熊本県八代市|優しさと温かさを感じる街で 大自然と多彩な食に癒やされる時
2025.09.06
利根川や那珂川、久慈川などの河川、霞ヶ浦及び北浦の湖と水に恵まれ、平地に富む茨城県は、北海道、新潟に次いで耕地面積が全国3位と農業が盛んです。太平洋に面する長い海岸線もあり、海の幸にも恵まれています。その豊富な農作物や海産物を背景に、郷土色豊かなグルメが発展してきました。
そこで今回は、茨城に行ったら食べたいご当地グルメメニューを15品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛される有名店や穴場のお店も16店舗セレクトしています。茨城の食の豊さを感じられるおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
常陸牛は茨城を代表する黒毛和牛の最高級ブランドです。30カ月あまりにわたって、磨かれた飼育管理技術と厳選された飼料で育てられて、食肉取引規格A、Bの4と5等級に格付けされた肉質の優秀なものだけが常陸牛を名乗ることができます。
常陸牛は部位に合った料理方法で食べることが推奨されていますが、リブロ-ス・サーロイン・ヒレ・ランプの部位は赤身にほどよく脂肪の入った柔らかい霜降りが日本人好みです。肩ロース・モモも焼肉やすき焼きなどに向いています。茨城観光のご馳走として食べてみては?
現在は、ベトナムの他、アメリカ、タイ、シンガポールなどにも輸出され、肉質についてはもちろんのこと、衛生的かつ快適な牛舎や放牧等の実施によるストレスの少ない飼育環境という点でも高評価を得ています。
常陸牛のセットやコース料理など幅広いメニュー構成を提供する地元で有名なレストランです。水戸の本店『肉のイイジマ』が誇る茨城県産のおいしい肉を使ったステーキやハンバーグ、しゃぶしゃぶ、牛鍋、またシーフードもメニューに並んでいます。
「常陸牛五福盛り合わせ」は、常陸牛を使った人気メニューのひとつ。3つの部位のステーキ、カツ、ビーフシチューとして常陸牛を堪能できる、満足感のあるコースです。
普段の食事はもちろん、誕生日や結婚前の両家顔合わせといった大切な日など、地元の人たちにとってはお祝いや宴会、法事など、行事で利用するお店のひとつとしても知られています。
茨城県の中央部にある笠間市で昭和51(1976)年創業、最高級黒毛和牛の常陸牛がおいしいと有名な焼肉店です。木がふんだんに使われた落ち着いた雰囲気の店内には、美しいサシの入った常陸牛が貯蔵庫の中で熟成されている様子も見られ、提供しているブランド牛「常陸牛」への信頼も厚いお店です。
店長が目の前で焼く「常陸牛ランプ」が名物メニューのひとつで、オリジナルのたれとお肉の相性が抜群です。またランチタイムは、ステーキランチなどで高級ブランド牛の常陸牛が気軽な値段で食べられるセットも用意されています。デザートとして食べられる焼きアイスも好評です。
茨城県は豚肉の生産量が全国第6位を誇ります。県内で有名なブランド豚が「ローズポーク」です。昭和58(1983)年に誕生し、肉色がバラの花のように美しいこと、そして茨城の県花がバラであることから名付けられました。
「ローズポーク」はシンプルに塩のみで味付けしても十分においしく、合わせる食材の魅力を引き立てると評判です。一般的な国産豚と比べて、うま味アミノ酸は2.7倍、甘味アミノ酸は1.5倍も多く含まれているという調査結果も出ています。そのおいしさの秘密は、食べている飼料。繊維が多い大麦を多く配合することで消化に時間がかかり、肥育期間は長くなりますが、その分良質な脂肪がつき、風味豊かで品質の高い豚肉に仕上がります。
飼育する豚や使用する飼料以外にも、生産者や販売店まですべて指定されている「ローズポーク」。生産地から食卓まで安全に届く体制を整えています。
