• トップ
  • グルメ
  • 静岡で食べたい!ご当地グルメ15選|地元民がおすすめした静岡の人気グルメ店13店も紹介

静岡で食べたい!ご当地グルメ15選|地元民がおすすめした静岡の人気グルメ店13店も紹介

駿河湾や富士山など、豊かな自然環境に恵まれている静岡県。そんな静岡県には豊かな風土に育まれた農林水産物を使用したユニークなグルメが目白押しです。

今回は、そんな静岡の絶品ご当地グルメメニューを15品セレクト。また『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も13店舗紹介しています。静岡でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。

静岡のおすすめ絶品ご当地グルメ15選

1. 浜松餃子

宇都宮、宮崎とならび日本三大餃子の一つに数えられる「浜松餃子」。キャベツをメインにたっぷりの野菜を練り込んだ餡を薄皮で包み込んでいるため、あっさりとした味わいです。

中国から餃子が伝来してきた当時、屋台で販売されていた「浜松餃子」。焼き餃子特有の蒸し工程があることからフライパンでの調理となったことが、現在にも受け継がれる円型焼きに繋がっています。円型の中心部分が寂しいからという理由でいつしかもやしが乗せられるようになり、そのもやしを箸休めに餃子を食べる手が進みます。野菜たっぷりで健康志向の餃子を、ビール片手にぜひご賞味ください。

2. 富士宮やきそば

一般的な焼そばと違い、コシのある麺が特徴の「富士宮やきそば」。蒸したあとに茹でる一般的な麺と異なり、「富士宮やきそば」に使用される麺は茹でずに急速冷却し、油で表面をコーティングするため、水分量が少なく、独特のコシが生まれます。

肉かすやイワシの削り粉を入れた味付けも「富士宮やきそば」特有のもの。B1グランプリで2度も選出された実力派焼そばは静岡に来たら一度は食べておきたいご当地グルメです。

3. 茶そば

そば粉や更科粉に上質な抹茶を練り混ぜ、蕎麦打ちされた「茶そば」。濃い緑色が美しく、茹で上げるとお茶の良い香りが漂い、口に運べば爽やかなお茶の風味が広がる清涼感を味わえます。

色みの変化を防ぐため、基本的には冷たいざるそばで提供される「茶そば」。国内有数のお茶の生産地として知られる静岡で採れる抹茶を使用した香り高いおそばをぜひ五感を使って味わってみてください。

4. みくりやそば

「みくりや(御厨)そば」は、古くから祝い事などで客人に手作りそばを出す習慣から誕生した御殿場地方の郷土料理です。水を使わずに山芋や自然薯を繋ぎとしてそばを打っているため、喉ごしがよく、素朴な味わいが特徴。スープは鶏ガラ出汁をベースにしており、具材には鶏肉やにんじん、しいたけを入れるのが一般的です。

大晦日や正月、来客時のもてなし料理として提供される「みくりやそば」。肌寒い季節に食べれば、心も身体も温まります。

5. 富士つけナポリタン

「富士つけナポリタン」は麺をスープにつけて食べる、新感覚のナポリタンです。平成20(2008)年にまちおこし企画で誕生した変わり種のナポリタンは、トマトベースに鶏ガラやブイヨンなど、各店オリジナルのスープをあわせたダブルスープ仕立て。麺もパスタをはじめ、中華麺やオリジナルの極太麺が使用されるなど、お店の数だけ違った「富士つけナポリタン」を楽しめます。ほかにはない和洋のコラボレーションを堪能してみてください。

6. 藤枝朝ラーメン

出典:PR TIMES

静岡県内でも有数のお茶の産地・藤枝。ここでは古くからお茶の取引で早朝から働く人も多く、仕事を終えた関係者が腹ごしらえのために朝早くにラーメン屋を訪れ、行列をなしたことをきっかけに朝ラーメン文化が根付いたと言われています。

「朝から食べても胃がもたれない」魚介系の醤油スープとつるりとした麺が特徴で、2種類の味を楽しめる温と冷をセットで食べるのが藤枝流です。現在では藤枝を中心に20店舗ほどが朝ラーメンを提供しており、なかにはとんこつ系醤油スープを出すお店もあります。藤枝周辺に連泊する場合は、ぜひ連日朝ラーメンで1日のエネルギーチャージをしてみましょう。

