営業しているお店が多くあります。飲みの〆にはラーメンが定番ですが、高知ではお酒のアテにも〆にもなる「屋台餃子」の文化が生まれました。

〆に好まれることもあり、「屋台餃子」は小ぶりサイズ。焼き揚げたパリパリ食感で多くの人を魅了しています。具材にも工夫があり、生産量日本一のニラや生姜がたくさん入っているため、重さがなく飲み会後の〆に最適です。

◆高知名物の屋台餃子が食べられるお店『屋台安兵衛』

「屋台安兵衛」は、屋台餃子の元祖と言われるお店です。昭和45(1970)年創業で昔ながらの屋台スタイルを継承しており、古き良き雰囲気のなか〆の食事を楽しめます。

高知県産のニラとショウガが入った餡を薄皮で包み、蒸し焼きにしたあとに鉄のフライパンで揚げ焼きする屋台餃子は、皮はパリッとなかはジューシー。深夜でもお客さんが絶えない人気店です。

屋台安兵衛

14. 日高村オムライス

写真はイメージです

村長のオムライス好きが高じて、村おこしの商品となった「日高村オムライス」。高知県民を中心に徐々に知名度を高め、今では国内外からオムライスを目当てに訪問する観光客がいるほどになっています。

「日高村オムライス」の条件(約束)は、日高村のトマトを使用すること、できるだけ地場野菜を使用すること、食べる人を笑顔にすること。現在9店舗のお店が村おこし企画のオムライス街道に参加しており、各店趣向を凝らしたオムライスを楽しめます。

15. いも天

お米が貴重だった時代からさつまいもを栽培していたこともあり、高知では日常的に食べるようになったさつまいも。いも餅や芋けんぴなど、さつまいもを加工した商品が多数あります。

なかでも人気が高いのが「いも天」です。各店秘伝の配合で砂糖や塩を混ぜ込んだ衣はほのかに甘く、ふっくらとしており、冷めてもおいしく食べられます。道の駅やスーパーなどで販売している「いも天」。食べ歩きにもおすすめのグルメです。

◆高知名物のいも天が食べられるお店『日曜市のいも天』

「日曜市のいも天」は、40年以上高知県民に愛されているソウルフード「いも天」の専門店です。高知県産の金時系芋「土佐紅」を使用しており、ほっくりとした食感を楽しめます。衣の材料・配合は門外不出の企業秘密。粉のみの販売もあります。

衣はさくさくで、黄金色のなかはホクホク。この味が忘れられずにリピートする人多数の「いも天」をぜひ食べてみてください。

日曜市のいも天

16. 芋けんぴ

高知県生まれの「芋けんぴ」は、さつまいもを長細く切り、油で揚げ、砂糖蜜を絡めた郷土菓子です。「堅干」と表記されるように、硬くポリポリとした食感が特徴の「芋けんぴ」。さつまいもにはビタミンC、食物繊維などの栄養が豊富に含まれており、健康的なおやつでもあります。

ただし、砂糖をたっぷり使用しているため、カロリーは高め。美味しすぎて止まらなくなるため、食べ過ぎには注意が必要です。

◆高知名物の芋けんぴが食べられるお店『芋屋金次郎 卸団地店』

「芋屋金次郎」は、高知銘菓の芋菓子専門店です。芋けんぴや芋チップなどの特産品であるさつまいもを使用した芋菓子を6種販売しています。一番人気は、直営店でしか買えない「揚げたて芋けんぴ」。通常のものも美味しいですが、揚げたてはまた別格です。試食を配っているので、気になる方はぜひ食べてみてください。

店内にはカフェスペースが併設されており、焼き立てスイートポテトやソフトクリーム、お芋のモンブランなどのスイーツとコーヒーなどのドリンクもいただけます。

芋屋金次郎 卸団地店

まとめ

海と陸、川など、自然の恵みによるグルメが満載の高知。全国的に有名なB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、本記事ではとくにおすすめのグルメを紹介しています。高知観光のなかで「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年5月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

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