韓国・済州島(南西部)の穴場観光スポット3選|現地を知り尽くした旅サラダガイドが厳選
2025.08.08
伊勢エビやあわび、牡蠣といった伊勢志摩の海産物と、松阪牛や伊賀牛、伊勢うどんなど内陸部の山里の食材が融合した豊かな食文化が魅力の三重県。そんな三重には伝統的な郷土料理から、近年注目の料理まで数多くのグルメがあります。
そこで今回は、三重に行ったら食べたいご当地グルメメニューを15品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も15店舗セレクトしています。三重でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
目に見えないほどのキメ細かな霜降りが特徴の「松阪牛」。和牛特有の上品な甘みと香りに食欲をそそられ口に入れると、一瞬でとろけるような食感に思わず頬が緩みます。
「松阪牛」の特徴はその美味しさだけではありません。健康に良いとされる不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、コレステロールを下げる効果も期待できます。数ある国産和牛の中でも抜群の知名度を誇る「松阪牛」。三重に訪れた際には、一度は食べてみたいおすすめの贅沢グルメです。
明治11(1878)年創業の「松阪肉元祖 和田金」。厳選した松阪牛を使ったすき焼きや焼肉などのメニューを提供しているお店です。
松阪牛特有の力強い旨みが凝縮された最高級品を使用し、味付けは砂糖とたまり醤油、ほんの少しの昆布出汁のみ。松阪牛そのものの旨みを最大限に引き出した味は、まさに至極です。老舗ならではの上質な和の空間での食事は、普段とは異なる特別感を味わえます。記念日や誕生日など、とくに非日常感を体感したい場合におすすめのお店です。
創業110年以上の歴史を持つ老舗「スギモト」。松阪牛をはじめとした、厳選した最上級の和牛をいただけます。お昼はすき焼きがメインですが、夜はしゃぶしゃぶも提供しており、5日前までの予約で選択可能です。
お酒の用意もあり、三重の地酒やワインなど種類豊富に揃っており、贅沢な食事を楽しめます。お肉はサシが適度に入った赤身なため、お肉の脂で胃もたれしやすい方にもおすすめです。
創業60年の老舗「松阪牛・黒毛和牛専門店 丸中本店」。自社牧場で飼育・生産した未経産の黒毛和種を販売する町のお肉屋さんとして、人気の精肉店です。店内では、松阪牛入りコロッケやミンチカツなどの惣菜も販売しており、食べ歩きにおすすめ。とくに松阪牛入りのコロッケは、生パン粉を使用していることもあり、サクッとした軽い食感で人気です。揚げたてを提供してくれるため、アツアツを食べられます。
「西洋肉料理 岡」は、三重県松阪市で50年以上続く老舗の洋食店です。格式高く見えますが、意外にも気軽に入れる老舗店では、松阪牛のステーキやハンバーグ、シチューなど、本格的でバラエティー豊かな洋食をいただけます。
おすすめは、ディナーメニューで提供される「スパゲッティー松阪牛添え」。伊勢醤油を使用した出汁が効いた和風パスタに、レアに焼かれた松阪牛のランプが贅沢に乗せられています。単体で食べても良し、パスタに絡めて食べるとなお良しの一品は、一食の価値ありです。
三重県伊賀地方で飼育される黒毛和種ブランド「伊賀牛」。赤身と脂身のバランスが良く、霜降りが少なめなのが特徴です。寒暖差がある伊賀地方の気候、清浄な空気、水、豊かな牧草でストレスなく育てられた牛は、牛肉の旨みが凝縮され、口に入れた瞬間に芳醇な香りと甘みが広がります。
とろけるようなまろやかさは、松阪牛や神戸牛をも凌ぐとも言われている「伊賀牛」。松阪牛と食べ比べてみるのもおすすめです。
明治38(1905)年創業の100年以上の歴史を持つ老舗すき焼き店「寿き焼 金谷」。すき焼き屋さんですが、名物はバターで焼いた伊賀牛のヒレ肉とロース肉を大根おろしを付けて食べるバター焼きです。
