【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
北は瀬戸内海、南は西日本最高峰の石鎚山に囲まれた愛媛県西条市は、豊かな自然に恵まれた風光明媚な街です。自慢は何といっても、市内各地で湧き出る豊富な地下水。「うちぬき」と呼ばれる自噴水は環境省「日本の名水百選」に認定され、日本一おいしい水に選ばれたこともあります。 海と山と平野が揃い、清らかな水に恵まれた西条市は、おいしいものの宝庫です。 今回はそんな自然とグルメの街を「おいしいものは全部大好き」という本郷柚巴さんが旅しちゃいます。
2015年、NMB48にドラフト2期生として加入。
21年4月に初グラビアを披露後、瞬く間に各誌からオファーが殺到。2024年では25冊以上も表紙を飾った。
NMB48を卒業後はsejuに所属し、舞台やドラマなど多方面で活躍中。趣味はギター、料理。
愛媛・松山から車で約1時間の西条市は、修験道の聖地としても有名な石鎚山(標高1,982m)の伏流水に恵まれた水の都。市内約3,000カ所の井戸から1日約13万㎥の水が自噴している。豊富な水は農業用水としても活用されており経営耕地面積は四国最大。米や麦、アスパラガスなどの野菜のほか、季節ごとに様々な果物が楽しめるフルーツ王国としても知られている。
のどかな田園風景の先に連なる石鎚山の景色に「さすが西日本最高峰、どこからでも見えますね!」とハイテンションの本郷さん。今回はグルメ旅ということで、おいしいものをいっぱい味わえるようにと朝からお腹を空かせてきたそうです。
さっそく訪れたのは、採れたての新鮮な食材が集まる「周ちゃん広場」。地元の生産者約1,000人が旬の農作物を出荷する”農家のお店”をコンセプトにした四国最大級の直販所です。
広々とした空間に色とりどりの野菜やフルーツがずらりと並び、朝から大勢のお客さんで大賑わい。週末には開店待ちの行列ができるのだとか。
料理が趣味という本郷さんは、広々とした野菜売場を真剣なまなざしでウロウロ。大好物のトマトや名産のアスパラガスなど直販所ならではの新鮮さと品数、そして安さに目を見張りながら「こんなお店が近くにあるなんていいなぁ~」と羨ましそうな様子です。
甘酸っぱい香りが漂うフルーツ売場で見つけたのは、「ヘイワード」という名前のキウイ。甘みと酸味のバランスが良く、さわやかな後味が特徴で、愛媛産キウイは生産量日本一を誇る果物です。「キウイを食べるとすっぱい!ってなるんですけど、甘くてめっちゃ食べやすい!ヨーグルトに入れたらいいかも!」と大絶賛です。
ほかにも餡に地元産の里芋を使った「里芋あんあん」を試食。「鼻から抜けるバターの良い香りと里芋のクリームと栗がとってもおいしくて、今まで食べてきたどら焼きと全然違う!」と本郷さん。「周ちゃん広場」で初めて見た“あんぽ柿”にも挑戦し「めっちゃおいしい!自然の甘みなんだけど、まるでアンコのよう!」と驚きの連続です。
併設される「周ちゃんまるごとカフェ」で本郷さんがチョイスしたのはご当地グルメ「てっぱんナポリタン」。西条市にはおっとりした人が多く、ゆっくりと食事を楽しむために、冷めにくい鉄板皿に乗せるスタイルが定着したんだとか。「初めて見るナポリタンです。添えてある卵やホワイトソースで味変できます。トマトがたっぷり入っていて、新しい味に全部に驚きました!」とホクホク顔の本郷さんでした。
年間を通じてさまざまな旬の味覚が楽しめるフルーツ王国・愛媛県では、冬から春にかけていちご狩りが旬を迎えています。
「ゆきもと農園」は、減農薬栽培にこだわって安全・安心のいちごを育てる農園。5月末まで誰でも気軽にいちご狩りが楽しめます。広々とした通路の巨大ハウスで栽培されるいちごは「紅ほっぺ」や「あまおとめ」など全6種類。しかも時間無制限で食べ放題というから驚きです。
ハウスの中はいちごの甘い香りでいっぱい。初めていちご狩りを体験する本郷さんも「はじめてのいちご狩り、めっちゃ幸せ!超嬉しいです。」と期待が高まります。農園オーナーの行元勝俊さんから「根元まで赤くヘタが開いているいちごが甘いですよ」とアドバイスを受けながら、いざいちご狩りスタートです。
まずは愛媛生まれの品種を食べ比べ。口の中で甘みと酸味が程よく広がる「紅い雫」と香り豊かで糖度が高い「あまおとめ」を交互に食べた本郷さん。「どっちも甘みの感じが違うんです。“紅い雫”は濃度の高い甘さなんですけど、“あまおとめ”はほんまにミルク感がある味。食べ比べできるのが幸せです!」とニッコリ。
白みがかった薄いピンク色の「淡雪」には、「ぜんぜん赤くないから酸っぱいのかなと思って食べたら…めっちゃ甘かった!」と意表をつかれた様子です。