7. 静岡おでん

牛すじから出る肉の旨みと醤油での味付けによる真っ黒な出汁と、串に刺した具材が特徴の「静岡おでん」。静岡市内では駄菓子屋で売っていることもあり、子どもの頃からおやつとして慣れ親しまれている郷土料理です。

できあがったおでんには青のりや出汁粉をかけるのも「静岡おでん」の特徴です。見た目の黒さからしょっぱそうに思いますが、出汁と具の旨みがきいたあっさりとした味わいの「静岡おでん」。島根、鹿児島と並ぶ日本三大おでんの一つでもあるため、静岡に行く際にはぜひご賞味ください。

8. うなぎ

国内有数のうなぎの養殖地として知られている静岡県。浜名湖地域で育てられた「浜名湖うなぎ」や大井川流域で養殖された「静岡うなぎ」、4~5日富士山の伏流水にさらすことで臭み・脂肪を落とされた「三島うなぎ」などがあります。

静岡は食文化における「東西の堺目」とも言われており、焼いたうなぎを一度蒸し、タレをつけて再度焼く「関東風」と、直火で焼いてそのままタレをつける「関西風」の2種類の食べ方を楽しめます。お店によって焼き方やタレの味が違うので、ぜひ複数店を訪問して違いを味わってみてください。

9. たまごふわふわ

出典:農林水産省ウェブサイト

静岡県袋井市に来たら食べておきたいのが、「たまごふわふわ」です。江戸時代から伝わる日本最古の卵料理とも言われる「たまごふわふわ」は、出汁を入れた土鍋を火にかけ、沸騰したらよくかき混ぜた卵を流し込んで蓋をして蒸して作られます。工程は簡単ですが、熟練の技が求められる料理です。材料は出汁と卵のみ。ふわっとした卵の食感と風味、出汁の美味しさを堪能できる一品です。

10. 掛川いも汁

出典:掛川市

「掛川いも汁」は、人が集まるときや来客時に囲む料理として親しまれてきた静岡県掛川市の郷土料理です。特産の自然薯を大鉢ですりおろし、水から煮だした鯖出汁を味噌仕立てに仕上げた「掛川いも汁」。鯖の切り身も一緒にすりつぶすことから、鯖由来のコク深い味わいを楽しめます。

丹念にすられたいも汁はふんわりとしたお餅のよう。栄養豊富で消化にも良いため、静岡グルメ三昧で疲れた胃を休めるのにおすすめです。

11. 清水もつカレー

「清水もつカレー」は、食感のよい豚もつをカレーで煮込んだ、いわばもつのカレー煮込みです。清水地区周辺でよく食べられており、甘口・辛口、入れる具材、どて煮風など、お店によって少しずつスタイルが違います。

よく煮込まれたもつは臭みもなく、カレーの味が染みこんでいます。ご飯にかけても美味しい一品ですが、居酒屋などではおつまみとして提供されるのが一般的。こってりとした味はビールや日本酒などすっきり飲めるお酒との相性が抜群です。

12. 黒はんぺんフライ

静岡おでんの具材としても知られている黒はんぺん。漁業の町・静岡県焼津に伝わる名産品です。その名産品をフライにしたのが「黒はんぺんフライ」です。獲れたてのサバやイワシを丸ごとすり身にした黒はんぺんに衣を付けて揚げているため、魚の旨みが凝縮された一品です。

そのままでももちろん、ソースをかけて食べるのもおすすめ。さっくさくの衣とふわふわのはんぺんはお酒のつまみに最適です。居酒屋等で食べられるので、ぜひお酒のお供に頼んでみてください。

13. 海の幸

全国でも有数の漁獲量を誇る静岡県。定置網漁業や刺網漁業などさまざまな方法で漁が行われており、イカやアジ、サバ、キンメダイ、ムツをはじめ、カツオやマグロ、シラスやサクラエビなど多種多様な魚介が水揚げされます。

そんな静岡県では焼津市や沼津市などで、新鮮な魚介を食べられるお店が多くあります。名産品であるわさびや日本酒との相性も抜群。ぜひ海鮮丼やお刺身を注文してみてください。

14. わさび

天城山を望む伊豆地域や南アルプスを水源とする静岡地域など、豊富な湧水が沸く静岡県。「わさび」栽培発祥の地としても知られており、産出額日本一を誇ります。清らかな水で育った「わさび」は、香り、色、辛み、甘みのバランスに優れており、高級食材として活用されています。とりわけ刺身や寿司、そば、肉料理などの薬味として欠かせない存在です。