2019年にはミシュランガイド掲載され、2024年には百名店にも選出された「寿き焼 金谷」。趣のある建屋に上がった期待値を裏切らない味を、ぜひご賞味ください。
とんかつステーキの略称・とんてき。一般的にとんかつ用の肉を使用するため厚切りですが、「四日市とんてき」はさらに厚切り。「分厚い」という言葉がぴったりの厚切り肉を、濃いめのソースでソテーにしてニンニクを添えたご当地グルメです。
肉の片側がつながっているグローブ状の形状で提供されるのも「四日市とんてき」の特徴の一つ。戦後間もないころから四日市で親しまれてきたグルメは、中華料理店や肉料理専門店を皮切りに、現在では洋食店、ラーメン店、居酒屋など、市内のさまざまなお店で提供されています。
四日市のご当地グルメ・四日市とんてきの発祥店「まつもとの来来憲」。切り込みが入った分厚い豚肉を、濃い目のタレで焼き、そのうえに粒のままのニンニクが乗ったスタミナ料理です。使用する豚肉はブランド豚のさくらポーク。肉厚でもパサつかず、柔らかいと好評です。
地元の人からも人気が高いため、とくに休日は行列必至。ちょうどお腹が空いたベストな状態で食べられるように、早めに並ぶのがおすすめです。
三重県鳥羽市のご当地バーガー「とばーがー」は、伊勢エビやたこ、牡蠣、じゃこ、あわびなどの鳥羽産の食材をパテに使用したハンバーガーです。注文を受けてから作られるため、商品提供までには少し時間がかかりますが、できたてを食べられる幸せを感じられます。
地産地消で新鮮な魚介類や海産物が使用されており、ファストフードでありながら丁寧に作られるスローフードでもある「とばーがー」。鳥羽市内でしか販売されておらず、ここでしか食べられないグルメです。
三重県を代表する高級食材「伊勢エビ」。透き通るような瑞々しさを持つ美しい身と上品な甘みが特徴のエビは、その濃厚な味わいで多くの美食家を虜にしています。
秋から冬に旬を迎える「伊勢エビ」は、刺身はもちろん焼き物にしても美味。白く立ち上る煙に乗って香る香ばしさに食欲が刺激されます。日本有数の伊勢エビの産地・伊勢市内ではお造りやフレンチ、イタリアン、蒸し・焼き、揚げ、カレーなど、さまざまな調理法で提供。いろんな伊勢エビ料理を食べて、お気に入りを見つけてみてください。
「Cuccagna 鳥羽店」は、地元産の新鮮な魚介類を使ったピザやパスタが人気のイタリアンレストランです。季節に合わせてメニューが変わるため、何度訪れても新鮮な気持ちを味わえます。
1階は木を基調とした温かみのあるカウンター席で、落ち着いた大人の雰囲気を楽しめます。2階はテーブル席で、明るく開放的な空間です。夜はバーとしても利用できるため、とくに大人旅におすすめのお店です。
エサとなるアラメやカジメなどの海藻が繁茂する鳥羽・志摩地方を中心とした岩礁域は日本有数の「あわび」の好漁場として知られており、三重県内では2000年以上も前から海女漁が行われていたとも言われています。現在でも海女漁は行われており、磯の香りが豊かで新鮮な「あわび」が獲れます。
志摩地方では「妊娠中の女性があわびを食べると、目のきれいな子が生まれる」という言い伝えがあり、現在でも意識して食べる女性が多くいるとか。「あわび」は、低脂肪、高タンパク、ミネラル豊富で、美容にも期待できるので、女性におすすめしたいグルメです。
ウニやサザエ、あわびなど、その日に獲れた魚介類をバーベキュースタイルで味わえる「なかよし水産」。遊覧船乗り場の目の前にあり、クルージング帰りに利用できます。店内のカウンター10席と、店外には4人掛けテーブルが2つとこぢんまりとしていてアットホームな雰囲気です。
「ゑびや屋台」は、伊勢神宮内宮から徒歩1分のおおはらい町通りに位置する屋台風のお店です。松阪牛寿司とあわび串を提供しており、食べ歩きグルメの調達に最適。あわび串にいたっては、ビールセットも用意しています。
肉厚で柔らかいあわび串は、天然塩または自家製バター醤油味を選べる贅沢さ。三重では古くから縁起物として扱われてきたあわびを、これまた縁起の良い伊勢神宮のお膝元でいただく幸せを感じられるのは「ゑびや屋台」だけです。