農園オーナーの行元さんは「時間制限を設けて”早く食べて元を取らないとアカン!”ではなくここでゆっくり過ごして欲しいという思いがあります。」と話します。
軽やかな足取りでハウス内を行き来しながら、「これが時間無制限で食べ放題なんて信じられないですよね」と、いちごを摘む手が止まりません。
園内にあるカフェでは、1枚ずつ手焼きするという自家製ワッフルコーンを使ったソフトクリームやに加え、“もぎたていちごスムージー”や3種類のいちごを使った“3色いちごの贅沢パフェ”が大人気。いちごを使ったゼリーもソースもすべて自家製で、最後に盛り付けるいちごは、注文を受けてから最適に熟した果実を選りすぐって摘んでくるというこだわりぶりです。
スイーツ好きな本郷さんも「私が人生で食べたパフェの中で断トツ1位!」とその美味しさにすっかり脱帽でした。
「今回はおいしいものをたくさん食べてるから、カラダもいっぱい動かさなきゃ」という本郷さんは、大自然の中で思い切り遊べる西条市屈指の人気スポットへ。
伊予三湯のひとつ本谷温泉の隣に2020年にオープンした「フォレストアドベンチャー・西条」は、子どもから大人まで楽しめる四国最大級の自然共生型アウトドアパーク。大明神川の畔に広がる広大な森を舞台に、本格的なアドベンチャーコースと初心者向けのキャノピーコース、全7サイト50種類以上のアクティビティを体験できます。
「すごく楽しそう!」という本郷さんはアドベンチャーコースを選択。インストラクターの指導のもとハーネスを装着し、ビデオによる安全講習とミニコースでの練習を経ていよいよ森に向かいます。
「もしかして、あれですか?」と本郷さんが見上げた先には、高低差最大18mという樹木の上に設置されたコース。樹と樹を結ぶはしごを渡ったり一本のロープを綱渡りしたりと、想像以上にスリリングでハードなアクティビティを目の当たりにして、さすがに腰が引けています。
「大丈夫。最初は怖くても、トライしてみると楽しさが上回りますから」とインストラクターに励まされながら、ロープに吊るされた板の上を渡っていくアクティビティに挑戦した本郷さんは、「怖いよー!」と悲鳴を上げながらもどうにかクリア。
さすがはダンスで鍛えた運動神経と思い切りの良さで、綱渡りや木登りなどのミッションを次々と攻略し、ついにクライマックスのアクティビティへ。
大明神川をまたぐ全長150mのジップラインは、厳しいヨーロッパ基準をクリアした安全システムで守られているとはいえ、足がすくむほどの高さです。それでも「やればできる!」と空中に足を踏み出した本郷さんは、鳥のように川の上空を浮遊してあっという間にゴールへ。
「ジップラインをする前は怖くて嫌や!と思ったけど頑張りました!明日は筋肉痛になると思います。」と笑顔で答える本郷さん。体験で心地よい汗をかきました。
名水の湧くところに名酒あり。石鎚山系の伏流水「うちぬき」が湧く西条市には、地元で愛され続ける美味しい日本酒があります。
「日本酒はあまり飲んだことがないけど、いつもお父さんが飲んでたので、いつかはお酒の味がわかる大人になりたいって思ってました」という本郷さん。人生初の酒蔵訪問に向かったのは、本郷川の畔で140年以上に渡る酒造りの歴史を家族で繋ぐ1877年創業の小さな蔵元「成龍酒造」です。
「ようこそいらっしゃいました」と出迎えてくれたのは、成龍酒造7代目・首藤英友さん。「酒は夢と心で造るもの」を理念に掲げて、愛媛県産の酒米にこだわり、敷地内から湧き出るうちぬきの水で仕込むという、地産地消の酒づくりを実践する醸造家です。
日本酒の奥深さに興味を刺激された本郷さんは、歴史ある酒蔵をリノベーションした直売ショップで、首藤さんオススメの日本酒を試飲させてもらうことになりました。
「賀儀屋 蔵次男Toshi責任仕込」は、弟・敏孝さんが杜氏から酒造りをすべて任されて醸したお酒で、今年2月には「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025」で初の金賞を受賞した無濾過限定酒です。日本酒に慣れていないという本郷さんも、ちょっぴり口に含むと「シュワッと微炭酸。今まで感じたことのない日本酒です。」とびっくりした様子。「揚げ物やしっかり系のお料理と相性がいいですよ。」と首藤さんからのアドバイスに「おうちで楽しんでみたい!」とお気に入りの様子。
ほかにも「伊予賀儀屋 無濾過 純米 赤ラベル」を試飲する本郷さん。「これは飲みやすいです。日本酒初心者の方にぴったりかも!」と日本酒の魅力に触れ、西条市のおいしさが詰まったお酒にすっかり酔いしれていました。
取材協力:西条市
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