県内の飲食店のなかには「生わさび」を出すお店もあります。普段使用するチューブのわさびとの違いにも注目してみてください。

15. 桜えび

国内では駿河湾でしか漁獲が許可されていない「桜えび」。言わずもがな駿河湾の特産品です。漁獲時期は4~6月と10~12月の年2回。この時期以外は資源保護の観点から休漁になっています。

漁獲時期には生の桜えびを味わえることも。ほかにもふっくらとした食感の釜揚げや桜えびの良い香りが食欲を刺激するかき揚げなどで食べられます。ここでしか味わえない桜えびの甘みと旨みをぜひ堪能してみてください。

静岡の名物グルメが楽しめる人気店13選

1. 石松 本店

「石松 本店」は、昭和28年(1958年)創業の浜松餃子の老舗で、中央に茹でもやしを乗せることを考案したお店です。キャベツの甘味と臭みのない遠州産豚肉の旨味がつまった餃子はあっさりなのにジューシー。ビールのお供はもちろん、ご飯のおかずにも最適です。

胡麻油で焼かれたパリッとした食感はお子さまにも好評。野菜の甘みと豚肉の旨みが凝縮されているので、タレなしでも美味しい餃子を味わえます。

石松 本店

2. 五味八珍 三方原店

「五味八珍」は静岡県を中心に展開する本格派の中華レストランです。薄皮で包まれた餃子は皮はパリッと、餡はジューシーで野菜の甘みを感じられます。何もつけずとも美味しいですが、タレにつけるとさらに美味しさアップ。国産野菜がたっぷり入っているので、ヘルシーに食べられます。使用する豚も国産100%なので、お子さまとも安心してシェアできます。

五味八珍 三方原店

3. 駿河流手打ちそば 金太郎

つなぎに箱根外輪山の大自然が育んだ大和芋を使用し、水を一切用いない「駿河流手打ちそば 金太郎」。しっかりとしたコシと風味が感じられます。

おすすめは野菜がたっぷりとのった「御殿鶏そば(みくりやそば)」。きのこなどの野菜の出汁がよく出ており、優しい味わいに心まで温まります。途中で柚子胡椒を入れて味変するのもおすすめ。広めのテーブル席とお座敷もあるので、子連れでも入りやすいお店です。

駿河流手打ちそば 金太郎

4. 御前崎レストランたわら屋

朝7時にオープンする前から行列ができる「御前崎レストランたわら屋」。海鮮丼やカレー、うどんやそば、ラーメンなど豊富なメニューが揃います。

おすすめは和食を30年ほど作り続けてきた店主が作るラーメンです。毎日味が変わる日替わりラーメンはこれまで延べ500~600種類にも上ると言います。毎日違うラーメンが食べられる飽きのこない「御前崎レストランたわら屋」。朝ラーメンにおすすめのお店です。

御前崎レストランたわら屋

5. 静岡おでん おがわ

「静岡おでん おがわ」は、昭和23(1948)年創業の老舗のおでん屋です。牛すじから取った出汁に醤油で味付けしたスープはまさに王道の静岡おでんの味。創業以来ずっとつぎ足している伝統の味におでん種からにじみ出たエキスが加わることで、まろやかな味に仕上がっています。

17種類ほどあるおでんの種は焼津特産の黒はんぺんをはじめ、地元産の練り物を使用。一番人気は牛すじで、外せない一品です。ぜひ食べてみてください。

静岡おでん おがわ

6. うなぎ桜家

安政3(1856)年創業の老舗うなぎ店「うなぎ桜家」。開店前から行列ができる人気店で、三島市でうなぎといえばここと言われるほどの名店です。

重厚で趣のある和風建築の落ち着いた空間のなかでうなぎを堪能できる「うなぎ桜家」。富士の雪解け水で数日間泳がせてしめた上質なうなぎは臭みが一切なく、「うなぎが苦手な人でも食べられるのでは」という口コミもあるほど。関東風よりに仕上げた蒲焼きは皮目がパリッと、なかはふんわり食感です。うなぎ本来の味を楽しめる名店にぜひ足を運んでみてください。

うなぎ桜家

7. うなぎのかんたろう

蒸さずに備長炭で焼いた関西風のうなぎを提供する「うなぎのかんたろう」。駐車場についたときから、うなぎとタレが焼ける香ばしい匂いに食欲を刺激されます。

使用するうなぎはその時期の良質なものを厳選。炭火の熱によって凝縮されたうまみと少し濃いめのタレが相性抜群です。またタレはご飯にもよく絡み、うなぎなしでも美味しいと評判です。「ほかのうなぎ屋さんに行けなくなる」という声もある「うなぎのかんたろう」。その美味しさに感動すること間違いなしです。

