黒い見た目がインパクト大!瀬戸内・牛窓の洋食店の名物メニュー、えびめしは岡山のソウルフード
2023.08.12
岡山県瀬戸内市の牛窓(うしまど)は、日本のエーゲ海と呼ばれる美しい海のそば。その牛窓にある洋食店『キッチンかいぞく』の名物は、岡山を代表するB級グルメ、えびめしです。えびめしは、黒いご飯にエビがたっぷり入った炒めピラフで、地元岡山の人はもちろん、観光客にも愛されています。
【コレうまポイント】
①えびめしの黒さはカラメル由来。あっさりした味で見た目とギャップあり!
②『キッチンかいぞく』もうひとつの名物、オーブンで煮込むカレー
③どちらも食べたいという欲望に応えたえびめしカレーが自宅でも
【コレうまポイント①】えびめしの黒さはカラメル由来。あっさりした味で見た目とギャップあり!
黒い見た目でインパクトがある岡山のソウルフード、えびめし。1979年から瀬戸内市牛窓で営業する洋食店『キッチンかいぞく』も、エビがたっぷり入ったえびめしが名物で、お昼時には行列ができます。
えびめしの発祥は東京・渋谷のカレー店です。『キッチンかいぞく』の店主、中山徹さんは渋谷の店から味を受け継いだ岡山のお店で修行して独立。黒い色はそのままに、味付けをあっさりさせ、具はたっぷりのえびと玉ねぎだけというシンプルなえびめしを提供しています。
黒色の正体は、カラメルソース、ケチャップ、カレー粉を混ぜたソースです。カラメルの苦さや甘さはなく、ケチャップとカレー粉が味の主体でやさしく懐かしい味わいです。お店を訪ねた東アナもインパクトのある見た目とマイルドな味のギャップに驚いていました。お店では細かくしたゆで卵がのっているので、ご自宅でもゆで卵を添えて彩りよく召し上がってみては?
【コレうまポイント②】『キッチンかいぞく』もうひとつの名物、オーブンで煮込むカレー
『キッチンかいぞく』ではカレーも人気メニューです。「難しい材料は入っていません。日本人の口にあうオーソドックスなカレーです」と店主の中山徹さんは言います。カレー粉と玉ねぎをしっかり炒めて、にんじんやリンゴジュースも加えて煮込んだ後、鍋のままオーブンへ。煮込み時間は合計3~4時間。洋食屋さんらしい本格的な作り方です。
甘味、酸味としっかりしたコクにスパイシーさ、素材を焦がしたような苦味もどこか懐かしく、癖になる味わいです。ごろっと大きな角切り豚肉も柔らか。豚肉以外の具材はカレーソースに溶けて、どろりとしていて、食べ応えも申し分ありません。
【コレうまポイント③】どちらも食べたいという欲望に応えたえびめしカレーが自宅でも
『キッチンかいぞく』のえびめしは、見た目よりもあっさりしているのが特徴です。そしてカレーの美味しさは食べたことがある人なら誰もが知っています。あるとき、息子の宏二さんの友人が、えびめしにカレーをかけて食べたいとリクエスト。それ以来、『キッチンかいぞく』では、2つの看板メニューを合わせた、えびめしカレーが名物に仲間入りして評判になりました。このメニューをアレンジしたものが、『キッチンかいぞく』監修として、地域限定でコンビニエンスストアのお弁当になったことまであります。
今回はえびめしとカレーがセットで販売されます。つまり、ご自宅でもエビめしカレーを食べられるというわけです。
『キッチンかいぞく』では、お取り寄せ用のえびめしとカレーを2023年4月から準備を始めて、完成したばかり。旅サラダマルシェでのお取り寄せが本格デビューとなります。えびめしもカレーも冷凍されて届きます。容器に入ったえびめしは電子レンジで温めて、パック入りのカレーは湯煎で温めれば食べられます。なお、えびめしは温めた後フライパンで軽く炒めるとさらに美味しくなりますよ。
海辺の町にある洋食店が作るソウルフード。ご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか?