北海道根室市|花咲く線路の、その先へ 最東端の街で出会った魅力
2026.06.06
兵庫県加古川市の北西部にある「円照寺(えんしょうじ)」をご存じでしょうか。アジサイやクリスマスローズ、ボタンなど、季節ごとにさまざまな花が境内を彩る“花の寺”です。
なかでも初夏は、約90種350株以上のアジサイが咲きそろう特別な時季。現在から7月5日頃までが見ごろで、雨に濡れた花がいっそう色を深める梅雨どきこそ、その魅力が引き立ちます。

円照寺のアジサイは、とにかく品種が豊富です。6月中旬から7月中旬にかけて、約90種350株以上が境内一面に咲き誇ります。関西でも屈指のカラフルさで、歩くたびに異なる花色や花姿に出会えます。

なかでも目を引くのが、咲き進むにつれて白から赤へと花弁の色を変えていく「白寿紅(はくじゅこう)」。青と白のグラデーションが涼やかな「万華鏡(まんげきょう)」、さらに「La Bella(ラ ベッラ)」など、個性豊かな品種がそろいます。雨粒をまとった花々が境内をしっとりと包み、梅雨ならではの落ち着いた風情を漂わせます。



円照寺の歴史は古く、開基は1441年。旧本堂の老朽化にともない、約30年前に現在の地へ移ってきました。現在の住職は13代目にあたります。
いわゆる古刹・名刹として知られる寺ではありませんが、訪れた人の心が安らぎ、元気が出る場所にしたいという思いから、住職みずから花の手入れを続けています。3月から11月にかけては、アジサイのほかユキヤナギやスズランなども咲き、一年を通して花が絶えません。

花だけでなく、歴史にまつわる見どころもあります。境内の梵鐘は、豊臣秀吉が中国平定の戦いで山口・上野八幡宮の鐘を陣鐘として用い、帰京の際にこの地へ置いていったものと伝えられています。「周防国富田保 上野八幡宮 明応七年」の銘が刻まれ、加古川市の指定文化財となっています。

本堂に入れば、天井に施された鮮やかなピンク色の照明が目に留まります。これは“花の寺”にちなみ、ハスの花を象徴したもの。花と祈りが響き合う、円照寺らしい趣のある空間です。
色とりどりのアジサイに、秀吉ゆかりの梵鐘、ハスを映す天井。花と歴史の両方を一度に味わえるのが、円照寺の魅力です。大阪・神戸からのアクセスもよく、見ごろは7月5日頃まで。梅雨の晴れ間に出かける一日の行き先として覚えておきたいお寺です。
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