【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
首都圏からのアクセスもいい軽井沢は、誰もがリフレッシュできる観光地です。中山道の十八番目の宿場だった軽井沢は、明治時代に外国人宣教師が別荘を建てたことをきっかけに日本を代表する避暑地になりました。緑豊かな林の中にある古い教会や中山道の宿場町だった追分宿など歴史感じるスポットや、四季折々の自然が湖面に映る雲場池や絶景が楽しめる碓氷峠見晴台など自然を満喫できる景勝地もあります。個性豊かな美術館も多く、世代や目的を問わず充実した観光が楽しめます。
今回は、避暑地軽井沢でおすすめの観光スポットを20ヶ所紹介します。外せない定番から最新のショッピングスポットまで、カップルや家族での旅行など目的に合わせた観光名所も紹介します。軽井沢観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
軽井沢第1号の別荘として、宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーが明治21(1888)年に建てた建物を移築復元した記念館です。和風の建物を北米のコロニアル風に改築した2階建ての記念館は、開館時間中は自由に入ることが可能です。内部には当時の写真のほか、古いベッドや冷蔵庫なども展示されていて、当時の暮らしに思いを馳せることができます。
同じ敷地内に軽井沢最古の教会、軽井沢ショー記念礼拝堂があって、現在も日曜日には礼拝が行われます。記念館と礼拝堂は、カラマツ林の中に立っていて、軽井沢らしい雰囲気を味わうことができます。
かつて渡りの途中に白鳥が羽を休めることから「スワンレイク」とも呼ばれる静かな池です。周囲は森に囲まれていて、水面には初夏には新緑、秋には紅葉と四季折々の自然が映り込む景勝地です。雲場池周辺は約1キロメートルの散策路となっていて、のんびり歩くと20分ほどで一周できます。軽井沢の美しい自然を目にしながら散歩するのにうってつけの場所です。
池の水は、上流にあるホテルの敷地内から湧き出ています。水源は、「御膳水」と呼ばれます。昔から水質がよく量も豊富なため、軽井沢宿を訪れた大名たちも使用したことからそう呼ばれるようになりました
旧軽井沢のメインストリートとして有名な旧軽井沢銀座通りは、その長さ約750メートル。江戸時代には宿場町、明治以降には避暑地の社交場として栄えました。通りの両側には、老舗ベーカリーやコーヒーショップ、ジャムやスイーツ、木彫などの雑貨を販売する土産店などが並び、観光客や別荘を訪れた人たちで賑わいます。ソフトクリームやジェラートのお店、おせんべい屋さんやコロッケ屋さんなどテイクアウトして食べたいグルメも豊富で、歩いているだけでリゾートらしい気分が味わえます。
旧軽井沢銀座通りを歩いていると、軽井沢観光会館が目に入ります。木造のクラシックな外観の建物は、観光情報が提供されているほか休憩も可能です。
白糸の滝は、浅間山の伏流水が高さ3メートル、幅70メートルの湾曲した岩壁から糸のように細く流れ落ちる美しい滝です。その名前の通り、滝は絹糸のカーテンのように幾重にも広がり、清涼感に満ちた風景を楽しめます。伏流水が源のため、季節や天候に左右されず一年を通じて一定の水量を保っているのも特徴です。
周辺は苔や木々の緑に囲まていて、清涼感ただようヒーリング効果は抜群。滝のそばまで歩いて近づくこともできるのでそのダイナミックさも味わえます。春から夏にかけては新緑が彩りを添え、秋には鮮やかな紅葉が楽しめるほか、夏の夜、年末年始にライトアップイベントが行われ、幻想的な光景が広がります。
