山梨県北杜市|水が育む、うまさがある。水が呼ぶ、出会いがある。
2026.04.25
雄大な自然と歴史が息づく群馬県。関東を代表する温泉地・伊香保温泉をはじめ、世界遺産に登録された富岡製糸場、岩壁に囲まれた神秘的な榛名神社など、多彩な見どころがある県です。名湯でゆっくり心身を癒しながら、歴史・グルメ・絶景をたっぷり味わえる旅先として、国内外を問わず多くの旅行者を惹きつけています。
そこで今回は、群馬の魅力を存分に満喫できる1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。
※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

高崎駅は、上越新幹線・北陸新幹線が乗り入れる、群馬観光の主要な玄関口です。東京駅からは上越新幹線で約50分とアクセスも良好で、旅の起点として多くの旅行者が利用します。
本コースでは、高崎駅がスタート地点であり、旅の終わりのスポットでもあります。駅ナカ・駅前には商業施設があるため、帰り道にお土産を購入することを考えて、先に下見しておくのもありでしょう。
ここからはレンタカーを借りて旅をスタートします。駅周辺にはレンタカー会社が複数あり、スムーズに借受が可能。まずは世界文化遺産にも登録された「富岡製糸場」を目指します。移動時間は、レンタカーで約40分です。

富岡製糸場は、明治5(1872)年に日本政府が設立した日本初の官営器械製糸工場です。フランス人技師ポール・ブリュナが設計・監督した木骨レンガ造りの繭倉庫や操糸所などが、当時の姿をほぼそのままの形で残されており、2014年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。
繭から生糸を取り出す近代製糸技術を日本に根付かせた場所として、産業史・建築史の両面から高い評価を受けています。広大な敷地内では、東置繭所・西置繭所・繰糸所などを見学できるほか、ガイドツアーへの参加もおすすめです。明治の職人技と近代化の息吹を全身で感じられる、群馬を代表する歴史スポットです。
▼高崎駅から富岡製糸場への行き方
世界遺産の壮大なレンガ建築を堪能したら、次は富岡市内でランチにします。移動時間は徒歩約5分です。

富岡市内には、地元グルメを楽しめる飲食店が集まっています。なかでもぜひ味わっていただきたいのが、群馬県を代表する郷土料理「上州おっきりこみ」です。幅広の生麺を野菜や根菜とともに醤油または味噌ベースの汁でじっくり煮込んだ料理で、もちもちとした麺の食感と汁のうまみが一体となった素朴なおいしさが魅力です。
「おっきりこみ」のネーミングは、麺を切って(切り込んで)そのまま鍋に入れる調理法に由来するとも言われています。富岡市内では老舗のそば・うどん店でも提供しており、世界遺産観光後に地元の味をじっくり堪能できます。城下町の風情ある通りを歩きながら、好みのお店を探してみましょう。
▼富岡製糸場から富岡市内の飲食店への行き方
群馬の郷土の味でお腹を満たしたら、今回は早めに宿泊地・伊香保温泉へ向かいます。移動時間は、レンタカーで約1時間です。

榛名山の中腹に位置する伊香保温泉は、1,900年以上の歴史を持つ群馬を代表する名湯です。(※諸説あり)万葉集にも詠まれるほど古来より知られ、徳川家康や文人・竹久夢二ゆかりの地としても有名。源泉は「黄金の湯」と「白銀の湯」の2種類があり、鉄分を豊富に含むことで赤茶色に見える黄金の湯は、古来から湯治客に愛される正統派の温泉です。
温泉街の宿は旅館から近代的なホテルまでバリエーション豊かで、それぞれが上州の食材を活かした料理と充実した温泉施設を提供しています。
チェックインを済ませたら、荷物を置いて温泉街の散策へ出かけましょう。石段街や神社へのお参りを楽しみながら、旅の充実した午後を過ごします。
▼富岡市内の飲食店から伊香保温泉への行き方

伊香保温泉のシンボル「石段街」は、温泉の湯量配分のために整備された365段の石段が温泉街の中心を縦に貫く、伊香保を代表する景観です。両側には温泉饅頭の老舗や射的・輪投げの縁日屋台、みやげ物店、飲食店などが軒を連ね、昭和レトロな風情が旅情を一層かき立てます。
石段をすべて上り詰めた先に鎮座するのが「伊香保神社」です。温泉と医療の神である「大己貴命(おおなむちのみこと)」と「少彦名命(すくなひこなのみこと)」を祀っています。温泉守護のほか、縁結びや子授けのご利益があるとして多くの参拝者が訪れます。石段の途中には足湯スポットもあり、歩き疲れたら立ち寄って足を癒しながら温泉街の眺めを満喫できます。
▼伊香保温泉から石段街・伊香保神社への行き方
縁結びの神社にお参りを済ませたら、石段街をそのまま下って今度は「河鹿橋」方面の温泉街散策へと向かいましょう。

