山梨県北杜市|水が育む、うまさがある。水が呼ぶ、出会いがある。
2026.04.25
雄大な自然と奥深い歴史が魅力的な青森エリア。四季折々に表情を変える山々や渓流、そして数千年の時を越えて息づく縄文の息吹、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。
そこで今回は、青森エリアの魅力を余すことなく満喫する1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。
※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

青森空港は、青森市の中心部から南西の標高約200メートルの丘陵地に位置する、本州最北端の空港です。羽田、伊丹、新千歳などを結ぶ国内線のほか、国際線も就航しており、県外や海外から青森を訪れる際の玄関口となっています。空港内には特産品が並ぶ土産物店や、青森名物の「煮干しラーメン」を味わえる飲食店など、店舗が充実しているのも特徴です。
ここからはレンタカーを利用して、最初の目的地である「弘前城・弘前公園」を目指します。空港周辺には大手レンタカー会社の営業所が点在しており、手続き後すぐにスムーズな移動が可能です。弘前までは有料道路や国道を利用して約45分、津軽平野ののどかな風景を眺めながらのドライブを楽しめます。

弘前城は、1611年に築城された、現存する日本最北の天守を持つ城郭です。江戸時代に建てられた天守や5つの城門、3つの櫓が当時の姿を今に伝えており、国の重要文化財に指定されています。現在は「弘前公園」として整備され、広大な敷地内には約2,600本の桜が植栽されています。
特に、1882年に寄贈されたとされる「弘前公園最長寿のソメイヨシノ」は必見です。一つの花芽から複数の花が咲く迫力ある開花スタイルは、リンゴの剪定技術を応用した独自の管理により保たれています。春の桜だけでなく、秋の紅葉、冬の雪燈籠まつりと、四季を通じて津軽の歴史と自然を感じられる場所です。
▼青森空港から弘前城・弘前公園への行き方
次は弘前市内に移動してランチにします。移動時間はレンタカーで約数分です。

城下町として発展した弘前市内には、歴史ある郷土料理を提供する飲食店が数多く存在します。代表的な「津軽そば」は、つなぎに大豆粉を使い、そばを数日間寝かせる独特の製法で作られます。コシは弱めですが、喉越しが良く、煮干しや昆布で取った優しい出汁が特徴です。
また、大きなホタテの殻の器に出汁と味噌を煮立て、ホタテなどの具材を入れ、卵で閉じる「貝焼き味噌」や、「日本一のリンゴの街」ならではのリンゴをふんだんに使ったアップルパイやカレーなどのオリジナルメニューも楽しめます。
▼弘前城・弘前公園から弘前市内の飲食店への行き方
次は奥入瀬渓流に向かいます。移動時間はレンタカーで約1時間50分です。

十和田八幡平国立公園に属する奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出る唯一の河川です。子ノ口(ねのくち)から焼山まで約14キロメートルにわたり、変化に富んだ水の流れが続きます。今回は1日目と2日目の2回に分けて渓流を歩く行程です。初日は入口の焼山から石ヶ戸エリアを散策。比較的平坦な遊歩道が整備されており、ブナ林と清流を間近に感じられます。
奥入瀬の特徴は、車道と遊歩道が渓流に沿って並行しており、アクセスが非常に良い点にあります。湿潤な環境が生む豊かな苔に覆われた岩や、点在する大小の滝、そして「石ヶ戸」と呼ばれる巨大な岩の休息所など、自然の造形美を観察できます。特別保護地区に指定されているため、動植物の採取は禁止されており、手付かずの原始的な景観が維持されています。
▼弘前市内の飲食店から奥入瀬渓流への行き方
1日目の観光はこれでお終いです。次は今日の宿泊所・奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾートに向かいます。移動時間は、レンタカーで約15分です。

「奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート」は、奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテルです。ロビーに足を踏み入れると、芸術家・岡本太郎氏が手がけた巨大な暖炉「森の神話」が迎えてくれます。客室やラウンジからは、奥入瀬の森を一望できる設計となっており、滞在中も常に自然との一体感を得られるのが最大の魅力です。
館内には、渓流を望む露天風呂があり、八甲田湧水の優しいお湯に浸かりながら、せせらぎの音を楽しむことができます。また、専門ガイドが同行するネイチャーツアーや、苔の観察、スノーシュー体験など、季節に応じたアクティビティが充実しているのも特徴です。上質なホスピタリティと、奥入瀬ならではの静寂な環境が、旅の疲れを癒やしてくれます。
▼奥入瀬渓流から奥入瀬渓流ホテルby星野リゾートへの行き方
チェックインしたあとは、夕食までそのままホテルでゆっくり過ごしましょう。

夕食は、青森の豊かな食材をふんだんに使った料理が並びます。ビュッフェスタイルのレストランでは、青森の名産であるリンゴを料理のアクセントに取り入れたメニューや、目の前で調理されるライブキッチンが楽しめます。新鮮な海鮮、地元の山菜など、津軽と南部両方の食文化を体験できる構成です。
また、メインダイニングでは、フランス料理に青森の感性を融合させたコース料理が提供されることもあります。地酒のラインナップも豊富で、食事とともに青森の豊かな実りを存分に堪能できるひとときとなります。2日目も移動が多いため、食後はゆっくりと過ごし、早めに休みましょう。