丘の上にある、三角屋根が特徴的な軽井沢高原教会は、大正10(1921)年に「芸術自由教育講習会」を原点として誕生しました。詩人の北原白秋、作家の島崎藤村、伝道者の内村鑑三ら多くの文化人が、この場所に集って語り合い、特に内村鑑三は、この場所を「星野遊学堂」と名付け、教育と遊びを通じた成長を願いました。誰もが自由に集い語り合う精神は今も受け継がれ、軽井沢高原教会として親しまれる現在も「星野遊学堂」の名が入り口に掲げられています。
教会とその隣に佇む牧師館は、誰でも訪れることが可能です。教会では結婚式が多く行われていて、観光で訪れた人たちも結婚式を終えたばかりのカップルに祝福の声をかける姿が見られます。
トンボの湯は、軽井沢の名湯「星野温泉」の歴史を引き継ぐ日帰り温泉施設です。1915年に開湯した星野温泉は、避暑地軽井沢の温泉として多くの文化人に愛され、北原白秋や与謝野晶子もその湯に癒されました。
源泉から湧き出るお湯は毎分400リットルと豊富な湯量も自慢で、全ての浴槽に「源泉かけ流し」を採用。柔らかな湯が「美肌の湯」として親しまれています。内湯、露天風呂どちらも、周囲の樹林と一体感のある空間に作られていて、自然に包まれるような心地よい時間が過ごせます。
さらに、秋のりんご湯や冬至のゆず湯など、季節湯も開催されています。
万平ホテルは、軽井沢を代表するクラシックホテルです。明治27(1894)年に創業者・佐藤万平が旧中山道軽井沢宿の旅籠「亀屋」を外国人に向けたホテルとして再出発させました。西洋のホスピタリティを取り入れ、ジョン・レノンや三島由紀夫といった著名人にも愛された歴史を持ちます。創業から130周年を迎えた2024年には大改修も行われました。
複数ある建物のうち、昭和11(1936)年に完成したアルプス館は、登録有形文化財に登録されています。重厚感のあるロビー、美しく煌めくステンドグラス、歴史を感じるアートの数々を見ることができます。カフェテラスでは、レノンが愛した伝統のアップルパイや、彼のレシピを元にしたロイヤルミルクティーが人気です。
熊野皇大神社は、日本武尊が建立したと伝わる古社です。標高1200mの碓氷峠頂上に位置し、長野県と群馬県にまたがる全国でも珍しい神社です。境内の中心が県境となっており、長野県側は「熊野皇大神社」、群馬県側は「熊野神社」としてそれぞれ独立した宗教法人を持ち、お賽銭箱も2つあります。
御神木のしなの木は樹齢1000年以上で縁結びや開運のご利益があるとして参拝者の信仰を集めています。 しなの木は葉がハート型をしていますが、さらにこの御神木の前にあるハート型の石の上に立つと木の幹にあるかわいいハート型の穴が見えます。実は熊野皇大神社の境内にはこのほかにもいくつかハートがあります。境内を歩きながら探してみましょう。
旧碓氷峠見晴台は、長野県と群馬県の県境に位置する絶景スポットです。かつて外国人の避暑客が、旧碓氷峠見晴台から見る夕陽の美しさに「サンセットポイント」と呼んだとか。浅間山、妙義連峰、遠くには八ヶ岳、晴天時には富士山や南アルプスまで一望できます。条件が整えば雲海が眼下に広がります。 素晴らしい眺望の中、夏には新緑、秋には紅葉、冬は美しい雪景色が楽しめ、風景写真撮影の愛好家にも愛されています。
碓氷峠見晴台までは旧軽井沢から約4キロメートルの旧碓氷峠遊覧歩道が設置されており、ハイキングコースとしても人気です。雑木林のあいだをゆく山道では、軽井沢の自然の息吹を感じることができます。遊覧歩道沿いには、名物の力餅が味わえる茶屋が営業しています。
軽井沢千住博美術館は、世界的に活躍する日本画家・千住博の作品と自然が調和する特別な美術館です。館内では、千住氏が自ら選ぶ初期から近年の重要な作品約40点を展示。建築は、西沢立衛氏が手がけました。自然光が降り注ぐ明るく開放的な空間が特徴で、作品が持つ壮大な世界観や軽井沢の豊かな自然と調和して独特の美空間を創り出しています。
敷地内には、150種類以上の草花が四季折々の彩りを見せる「カラーリーフガーデン」が広がり、訪れる人々を楽しませます。また、軽井沢の老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」によるカフェも併設され、パンやドリンクをお供に休憩しながら、作品の余韻を楽しめます。
