和歌山の人気観光スポットおすすめ20選｜外せない定番・名所から穴場まで見どころ満載の観光地を紹介

太平洋の絶景が望める潮岬や荒波に削られ生み出された自然美が印象的な白崎海洋公園、悠久から変わらず信仰を集める熊野古道など、さまざまな文化的遺産が点在する和歌山県。ヨーロッパの街並みを再現したポルトヨーロッパや、自然のエネルギーを学べる白浜エネルギーランドなどの話題のスポットも見逃せません。

そこで今回は、和歌山県でおすすめの観光スポットを20ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ和歌山観光の参考にしてみてください。

※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。

【外せない定番・名所】和歌山で人気のおすすめ観光スポット

1.　潮岬

本州最南端の地として知られている「潮岬」。白亜が印象的な灯台のなかには68段の螺旋階段があり、展望台からは地球の丸さを実感できる水平線を望めるほどの大海原による絶景が眼下に広がります。

かつて海軍の望楼が置かれた歴史からも、この岬が海上交通の要衝であることがよくわかります。遮るものが何もなく、太平洋の雄大な景色が望める「潮岬」。広大な芝生と潮の匂い、波の音が心地良い絶景スポットです。

2.　とれとれ市場

「とれとれ市場」は、白浜をはじめ、全国各地から取り寄せた新鮮な海産物と、和歌山の特産品を販売する西日本最大級の海鮮マーケットです。地元の漁業組合が経営しているため、海産物の味と鮮度は折り紙付。リーズナブルな価格で海産物が手に入ると人気のスポットです。

「とれとれ市場横丁」では海鮮焼きやお寿司、お造り、お惣菜、麺・丼ぶりなどで採れたての海鮮を楽しめます。なかでも見物なのが、マグロの解体ショーです。生マグロ水揚げ量日本一の和歌山県。ぜひ美味しいマグロをはじめ、新鮮な海産物を食べに足を運んでみてください。

3.　ポルトヨーロッパ

和歌山県和歌山市の人工島・和歌山マリーナシティ内にある「ポルトヨーロッパ」は、ヨーロッパの港町をイメージしたテーマパークです。一歩、園内に足を踏み入れたら、見渡す限り中世ヨーロッパの街並みが広がる「ポルトヨーロッパ」は、どこもかしこもフォトジェニックな風景が広がります。コスプレしながら園内を回ることも可能で、中世ヨーロッパに舞い降りた気分を味わえます。

また、絶叫マシンからメリーゴーランド、ARを使用した体験型アトラクションなど、アトラクションも豊富に揃っているため、大人から子どもまで世代問わず楽しめます。入園料無料でペットの同伴も可能なので、旅先の散歩コースとしてもおすすめのスポットです。

4.　那智の滝

熊野那智大社の別宮である飛瀧神社のご神体「那智の滝」。古来より人々の畏敬を集めてきた、日本三大名滝の一つです。日本一を誇る落差は133m、銚子口の幅は13m、滝壺の深さは10m以上あり、毎秒1tの水が流下します。

滝壺には不老不死の仙薬が沈められているとされており、拝観料を払って滝を真正面から拝観できる観覧舞台に行けば、延命長寿の水を飲むこともできます。雄大さと荘厳さを感じられる「那智の滝」。滝壺は夏でも涼しいため、避暑に訪れてはいかがでしょうか。

5.　白崎海洋公園

公園全体が石灰岩に囲まれており、青い海と白い岩のコントラストが美しい「白崎海洋公園」。「日本のエーゲ海」とも称されるほど、美しい絶景を望めます。

園内の施設では、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティをはじめ、キャンプやバーベキューなどのアウトドアも楽しめます。道の駅も併設されており、由良町の特産品や、同町産のフルーツを使ったソフトクリームなどが販売されています。アウトドアやアクティビティはもちろん、のんびりショッピングを楽しみたい人にもおすすめのスポットです。

6.　串本海中公園

「串本海中公園」は、黒潮の影響を受け透明度が高く、冬でも15度を下回ることがない温かい水温の影響で色とりどりの熱帯魚や本州最大のテーブルサンゴが群落する串本の海をテーマにした海中公園です。ウミガメにエサやり体験ができる水族館や、水深6.3mの海中を観察できる海中展望塔、テーブルサンゴや熱帯魚を間近に観られる海中観光船など、串本の海を楽しく学べます。