2日目の朝は、奥入瀬渓流のなかでも特に見どころが集中する石ヶ戸から子ノ口を目指します。「阿修羅の流れ」では岩に激しくぶつかる力強い水流を、高さ20メートルの「雲井の滝」や、本流にかかる随一の大滝「銚子大滝」では、降り注ぐ水飛沫と圧倒的な水量を間近に観察できます。
早朝の澄んだ空気のなか、野鳥のさえずりを聞きながら歩くのは、自然豊かな青森ならではの贅沢な過ごし方です。木漏れ日が水面に反射し、瑞々しい苔やブナの原生林が輝く光景は、午前中だからこそ出会える美しさ。渓流沿いに整備された遊歩道は高低差が少なく、自分のペースで散策を楽しむことができます。
次は十和田湖を目指します。移動時間はレンタカーで約30分です。

十和田湖は、約20万年前から始まった火山活動によって形成されたカルデラ湖です。最大水深は326.8メートルと日本第3位の深さを誇り、その透明度の高さから鏡のように空や周囲の山々を映し出す景観が特徴です。湖畔に佇む高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」は、湖の象徴として知られています。
よりダイナミックな景色を楽しむなら、遊覧船への乗船が最適です。切り立った断崖や、複雑に入り組んだ入江など、陸路からは見ることのできない地形を間近に望めます。また、湖畔の休屋周辺には散策路が整備されており、十和田神社の参拝や、季節ごとに表情を変える広大な湖面を眺めながら、穏やかな時間を過ごせます。
▼奥入瀬渓流から十和田湖への行き方
次は、このまま十和田湖畔でランチにします。

十和田湖畔の飲食店では、この地ならではの清流が育んだ食材を味わえます。代表的なのは、かつて十和田湖に放流され、現在は特産品として定着している「ヒメマス」の料理です。サケ科の中でも特に美味とされるヒメマスは、塩焼きや刺身、フライなどで提供され、淡白ながらも上品な脂の乗りが特徴です。
また、十和田市周辺のソウルフードである「十和田バラ焼き」を提供する店も多く、甘辛い醤油だれで牛バラ肉と大量の玉ねぎを炒めた香ばしい香りが食欲をそそります。多くの食堂が湖を一望できるロケーションに位置しており、美しい風景とともに、厳しい自然環境が育んだ独自の食文化を存分に堪能することができます。
▼十和田湖から十和田湖畔の飲食店への行き方
美しい景色と美味しいランチに舌鼓を打ったあとは、三内丸山遺跡に向かいます。移動時間はレンタカーで約90分です。

三内丸山遺跡は、今から約5,900年〜4,200年前の縄文時代の大規模集落跡です。2021年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして世界文化遺産に登録されました。広大な敷地には、日本最大級とされる高さ約15メートルの「大型掘立柱建物(六本柱建物)」や、長さ32メートルにおよぶ大型竪穴建物などが復元されており、当時の暮らしの規模を肌で感じられます。
発掘調査によって、膨大な量の土器や石器に加え、ヒスイや黒曜石といった遠方との交易を示す品々も出土しており、定住生活の実態が解明されてきました。隣接する展示施設では重要文化財を含む数多くの遺物を間近で見学でき、高度な建築技術や豊かな精神文化を持っていた縄文人の知恵を体系的に学ぶことができます。
▼十和田湖畔の飲食店から三内丸山遺跡への行き方
次はシードル工房と市場が融合した複合施設・A-FACTORYに向かいます。移動時間はレンタカーで約20分です。

青森駅のすぐそばに位置するA-FACTORYは、青森県産リンゴを使用したシードル(リンゴの醸造酒)の工房と、県内各地の特産品が集まるマルシェが融合した複合施設です。建物内にはシードル醸造タンクが並び、ガラス越しに製造工程を見学できるほか、テイスティングカードを購入すれば、数種類の銘柄を気軽に飲み比べることができます。
お土産売り場には、お菓子や加工品、伝統工芸品まで、青森の魅力が凝縮されたアイテムが並びます。特に、施設内で作られたシードルは、甘口から辛口までバリエーション豊富。旅の思い出を持ち帰るのに最適です。
▼三内丸山遺跡からA-FACTORYへの行き方
名残惜しさもありますが、青森の旅もそろそろ終了です。解散の地はスタートと同じく青森空港。A-FACTORYからはレンタカーで約25分の道のりです。