地元出身でとんかつ一筋の店主が、2017年に独立して開いたとんかつ専門店。茨城の銘柄豚「ローズポーク」に、季節や気候に合わせて調整するパン粉をまとわせて、程良く香ばしい比率でコーン油とごま油をブレンドした、100%植物油で揚げたとんかつを提供しています。
ガーリックバター風味のとんかつ「八戒とんかつ」や茨城県民のソウルフードの納豆を乗せた看板メニュー「水戸納豆とんかつ」などオリジナルメニューも豊富です。スタンダードから工夫を凝らしたオリジナルまで、とんかつの定食は特選ロース、上ヒレ、ヒレ、ロースが選べます。
全国でもトップクラスの地鶏ブランドとして有名な「奥久慈しゃも」。茨城県北部、阿武隈山系と八溝山系の山々に囲まれた自然豊かな奥久慈で、一般的な鶏と比べ約3倍の期間、のびのびと運動しながら大切に飼育されています。
そのおかげで、肉質は低脂肪で歯ごたえがあり、しっかりと締まっていて、深い味わいと香りを持つと料理人からも高い評価を受けていて、しゃも鍋や唐揚げ、ガラを使ったスープなど、幅広い料理に使われます。
「奥久慈しゃも」はジューシーさもありながら、一般的な鶏(ブロイラー)に比べ脂質は約40%、カロリーは約80%と、低脂質・低カロリーでヘルシー。日本を代表する地鶏の最高傑作のひとつといわれています。
大子町の「弥満喜(やまき)」は奥久慈の雄大な自然と澄んだ空気、清らかな水で育った奥久慈しゃもを専門に扱う繁盛店です。
奥久慈しゃものガラから取ったコクのある出汁100%のスープでいただく「奥久慈しゃも鍋」、すき焼き風の甘辛の味付けの「奥久慈しゃもすき鍋」、珍しい「奥久慈しゃも天ぷら」などが楽しめます。ランチなら濃厚な味わいの奥久慈しゃものたまごを使った「奥久慈しゃも丼」、奥久慈しゃも塩焼きなども手軽に奥久慈しゃもを味わえるメニューです。
料理によってオス・メスを使い分け、鍋には柔らかいメスのみを使用するなど、こだわっています。
茨城を代表する冬の味覚、あんこうは11月から3月がシーズンです。親潮と黒潮が交わり、餌となる魚が豊富な常磐沖で獲れるあんこうは格別で、茨城でしか食べられない名物のひとつです。味は淡白ですが、コラーゲンたっぷりで、身は脂肪が少なく低カロリーな点も魅力です。
あんこうは「食べられないところが無い」といわれるように、骨以外はすべて食べられることでも知られます。肝を溶かした濃厚な「どぶ汁」、「あん肝」や「あんこうの共酢」など楽しみ方は多種多様。その中でもあんこう鍋は、あんこうのおいしさを余すことなく味わえることで人気です。各部位が持つ食感の違いを楽しみながら、最後まで飽きることなく食べられます。
古くから栄えた天然の入り江、平潟港から近い『あんこうの宿 まるみつ旅館』。全国ご当地鍋フェスタで2年連続優勝した名物「あんこう鍋」が自慢の温泉宿です。料理長が自ら市場に足を運び、厳選した新鮮な魚介を使った料理が評判で、とりわけあんこう料理を目当てに多くのリピーターが訪れます。
あんこうを余すところなく堪能できる「あんこうづくし」をはじめ、定番のあんこう鍋、濃厚な味わいのどぶ汁、爽やかな共酢など、季節を問わず多彩なあんこう料理が用意されています。日帰りプランのランチでは「あん肝ラーメン」など手軽に楽しめるメニューも人気です。
茨城県で有名な魚介類の一つに、「鹿島灘はまぐり」と名付けられた純国産のはまぐりがあります。鹿島灘の沿岸は、砂地が広がっていて大人の握りこぶしより大きなはまぐりが獲れる絶好の漁場です。大洗町・鹿島灘・波崎の三つの漁業協同組合にとっては、輪番制で計画的な漁を実施し、保護区域も設けるほど、大切な資源として鹿島灘でしか食べられないはまぐりを守っています。