伊香保温泉の渓流沿いに架かる「河鹿橋」は、秋の紅葉スポットとして全国的にも名高い朱塗りのアーチ橋です。橋のたもとに広がる渓谷は新緑や紅葉の季節に特に美しく、ライトアップイベントが実施される時期には幻想的な夜の表情も楽しめます。川のせせらぎとともに、四季折々の自然美を満喫できる場所です。
橋の周辺から温泉街にかけての散策路では、伊香保ならではの風情ある路地や老舗旅館の外観を眺めながら、ゆったりと歩くことができます。石段街とはひと味異なる、落ち着いた雰囲気の温泉地を体感しながら夕食前のひとときを過ごしましょう。
▼石段街から河鹿橋への行き方
散策後は宿に戻って夕食を楽しみます。

伊香保温泉の宿でのディナーは、群馬が誇る食材の競演を楽しめます。群馬を代表するブランド牛・上州牛は、きめ細かな霜降りと豊かな風味が特徴で、しゃぶしゃぶやすき焼き、鉄板焼きなど多彩なスタイルで提供されます。地元の野菜をふんだんに使った煮物や惣菜とともに、上州の食の豊かさをじっくり味わえます。
宿によっては、群馬の名産・こんにゃくを使った料理や、上州名物のすいとんをアレンジした会席料理を楽しめるところも。温泉で体を温めた後の夕食は格別の美味しさです。
身体も心も満足したあとは、翌日は朝が早いため、早めに布団に入って身体を休めましょう。

伊香保温泉の朝は、露天風呂から望む榛名山のパノラマとともに穏やかにスタートします。宿自慢の朝食で群馬の恵みをいただいたら、チェックアウトを済ませていよいよ2日目の観光へ出発です。
2日目は、伊香保温泉から南西に車を走らせ、榛名山中に鎮座する「榛名神社」を目指します。緑豊かな峡谷沿いの道を抜けた先に現れる古社は、巨岩と断崖に囲まれた圧倒的な景観が旅人を迎えてくれます。
レンタカーで約35分。清々しい朝の空気の中、榛名の自然を感じながらしばしのドライブを楽しみましょう。

榛名神社は、1,400年以上の歴史を誇る上野国六宮のひとつで、榛名山の山中に鎮座する古社です。参道入口から本社までは約700mの道のりが続き、両脇を断崖や奇岩が取り囲む荘厳な光景は、まるで異世界へと迷い込んだかのような感覚を覚えます。
なかでも本殿後方に鎮座する「御姿岩(みすがたいわ)」は、本殿が半ば埋まるように建てられており、その迫力ある姿は群馬随一のパワースポットとして知られています。商売繁盛・開運・合格祈願などのご利益があるとされ、全国から多くの参拝者が訪れます。
▼伊香保温泉から榛名神社への行き方
巨岩と断崖に守られた古社でパワーをチャージしたら、次はレンタカーで約15分の距離にある「榛名湖・榛名山ロープウェイ」へ向かいます。

榛名湖は、榛名山のカルデラ(火山の噴火によって形成された凹地)に水をたたえた標高約1,084mの高原湖です。周囲約5kmの湖は四季折々に異なる表情を見せ、春は新緑、夏はボート、秋は紅葉、冬は氷上ワカサギ釣りと、年間を通じてアウトドアを楽しめる自然のフィールドが広がります。
湖畔から「榛名山ロープウェイ」に乗り込めば、約3分で榛名富士の山頂(標高約1,391m)へとアクセス可能。山頂展望台からは、関東平野を一望する大パノラマが広がり、晴れた日には富士山やスカイツリーまで見渡せることもあります。湖畔の散策とロープウェイによる空中散歩で、心行くまで大自然を楽しみましょう。
▼榛名神社から榛名湖への行き方
絶景と清々しい高原の空気を満喫したら、レンタカーで約30分移動してランチスポット「水澤観世音エリア」へ向かいます。

水澤観世音の参道沿いに軒を連ねるうどん専門店が集まるエリアは、「水沢うどん街道」として知られる群馬を代表するグルメスポットです。水沢うどんは、秋田の稲庭うどん・香川の讃岐うどんと並ぶ「日本三大うどん」のひとつに数えられ、400年以上の歴史を持つ伝統の麺料理です。
その最大の特徴は、コシが強くつやつやとした透明感のある麺と、のど越しのよい独特の食感にあります。醤油つゆと胡麻つゆの2種類のつゆが提供される「もりうどん」が定番スタイル。各店舗が独自の製法を守り続けており、食べ比べを楽しみながら自分好みの一軒を見つけてみましょう。
▼榛名湖から水澤観世音エリアの飲食店への行き方
日本三大うどんの名店でお腹を満たしたら、徒歩約5分の距離にある「水澤観世音」へ向かいましょう。