ウミガメコーナーでは、手の平サイズの小さな赤ちゃんに出会えることも。子どもはもちろん、大人も楽しめるスポットです。

7.　白浜温泉

有馬温泉と道後温泉とともに、日本三古湯に数えられる「白浜温泉」。万葉集や日本書紀にも紹介されており、斉明天皇や天智天皇らがはるばる湯治に訪れた温泉地として知られています。

13の温泉施設がある白浜温泉では、波打ち際が大迫力の「崎の湯露天風呂」や、島の中央に洞窟がある円月島が見える「御船足湯」など、各宿泊施設が源泉の特徴を活かした浴場を用意しています。日帰り・立ち寄りができる温泉もあるので、温泉巡りにもおすすめです。

8.　千畳敷（せんじょうじき）

太平洋にせり出した舞台のように、大きく、美しく広がる岩盤「千畳敷（せんじょうじき）」。名前の千畳敷は、畳を千枚敷けるほどの広さに由来しています。長い年月をかけて打ち寄せる荒波に浸食されたことで、岩畳のような景観になったと言われる「千畳敷」。元々は海底だった場所が隆起して海岸段丘になったもので、海底時代に積み重なった地層の形状や質感は、それぞれに表情があり歴史を感じさせます。

これだけダイナミックな地球の変動に触れあう機会はなかなかないので、和歌山に行く際はぜひ立ち寄ってみてください。

9.　三段壁 

長さ2km、高さ60mにおよぶ柱状節理の断崖絶壁の大岩壁「三段壁」。断崖に設けられた展望台からは、雄大な南紀の海景が望めます。

三段壁の内部には、約200ｍにおよぶ長さの洞窟内通路があり、日本最大級の青胴で出来た牟婁大辯才天（むろだいべんざいてん）が鎮座しています。牟婁大辯才天は、大黒天、毘沙門天、十六童子を従え、どのような願いも叶えてくれると言われており、祠はパワースポットとしても人気があります。特に叶えたいことや願いごとがある人は訪れておきたい観光地です。

10.　和歌山城

1585年（天正13）年に豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたことでその歴史をスタートさせた「和歌山城」。徳川の時代に入るとさらに発展し、紀州徳川家の居城として歴史を刻んできました。

そんな「和歌山城」は和歌山市の中心に鎮座。姫路城、松山城とならび日本三大連立式天守の一つとして数えられることでも有名で、遠くまで見渡せて死角がなく市街を一望できます。そのため、和歌山旅のスタートにぴったりの観光地です。

そのほか、藩の政庁や藩主の生活の場である二の丸と紅葉渓庭園のある西の丸を結ぶ「御橋廊下」や、馬を追い回していた馬場にちなんで名付けられた「追廻門」など、見所の多いスポットでもあります。

11.　熊野本宮大社

那智勝浦町にある熊野那智大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山とされる「熊野本宮大社」は、全国約4,000社以上もある熊野神社の御本社です。熊野三山を目指す参詣道を示す「熊野古道」は、世界遺産にも登録されていることから、熊野本宮大社は世界遺産の一部となります。

家津美御子大神（すさのおのみこと）を主祭神に12柱の神様が祀られている「熊野本宮大社」。パワースポットとしても知られており、田園風景に突如現れる巨大な鳥居からすでにパワーを感じられます。お立寄りの際は、旅の想い出に家津美御子大神に仕えた八咫烏がデザインされたお守りもぜひご購入ください。

【穴場】和歌山で人気のおすすめ観光スポット

12.　みさと天文台

肉眼で天の川に会える奇跡の星空スポットと名高い「みさと天文台」。月のない夜はそのふれこみどおり、肉眼で天の川が見えるほど自然環境に恵まれた場所に位置します。

昼間にはプラネタリウムの上映も行っている「みさと天文台」ですが、人工的な明かりが届かない山深い場所にあるため、夜間は外で空を見上げるだけでも星空が降ってくるような感覚に陥る貴重な体験ができます。そのため、特に夜間の訪問がおすすめ。ロマンチックなデートスポットとしても人気のある観光地です

13.　淡嶋神社

「淡嶋神社」は、全国に約1,000社もある淡嶋系統の総本社です。ひな祭り発祥の地でもあり雛流しの神事が有名で、毎年30万体もの人形が奉納されます。そのため、たくさんの日本人形が所狭しと並んでいる奇観に驚く人も多くいます。

医薬の神様・少彦名命(すくなひこなのみこと)が御祭神として祀られていることから、特に婦人病や子宝、縁結びのご利益があるとして女性からの人気が高い神社でもあります。また、お守りの種類も豊富で、縁結びだけでもハートやいちご、赤い糸、さくらんぼなどさまざまなタイプが用意されています。ご祈願のおりにはお気に入りのお守りも見つけてみてはいかがでしょうか。