はまぐりには、うま味成分のコハク酸が豊富に含まれているほか、ビタミンB12、鉄、カルシウム、タウリン、亜鉛といったミネラルもたっぷり。貧血予防や高血圧症、滋養強壮に効果があるといわれています。
はまぐりの旬は春で、ひな祭りの食卓を彩る食材としても知られていますが、産卵を控えた6月から7月頃も身が太って旨みが濃くなるおいしい時期です。
『浜焼き漁師小屋』は、鹿嶋旧港の釣船「幸栄丸」が、新鮮な魚介の魅力を知ってほしいとオープンしたお店です。
鹿島灘で採れたはまぐりを中心に、かきやさざえなどのはま焼きも人気のメニューです。はまぐりが開いて、ぐつぐつと貝のスープが煮立つはまぐりはブリブリとした食感も魅力。他にも牡蠣やほっき貝、えびなど、はま焼きの醍醐味を求めて遠方から訪れる人も多いそうです。
ランチにぴったりな日替わり定食や刺身定食、煮魚定食、シラス丼などは、鹿島沖で獲れる季節の魚介を贅沢に使用しています。さらにあら汁がサービスされるのもお得感あり。新鮮な魚介類の味わいを存分に楽しめます。
大洗町の那珂川沿いにある『味処 大森』は、大洗で採れた新鮮な魚介類をさまざまな料理法で提供しています。
特にいわしの活造りは、近くの港から仕入れて店内のいけすで回遊させているものを注文が入ってからさばいています。前菜から柳川鍋風まで7品目で構成するオリジナルのいわし懐石も人気のメニューです。
夏はカキ、伊勢海老やウニ、冬はあんこうが食べられるほか、焼きはまぐりは一年中用意されています。店の名物、特選海鮮丼は、旬の刺身がこぼれそうなほどたっぷりでランチにぴったりです。
「しらす」は、かたくちいわしやまいわしの稚魚です。獲れたての半透明な姿が、茹でると白くなることからその名がつきました。黒潮に乗って沿岸にやってくる「しらす」は、茨城県を代表する魚介類の一つです。
茨城県では、すべての漁協(平潟、大津、川尻、久慈町、久慈浜丸小、磯崎、那珂湊、大洗町、鹿島灘、はさき)でしらすが水揚げされています。主な漁法は船曳網漁業で、茨城のしらす漁は1隻の船で網を曳く「一艘曳き」が特徴です。短時間で網を揚げられるため、新鮮なしらすが生きたまま漁獲され、透明さと鮮度を保ったまま港まで運ばれます。
新鮮なしらすは、主にしらす干しや釜揚げしらすに加工されます。漁港で味わう獲れたての生しらす丼は、海のそばでしか食べられない贅沢な料理です。茨城で漁港のそばに立ち寄ったら、ぷりぷりした食感と濃厚な旨みを味わってみませんか?
平成22(2010)年4月にオープンした大洗町漁協直営店の『かあちゃんの店』。大洗で水揚げされた旬の地魚を気軽に楽しんでもらいたいと漁協女性部がによって運営されています。厨房では浜のかあちゃんが腕を振るい,元気な掛け声と笑顔で活気に溢れています。
メニューは日替わりが基本で、魚を熟知した女性たちが、鮮度抜群の「生しらす丼」、「旬のおさしみ定食」、刺身2点盛りとかき揚げをセットにした「かぁちゃん御膳」などをつくっています。酢の物や漬物も手作りで、ランチに大洗の家庭の味を楽しむことができる温かいお店です。
霞ヶ浦北浦のしらうおは、湖の中で一生を過ごします。サケ目しらうお科に属する魚で、ハゼ科の「シロウオ」やイワシの稚魚「シラス」とは異なります。寿命は1年で、獲れたては透明に輝くことから、地元では「ダイヤモンド」とも呼ばれる美しい魚として有名です。
クセがなく食べやすいのが特徴で、脂肪が少なく、カルシウムなどのミネラルが豊富です。地元では、佃煮や煮干しなどの加工品だけでなく、新鮮なものは刺身、かき揚げ、お吸い物、卵とじなど、さまざまな料理で楽しまれています。
しらうおは、霞ヶ浦北浦周辺のスーパーや道の駅などで手に入れることができます。