水澤観世音(正式名称:五徳山水澤寺)は、約1,300年前に開基されたと伝わる天台宗の古刹。坂東三十三箇所霊場の第16番札所にも数えられ、関東を代表するパワースポットとしても広く知られています。
境内でひときわ目を引くのが、高さ約12mの「六角二重塔」です。地蔵尊を左に3回回転させて供養することで、開運や諸願成就が叶うとされています。また、本堂では厄除け・災難除け、縁結び、安産・子育てなどのご利益があるとされているため、旅行の記念にこれまで心に秘めていた祈願成就をお願いしてみましょう。
▼水澤観世音エリアの飲食店から水澤観世音への行き方
六角二重塔の御利益を心に刻んだら、旅の最終地点・高崎駅へと戻りましょう。移動時間はレンタカーで約50分です。

旅の終着点は、スタート地点と同じ高崎駅です。レンタカーを返却したら、駅前や駅ナカのお店でお土産を購入しましょう。高崎といえば、全国生産シェアの約8割を占める「高崎だるま」が有名で、縁起物として家族や知人へのプレゼントにも最適です。だるまをモチーフにしたお菓子やグッズも豊富に揃っています。
銘菓としては、上州名物の「焼きまんじゅう」や、群馬産の素材を使ったこんにゃくゼリー・干し芋なども人気です。駅ビル「高崎モントレー」や「高崎オーパ」などの土産物コーナーは品揃えが充実しており、短時間でまとめ買いが可能。旅の余韻に浸りながら、2日間で出会った群馬の魅力をお土産とともに持ち帰ってください。
▼水澤観世音から高崎駅への行き方
ここからは今回のモデルコースには含まれていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で実際に取材した群馬のスポットの中から、編集部が特におすすめしたい観光地をご紹介します。時間に余裕がある方は、ぜひ旅のプランに加えてみてください。

吹割の滝は、群馬県沼田市にある片品川上流に位置する、「東洋のナイアガラ」とも称される豪快な滝です。幅約30m・高さ約7mの岩盤の割れ目に水が吸い込まれるように流れ落ちる独特の景観は、日本の滝百選にも選ばれており、その圧倒的なスケールは訪れる人を魅了してやみません。
遊歩道が整備されており、滝を間近に見下ろす迫力満点の観察ポイントや、上流の「般若岩」「獅子岩」などの奇岩群も合わせて巡ることができます。春の新緑、秋の紅葉に彩られた渓谷美も格別で、四季を通じて異なる表情を楽しめる群馬北部を代表する自然スポットです。

四万温泉は、群馬県中之条町の山深い渓谷に湧く「四万の病を癒す」として知られる名湯です。環境省の国民保養温泉地第一号に指定された歴史ある温泉地で、胃腸病・神経痛・皮膚病などに効能があるとされるやわらかな泉質が特徴。透明でとろりとした湯は「美肌の湯」としても人気を集めています。
温泉街は奥四万エリアまで渓谷沿いに細長く続いており、大正・昭和初期の風情ある木造旅館が立ち並ぶ景観はまるで映画の世界のような雰囲気で、訪れるだけで日常の喧騒を忘れさせてくれます。散策しながら無料の共同浴場にも立ち寄れる点も嬉しいポイントです。

奥四万湖は、四万川ダムによって形成された人造湖で、四万温泉街の最奥部に位置するひっそりとした絶景スポットです。湖の最大の魅力は、「四万ブルー」と呼ばれる神秘的なコバルトブルーの湖面色。光の当たり方や季節によって微妙に変化するその青さは、自然の中に突然現れた宝石のような美しさで、フォトグラファーなどの間でも広く知られています。
周囲約4kmの湖畔は、1時間ほどかけてゆったり散策できます。春の新緑、秋の紅葉が湖面に映り込む季節は特に美しく、訪れるたびに異なる絶景を堪能可能。四万温泉とセットで訪れることをおすすめする穴場的な絶景スポットです。

道の駅 川場田園プラザは、群馬県川場村に位置し、全国道の駅グランプリで何度もトップに輝いた実績を持つ、日本屈指の人気道の駅です。武尊山の麓で豊かな自然に囲まれた広大な敷地には、地元の新鮮野菜や農産物を扱う市場、手作りパンやクラフトビールを楽しめるレストラン、地場産食材を生かしたフードコートなど充実した施設が点在しています。
また、子ども向けの遊具が揃うエリアや、陶芸・木工体験などのクラフト施設も完備。農業・食・体験が一体となった「田園プラザ」のコンセプトが見事に体現されており、家族連れからカップル・シニアまで幅広い層に対応しています。群馬北部を旅する際は、必ず立ち寄りたい一大観光スポットです。
今回ご紹介したモデルコースでは、世界文化遺産の富岡製糸場や榛名神社・水澤観世音といった歴史スポット、伊香保温泉での贅沢な湯浴みと温泉街散策、そして水沢うどんや上州牛など郷土グルメまで、群馬ならではの魅力を余すことなく満喫できます。
四万温泉や吹割の滝など、ちょっと足を伸ばしてでも訪れたい絶景・名湯スポットも点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える奥深さが群馬の旅の醍醐味です。今回のモデルコースを参考に、ぜひ群馬の多彩な魅力を体験してみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年5月に作成しました。
※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。
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