今回、松下奈緒さんが旅するのは福岡県。2026年5月に御本殿の大改修を終えた太宰府天満宮や、全長41mの釈迦涅槃像で知られる南蔵院、3日間かけてたれをしみ込ませる焼き鳥「とりかわ」、県限定のいちじく「とよみつひめ」など、福岡県のおすすめスポットをご紹介します。

太宰府天満宮

菅原道真公を御祭神として祀る太宰府天満宮は、全国約1万社ある天満宮の総本宮です。2026年5月には124年ぶりの大改修が完了。国の重要文化財である御本殿が、1591年(天正19年)に筑前国主・小早川隆景が再建した当時の、安土桃山時代の華やかな様式をまとった姿によみがえりました。

御神木は飛梅。道真公を慕って京都から飛来したという伝承を持つ梅の木です。

茶房・ぎゃらりー かさの家

茶房・ぎゃらりー かさの家は、太宰府名物のお菓子「梅ヶ枝餅」を製造する33軒の店のひとつです。梅ヶ枝餅は、無実の罪で左遷され、食べるものに困っていた菅原道真公を見かねた近くの老婆が、梅の枝に餅をさして渡した逸話をもとに生まれました。

かさの家の梅ヶ枝餅は、北海道産のあずきで作る餡を薄餅でくるみ、梅模様の入った型で焼き上げます。太宰府天満宮で道真公の物語に触れたあとに味わえば、素朴な焼き餅ひとつにも、老婆の思いやりという由来が重なります。

南蔵院

高野山真言宗の別格本山である南蔵院には、1995年に建立された釈迦涅槃像があります。全長41m、高さ11m、重さ300tと、ブロンズ製の涅槃像としては世界最大級の大きさを誇ります。この涅槃像は、南蔵院がミャンマーなどの子どもたちに長年続けてきた支援への返礼として、1988年にミャンマーから贈られた仏舎利(お釈迦様と弟子2人の遺骨)を安置するために造られました。

とりかわ粋恭

とりかわ粋恭は、福岡名物の焼き鳥「とりかわ」と言えば必ず名前が挙がる有名店。鶏肉の首の皮を串に巻きつけて焼き、3日間かけてたれをしみ込ませた一本は、外はカリッと香ばしく、中は弾力のある美味しさが広がります。店では、とりかわのほかに笹身しぎ焼きや焼き野菜なども人気を集めています。

マリンワールド海の中道

博多湾沿いにあるマリンワールド海の中道は、「近海」「深海」「外洋」など九州の海をテーマに、350種、3万点の生き物を展示する水族館です。2026年3月には奄美の海と森エリアに「いのちめぐる森」が誕生。新しいゾーンでは、奄美の森に暮らす両生類や爬虫類、昆虫に加え、マングローブや川の生き物も、海の展示とあわせて観察できます。

博多湾に面したプールでは、イルカとアシカのショーを見ることができます。イルカやアシカが湾を背に躍動する姿は、海辺の水族館ならではの眺めです。

割烹よし田天神本店

割烹よし田天神本店は、1963年創業の老舗割烹料理店です。海の幸を主役に四季折々の素材を取り入れ、地の食材と職人技が織りなす料理を堪能できます。活鯛を使う鯛茶には、一子相伝の秘伝のたれを合わせています。

とよみつひめ

とよみつひめは、福岡県限定のオリジナルブランドいちじくです。県農林業総合試験場豊前分場が長年の交配を経て開発した品種で、名前は豊前の「豊」と、甘さを表す「蜜」にかけて名付けられました。蜜のような甘さととろける果肉が特徴で、旬は8月から10月半ばまで。主な産地であるJA筑前あさくら管内では、10月半ば以降、福岡のブランド柿「秋王」の季節を迎えます。

松下奈緒さんがめぐった福岡県。見どころも味わいも詰まった旅先を、次の旅の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

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