山梨県北杜市|水が育む、うまさがある。水が呼ぶ、出会いがある。
2026.04.25
伊豆半島の南端、下田の港を見下ろす高台に、紫陽花の株数日本一を誇る公園があるのをご存知でしょうか。静岡県下田市の「下田公園」では、2026年6月1日から30日まで初夏恒例の「下田あじさい祭」が開かれます。
園内に咲き誇る紫陽花は約15万株、花の数にして約300万輪。東京ドーム5.5個分という広大な敷地を、100種類を超える紫陽花が埋め尽くします。見頃を迎えるのは6月中旬から下旬。色とりどりの花に包まれた園路を歩けば、視界のどこを向いても紫陽花、という贅沢な時間が待っています。梅雨の伊豆を彩る、1か月にわたる花の祭典です。

下田あじさい祭の最大の魅力は、その圧倒的なスケールです。約15万株・300万輪という株数は日本一とされ、カシワバアジサイやウズアジサイ、白く可憐なアナベルなど、100種類を超える品種が園内のあちこちで表情を変えます。

斜面に沿って整備された園路は、まるで花のトンネル。歩を進めるごとに花の色や形が移り変わり、定番の青や紫はもちろん、品種ごとの個性的な花姿にも出会えます。雨に濡れた花びらがいっそう色を深める梅雨どきこそ、紫陽花の本領が発揮される季節。足元から頭上まで花に囲まれる感覚は、規模の大きな群生地ならではのものです。

会場となる下田公園は、戦国時代に北条氏が築いた城跡を基礎とする歴史ある場所です。豊臣秀吉の小田原攻めの時代までさかのぼる由緒を持ち、園内には当時の防御施設「障子堀(しょうじぼり)」の跡が今も残ります。
公園は下田の市街地と港を一望できる高台に位置し、紫陽花を愛でながら眼下に広がる海景色も楽しめます。花と歴史、そして港町の眺望が一度に味わえるのは、この立地ならでは。咲き誇る花の向こうに青い海が広がる光景は、伊豆ならではの開放感を運んでくれます。
※ 障子堀(しょうじぼり)……堀の底に障子の桟のような仕切りを設けた、北条氏の城に特徴的な防御施設
あじさい祭の期間中は、花の鑑賞だけでなく多彩な催しが用意されています。6月14日(日)・21日(日)・28日(日)には勇壮な「下田太鼓」の実演が行われ(雨天中止)、港町に響く太鼓の音が祭を盛り上げます。
紫陽花にちなんだ「下田あじさい川柳」の募集や、Instagramのフォトコンテストといった参加型の企画も実施。さらにQRコードを使ったスタンプラリーやフォトスタンプラリーもあり、園内をめぐりながら下田の街歩きへと足を延ばす楽しみも広がります。花を眺めるだけで終わらない、一日かけて遊べる祭です。
紫陽花の名所は数あれど、株数日本一の群生と城跡の歴史、港の眺望までを一度に味わえる場所はそう多くありません。下田駅から路線バスでアクセスでき、伊豆観光と組み合わせやすいのも魅力です。梅雨の晴れ間にも、しっとりとした雨の日にも、それぞれの美しさを見せてくれる花の祭。初夏の伊豆旅の目的地に、加えてみる価値は十分にあります。
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