水戸を代表する名物といえば納豆。もともと茨城県は、農家などで納豆が盛んにつくられていましたが、水戸納豆の名前が知られるようになったのは明治になってから。かつて納豆が江戸に出回っていたと書かれた古文書を読んだ人物が、納豆を水戸の名物にしようと製造に乗り出したのがきっかけでした。水戸の納豆が全国に有名になったのは、明治22(1889)年に鉄道が開通し、駅前広場で売り出されたことがきっかけです。
水戸の納豆は小粒であることが特徴です。水戸市の北を流れる那珂川の流域は、増水や氾濫が多く起こりました。流域の畑では、水害に対して抵抗力がある粒の小さい大豆が盛んに栽培されていました。その大豆が小粒でおいしくご飯に絡みやすいと納豆に使われてきた歴史があります。
『だるま納豆』は、昭和23(1948)年に水戸市柳町で創業した納豆メーカーです。平成に入ってから茨城県産納豆小粒大豆の使用率を高め、大豆にこだわった納豆づくりに励んでいます。
スーパーなどでよく見かけるパック納豆のほか、昔懐かしいわら納豆、松の木の薄い皮(経木)で包んだ三角形のユニークな経木納豆はお土産にもぴったりです。
また、黒豆の納豆や納豆ドーナツ、日持ちがするチョコ納豆、納豆スナック、水戸納豆ラーメンなど、ここでしか食べられない珍しい商品もつくっています。
昭和55(1980)年にオープンした洋食屋さん。オムライスが名物で、その中でも『だるま納豆』を使用した水戸市ならではの「納豆ハヤシオムライス」が看板メニューです。「水戸名産の納豆を使った美味しい洋食をつくれないか」という想いから、15年の歳月をかけて完成しました。隠し味として納豆には柚子胡椒、ソースにはハバネロが入っていいます。意外性のある納豆とハヤシソースの組み合わせがおいしいと評判です。
ボリューム満点のプリンアラモードや自家製レモネードなどカフェメニューも充実。水戸観光の途中で、水戸らしいランチが食べたいときに立ち寄りたいお店です。
昭和44(1969)年創業の水戸で長く愛される小さな定食屋さんです。定食のほか、丼物やラーメン、グラタンまで豊富なメニューを取り揃えています。
名物は、水戸観光協会が推進するご当地グルメ「ねばり丼」で、この店でしか食べられない味。天狗納豆をはじめ、オクラ、とろろ、なめこ、めかぶ、野菜や海苔、さらにはうなぎまで盛り込まれ、特製醤油ダレをかけて豪快に混ぜていただきます。納豆料理のレパートリーが豊富で、ほかにも「とんかつ納豆」や「あじフライ納豆」といったあまり見かけない納豆料理が揃っています。
「常陸秋そば」は香り・味わいに優れる蕎麦のブランド品種です。大きくて黒褐色の実は粒ぞろいもよく、見た目もいいことで知られます。江戸時代から「そばどころ」として知られていた茨城県は、さまざまな在来種が栽培されてきました。「常陸秋そば」は、常陸太田市付近で育てられていた在来種を茨城県が昭和60(1985)年にブランド品種としたものです。風味豊かな「常陸秋そば」は、そば職人や全国のそば通に有名です。
大根や牛蒡などの根菜類やネギなどを具材にした「つけけんちんそば」と「けんちんそば」が郷土料理として親しまれているほか、毎年11月から2月に茨城県内各地でそば祭りが開催されるなど、そばは地元の人たちに愛される存在です。
のどの奥から鼻腔に抜ける香りが強い常陸秋そばの専門店。県北部の契約農家から玄蕎麦を仕入れ、その日使う分の蕎麦を当日朝に打っています。提供しているのは常陸秋そばを毎日製粉して打った十割蕎麦と明石産の海苔を一番粉に練りこんだ、磯の香りがたまらない磯切り蕎麦の2種類。2種類どちらも同時に楽しめる「付け鴨けんちん二色そば」もおすすめの逸品です。
奥久慈しゃもの親子丼をメインに茨城の味を盛り込んだ「満腹奥久慈しゃも膳」や天然特大ホタテ貝柱天ざるなど贅沢な食事が楽しめます。「無添加自家製アイス(そば)」もこの店でしか食べられない味です。
