九州の玄関口・福岡は、商人の町として栄えた博多の歴史が今も息づき、玄界灘の海の幸や糸島の田園の恵みが集まる街です。古くからの商店街や祭り文化と、新しい店が次々と生まれる副都心が、ほどよい距離で隣り合っています。

今回、ゲストの国仲涼子さんが旅するのは福岡。130年以上の歴史を持つ商店街、地元で愛されるベーカリーとコーヒー専門店、博多人形の工房、名物の鉄なべ餃子や豚骨ラーメン、勝運の神社、そして九州最大級の直売所まで——福岡のおすすめ観光スポットとご当地グルメをたっぷりご紹介します。

川端通商店街

博多座のすぐ近くに延びる、130年以上の歴史を持つ商店街です。博多で最初に商業が栄えた町として知られ、全長約400mのアーケードに130軒を超える老舗や新しい店が軒を連ねます。衣料品から飲食、専門店まで幅広い店が並び、1日1万人以上が行き交う博多有数のにぎわいを見せます。

博多祇園山笠の時期には、上川端の「走る飾り山笠」が登場することでも知られます。アーケードの一角にある「ぜんざい広場」では、飾り山笠を間近に眺めながら名物の川端ぜんざいを味わえ、商店街そのものが博多の歴史と祭り文化に触れられる場になっています。

マツパン

副都心・六本松にある人気ベーカリーです。「おかわりしたくなるパン」をコンセプトに掲げ、毎日約80種類ものパンが店頭に並びます。看板商品はメロンパンや明太リュスティック、シューブリュレ、きなこパンなど多彩なラインナップ。豊富な種類の中からその日の気分で選べるのが魅力で、地元の人が日常的に通う街のパン屋として親しまれています。パンがなくなり次第終了となるため、早めの来店がおすすめです。

COFFEEMAN

コーヒー好きが集まる六本松のコーヒー専門店です。オーナーは焙煎の競技大会で日本一に輝いた実力者で、2015年には世界大会にも出場した経歴を持ちます。店で提供するブレンドは、焙煎の度合いを「6.4」といった数値で表すのが特徴。きめ細かな焙煎で、一杯ごとに豆の個性を引き出します。

近くのマツパンで買ったパンの持ち込みも可能で、コーヒーと一緒に味わえます。パンとコーヒーを六本松で楽しむ、そんな過ごし方ができるお店です。

田中勇気博多人形工房

博多人形の伝統工芸士・田中勇気さんが構える工房です。博多人形は素焼きの人形に繊細な表情や色づかいを施す福岡の伝統工芸で、経済産業大臣指定の伝統的工芸品にもなっています。

工房があるのは、博多区上川端町の「冷泉荘」。昭和に建てられたビルをリノベーションした建物で、2024年には国の登録有形文化財に登録されました。作品の展示を見られるほか、博多人形の絵付け体験もでき、自分だけの一体を仕上げる時間を過ごせます。

博多祇園鉄なべ

福岡名物・鉄なべ餃子の老舗です。生地から手作りする小ぶりの餃子を、最後まで温かいまま食べられるよう鉄なべで焼いて提供したのが始まりと言われます。熱々の鉄なべごと運ばれる餃子は、観光客はもちろん地元客にも親しまれてきました。

餃子のほかに、福岡の郷土食・おきゅうとや手羽先の煮なども味わえます。仕込みはその日のうちに行う手作りにこだわり、できたての味を届けています。

博多一双 博多駅東本店

行列の絶えない、福岡を代表する人気ラーメン店です。国産の子豚の骨だけを使い、ホロホロになるまで長時間炊き上げた濃厚なスープが特徴。旨味が溶け込み、泡立つ見た目から「豚骨カプチーノ」と呼ばれています。

博多駅東にある本店は連日にぎわい、福岡のとんこつラーメンの新たな味わいとして全国から注目を集めています。

筥崎宮

日本三大八幡宮の一つに数えられる神社です。勝運や厄除けの神様として知られ、仕事や試験など勝負事を控えた多くの人が祈願に訪れます。千年を超える歴史を持つ古社として、長く信仰を集めてきました。

境内のあじさい苑には約100品種・3,500株のあじさいが植えられ、例年6月に見頃を迎えます。梅雨の時期ならではの彩りが楽しめるほか、毎年9月には博多三大祭りの一つ「放生会」が開かれることでも知られています。

JA糸島産直市場 伊都菜彩

JA糸島が直営する、九州最大級の売り場面積を誇る直売所です。地元の生産者から毎日持ち込まれる糸島の旬の野菜をはじめ、糸島牛や糸島豚、玄界灘の海産物、生花、塩や調味料などが所狭しと並びます。

JA直売所として全国でも有数の販売高を誇り、地元住民はもちろん観光客にも人気を集めています。新鮮な地元の恵みを一度に見渡せる、旅の途中の立ち寄り先としても定番です。

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