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ひと足早い熱海の夏。海開き・こがし祭り・海上花火と、南熱海で過ごす大人のゆったり夏旅 / 静岡県熱海市

海開きに夏祭り、そして夜空を彩る花火大会。本格的な夏の賑わいが始まる前の7月の熱海は、ゆったりと旅を楽しむのに最適な季節です。特に落ち着いた時間が流れる南熱海エリアは、上質な夏休みを過ごしたい大人にぴったりの場所。イベントを満喫した後に、喧騒を離れて心安らぐ時間を過ごす、特別な夏の1日をご案内します。

2026年7月の熱海を彩る、注目のイベント情報

7月の熱海では、夏本番を告げるイベントが続々と開催されます。歴史ある祭りから、恒例の海上花火大会まで、旅の目的になる催しが目白押しです。

◆3つの海水浴場で海開き

©熱海市観光協会

7月11日(土)、熱海サンビーチ、長浜海水浴場、網代温泉海水浴場の3カ所で海開きが行われます。熱海サンビーチには海上アスレチックが登場し、アクティブに楽しみたい方に人気です。ファミリーには、海の家やフードコートが充実した長浜海水浴場が過ごしやすいでしょう。遠浅で波が穏やかな網代温泉海水浴場は、静かに過ごしたい方におすすめです。

熱海市内3海水浴場 海水浴場開き

©熱海市観光協会

熱海サンビーチに登場する「熱海サンビーチウォーターパーク」は、シーソーやトランポリン、滑り台、クライミングなど約30種類のエア遊具を備えた、約30m四方の海上アスレチック。小学生から大人まで遊べます。完全入替制で、料金は1時間2,000円(小中学生1,500円、小学生未満は利用不可)です。

熱海サンビーチウォーターパーク

◆來宮神社例大祭と、熱気を帯びる山車コンクール

©熱海市観光協会

7月14日(火)から16日(木)にかけては、來宮神社の例大祭、通称「こがし祭り」が斎行されます。静岡県の無形民俗文化財「來宮神社 鹿島踊」の奉納や宮神輿渡御など、見どころの多い伝統の祭りです。15日・16日には、国道135号を舞台に「山車コンクール」も開催。木彫りや装飾が施された約20基の山車や神輿が街を繰り出す様子は、熱海の夏の風物詩です。

來宮神社例大祭(こがし祭り)

熱海こがし祭り 第58回山車コンクール

◆夜空の競演、熱海名物の海上花火大会

©熱海市観光協会

1952(昭和27)年から続く「熱海海上花火大会」は、7月20日(月祝)と26日(日)に開催。三方を山に囲まれた熱海湾の地形が音を反響させ、迫力あるサウンドを楽しめるのが特徴です。フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」は、瞬きを忘れるほどの美しさ。その他、伊豆山港での「伊豆山温泉海上花火大会」(7月24日)、遠州新居の手筒花火との競演が見られる「伊豆湯河原温泉納涼花火大会」(7月25日)も、夏の夜を鮮やかに彩ります。

熱海海上花火大会

伊豆山温泉海上花火大会

伊豆湯河原温泉納涼花火大会

喧騒を離れて過ごす。南熱海で楽しむ「大人の夏休み」

イベントの賑わいから少し離れ、南熱海エリアへ。ここでは、心穏やかな大人のための上質な時間が流れています。

◆ビーチでのんびりと過ごす昼下がり

約400mにわたり砂浜が続く「長浜海水浴場」は、波が静かでゆったり過ごせるビーチです。海の家やフードコートが充実し、SUP体験で海上散歩を楽しんだり、カフェでランチを味わったりと、思い思いの時間を満喫できます。ビーチ沿いの「Oceanfront Sports Cafe TOPANGA」は、目の前に相模湾が広がる絶好のロケーション。50種類以上のスムージーと15種類のホットサンドがそろい、ミルクを豆乳に替えるなどのカスタマイズやテイクアウトにも対応します。

長浜海水浴場

Oceanfront Sports Cafe TOPANGA

◆古民家の日帰り温泉で、珍しい「酵素風呂」を体験

山あいにある古民家造りの日帰り温泉「妙樂湯」では、名物の「酵素風呂」を体験できます。米ぬかに杉やヒノキのおがくずを混ぜ、微生物の発酵熱(約60℃)で全身を温める温浴法。専用の酵素着を着て15分ほど身をうずめれば、じんわりと汗がにじみます。岩造りの露天風呂も備え、川のせせらぎを聞きながらの湯浴みも楽しめます。

日帰り温泉 妙樂湯

◆歴史と文化に触れる、由緒ある宿

網代の高台に佇む「ホテル松風苑」は、pH9.5の高アルカリ性を誇る自家源泉の宿。メタケイ酸も豊富な「美肌の湯」として知られ、飲泉もできます。鮑の入った海鮮温泉蒸しなど料理にも温泉を使い、夏季は屋外プールも利用可能。約四千坪の庭園は、日本赤十字社初代社長・佐野常民伯爵の別荘だった当時の面影を残す名園です。網代駅から徒歩3分の「#石田節子」は、着物スタイリスト・石田節子さんが手がけた女性限定の宿。源泉掛け流しの湯に、東京友禅作家の作品を用いた壁紙やなぐり加工の床と、細部まで美意識が行き届いています。着物好きには2泊3日の着付けプランもあり、向かいの呉服店や隣接するカフェ「hanbi」もあわせて楽しめます。

熱海網代温泉 源泉の宿 ホテル松風苑

海と温泉の宿 #石田節子

◆例大祭に合わせて奉納される「鹿島踊」

南熱海では、例大祭に合わせて伝統芸能「鹿島踊」が奉納されます。悪疫退散や集落の守護を祈る芸能で、「東伊豆地方の鹿島踊」として国の無形民俗文化財に指定されています。白装束の踊り手数十人に太鼓が加わる奉納は、阿治古神社で7月19日(日)・20日(月祝)、多賀神社で7月28日(火)・29日(水)に行われます。年に一度の機会に、地域に受け継がれてきた文化に触れられます。

鹿島踊(国指定無形民俗文化財)

◆夜の楽しみは、静かなバーと月あかりの海

夜は、隈研吾氏設計のカフェがバータイム営業となる「BAR COEDA」で、特別な一杯を。ACAO FORESTの丘の上から夜景を眺めながら、熱海産の橙や園内で採れた「熱海檸檬」を使ったカクテルを味わう時間は、思い出に残るひとときになるでしょう。海面を照らす月が描く幻想的なムーンロードを眺めるのもこの場所ならでは。また、長浜海水浴場では期間中、夜間に手持ち花火を楽しめる「花火広場」も開設。波音をBGMに、旅の終わりを静かに彩るのも一興です。

BAR COEDA(COEDA HOUSE)

海開きに祭り、花火と、7月の熱海は夏の楽しみが一度に動き出します。本格的な混雑を迎える前のこの時期に、賑わいの街なかと、静かに時間の流れる南熱海を組み合わせてみる。都心から日帰りもできる距離なので、夏のはじまりの一日を熱海で過ごしてみてはいかがでしょうか。

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