うなぎのかんたろう

8. 浜のかきあげや

平成18(2006)年創業の由比港漁協直営のかき揚げ屋「浜のかきあげや」では、桜えびを使用した丼を中心にそばやうどんを提供しています。おすすめは生桜えび丼とかき揚げ丼。生桜えび丼は、年2回の漁獲時期にしか獲れない桜えびをふんだんに使用した贅沢な丼で、かき揚げ丼も同様に桜えびをたっぷり使用したかき揚げがのった丼です。かき揚げ丼ではかき揚げならではのサクサクとした食感を活かすために、薄衣で揚げています。

磯の香り漂う「浜のかきあげや」は金・土・日・祝のみの営業。土日祝は行列になることもあるため、早めの訪問がおすすめです。

浜のかきあげや

9. 大井川港直売所

大井川港内にある漁師さんが営む直売所「大井川港直売所」。漁期には新鮮な桜えびやしらすを購入できます。おすすめは生桜えび。歯触り、食感、風味が独特で、スーパーで売っているものよりも断然美味しい桜えびをいただけます。

生が苦手な人は釜揚げ桜えびもあります。生桜えびや生しらすは午前中に売り切れ必至なので、訪問は午前中がおすすめです。

大井川港直売所

10. 魚(うお)あら

大正元(1912)年創業の「魚(うお)あら」は、目の前にある舞阪漁港から仕入れる新鮮な海の幸をいただけるお店です。おすすめは「活天丼」。水揚げされたばかりの大ぶりの車海老を足を残したまま衣を付けて胡麻油で揚げたエビ天が贅沢にも3本のっています。

付け合わせには青海苔の酢のものと味噌汁などがついてきます。客席には大きな窓があり、昼間や夕方に訪問すれば、漁港の景色を眺めながら食事をいただけます。

魚あら

11. うつろぎ

生わさびやわさび漬けなどの地場産品の販売と食事の提供をする「うつろぎ」。地元の女性約20人が携わる店舗は、いつも笑顔で笑い声が絶えません。

そんな明るい雰囲気のお店でおすすめなのが、「さびめし」です。ほかほかのご飯のうえにはおかかが乗っており、さらにすりたてのわさびを乗せ、醤油をかけていただきます。すりたてのわさびは市販のものより少し辛さが落ち着いていますが、それでも鼻に抜けるツンとした刺激を感じます。シンプルながらも美味しい「さびめし」は、また食べたくなる味。ここでしか食べられないご飯をぜひご賞味ください。

うつろぎ

12. ステーキレストラン寓(ぐう)

「ステーキレストラン寓(ぐう)」は、地域自慢のブランド牛「遠州夢咲牛」のステーキをはじめ、ハンバーグやシチューなどをリーズナブルに堪能できるお店です。

カウンター席では目の前で焼いてくれる鉄板焼きスタイルで、ライブ感を楽しめます。ソースやドレッシングなどはすべて自家製で、サラダも美味しいと評判です。魚介類が多い静岡グルメの味変に、美味しいお肉に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

ステーキレストラン寓(ぐう)

13. ななや 静岡店

「ななや静岡店」は、明治40(1907)年創業の老舗のお茶メーカーが営むジェラート店です。ジェラートは抹茶をはじめ、ほうじ茶やきな粉、塩キャラメルなど、お茶以外のテイストも並びます。なかでも人気No.1はやはり抹茶味。7段階に濃さが分かれており、世界一濃いと言われる「No.7」は農林水産大臣賞受賞の藤枝産高級茶葉を使用しています。

これまで食べた抹茶味が薄く感じるほど、非常に濃い抹茶を体験できるので、ぜひ「No.7」をお試しください。ジェラート以外にもお茶っ葉やクッキー、チョコレートなどの物販もあるので、お土産購入にもおすすめのお店です。

ななや 静岡店

まとめ

恵まれた自然環境がもたらす風土が育んできた静岡県の食文化。浜松餃子や静岡おでんなどのB級グルメをはじめ、うなぎや海の幸などのA級グルメも楽しめます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、今回はそのなかでも旅サラダ編集部のイチオシを紹介しています。静岡観光で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年4月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

<– Start Author Introduction –>
<– End Author Introduction –>

RECOMMENDED

おすすめ