牡蠣といえば広島や宮城などが有名ですが、三重県でも盛んに養殖されています。とくに浦村牡蠣と的矢かきが有名で、浦村牡蠣は1年で収穫できるほど成長が早く、臭みが少ないのが特徴。的矢かきは無菌浄化システムで育成され、生食でも安全で濃厚な旨みを楽しめるとして知られています。
牡蠣の旬は冬ですが、産卵前の3~4月頃も身が太って美味しい時期。このあたりで三重に行く際には、美味しい牡蠣も堪能しておきたいところです。
鳥羽市で三世代に渡り海女を続ける中川家が営む「海女小屋 なか川」。名前のとおり海女小屋をイメージしたお店で、漁獲時期になるとその日に獲れた新鮮な海鮮がいただけます。
漁師でもあり西洋料理店で修業したシェフによる、厳選素材を使用した海鮮料理をいただける「海女小屋 なか川」。ディナーは前日までの予約制のため、ディナー利用の場合は忘れずに予約しておきましょう。
「てこね寿司」は、農山漁村の郷土料理百選にも選ばれた三重県・伊勢志摩地方の郷土料理です。漁師が獲れたてのカツオやマグロなどの魚をすぐに食べられるようにと、醤油ベースのタレに漬け込み、酢飯に手で混ぜて食べたのがはじまりと言われています。
魚は主にカツオやマグロなどの赤身が使われますが、近年ではタイなどの白身魚を使うケースも増えている「てこね寿司」。お店によって使用する魚やタレの味が異なるため、はしごするのもおすすめです。
昭和20(1945)年創業の割烹料理店「割烹大喜」。伊勢志摩の新鮮な海の幸、山の幸を活かした料理を楽しめます。懐石料理からお寿司、定食、一品料理まで幅広いメニューを提供していますが、なかでも伊勢志摩地方の郷土料理・てこね寿司が人気。さっぱりとしたシャリと厚めに切られたもっちりとしたカツオが相性抜群です。カツオが旬を迎える春と秋の訪問がとくにおすすめです。
東は海、西は山に面しており、海へと繋がる川の恵みをいくつも有する三重県。海と川を行き来する習性を持つうなぎが生息・漁獲しやすい土地柄であり、さらに明治時代には養殖がはじまり、全国有数のうなぎの産地となりました。
とくに津市ではうなぎ食文化が盛んで、市内には20軒を超えるうなぎ店があり、観光客ではなくほぼ地元の人たちがその消費を支えています。そんな三重県で提供される「うなぎ」は、蒸さずに焼く関西風の地焼き。香ばしさとふっくらとした食感を楽しめます。
過去には日本で一番うなぎの消費量が多かった津市で人気のうなぎ専門店「炭焼きうなぎ 新玉亭」。 明治23(1890)年の創業からうなぎ一筋で真摯にうなぎに向き合ってきた「炭焼きうなぎ 新玉亭」では、炭火でじっくりと焼き上げ、表面はパリッと、中はふわっとした食感のうなぎを楽しめます。
醤油、みりん、氷砂糖などを煮詰めて一週間以上寝かせた伝統を受け継いだタレは、甘めなのにしつこくなくご飯が進みます。ご飯が山盛りに盛られたうな丼もおすすめです。
「伊勢うどん」は、一般的なうどんよりも約2~3倍の太さのうどんです。コシがなく柔らかい麺で、もっちりとした食感、溜まり醤油をベースにした真っ黒で濃厚なタレが特徴です。甘辛い味付けですが、鰹節や昆布の出汁が利いていてまろやかさもあります。
伊勢神宮への参拝客に、胃に優しい食事として江戸時代にはじまったと言われている三重県を代表するソウルフード「伊勢うどん」。うどん好きは抑えておきたいグルメです。
「岡田屋」は、昭和28(1953)年創業の老舗の伊勢うどん専門店です。太くもっちりとした麺と、絡みやすいように一晩寝かせてとろみを付けた自家製タレは相性抜群。ボリューム満点のためお腹いっぱいになります。おかげ横丁内にあることもあり、お昼時には行列必至。早めの訪問がおすすめです。
「亀山みそ焼きうどん」は、赤味噌をベースに唐辛子、日本酒、みりん、にんにく、豆板醤、ごまなどを配合した秘伝の味噌ダレでうどんを炒めた亀山市のご当地グルメです。