70年以上続く老舗の手打ち蕎麦のお店です。茨城県が全国に誇るブランド品種常陸秋そばの中でも、地元・常陸太田金砂郷産の常陸秋そばでそばをつくっています。
毎日、開店前に玄そばを石臼挽きし、その日の気温や湿度に合わせて水の加減を調節し、常陸秋そばの魅力、香りを飛ばさないよう丁寧にそばを打っています。そばは、食べごたえのある「太麺」と、のどごしのよい「細麺」を選ぶことができます。
茨城県北地域の有名な郷土料理で看板商品でもある「けんちんそば」は、具がたっぷり入っているのも魅力。秋から春は、ネギ、大根、ごぼう、こんにゃく、ニンジン、シメジ、芋がらなどがたっぷり入っています。夏になると夏野菜を使った「夏けんちん」が人気です。
「スタミナラーメン」は甘辛いあんともちもちした太麺がからみ合う茨城のご当地ラーメンです。1970年代に現在のひたちなか市にあった中華料理店が考案しました。周囲の学校に通う学生たちに腹持ちがよく栄養たっぷりの食事を提供しようと考えられたと伝わっています。当時は廃棄されることが多かったレバーと、茨城で入手しやすい野菜を生かしてつくられました。
レバーなど肉の他には、キャベツ、にんじん、かぼちゃなど具材がたっぷり。中でもあまりラーメンに使われないかぼちゃで、甘さとぽってりとした食感を生み出しています。
麺や具材はお店ごとに工夫されていますが、ラーメンの上に熱々の餡をかけた「ホット」と、冷たく締めた麺に熱々の餡をかけた「冷やし」の2種類があることは「スタミナラーメン」の大きな特徴です。
茨城のご当地ラーメンとして人気の「スタミナラーメン」が食べられお店。冷たい「スタミナラーメン」と温かい「スタミナラーメン」の2種類があります。スタミナラーメンは、レバーを使用するお店が多いですが、麺屋めん吉では食べやすさを重視してバラ肉を使用。冷水で締めた太麺に、豚バラ肉とカボチャ、キャベツ、ゆでたまごが入った熱々の甘辛醤油あんがたっぷりかかっています。
「スタミナラーメン」以外にも「もつ辛ラーメン」など全部で10種類のオリジナルラーメンが用意されているほか、自家製のチャーシューがおいしいと評判。地元で愛される食堂といった風情で、家族連れも入りやすいお店です。
筑波山名物の「つくばうどん」。名前の由来は使用する地元食材、つくば茜鳥のつくねの「つ」、地元産シイタケやゴボウなど黒野菜の「く」、茨城県が誇る銘柄豚ローズポークのバラ肉の「ば」としていることからも、強い郷土愛が伝わってきます。麺には地元産レンコンパウダーが練り込まれていることも大きな特徴です。
筑波山頂の茶屋や筑波山神社前の仲見世など、「つくばうどん」を提供するお店は複数あります。名前の由来でもある「つ」「く」「ば」の食材とレンコンパウダー入り麺を使うことは守った上で、それぞれのオリジナルのつくばうどんを展開しています。ケーブルカーの筑波山頂駅から近いバーナーエリアで調理できるセットも販売されていて、登山愛好家のランチとして親しまれています。
大洗で長く親しまれてきたソウルフードが「たらし焼き」です。大正時代に生まれ、昭和20~40年頃には町に50軒以上の「たらし焼き」を出す店があったといわれます。現在、提供するお店はわずか数軒です。
ゆるく溶いた小麦粉に具材を混ぜ、鉄板にたらし入れて押し付けながら焼くスタイルは、もんじゃ焼きに似ていますが、土手をつくらずにそのまま焼き上げます。ラーメンスナックを加えることで独特の食感が生まれ、香ばしい匂いとともに食欲をそそります。たらし焼きのお店は大洗漁港周辺にあり、地元の人々にとって懐かしく、訪れる人には新鮮な味わいです。大洗ならではの粉もの文化を、ハフハフと頬張ってみてはいかがでしょうか?