14.　太地町立くじらの博物館

400年以上に渡ってクジラと深く関わってきたクジラの町・太地町。そんな太地町にある「太地町立くじらの博物館」は、クジラの生態をすみずみまで知ることができる全国でも珍しい博物館です。捕鯨の歴史や文化をはじめ、骨格の標本、鯨類の生態に関する資料など、およそ1,000点を展示するほか、クジラやイルカなど熊野灘に生息する生き物にも出会えます。

ショーやふれあいイベントも実施。和歌山旅の旅程に五感で楽しむ「クジラの時間」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

15.　友ヶ島

和歌山県と淡路島の間に位置する地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の総称「友ヶ島」。数々の映画やドラマのロケ地となったことでも知られています。無人島である沖ノ島には砲台跡がいくつもあり、その様相からスタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」を彷彿させると言われています。砲台跡をめぐるハイキングコースも人気が高く、島を取り囲む紺碧の海の美しさは感嘆ものです。

島内中央部には湿地帯植物が群生。約400種もの植物を見ることができるので、ジブリ好きはもちろん植物に興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

【デートで行きたい】和歌山で人気のおすすめ観光スポット

16.　円月島 

白浜を代表する名勝「円月島」。正式には「高嶋」という名がありますが、小島の中央にぽっかりと空いた穴から、「円月島」の名称で親しまれています。円月島の見所はやはり夕陽とのコラボレーションです。夏場は18時30分頃、冬場は16時30分頃に行けば、昼間とは別格のノスタルジックで美しい景色が望めます。ロマンチックな光景は、一度見たら脳裏に焼き付きます。この光景を見たら想い出の地になること間違いなし。ぜひ足を運んでみてください。

17.　天神崎

和歌山のウユニ湖とも称される「天神崎」は、引き潮時で潮位が150～140cm程度になると岩礁にたまった水が綺麗に反射し、南米ボリビアにあるウユニ塩湖のような絶景が見られます。おすすめの時間帯は夕方から日没後ですが、この絶景を見られるかどうかは運次第。条件が揃う可能性がある日は、公式サイトのカレンダーに記載されているので、カレンダーをチェックしてから立ち寄る日程を決めるのがおすすめです。

18.　白良浜

「白良浜」の名の由来にもなった、長さ約620mにもわたる白砂の浜。白い砂とエメラルドグリーンの海、椰子の木がそよぐビーチは、ハワイのワイキキビーチを彷彿させます。「日本の海水浴場百選」にも選ばれた「白良浜」には、その美しさに魅了された人々が毎年60万人も訪れます。海水浴はもちろん、「白良浜」では花火やランタン、ビーチヨガやトライアスロンなど、さまざまなイベントを催しているので、タイミングを合わせて訪れてみるのも良いでしょう。

【子供と遊べる】和歌山で人気のおすすめ観光スポット

19.　アドベンチャーワールド

「アドベンチャーワールド」は、動物園と水族館、遊園地が一体となった大規模複合テーマパークです。東京ドーム17個分の広大な敷地のなかで、動物たちがのびのびと暮らしています。

パンダファミリーに会える「ブリーディングセンター」をはじめ、陸の動物が暮らす「サファリワールド」やイルカなど海の動物によるショーを観覧できる「マリンワールド」、観覧車やジェットコースターなどの乗り物を楽しめる「プレイゾーン」など、複数のエリアがあり、一日では時間が足りないほど。じっくり見たい方は、複数日の訪問がおすすめ。子どもたちの感性が刺激されること間違いなしのスポットです。

20.　白浜エネルギーランド

「白浜エネルギーランド」は、その名のとおり人間、自然、化石が持つエネルギーについて、頭と体を使って学べる体験型のテーマパークです。施設内にはアスレチックやトリックアート、源泉かけ流しの足湯などがある「体験アトラクション」と、恐竜時代にタイムトリップする体験シミュレーターや、大迫力の3D映像が楽しめる「映像アトラクション」があります。

五感を刺激するアトラクションが豊富に揃っている「白浜エネルギーランド」。遊びながら学べる施設としてお子さま連れにおすすめです。

まとめ

和歌山県には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられるスポットなど、数多くの魅力的な観光名所が随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な和歌山の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。和歌山県へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2024年9月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。

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旅サラダPLUS編集部

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