具材はキャベツや肉などが一般的。甘辛い味噌ダレ味がクセになるとリピーターが多い人気グルメは、近年B-1グランプリに出展したことで全国的にも地名度が上がりつつあります。人気急上昇中のご当地グルメは、その美味しさはもちろん話題作りにも食べておいて損はないでしょう。
「津ぎょうざ」は、直径15cmの皮を使った大きな揚げ餃子です。昭和60(1985)年頃に学校給食で出されたことがはじまりで、現在でも給食メニューとして出されており、人気No.1を獲得しています。
しばらくは学校給食のみでの提供でしたが、平成20(2008)年に県下最大級の津まつりで販売され、その懐かしさから購入が相次ぎ、2日間で400個を完売する盛況ぶり。津市のPRも兼ねて、現在では市内の約20店舗で提供されています。
36時間以上寝かせた自家製麺が特徴の「ラーメン いたろう」。しっかりとしたコシが特徴のラーメンと津ぎょうざが名物です。通常の餃子5個分に相当する餡が詰まった餃子は、ボリューム満点です。餡には干しえびとスープを練り込んでおり、ジューシーな味わいが人気です。焼きではなく揚げているため、パリッとした食感が香ばしい津ぎょうざ。ラーメンの付け合わせにぜひ注文してみてください。
「鈴カレー」は、「鈴鹿のご当地グルメを作りたい」という思いから誕生したご当地カレーです。定義は、カレー粉と鈴鹿産の食材を2種類以上使用すること。平成24(2012)年の発案から、地元飲食店の協力を得て、続々とオリジナリティー溢れる「鈴カレー」が誕生しています。
近年では、1ブロック5店舗のA~Fブロックから好きなブロックを選び、すべてのお店のカレーを食べたうえで好きなお店に投票する「鈴カレースタンプラリー」も開催され、盛り上がりを見せています。毎年時期が前後しますが、秋から冬に開催されることが多いようで、タイミングがあえばぜひ参加してみてください。
「赤福餅」は創業300年以上、三重県伊勢市に本店を置く和菓子屋・赤福が販売する和菓子です。お餅のうえにこし餡を被せた、いわゆるあんころ餅の一種。餡につけられた三つの筋は伊勢神宮の神域に流れる五十鈴川のせせらぎを、なかのお餅は川底の小石を表しています。
明治時代には明治天皇の皇后である昭憲皇太后に献上されたこともある「赤福餅」。上品な甘みと柔らかな食感は、一度食べたら忘れられない味です。
江戸時代に桑名藩主が非常食として考案したことに端を発する「安永餅」。細長く平たい餅のなかに、粒あんが包まれた焼き餅です。ほのかに付いた焦げ目が香ばしい「安永餅」は、人工着色料や添加物は一切不使用。素材本来の味わいが楽しめます。
店内飲食やお土産品での販売のほか、1つからでも購入できる「安永餅」。食べ歩きグルメのお供にぜひご購入ください。
江戸時代中期に創業した安永餅の老舗「安永餅本舗 柏屋」。国産のもち米と北海道産小豆を使い、昔ながらの手作りで伝統の味を守っています。
タイミングが合えば焼きたてにありつけます。冷めた状態でも美味しいですが、焼きたては餅も柔らかく、あんこもホカホカ。格別な味わいに出会えるかどうかは運次第。感動的な美味しさを求めて、運試しに訪問するのもおすすめです。
海や山の恵みによるグルメが満載の三重。全国的になB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年6月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
トラベル
2025.08.08
ロコレコ
2025.07.19
ロコレコ
2025.06.28
グルメ
2025.08.08
ロコレコ
2025.05.31
プラス旅
2025.06.20
おすすめ
おすすめ
神戸市
2025.07.19
おすすめ
焼津市
2025.06.28
おすすめ
金沢市
2025.05.31
おすすめ
水俣市
2025.03.29
記事ランキング
2025.03.20
2025.04.04
2025.04.24
2025.03.15
2025.03.30