平成元(1989)年からある大洗町のソウルフード「たらし焼き」が食べられるお店。『道』ではたらし焼きを「もんじゃに似た土手をつくらないコナモン」と説明していて、小麦粉にサバ節や切りイカでとった出汁を入れて溶き、具材としてキャベツ、ネギ、天かす、玉子が入っていてボリューム感もあります。客席に鉄板があって、自分で焼いて調理するスタイルです。
アニメ『ガールズ&パンツァー』にも登場し、グッズが置かれているなど、アットホームなお店はファンにとっては聖地となっています。
日本三大稲荷のひとつとして知られ、1370年以上の歴史を持つ笠間稲荷神社。その門前町として栄えてきた笠間で、古くから参拝客に親しまれてきた名物が「笠間いなり寿司」です。
油揚げと縁の深い稲荷神社にちなみ誕生したこの寿司は、それぞれのお店が、そばや舞茸、くるみなど、地元の食材を生かした“変わり種”をつくっています。特にくるみ入りは、かつて神社がお社を胡桃林の中に祀っていたことから「胡桃下稲荷」と呼ばれた歴史に由来。笠間市や茨城県の恵まれた大地に育った季節ごとの農作物を使ったお稲荷さんは、笠間でしか食べられない味です。笠間稲荷神社参拝の記念に味わってみてはいかがでしょうか?
茨城県は生産量日本一を誇るメロンの大産地です。品種改良や栽培技術が進歩したこともあり、県内では豊富な種類のメロンが栽培されています。そのため4月から10月にかけて、その時期に旬を迎えるメロンを味わうことができます。
茨城県がメロンの産地となったのは、昭和37(1962)年に当時の旭村(現鉾田市旭地区)と八千代町でプリンスメロンの栽培を始めたことがきっかけです。現在では、イバラキング、オトメ、アンデス、クインシーなど栽培されているメロンが豊富。水はけの良い土地と温暖な気候と、生産者の細かな手入れと愛情のおかげで美味しいメロンが育っています。
メロンの生産が盛んな鉾田市にはメロン狩りができる農園もあります。茨城観光にメロン狩りを組み入れると、いいお土産になりそうです。
「日本一メロンと野菜をつくるまち」茨城県鉾田市の『深作農園』の敷地内にあるパティスリー。生産農家が直営するパティスリーで、旬のメロン・いちご・さつまいもなどをたっぷり使ったスイーツが用意されています。
テイクアウトメニューは、メロン農家が作る王様のメロンパンやソフトクリーム、イートインではメロン半玉をつかった「スペシャルメロンパフェ」や「イチゴクリームソーダ」など、新鮮なフルーツのおいしさを存分に楽しめるメニューが充実しています。
敷地内にはバームクーヘンショップがあり、観光のお土産にもぴったりなメロンバウムが大人気です。
「ほしいも」は茨城県を代表する特産品で、全国シェア率は9割以上とダントツの1位です。ほしいもの生産は、明治時代後期に現在のひたちなか市で始まったと言われています。主な生産地域であるひたちなか市、東海村、那珂市は、火山灰由来の水はけの良い土壌やミネラルを含んだ潮風、冬季の長い晴天など、さつまいも栽培に適した環境に恵まれています。
収穫されたさつまいもは「蒸す」「切る」「乾燥させる」というシンプルな工程に熟練の技が生かされ、砂糖や添加物を使用せず自然の甘さが生かされています。原料の品種によっても、歯ごたえや味、色味も異なるので、観光中のおやつやお土産として味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか?
黒毛和牛の高級ブランド「常陸牛」やそば通が一目置く「常陸秋そば」に日本一の生産量を誇るメロン、大衆的な「スタミナラーメン」や「水戸納豆」など、特色あるグルメが県内のあちこちで楽しめる茨城県。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年9月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には価格や商品の有無等のご確認をお願いします。
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