旅の終着点は、初日と同じく青森空港です。レンタカーを返却し、チェックインを済ませた後も、館内でお土産の最終確認が可能。空港内には、青森の名産であるリンゴ菓子はもちろん、新鮮な海産物の加工品や、地元の銘酒が揃うショップが充実しており、買い忘れがあっても安心です。
展望デッキからは、夕暮れ時の滑走路や八甲田連峰を望むことができ、旅の締めくくりにふさわしい静かな時間を過ごせます。機内へ向かう前に、この2日間で出会った絶景や郷土の味を振り返りつつ、青森の想い出とともに旅の締めくくりをしましょう。
▼A-FACTORYから青森空港への行き方
ここからは今回のモデルコースには含まれていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で実際に取材した青森のスポットの中から、編集部が特におすすめしたい観光地をご紹介します。時間に余裕がある方は、ぜひ旅のプランに加えてみてください。

八甲田ロープウェーは、十和田八幡平国立公園の北部に位置する、標高1,324メートルの田茂萢岳(たもやちだけ)山頂公園駅までを約10分で結ぶ大型ロープウェーです。最大の特徴は、360度パノラマで広がる「空中散歩」の視点から、八甲田連峰の険しい山肌と、津軽半島・下北半島や北海道までを見渡せる圧倒的な展望にあります。
特に冬季は、アオモリトドマツが過酷な氷雪に覆われて巨大化した「スノーモンスター(樹氷)」が群生し、世界でも稀な自然の造形美を眼下に収めることができます。山頂駅からは複数の散策・登山ルートが整備されており、高山植物の宝庫としても知られています。四季の移ろいを高度差による植生の変化とともに観察できる、県内有数の山岳展望スポットです。

十和田市現代美術館は、官庁街通り全体を一つの美術館に見立てた「Arts Towada」計画の中核施設です。最大の特徴は、作品ごとに独立した展示室が、ガラスの廊下で繋がれた「アートのための家」のような構成にあります。建物の内外が一体化しており、屋外の広場や屋上、さらには通り沿いのいたる所に巨大な彫刻やインスタレーションが配置されています。
展示の目玉は、オーストラリアの作家ロン・ミュエクによる高さ約4メートルの巨大な女性像「スタンディング・ウーマン」です。毛穴や血管まで緻密に再現された驚異的な写実性は、観る者に強い視覚的なインパクトを与えます。草間彌生や奈良美智など世界的に著名なアーティストの作品を、開放的な空間の中で体感できる、没入型の美術館として独自の地位を確立しています。

青森駅から徒歩圏内に位置する市民の台所・古川市場こと「青森魚菜センター」は、市場内を巡って自分だけの海鮮丼を作る「元祖 青森のっけ丼」のシステムで知られる体験型市場です。利用者はまず案内所で食事券(チケット)を購入。市場内の各店舗を回りながら、食事券と引き換えに炊き立てのご飯が入ったどんぶりに、好みの具材を一切れ単位で盛り付けていきます。
仲卸業者や小売店と直接対話し、その日の朝に水揚げされたばかりのホタテ、マグロ、筋子といった鮮度抜群のネタを選べるのも魅力の一つ。観光客向けでありながら、地元の活気ある市場文化に深く入り込める仕組みが魅力です。決まったメニューではなく、自分の予算や好みに合わせて、青森の旬の味覚をカスタマイズして堪能できる貴重な場所です。

三内丸山遺跡に隣接する青森県立美術館は、発掘現場の「トレンチ(溝)」をイメージした、凹凸のある白い幾何学的な構造が特徴です。建物自体が縄文の記憶と現代のアートを繋ぐ装置として機能しており、土の壁と真っ白な壁が対比を成す、他に類を見ない建築美を誇ります。
最大の見どころは、弘前市出身の美術家・奈良美智による高さ約8.5メートルの巨大な彫刻「あおもり犬」です。屋外のトレンチ内に静かに佇むその姿は、季節や天候によって異なる表情を見せ、美術館の象徴となっています。また、シャガールの巨大な舞台背景画「アレコ」が展示された大空間など、青森県ゆかりのアーティストたちの個性が、建築空間そのものと共鳴する空間です。

八甲田山の標高約900メートルに位置する「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」は、開湯300年以上の歴史を誇る国民保養温泉地第1号の温泉宿です。最大の特徴は、160畳もの広さを誇る総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」です。柱一本ない広大な空間に、熱湯(ねつゆ)、冷湯(ひえゆ)、四分六分の湯、湯滝といった源泉の異なる複数の浴槽が配置されています。
泉質は強酸性の硫黄泉で、その名の通り「酸」が強く、皮膚病や神経痛に対する高い効能が古くから湯治客に支持されてきました。冬季は積雪量が5メートルを超えることもある世界屈指の豪雪地帯としても有名で、雪に埋もれるような環境で浸かる名湯は格別の体験です。昔ながらの混浴文化を継承しつつ(女性専用時間あり)、現代に湯治の伝統を伝える、青森を代表する名湯です。
今回ご紹介したモデルコースでは、奥入瀬渓流の清らかな流れや弘前城の歴史ある佇まいなど、青森エリアならではの魅力を余すことなく楽しめます。さらに酸ヶ湯温泉や三内丸山遺跡など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、歴史や自然を感じられるスポットも見逃せません。
まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える青森エリア。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、青森エリアの魅力にどっぷりハマってみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年4月に作成しました。
※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。
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