軽井沢・プリンスショッピングプラザは、約240店舗を有する国内最大級のリゾート型ショッピングモールです。豊かな自然に囲まれた広大な敷地には、ラグジュアリーブランドからスポーツブランド、生活雑貨や軽井沢のお土産を売る店など多彩なショップが揃っています。もちろん施設内にはレストランやフードコートもあるのでまる1日過ごしても飽きることはありません。周辺にはホテルやスキー場もあり、観光と買い物を同時に楽しめるのが特徴です。
訪問者には別荘滞在者や外国人も多く、洗練された雰囲気も人気。ペットを連れて訪れる人も少なくありません。
各エリアを巡るバスも運行しており、快適なショッピングをサポートします。JR軽井沢駅南口に直結しているので、北陸新幹線で軽井沢を訪れたら、到着後すぐ、また帰る直前までショッピングを満喫できます。
軽井沢レイクガーデンは、美しい湖を中心にしたナチュラルガーデンで、四季折々の自然が楽しめます。広大な敷地には8つのエリアがあり、特に6~7月には400種以上のバラが咲き誇り、園内にいい香りが漂います。夏には睡蓮や水辺の花が見頃を迎え、秋には紅葉が庭園を彩ります。
敷地内には英国のマナ-ハウス(貴族の荘園内邸宅)を思わせるホテルやレストランもあり、優雅な時間を過ごせるほか、ショップではガーデングッズやバラ苗、季節の花々を購入可能。心癒される自然と英国風ティータイムが楽しめる、大人のための憩いの場所です。
ピッキオは、星野エリアにある施設。名前は「キツツキ」を意味するイタリア語に由来します。森の価値を広め、未来にその豊かさを残すことを目指し、多様な動植物との共存を提案しています。代表的なツアー、「野鳥の森ネイチャーウォッチング」では、「軽井沢野鳥の森」を歩きながら、四季折々の旬の生き物を観察します。歩行距離は2キロメートル弱。小さな子どもから高齢者まで参加可能なツアーで、同行するガイドもやさしく説明してくれます。
ツアーに参加しなくても、森の散策は自由です。クマよけの鈴は無料でレンタルされています。施設内には池に面したカフェもあります。
追分宿は、江戸時代に中山道と北国街道が交差する分岐点として栄えた宿場町です。宿場町の面影を残す史跡や茶屋、神社などが点在し、当時の雰囲気を感じながら散策できます。軽井沢から車で約15分とアクセスも良く、混雑が少ないため、ゆったり観光できる穴場です。
周辺には「中山道69次資料館」や「追分宿郷土館」といった歴史を学べる施設、文学者・堀辰雄に関する記念館もあります。また、点在する古書店や骨董屋、カフェなども見どころです。史跡や古い建物を生かしたお店を巡って、昔の宿場町に思いをはせると落ち着いた時間を楽しめます。
軽井沢タリアセンは、塩沢湖を中心とした複合施設です。湖では手漕ぎやペダルボートなどのアクティビティを楽しめ、湖畔にはパターゴルフやゴーカートのコースもあります。自然の中で体を動かしながら心身ともにリフレッシュできる場所です。湖畔の美しい景色はロマンチックな雰囲気もあり、デートにぴったりです。
施設内にはフランスの画家レイモン・ペイネの作品を展示する「ペイネ美術館」、昭和初期の優れた別荘建築として知られる「睡鳩荘」、堀辰雄、室生犀星など軽井沢にゆかりがある近代文学者の資料を展示する「軽井沢高原文庫」もあります。美しい軽井沢の大自然と共に、アクティビティ、文学、絵画などの文化遺産にも触れるなど、さまざまな楽しみ方ができます。
ハルニレテラスは、「軽井沢の日常」をコンセプトにした軽井沢の星野エリアにある小さな街です。自然あふれる敷地内に個性あふれる店舗が集まっています。湯川のせせらぎや木漏れ日の中、ウッドデッキでつながれたカフェやレストラン、ショップが点在し、散策するだけでも心癒される時間が過ごせます。
インテリアショップやジュエリー工房など、新しい暮らしに向けた特別な選択にふさわしいお店も充実。忙しい日常から離れ、自然の中でゆっくり思い出深いショッピングや食事が楽しめます。
チャーチストリート軽井沢は、「軽井沢を代表する教会の1つである聖パウロ教会への道」という意味をつけた旧軽井沢のシンボル的なショッピングモールです。ファッションや雑貨、ワインやチョコレート、アーティストによる作品を扱う店など、世代や性別を問わず楽しめる多彩な店舗が並んでいます。山の恵みを活かしたイタリアンレストランや、落ち着く雰囲気の店内でスイーツが楽しめるカフェも人気です。
音楽イベントや、ハロウィンやクリスマスイルミネーションといった季節ごとのイベントも開催されて賑わいます。2階には「HOTEL KARUIZAWA CROSS」があり旧軽井沢の真ん中で宿泊も可能。隣接する聖パウロ教会の鐘の音が響く中、訪れる人々に軽井沢らしい穏やかな時間を届けます。
軽井沢絵本の森美術館は、欧米の絵本を中心に、貴重な原画や初版本を展示する絵本専門の美術館です。森の中に3つの展示館と図書館が点在していて、建物を巡るだけでも森の散歩が楽しめます。常設展示のひとつでは、子どもたちに人気の「ピーターラビット™」の作品世界を深く読み解ける内容が準備され、図書館には約1500冊の絵本があり、大人も童心に戻ってノスタルジックな絵本の世界を堪能できます。
英国人ランドスケープデザイナー、ポール・スミザーが手掛けた「ピクチャレスク・ガーデン」は、四季折々の花々が咲いた自然の中で非日常の時間も味わえます。
軽井沢ガーデンファームは、標高1000メートルの自然豊かな環境で一年中いちご狩りを楽しめる農園です。浅間山の美しい景色を望む発地(ほっち)地区に位置し、JR軽井沢駅から車で約15分とアクセスも抜群。涼しい気候と綺麗な水に恵まれた環境で育ったいちごは、甘みと酸味のバランスが絶妙です。
ファームでは、「紅ほっぺ」「真紅の美鈴(黒いちご)」「真珠姫(白いちご)」など、さまざまな種類のいちごを栽培し、季節に応じたいちごが実っています。屈まずに作業ができるように、宙に浮かせて高い位置で栽培する高設栽培を採用しているため、小さな子どもでも簡単に摘み取れ、全天候型ハウスで雨の日でも快適にいちご狩りが楽しめます。お土産には自家製ジャムもおすすめです。
軽井沢おもちゃ王国は群馬県嬬恋村にある家族向けテーマパークです。「見て、触れて、体験する」をコンセプトに、屋内外の多彩なアクティビティが楽しめます。
屋内には「トミカ」「プラレール」や「リカちゃん」などの子どもたちに人気のおもちゃ部屋があり、雨の日でも安心。アトラクションエリアでは観覧車や電車型の乗り物も楽しめます。さらに、広大なアスレチック「大冒険の森」や渓流釣りといった自然体験も充実。夏季には水遊びや魚のつかみ取りも可能です。子どもたちの好奇心を育てる、他ではなかなか経験できない遊び方が用意されています。
隣接するホテルもあり、小さな子どものいる家族での旅行に最適なスポットです。
軽井沢には、風光明媚な自然を堪能できるスポットや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、江戸時代、明治時代から続く軽井沢の歴史を感じられるスポットなど、魅力的な観光名所がたくさんあります。今回紹介したのは、軽井沢の観光名所のなかでも特におすすめのスポットです。軽井沢へのおでかけや旅行の際に、観光する場所に迷った場合はぜひ本記事を参考にして、素敵な想い出を作ってくださいね。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2024年10月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
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